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大屋地爵士のJAZZYな生活

サウダージの夏(6) ~ 泳ぎは川遊びで自然に覚えた ~

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ボランティアで手入れをしている山の公園。夏休みになっての人気スポット、「丘の流れ」で子供たちが水遊びをしている。ここを目当てに来る家族連れが多いようだ。  

私が子供の頃、山国信州では海はないから、海水浴なんて無縁だったし、今のようにプールなんて洒落たものは小中学校になかった。街にあった市営プールは、それこそ芋を洗うような大賑わい。もちろん、スイミング・スクールや小学校の体育の授業で水泳などはなかったように記憶している。

どうしていたかって? 自分たちで石を積み川をせきとめて、おおきなプールを作り、水泳と言うより水浴び、川遊びをいつもしていた。もちろん男の子は6尺の赤ふんどしである。そんな風に遊んでいるうちに、いつの間にか自然に泳げるようになっていた。事故などは起こらなかったが、十分な見張りもおかず、子供たちだけでそんな遊びをしていたなんて、安全に喧しい現在なら到底考えられないことである。

水遊びの後は、運がよければスイカ、大体はトマトか、冷えたきゅうりに味噌をつけてほおばっていたと思う。その美味かったことが未だ記憶に残っている。

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さて、暑気払いの夏の音楽、ハワイアン、「日野てる子」、イージー・リスニングの「ビリー・ヴォーン/Billy Vaughn」、エレキ・サウンドの「ブライアン・セッツァー/Brian Setzer」と続けてきました。賑々しさでは「ブライアン・セッツァー」に負けますが、渋さではもう抜群。もう一人のエレキ・サウンドから紹介しましょうか。彼も私の夏の定番、「ルディ・ロッタ/Rudy Rotta」。

「ルディ・ロッタ」。1950年イタリア、ヴェローナ近郊の生まれ。なんともう65歳ですよ。幼少の頃、家族がスイスへ移住、14歳でギターを始め、18歳からプロとしてのキャリアを積んできたという。1987年に自身のバンドを結成。1993年には「モントルー·ジャズ·フェスティバル」で賞賛を勝ち取った。最近は故郷ヴェローナを活動の拠点としているという。

そんなイタリア男、「ルディ・ロッタ」が率いるブルース・バンド、「ルディ・ロッタ・バンド/Rudy Rotta Band」のアルバムが、「The Beatles in Blues」(2001)。全曲ビートルズのブルース・カバーである。決して「キワモノ」でなく、ブルースにアレンジされたビートルズ・ナンバーはどれも渋めで、イタリヤおやじ?じじい?のビートルズへの情熱がそのサウンドには感じられる。ちょっと、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」のような雰囲気もありますね。恐るべし、イタリア爺い ・・・。

Beatles in Blues

Rudy Rotta / Pepper Cake



暑さを吹っ飛ばす渋いイタリアじじい?の熱いブルース仕立ての「ビートルズ」は、「Come together」、「Don't Let Me Down」、「Get Back」の3曲。

「Rudy Rotta - Come together」

          

「Rudy Rotta Band -Don't Let Me Down」

          

「Rudy Rotta - Get Back」

          
by knakano0311 | 2015-08-02 10:09 | サウダージ | Comments(2)
Commented by 団塊オヤジ at 2015-08-03 12:29 x
爵士さんと同世代の小生の幼少時代も同じような環境でした。
子供達だけで、水門潜りなど今では考えられないような危険な川遊びをしていましたが、不思議と事故は無かったですね。
親もそんな遊びをしているのは知っていたはずなのですが、危機意識が無かったのか何も言いませんでしたね・・笑
まぁ~そんな私達もここまで生き抜いてきました・・笑
Commented by knakano0311 at 2015-08-03 13:38
団塊オヤジ さん  暑中お見舞い申し上げます。社会状況や意識が違ってきているので、どちらがいいか一概には言えませんが、少なくとも私にとっては、のびのびと遊んで育った昔が懐かしいですね。
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