大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(107) ~ 春の花くらべ始まる ~

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「サンシュユ(山茱萸)」の花がまさに咲かんとしている。いよいよ春である。「ミズキ(水木)」の仲間の落葉小高木。その花の色から、「ハルコガネバナ(春黄金花)」、秋になると実るその実の鮮やかな色から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸)」とも呼ばれる。奥に咲くのは「ウメ(梅)」。春の花くらべが始まった。

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花くらべ、もう一つは、「レンギョウ(連翹)」。英名は、「ゴールデンベル/golden bells、golden bell flower」というらしい。 その名のとおり、壁いっぱいに蔓を伸ばして繁っている。繁殖力が旺盛のようだ。まだ葉が芽吹く前であるが、黄色い4弁の花が、細い枝に密にびっしりと開く様は華麗。

さて、春の曲です。クラシックなスタンダードから。「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」。1938年のミュージカル、「私は天使と結婚した/I MARRIED AN ANGEL」のために、「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」が作曲、「ロレンツ・ハート/Lorenz Hart」が作詞をしたというから、相当古いですね。シナトラをはじめ多くのカバーがあるが、今宵は歌姫?二人を聴いてみましょうか。「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ。」という、ちょっとグルーミーな歌。ミュージカル・ナンバーなのでヴァースから始まりますが、本文の一部を ・・・。

【 SPRING IS HERE 】  Lorenz Hart / Richard Rodgers

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   Spring is here!                  春が来た
   Why doesn't my heart go dancing?  でも、私の心が浮き浮きしないのはなぜ?
   Spring is here!                  春が来た
   Why isn't the waltz entrancing?     ワルツを聴いても心が弾まないのはなぜ?
   No desire, no ambition leads me     欲しいものもやりたいことも何もない
   Maybe it's because nobody needs me  多分誰も私のことを必要としていないから
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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まずは、「ミリー・バーノン/Milli Vernon」。かって「向田邦子」が、そのエッセイ集「眠る盃」の中の「水羊羹」で、「水羊羹に一番似合う」と評した女性シンガー。アルバムは、「イントロデューシング/Introducing」(1956年録音)。(参照拙ブログ「向田邦子の愛したJAZZ ~水羊羹にあうJAZZ~」

『水羊羹を食べる時のミュージックは、ミリ―ヴァーノンの「SPRING IS HEAR」が一番合うように思います。この人は、1950年代に、たった一枚のレコードを残して、それ以来、生きているのか、死んでいるのか、まったく消息のわからない美人歌手ですが、冷たいような、甘いような、けだるいような、生ぬくいような歌は水羊羹にぴったりに思います。』 (向田邦子:「眠る盃」)より

イントロデューシング

ミリー・ヴァーノン / ミューザック



「Spring Is Here - Milli Vernon」

          

もうひとりのクラシックな歌姫は、「クリス・コナー/Chris Connor」。代表作、「バードランドの子守唄/Lullaby Of Birdland」(1954)から。

バードランドの子守唄 +2

クリス・コナー / SOLID/BETHLEHEM



「Chris Connor - Spring Is Here」

          
 



 
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by knakano0311 | 2016-03-03 14:57 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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