ご近所の紅葉。こんな紅葉がご近所のあちこちで見ることができる。日々のウォーキング、スーパーへの往復、遊びの山への道すがら ・・・。言い換えれば、京都などの紅葉名所に行かなくても、近隣で十分堪能できる程度の田舎に住んでいるということである。まっ、あちこちの名所へ出かけたから言える話なんだが ・・・。
秋も深まり冬に近づいた宵、ここしばらく続けて聴いているのが、クラシックかジャズか、そのカテゴライズが判然とし難いアーティストの演奏。今宵はピアノ詩人といわれている「ジョン・テイラー/John Taylor」。1942年生まれ、イギリス・マンチェスター出身のジャズピアノ奏者、作曲家。音楽一家で育ち、幼少からピアノをマスターしたという。1964年ロンドンに出て、多くのアーティストと共演。1971年トリオを結成し、初リーダー作「Decipher(日本タイトル;覚醒)」を発表。モード手法を基盤としたスピード感溢れる高度なインタープレイを披露した。「ピアノの詩人」と称されるように、欧州ピアニストの例に漏れず、クラシックをベースにした気品あふれる演奏でファンを魅了。現在までにECMレコードに多くの録音を残していることもうなづける。(拙ブログ
「ピアノの詩人、ジョン・テイラー逝く」 より再録)
私が最高のジャズ・ベーシストと思っている、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」とのデュオ・アルバム、「ナイトフォール/Nightfall」(2003)が最初の出会い。「美しさと静謐にみちた黄昏」といった表現がぴったりのアーティスティックなアルバム。
ナイトフォール(NIGHTFALL)
チャーリー・ヘイデン&ジョン・テイラー / ライス・レコード
「Bittersweet - Charlie Haden & John Taylor」
澤野工房からもソロ・アルバムがリリースされています。
INSIGHT
ジョン・テイラー / 澤野工房
「John Taylor Solo - Pure & Simple」
「John Taylor - Between Moons」