さて、「Everyday Will Be Like A Holiday(休日のような毎日)」なんてタイトルの歌があります。かって「ウィリアム・ベル/William Bell」が歌ったようです。作曲のクレジットに、「ブッカー・T・ジョーンズ/Booker T. Jones」とありますからソウル系の曲と見当がつきます。
「♪ Everyday will be like a holiday 毎日が休日のようになる
When my baby あの娘が帰ってきたら
When my baby comes home あの娘が帰ってきたら
Now she's been gone 今は離れていても
For such a long time 長い間離れていても
Ever since she's been gone 離れてしまってからも
She been on my mind あの娘は僕の心の中にずっと
1963年、カナダ、ハリファックス生まれ。家族全員がピアノを演奏するという音楽一家だったという。16歳の時に、「バークリー音楽院」でジャズを学んでいた兄を頼ってボストンに行き、初めて生のジャズと出会う。1986年に、「デヴィッド・ピッチ/David Pitch(b)」に「アーロン・ディヴィス/Aaron Davis(p)」を加え、ドラムレスの「ホリー・コール・トリオ」を結成。しかし、1987年、トリオでの初ライヴの前日、交通事故により顎の骨を砕き、歌手としては再起不能とまで言われた。血の滲むような努力で怪我を克服し、1989年に「Christmas Blues」でデビュー。トリオでは、「Girl Talk」(1990)、「Blame It On My Youth(日本デビュー盤タイトル;Calling You)」(1992)、「Don’t Smoke In Bed」(1993)を続けてリリースし、ジャズ・シンガーとしての歩みを着実に重ねて行き、遅まきながら彼女の名が一躍多くの音楽ファンに広まった。同じカナダ出身であり、何かと比較されるのが、1964年生まれの「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。当初一気に前を突っ走っていたダイアナであるが、ここしばらくは、足踏み状態。私の中では、その「ダイアナ・クラール」を追い抜いてしまったような気がする。
「ホリー・コール・トリオ」のアルバム、「Don’t Smoke In Bed/ベッドでタバコを吸わないで」に「Everyday Will Be Like A Holiday」は収録されている。
「♪ I'm a fool to want you 馬鹿ね こんなにもあなたが恋しいなんて
I'm a fool to want you こんなにも
To want a love that can't be true 偽りでもいいからあなたと恋をしたい
A love that's there for others too ほかの誰かのためのものと分かっていても
I'm a fool to hold you こんなにもあなたを抱きしめたいなんて
Such a fool to hold you こんなにも
To seek a kiss not mine alone わたしだけのためではないキスと分かっていても
To share a kiss the Devil has known 悪魔に魂を売ってでも、そのキスが欲しい