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大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌 (91) ~ パリの四月 ~

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「四月の想い出/I'll Remember April」なんて有名なスタンダード曲があるが、私の「四月の想い出」の一つは、2007年の4月の妻とのフィレンツエ、パリ旅行であろうか。この月は旅行、出張が多く、わが街、川西の桜を皮切りに、フィレンツエの桜、パリの桜、信州松本の桜、北京の桜、最後に再びわが街の八重桜と桜を追って過ごした一ヶ月であった。写真上はわが遊びの山、一庫公園の今年の「エドヒガン(江戸彼岸)、右は、2007年、パリは「ノートルダム寺院」、セーヌ川対岸の桜である。(参照拙ブログ「我が家の歳時記・桜月編  ~日本の桜・パリの桜~」

さて、久しぶり「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「パリの四月/April In Paris」。作曲は、ミュージカルの作曲家として数々のスタンダード・ナンバーを残した「ヴァーノン・デューク/Vernon Duke」、作詞は、「虹の彼方に」の作詞でも知られる、「エドガー・イップ・ハーバーグ/Edgar Yipsel "Yip" Harburg」の二人。1932年のミュージカル「ウォーク・ア・リトル・ファスター」で歌われ、大ヒット。1952年に映画化された際には、「ドリス・デイ/Doris Day」が歌っている。

「♪ April in Paris, chestnuts in blossom  パリの四月、栗の花は咲き
   Holiday tables under the trees     この木の下のテーブルで過ごす休日
   April in Paris, this is a feeling      パリの四月、この気分
   No one can ever reprise          誰も他では味わえない

   I never knew the charm of spring   私は春の魅力を知らなかった
   Never met it face to face          それを味わうことなんてなかったから
   I never knew my heart could sing    心がこんなに呼んでいるとは思わなかった
   Never missed a warm embrace, till   暖かい抱擁が恋しいと
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

定年後に始めた「森林ボランティア活動」、「山遊び」、「ウォーキング」。上の歌詞をそれになぞらえてみると、意味がさらに深まり、実感として感じられる。

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そして、パリの四月、あの時モンマルトルの街角で聴いたストリート・ミュージシャンたちの演奏も心に残っている。まるで「ジャンゴ・ラインハルト」や「ザーズ/ZAZ」が、その辺からふっと出てきそうな雰囲気でだった。

そんなジプシー・ジャズ、ジプシー・スウィングの雰囲気を全面に押し出したアルバムがある。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の「Gypsy in My Soul」。「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の「ホット・クラブ・バンド/Hot Club Band」ばりのスイング感が心地よい。その中から、フランス語で歌われる「パリの四月」です。彼女のキャリアなどよくわかりませんが、1962年生まれ、生まれ故郷のミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動をしているようです。

Gypsy in My Soul

Connie Evingson / Minnehaha Music



「April in Paris - Connie Evingson」

          
by knakano0311 | 2015-04-05 00:38 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(0)
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