大屋地爵士のJAZZYな生活

雨上がりに梅の花が咲く

b0102572_9564268.jpg


雨上がりの朝。梅の花が咲いている。昨年、「世話がもう大変なので ・・・」と頂いた小さな白梅の鉢。ほとんど世話らしい世話もせずにほっておき、一時は枯れるかなとも思っていたが、きれいな梅の花が咲いた。まさに命の水の雨。こんな小さな鉢にも自然の息吹を感じる。

英語の「spring」には「春」という意味のほかに「泉、温泉、湧水」などという意味がある。地面から絶え間なく勢いよく湧出してくる水から、いっせいに命を授かったように植物が活き活きしてくる春をなぞらえたのでしょう。

b0102572_1355285.jpg

さて、今宵は、そんなことで「命の水」をうたった、ボサノバの創始者、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」の名曲、「Waters of March/Aguas de Marco/三月の水、三月の雨」です。「三月の水」というのは、毎年3月にブラジル、リオあたりで降る大雨のことらしく、ポルトガル語は分かりませんが、原詩には韻を踏んだ人生や希望、命を示唆する単語が連なり、ジョビンが作詞した英詩の最後は、こんな言葉で結ばれている。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   
    川岸が語る三月の水  
     絶望の終わり  心の喜び
      この足、この地面  枝、石ころ  
        これは予感、これは希望   ♪」  

幼い頃にブラジルの大自然に囲まれ育った彼は、環境問題に対する関心が深く、アマゾンの熱帯雨林を保護するための活動を行っていたという。そしてジョビンの曲には自然を題材にしたり、自然に対する彼の思いを込めた曲が多くある。「おいしい水 (Água de Beber / Water to Drink)」、「三月の水」 はその代表である。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(72) ~ Antonio's Song ~」

洗練されたボッサもいいが、土の匂いがするプリミティヴなボッサも好きです。そんな気配に満ちたジョビンとエリス・レジーナの名盤、「エリス&トム/Elis & Tom」(1974)から「三月の水」。

Elis & Tom (Dig)

Antonio Carlos Jobim / Verve



「Antonio Carlos Jobim & Elis Regina - Águas De Março (Waters Of March) 」

          
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2016-03-09 13:01 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://oyajijazz.exblog.jp/tb/25477851
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 古稀を祝ってパスタを喰う 憂鬱な春という人も >>