大屋地爵士のJAZZYな生活

昭和の匂いがする路地に迷い込む

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先日のこと。「エドヒガン」桜のシンポジウムの後、駅への道を歩いていたら、駅前の再開発からすっぽりと取り残されしまったのでしょう、まるで昭和にタイムスリップしたような路地を見つけた。何軒かの飲み屋、居酒屋が集まっている狭い路地。傾いたネオン、自転車、うろつく犬、立て付けの悪そうなドア、安い新建材の外装 ・・・・。学生時代や新入社員の時はいつもこんな感じの居酒屋で飲んでいたなあ。きっと夜になったたら、すべてが覆い隠され、きらびやかなパラダイスに変わるのだろう ・・・。

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「こんな路地に小さな JAZZ BAR があったらな」とも思う。そんなところで聴いてみたいJAZZボーカルは、「カラブリア・フォーティー/Calabria Foti」。寡聞にして、彼女のアルバムは一枚しか知らないのだが、なんとなくレトロな歌声に加え、その育ちの良さ、品のいい色気を感じさせる容姿は、かっての「ジュリー・ロンドン/Julie London」を思わせる。そんなアルバムは、「恋に過ごせし宵/A Lovely Way To Spend An Evening」。

「カラブリア・フォーティー」。ニューヨーク生まれ。音楽一家に育ち、幼い頃から回りには音楽があふれていたという。「家族でクラシックのコンサートやジャズクラブにもしょっちゅう行っていたし、初めて習った楽器はジャズギターとベースだった」と彼女は語る。12歳になる頃には、もう両親たちとホテルやナイトクラブのステージにたっていたともいう。「エラ・フィッツ・ジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ペギー・リー/Peggy Lee」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「サミー・デイビス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」 ・・・などの大物シンガーの歌をよく歌っていたというが、すでにどうすれば彼らと同じように観客の心を掴めるのかということを意識して歌っていたというから、末恐ろしい12歳であったようだ。やがて認められ、2005年、「When A Woman Loves A Man」でデビュー、それに続くセカンド・アルバムになったのが、「A Lovely Way To Spend An Evening(恋に過ごせし宵)」。

恋に過ごせし宵

カラブリア・フォーティー / キングレコード



情感豊かに優雅に歌うアルバム・タイトル曲、「A Lovely Way To Spend An Evening」。いまどき珍しいヴァースからの歌唱。

「Calabria Foti - A Lovely Way To Spend An Evening」

          

「エドヒガン・シンポジウム」の記事で取り上げた「チェット・ベイカー/Chet Baker」の「The Touch Of Your Lips」を彼女で ・・・。

「Calabria Foti - The Touch Of Your Lips」

          



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こんな路地の小さな居酒屋、けっしてカラオケなどがない居酒屋。そこで流れていたらいいなと思うのが、昭和、レトロ、歌謡、恋歌 ・・・、そんなキーワードを強く感じるのがこの人、「浜田真理子」。島根県松江、宍道湖のほとりで音楽活動をもう30年近く続けている。(参照拙ブログ「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」) 2ヶ月ほど前の朝日新聞朝刊、「鷲田清一」氏の「折々のことば」にこんな彼女の歌が載っていた。

「♪ 出会ったのは なにかの ご縁ですね でもお別れも またご縁なのです ・・・・・・ さようなこと ならば さようならの ことば ♪」 (浜田真理子 胸の小箱)

この歌の収録アルバムは、今ではもう死語になっているかもしれない「道ならぬ恋」をテーマにした「夜も昼も」(2006年)。

夜も昼も

浜田真理子インディペンデントレーベル



「胸の小箱 [short ver.]-浜田真理子」

          

「恋ごころ-浜田真理子」

          

そして、アルバム「But Beautiful」(2013)もまた、昭和へのノスタルジーに溢れている。

But Beautiful

浜田真理子 / 美音堂







 
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by knakano0311 | 2015-10-19 01:10 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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