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大屋地爵士のJAZZYな生活

サウダージの夏(5) ~ やはり向日葵は夏の花 ~

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青空や里山をバックに、太陽にまっすぐ向いてすくっと立っている「ヒマワリ」を見ると、この暑さのなか健気に感じて気持ちがいい。実家の周りにも多くの「ヒマワリ」が咲いている。やはり向日葵は夏の花である。「ヒマワリ」は、「日回り」と表記されることもあり、また、「ニチリンソウ(日輪草)」、「ヒグルマ(日車)」、「向日葵」を音読みして、「ヒュウガアオイ」とも呼ばれる。

和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことからという。若い「ヒマワリ」の茎の上部の葉は、太陽に正対になるように動き、朝には東を向いていたのが、夕方には西を向く。日没後はまもなく起きあがり、夜明け前にはふたたび東に向く。その運動を飽きもせず繰り返すというが、そこに健気さを感じてしまう。(Wikipedia参照)

そして、映画「ひまわり」や「屋根の上のバイオリン弾き」での息を呑むような「ヒマワリ」の群生のシーンも忘れられない。

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さて、今宵のサウダージは、「芸能山城組」。「山城祥二」氏に率いられたパフォーマンス集団で、日本にブルガリアン・ヴォイスを広め、その後、ケチャのパファーマンスで有名になるなど、世界の民族音楽の多様性を知らしめた集団である。アニメ「アキラ」の音楽を担当した事でも知られている。最近はあまり話題にならなくなったが、一時期、「題名のない音楽会」などによく出ていた。

そんな中で、「輪廻(りんね)交響楽」、「恐山」など、日本や仏教、神道をモチーフにしたアルバムもいくつかあるが、わらべ唄、声明、三味線音楽などを取り入れたアルバム、「やまと幻唱」の中で歌われた「合唱刈干切唄」が忘れられない。宮崎県高千穂地方の民謡で、茅(かや)を刈り取るときの仕事歌。「幻唱」とあるように、もう幻想の中にしか存在しないかもしれないが、古き「ニッポン」の原風景へのサウダージ。

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やまと幻唱
芸能山城組/ビクターエンタテインメント
ASIN: B00004UWXR




サウダージ世界編といってもいいベスト・アルバム「芸能山城組入門」でも聴くことができます。

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芸能山城組入門

芸能山城組 / ビクターエンタテインメント



アルバムからサウダージを感じる彼らの代表曲、「合唱刈干切唄」を ・・・。

「合唄刈干切唄 -芸能山城組」

          
by knakano0311 | 2015-07-31 15:39 | ふるさとは遠くにありて・・・ | Comments(0)
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