大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(64) ~ ちょっと早いんじゃない ~

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いつものウォーキングの道筋で見かけた花。なんとも鮮やかな色である。花の芯のところに網目状の模様があるので、「アヤメ(菖蒲)」でしょうか。しかし、「アヤメ」の開花時期は、一般的には5月の上旬。それにしても少し早いなと思う。多分、同じアヤメ科アヤメ属ですが、南ヨーロッパおよび地中海沿岸が原産の園芸種の「アイリス」ではないだろうか。いずれにしても、この鮮やかな色は目を楽しませてくれる。

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さて、今宵のホーンは「バルネ・ウィラン/Barney Wilen」。フランスのジャズ・テナー・サックス、ソプラノ・サックス奏者、作曲家。なんともお久しぶりで懐かしい御仁である。

1937年、フランス・ニース生れ。「バルネ・ウィラン」といえば、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」に見出されたことでも有名である。50年代後半、単身渡仏中の「マイルス・デイヴィス」に認められ、1958年公開の映画、「ルイ・マル/Louis Malle」監督の「死刑台のエレベーター/Ascenseur pour l'Échafaud 」のサントラに抜擢された。その後、映画音楽として、ジャズを取り入れられたヌーベル・バーグ映画、「殺られる」、「彼奴らを殺せ」の音楽に参加、「危険な関係」では、サウンド・トラックの作曲を「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」と共にした。フランスを代表するモダン・ジャズ・テナーながら、1996年5月、59歳の若さでパリで逝去してしまった。

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「懐かしい!」と思わず言ってしまったのは、それらの映画は、私がジャズに夢中になっていく原因の一つともなった映画である。(参照拙ブログ「我が青春のジャズ・グラフィティ(2) ~最初は映画から始まった~」

「男と女」、「死刑台のエレベーター」、「シェルブールの雨傘」、「黒いオルフェ」などのフランス映画、もしくはフランスに関係が深い映画の名曲を、少し泣きの入った哀愁のテナー・サックスであるが、ジャズのグルーヴ感とパリの薫りで包みこんで仕立て上げたアルバムが、「ふらんす物語」(1989年録音)。「マル・ウォルドロン・クァルテット/Mal Waldron Quartet」も見事にヨーロッパの雰囲気を出している。

ふらんす物語

バルネ・ウィラン&マル・ウォルドロン・クァルテット / ポニーキャニオン



「ふらんす物語」から、お馴染み「シェルブールの雨傘/I'll Wait For You」、「黒いオルフェ」、「死刑台のエレベーター」を ・・・。

「Barney Wilen - Les Paraplues de Cherbourg」

          


「Barney Wilen with Mal Waldron - Black Orpheus」


          

「Barney Wilen & Mal Waldron Quartet - 死刑台のエレベーター」

          

そして、スタンダード集は、「ニューヨーク・ロマンス/New York Romance」。「バルネ・ウィラン」はソプラノ、テナー、バリトンを曲に応じて持ちかえて演奏している。パーソネルは、「バルネ・ウィラン(ss ts bs)」、「ケニー・バロン/Kenny Barron (p)」、「アイラ・コールマン/Ira Coleman (b)」、「ルイス・ナッシュ/Lewis Nash (ds)」。

ニューヨーク・ロマンス

バルネ・ウィラン・カルテット / ヴィーナス・レコード



「ルー・ドナルドソン/Lou Donaldson」でお馴染みのの「ブルース・ウォーク」を。

「Barney Wilen - Blues Walk」

          
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by knakano0311 | 2015-03-24 10:00 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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