大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(58 ) ~ えっ、そうなの! ~

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ウォーキングの道筋の途中にある溜池。一時、水鳥がいなくなっていたが、最近「オシドリ(鴛鴦)」や「カモ(鴨)」、「ダイサギ(大鷺)」などが、嬉しいことに戻ってきたようである。写真ではすこし分かりにくいが、「鴛鴦」の番(つがい)が、ゆっくりと泳いでいた。漢字標記は「鴛」がオス、「鴦」がメスを指すという。また「オシドリ」は、都道府県により、レッドリストの指定を受けていて、兵庫県では、環境省の準絶滅危惧に相当する「ランクC」の指定を受けている。

人も羨むほど仲が良い夫婦を「おしどり夫婦」と呼ぶが、Wikipediaによると、鳥類の「オシドリ」は、実際は冬ごとに毎年パートナーを替えるし、抱卵はメスのみが行い、育雛も夫婦で協力することはなく、オスは子育てもしないという。「えっ!!」と驚く衝撃の事実を知ってしまった。「おしどり夫婦」と言われている夫婦も、その実態は意外なものかも知れない。

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今宵のお久しぶり女性シンガーは、「ヒンダ・ホフマン/Hinda Hoffman」。このアルバムを人から紹介されるまでは、全く知らなかった歌手。アルバムは、スタンダード曲がタイトルになっている、「Moon and Sand」(2000)。そしてこの歌手を知ってからその後も、デビュー・アルバムの「You Are There」(1998)と、この2ndアルバムのセルフ・プロデュースした2枚以外に新しいアルバムが出たという情報もないし、このアルバムの紹介や評価を目にしたこともないというくらいレアというか、知られていないというか、そんな歌手とアルバムである。

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彼女についての情報はほとんどないのであるが、調べてわかったことは、この歌手ちょと変わっていて、プロ歌手としての活動を始めたのが、40歳近くであったという、まさに遅咲きも遅咲きのキャリアの持ち主。しかし、幼い頃から歌うことが好きで、「ナンシー・ウィルソン/Nancy Wilson」のレコードなどに親しんでいたが、12歳の時、PTAの会で歌うことを依頼されたとき、極端な「あがり症」(英語でStage Frightということを初めて知った)に陥ってしまい、それ以後、二度と人前で歌うことができなくなってしまったという。しかし、一念発起、1988年にジャズ・スクールのボーカル・クラスを受講し、その後勇気を振り絞って「あがり症」を克服し、ジャム・セッションに参加するようにまでなった。やがて、プロ活動の道が開け、現在は、ギターとベースとボーカルという変則的なトリオを組み、シカゴを中心としたローカルな地域で歌手活動を行っているという。

聴いてみると、昨今主流の「Jazzy,Not Jazz」というスタイルではない。2000年のアルバムながら、最近はあまり聞いたことがないような、かっての良き時代の歌唱法をモダンにしたという感じか。「シェイラ・ジョーダン/Sheila Jordan」をリスペクトしているというから、わかるような気もする。遅咲きの40歳ころのデビューというから、現在は60歳くらいか。しかも、全く無名。アルバムはピアノ・トリオをバックにスウィング、我々シニア・ジャズ・ファンにとってはすっと体に馴染んでくる唱法。いや、こういう人好きですね。


Moon & Sand

Hinda Hoffman / CD Baby



アルバムからのアップは見当たりませんでしたが、アルバムにも収録されている「Comes Love」をシカゴのクラブのライブで ・・・。パーソネルは、「Hinda Hoffman(vocals)」、「Mike Allemana(guitar)」、「Doug Hayes(bass)」。

「Comes Love - Hinda Hoffman Trio」

          

アルバムには収録されていないが、ご存知「エスターテ」を ・・・。

「Estate - Hinda Hoffman Trio」

          
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by knakano0311 | 2015-01-07 10:27 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)
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Commented by reikogogogo at 2015-01-07 22:58
「おしどり夫婦」って私も勘違いしていました。
知って良かった、見かけだけで、きめられない、使えない言葉ですね。
Commented by knakano0311 at 2015-01-07 23:07
reikogogogo さん   びっくりですね。おしゃるように、鴛鴦の実態を知ってしまうと、今後は使うのをはばかるようになるかもしれません。
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