大屋地爵士のJAZZYな生活

桜のあとは ・・・

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我が団地、桜もピークは過ぎ、今は「八重桜」がぽつぽつ。桜に代わって街路を彩り始めたのは、「ハナミズキ(花水木)」。別名、「アメリカハナミズキ」、「アメリカヤマボウシ」ともいうらしい。

桜は日本に自生して、古くから歌にも詠まれ,樹齢が1,000年を越えるような古木が何本も現存しているが、外来種である「ハナミズキ」が初めて日本にもたらされたのは、今から100年余り前の明治時代中期のことであるという。そして、今、日本に根付いている「ハナミズキ」のルーツは、1915年(大正4年)に日本からワシントンに贈られた桜の返礼として、東京市に贈られたものだといわれている。

さて、我が団地には、「ハナミズキ通り」という街路があるくらいで、街路や多くの家の庭に植えられている「ハナミズキ」が一斉に咲き出す季節を迎えた。

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「アオダモ(青梻)」である。材質は堅く強いが、粘りがあるため、日本では、木製バットの原材料としてよく知られている。しかし、「アオダモ」がバット材の太さまでに生育するには、70年以上かかるという。ところが、計画的な植林・伐採が行われなかったことから、現在バットに適した高品質な材の確保が困難になっているという。

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さて、今宵の曲は、「アメリカの歌 (American Tune)」。「サイモン&ガーファンクル/Simon & Garfunkel 」の「ポール・サイモン/Paul Simon」がソロで1973年に発表したナンバー。バッハのマタイ受難曲をベースにしたというメロディ。歌詞は、シンプルなようにも思えるが、寓意に満ちている。発表された1973年といえば、私は社会人となって4年目。まだまだ青臭さが抜けない私には、その深い意味もわからなかった。ヒット曲ではあったが、ほかの「サイモン&ガーファンクル」のヒット曲に耳を奪われて、聞き流してしまっていた。  

いつのころだったろう。その歌詞の持つ意味にふっと気がついたのは、「エヴァ・キャシディ」が歌うこの歌を聴いた時であった。最後のフレーズがかっての「アメリカン・ドリーム」がまさに「ドリーム」となり、超格差社会、超競争社会に喘ぐアメリカの今に重なる。

『僕らは明日もまた生き続けていかなけれならない。でもちょっとだけ安らぎが欲しい。』

【 American Tune 】     by Paul Simon

「♪ Many’s the time I’ve been mistaken  何度となく過ちを繰り返し
   And many times confused         そして混乱して行き先を見失ったこともある
   Yes, and I’ve often felt forsaken     時々見捨てられたように感じ
   And certainly misused             悪いことに染まったこともある
   Oh, but I’m all right, I’m all right     でも大丈夫だ 心配ないよ
   I’m just weary to my bones         骨の髄まで疲れ果てたから
   Still, you don’t expect to be         明るく陽気にふるまえるなんて
   Bright and bon vivant              まだ思わないで
   So far away from home,             故郷からこんなに遠く離れてしまったんだ
      so far away from home           こんなに遠くまで ・・・  

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   Oh, we come on the ship       僕らはメイ・フラワー号という船で
         they call the Mayflower         この国にやってきた
   We come on the ship that sailed the moon  月まで行ける宇宙船も手に入れた
   We come in the age’s most uncertain hour   でも時代は不確かさで覆われ
   And sing an American tune              「アメリカの歌」を歌っている
   Oh, it’s all right, it’s all right          でも大丈夫だ 心配ないよ
   It’s all right, it’s all right               心配ないさ
   You can’t be forever blessed       永遠に祝福される時代は終わったけど
   Still, tomorrow’s                 僕らは明日もまた
       going to be another working day   生き続けていかなけれならない
   And I’m trying to get some rest      でもちょっとだけ安らぎが欲しい
   That’s all I’m trying to get some rest    でもちょっとだけ安らぎが ・・・  ♪」

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ほとんど無名のまま、若くして亡くなり、死後、その評価が高まった「エヴァ・キャシディ」。他界してから、遺された音源が発見され、次々とアルバムがリリースされ、その人気も衰えないという現象が続いている。

バンドのメンバーの地下室から再発見されたリハーサル・テープからの曲が大半だというアルバム、「American Tune」。彼女が生前に納得してリリースしたものではないが、キャシディらしい曇りのない澄み切った歌声が、聴く人をほっとさせる。「アメリカの歌/American Tune」。「エヴァ・キャシディ」。

American Tune

Eva Cassidy / Blix Street



「Eva Cassidy - AMERICAN TUNE」

          




 
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by knakano0311 | 2016-04-16 10:10 | 地域の中で・・・ | Trackback(1) | Comments(0)
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