大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(84) ~ 実りを待つ ~

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ウォーキングの道筋の庭で見かけた「イチジク(無花果)」。わが街、川西は「イチジク(無花果)」が特産品で、市の南部に行くと、無花果農園が広がっている。都道府県別に見ても、兵庫県は愛知県、和歌山県に次いで、全国3位の出荷量らしい。「アダムとイヴ」の謂れで知られるように、原産地はアラビア南部、原産地に近いメソポタミアでは、6千年以上前から栽培されていたことが知られていて、世界最古の「フルーツ」ともいわれる。日本には江戸時代初期、ペルシャから中国を経て、長崎に伝来した。当初は薬樹としてもたらされたというが、やがて果実を生食して甘味を楽しむようになり、挿し木で容易にふやせることも手伝って、手間のかからない果樹として家庭の庭などにもひろく植えられるようになったというが、やはり花が咲かないこの木を見かけるのは珍しい。お盆の頃になると、真っ赤に完熟した朝採れ「いちじく」が店頭に並ぶ。(参照Wikipedia)

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こちらは「カボチャ(南瓜)」。最近、休耕田や貸農園ではなく、自宅の庭での、いわゆる家庭菜園が増えてきたような気がする。庭は言うまでもなく、屋上、ベランダなどで、トマト、キュウリ、ナス、トウモロコシ、ゴーヤなどは言うに及ばず、イモ、キウイ、ブドウ、ミカン ・・・など、いろいろのの野菜や果物が栽培されている。そんな成長を眺めてウォーキングするのも楽しみの一つ。そうそう、一度「ザクロ(柘榴)」を見かけました。かくいう我が家でもミニトマトを植えていますが ・・・。

さて、「ほっこりおばさん」こと、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」を続けましたが、現役の男性歌手で彼女に匹敵する歌手が、わたしは寡聞にして見い出せません。あげるとすれば、もうすでに亡くなってますが、「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」でしょうか。

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「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。1923年年7月生まれ、1983年9月没、享年60歳。「ビロードのような声」と評される、独特の甘い声の持ち主。学校に通いながら歌い始め、シカゴ音楽カレッジに入学し、専門的に声楽に取り組み始めたという。プロデビューは、第二次世界大戦終了後、1947年。しかし、「F.シナトラ/Frank Sinatra」や「P.コモ/Perry Como」、「A.ウイリアムス/Andy Williams」、「B.クロスビー/Bing Crosby」、「N.キング・コール/Nat King Cole」などのように世界的に有名になることは決してなかった。JAZZ本で彼をとりあげられてすらいない場合もあるくらいである。しかし、今では私が癒される数少ない男性ボーカルである。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(18) ~ Sunrise、Sunset ~」「男唄に男が惚れて(3)  ~ジョニー・ハートマン ビロードの声に包まれて~」

さて、鬱陶しい梅雨が過ぎると、大阪特有の絡みつくような熱い風が吹いて来る。「ジョニー・ハートマン」の「A Slow Hot Wind」が聴きたくなる季節に ・・・。実はこの曲、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」作曲で、前回紹介した「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」の「シャレード/Charade」にも収録されています。「ビロードのような声」と呼ばれた「ジョニー・ハートマン」の味わい深い低音と歌唱力、まさに大人のジャズ・ヴォーカル・アルバムと言える一枚。「My Ship」、「Waltz for Debby」、「A Slow Hot Wind」、そして「Sunrise, Sunset」。彼の中で一番好きなアルバム。

【 A Slow Hot Wind 】

「♪ Her gaze           僕を見つめる
   Swept over me now  彼女の眼差しは
   a slow hot wind     まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   There in the shade        日陰で
   Like a cool drink waiting   冷たい飲み物を待っているように
   She sat with slow fire in her eyes  彼女は燃えるような目で
   Just waiting                   ただ座って待っているだけ

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう ♪」

ザ・ヴォイス・ザット・イズ

ジョニー・ハートマン / ユニバーサル ミュージック クラシック



フル・アルバムがアップされていました。「A slow hot wind」は19:41から ・・・。

「Johnny Hartman -The Voice That Is!」

          

「ジョニー・ハートマン」という名前に馴染みがなくとも、映画「マディソン郡の橋(原題:The Bridges of Madison County)」でバックにいくつも流れていた歌手といえば、思い当たる人がいるかもしれません。監督、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」は、「ジョニー・ハートマン」が相当好きだったようで、その理由を聞かれて、「私が彼を選んだのは、彼がメインストリームに受け入れられたことはなかったが、とても優れた歌手だったからだ」と語っている。

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マディソン郡の橋

サントラ / ダブリューイーエー・ジャパン



いくつも流れていた彼の歌の中で、最も好きなのは、 「I See Your Face Before Me」。

【 I See Your Face Before Me 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  I see your face before me     目の前にはいつも君の顔が見えるんだ
  You are my only dream       僕の夢はいつも君でいっぱい
  There is your face before me   目の前にはいつも君の顔が
  You are my only theme       いつだって君は僕のたったひとつのテーマ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  It doesn’t matter where you are  君がどこに居ようとそんなことは関係ない
  'Cause I can see how fair you are  君がどれだけ魅力的かわかるから
  I close my eyes and there you are  目を閉じれば、そこに君が
  Always                       いつでもね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

編集されたものらしく、CDとは曲目、曲順が少し違いますが、サウンド・トラックがアップされていました。「I See Your Face Before Me」は、13:41から ・・・。

「Bridges of Madison County/full 59min collection : For All We Know - Johnny Hartman etc」

          
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by knakano0311 | 2015-07-09 13:20 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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