さて、久しぶり「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「パリの四月/April In Paris」。作曲は、ミュージカルの作曲家として数々のスタンダード・ナンバーを残した「ヴァーノン・デューク/Vernon Duke」、作詞は、「虹の彼方に」の作詞でも知られる、「エドガー・イップ・ハーバーグ/Edgar Yipsel "Yip" Harburg」の二人。1932年のミュージカル「ウォーク・ア・リトル・ファスター」で歌われ、大ヒット。1952年に映画化された際には、「ドリス・デイ/Doris Day」が歌っている。
「♪ April in Paris, chestnuts in blossom パリの四月、栗の花は咲き
Holiday tables under the trees この木の下のテーブルで過ごす休日
April in Paris, this is a feeling パリの四月、この気分
No one can ever reprise 誰も他では味わえない
I never knew the charm of spring 私は春の魅力を知らなかった
Never met it face to face それを味わうことなんてなかったから
I never knew my heart could sing 心がこんなに呼んでいるとは思わなかった
Never missed a warm embrace, till 暖かい抱擁が恋しいと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
そんなジプシー・ジャズ、ジプシー・スウィングの雰囲気を全面に押し出したアルバムがある。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の「Gypsy in My Soul」。「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の「ホット・クラブ・バンド/Hot Club Band」ばりのスイング感が心地よい。その中から、フランス語で歌われる「パリの四月」です。彼女のキャリアなどよくわかりませんが、1962年生まれ、生まれ故郷のミネソタ州ミネアポリスを拠点に活動をしているようです。