大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(113) ~ 七重八重 ・・・ ~

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この時期、ウォーキングの道筋に多く咲くのは、「ヤエヤマブキ(八重山吹)」。歴史の授業で習った「太田道灌(どうかん)」の故事で知られるのはこの花である。

若き日の「太田道灌」が突然のにわか雨に遭い、農家で蓑を借りようと立ち寄ったところ、若い女が何も言わず、山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。後にこの話を家臣にしたところ、それは「後拾遺和歌集」の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」という「兼明親王」の歌に掛けて、「山間の茅葺き(やまぶき)の家ですので、貧しく蓑(実の)ひとつ持ち合わせがありません」との意味が託されていたのだと教わった。道灌は、古歌を知らなかった己の無学を恥じて、それ以後は歌道に励み、歌人としても名高くなったという。

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ちょっと面白い形をしているのは、「ツキヌキニンドウ(突抜忍冬、突貫忍冬)」。スイカズラ(吸葛)科の常緑つる性低木。花に一番近い葉は、2枚の葉がくっついて1枚になり、その真ん中を突き抜けるように茎が伸びて花をつけるという一風変わった葉の付き方が特徴。和名もここから付いている。「冬を忍ぶ」というなにか歌のタイトルにもなりそうな和名である。いずれも「和テイスト」いっぱいの花。

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さて、和テイストのJAZZ ・・・。今宵のディーヴァは「伊藤君子」。ジャズ・ファンのみならず、様々な年代層からも支持を得ているジャズ・シンガー。その「伊藤君子」が歌う「津軽弁ジャズ」。「津軽弁でジャズを歌って欲しい!」という「伊奈かっぺい」氏のリクエストに、津軽弁に惹かれていた彼女は喜んで応え、5曲の見事な「津軽弁のスタンダードナンバー」が出来た。それが、アルバム、「ジャズだが?ジャズだじゃ! ~津軽弁ジャズ~」。ただし、彼女は香川県小豆島の出身である。

「伊藤君子」。1946年香川県小豆島町生まれのジャズ・シンガー。4歳のとき、ラジオ番組から流れる「美空ひばり」の歌声に魅了され、歌手を志したという。1982年、ポップ・演歌歌手としてデビューしたが、その後、ジャズ・ピアニストとの出会いをきっかけに、ジャズ・シンガーの道へ進み、1984年には半年間ニューヨークに滞在し、音楽修行した。1989年、アニメーション映画「イノセンス」の主題歌をタイトルとし、日米同時発売されたアルバム、「フォロー・ミー/Follow Me」が米国ラジオ&レコーズ誌のコンテンポラリー・ジャズ部門の16位にチャートイン。

ジャズだが?ジャズだじゃ!~津軽弁ジャズ~

伊藤君子 / ビデオアーツ・ミュージック



「津軽弁でジャズ~伊藤君子 - My Favorite Things <私の好ぎなもの>」


          
 


 
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by knakano0311 | 2016-04-27 10:32 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)
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Commented by reikogogogo at 2016-04-27 21:20
花が素晴らしい、新緑が素晴らしい良い季節ですね。
Commented by knakano0311 at 2016-04-28 15:04
reikogogogo さん 一番いい季節、一番好きな季節になりましたね。
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