大屋地爵士のJAZZYな生活

日一日と ・・・

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「猫の目天気」。それに伴う「ジグザグ気温」。私のテンションもあがったり、下がったり ・・・。日当たりの悪い我が家の狭い庭の鉢にも、間違いなく春の気配が濃厚になってきた。大阪の桜の開花は3月26日、満開は4月4日ころらしい。しかし、来週また法事でゆく故郷松本は、きっとまだ冬の最中だろう。

今日のようなポカポカ陽気の日には軽快なボッサを聴くのがいい ・・・。そこで選んだのは、「アストラッド・ジルベルト/Astrud Gilberto」。1960年代の中頃、ボサノバ・ブームに乗って彗星のように現れた歌手。我が最初のミューズでもあった。

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「アストラッド・ジルベルト」は、ブラジル出身のボサノヴァ・ジャズ、ポピュラー音楽の歌手。1940年、ブラジル・バイーア州で、ブラジル人の母とドイツ人の父親の間に生まれ、リオ・デ・ジャネイロで育ったという。1959年に、その後離婚することになったが、あの「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」と結婚したことでも知られている。彼らは1963年に、アメリカに移住し、アルバム、「ゲッツ/ジルベルト(Getz/Gilberto)」で、「ジョアン・ジルベルト」、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」と共演した。そのときまで彼女はプロの歌手として歌ったことはなかったが、キッチンか何かで、鼻歌を口ずさんでいるのを、夫のジョアンがきいて、「これはいける」というんで、プロデューサーの「クリード・テイラー/Creed Taylor」に推薦し、彼女が英語で歌う「イパネマの娘」がレコーディングされ、これがアメリカを中心に大ヒットする。これがボサノバ・ブームの発端である。そんなことが、当時のライナーノーツにかいてあったような気がします。

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「イパネマの娘」の大成功により、彼女は一躍ジャズスターとなり、その後すぐにソロ・デビューする。彼女はブラジルのボサノヴァと、アメリカのジャズ・スタンダードの架け橋的な役割を果たしたが、前述のようなキャリアのため、ブラジル国内ではほとんど実績を残していないし、評価もあまりされていないようだ。

日本でも、「The Astrud Gilberto Album/邦題:おいしい水」(1965年)、「The Shadow of Your Smile(邦題:いそしぎ」(1965年)と立て続けにアルバムをリリースし、瞬く間にボサノバのミューズとなっていった。それから20年ほどたって、たまたまNYに出張した折、彼女が確か「Fat Tuesday」というJazzクラブに出演して、小躍りしてクラブへ出かけたことを覚えている。さすがに容姿は昔のジャケットどおりとは行かなかったが、十分に我が初恋のミューズとよぶにふさわしい彼女であった。(参照拙ブログ『第4回 二人の「A」』

日一日と春めいていく ・・・。「アストラッド・ジルベルト」の「Day By Day (日一日と)」を聴いてみましょうか。アルバムは、「いそしぎ」。

いそしぎ

アストラッド・ジルベルト / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Day By Day (日一日と)」 作詞・作曲;Sammy Cahn/Axel Stordahl/Paul Weston

「♪  日一日と
   君との恋にだんだん深く落ちていく
   日一日と
   僕の愛は育ってきている   
   果てがないほど深い僕の愛は
   もうどんな海よりも深くなっている

   日がたつにつれわかってきた
   君は僕の夢全てを実現してくれると
   何があろうとも知っておいて欲しい
   僕は君だけのもの、ずっと愛していることを
   これから一緒に何年も過ごしたとしても  ♪ 」


「Astrud Gilberto - Day by day」

          

そしてこれも春らしい曲、「アンド・ローゼズ・アンド・ローゼズ/And Roses and Roses」。こちらは、最初のアルバム、「おいしい水」に収録。

おいしい水

アストラッド・ジルベルト / ユニバーサル ミュージック



「Astrud Gilberto - And Roses and Roses」

          

「春の如く」。こんな歌唱もありましたね。まあ鼻歌といってしまえばそれまでで、今聴くとお世辞にもうまいとは言えないが、初めて聴いた当時は、とても新鮮で、我が最初のミューズになるのにそう時間はかからなかった。

ゲッツ/ジルベルト#2+5

ジョアン・ジルベルト スタン・ゲッツ / ポリドール



「Astrud Gilberto - It Might as Well Be Spring」

          
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by knakano0311 | 2015-03-07 15:52 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Pianotriomanzai at 2015-03-08 07:35 x
大屋地爵士、こんにちわ
あの頃のボサノバは本当に新鮮でしたね。ちょうどジャズの息抜き、浮気には持って来いでした。
信州はまだまだ冬ですね。気を付けてお出かけください。
Commented by knakano0311 at 2015-03-08 11:21
Pianotriomanzaiさん こんにちは。こちらはポカポカ陽気で部屋の窓を開け放って新鮮な空気を入れています。ちょっと閉鎖的で重苦しいジャズ喫茶の中でボサノバがたまにかかるとホッとしたものです。
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