「シルヴァーナ・デルイージ」。1960年、ブエノスアイレス生まれというからもう相当なベテラン。国立音楽院で声楽を学んだ後、1979年、19歳でミュージカル「ウェストサイド物語」のマリア役で、「プレジデンテ・アルヘアル劇場」の舞台に立つ。その後、1985年パリの国立演劇音楽院に学ぶため、フランスに移住。バンドネオン奏者の「フアン・ホセ・モサリーニ/Juan José Mosalini」に見出され、彼のトリオでタンゴを歌うようになり、以来ヨーロッパを中心に活躍しているという。1988年にパリで最初のソロ・ライブを行い、1989年にはドイツで彼女を主役にした短編映画、「タンゲーラ」が撮影され、その映画のサウンド・トラック・アルバム「Tanguera Woman in Tango」(1992)がデビュー・アルバムとなったという。