大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(117) ~ 見捨てられた花 ~

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家の近く、桜階段の土手。日当たりがいいので、生い茂る雑草の中で「シラー」が満開。和名は「大蔓穂 (オオツルボ)というらしい。以前は、隣接する体育館の事務の女性が雑草を抜いたり、時折世話をしていたので、株も増え見事な群落となって咲いていた。その女性を見かけなくなってから何年も経ち、写真のように雑草が茂るままとなり、株数も激減、ぽつぽつと残る株が花を咲かせている。ここから持ってきた株はいま我が家の庭に根付いているが、日当たりが悪いためか、まだ開花にはいたっていない。

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こちらは道路の脇に咲く、「シロツメクサ(白詰草)」。別名、「クローバー」である。原産地はヨーロッパ。「白詰草」の名称は、1846年 (弘化3年)にオランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことに由来するという。日本においては、明治時代以降、家畜の飼料用として導入されたものが野生化した帰化植物で、ほぼ雑草に近い扱いといっていい。道路の舗装がきれた地面に頑張って根を張っている。これぞ「路傍の花」の最たるもの。

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さて今宵の歌は、花にちなんで、「アマポーラ/Amapola」。「アマポーラ」は、スペイン語で、「ヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟)」の花を意味するという。「ヒナゲシ」の花を愛しい人に見立てたラブソングである。歌うディーヴァは、アルゼンチン出身の歌姫、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」。その抜群の容姿と美貌は、初のソロ・アルバム「Wanting」(1999)を見て、即、ジャケ買いをしたほど。

「ガブリエラ・アンダース」は、かって人気のボッサ・ユニット、「ベレーザ/Beleza」のリード・ボーカルで、実質は一人ユニットであったようであるが、そのささやくような、くすぐるような、シルキー・タッチの歌声、その容姿とあいまって世のオジサンたちの心をつかんだ。

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1972年3月、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。スイス系ドイツ人でジャズ・サックス奏者の父とスペイン人の母の間に生まれ育つ。幼いころからクラシック・ギターやピアノを習い、音楽に慣れ親しむ。ハイスクール卒業後、ニューヨークへ移住し、カレッジでオーケストレーションを学びながら、徐々にクラブ出演やレコーディングの仕事を手にするようになったという。1997年、ボッサ・ユニット、「BELEZA」のリード・ボーカルとして、ジョビンのカバー集「ベレーザ:ジョビンに捧ぐ」でデビュー。インディーズから発売されたのにも関わらず、リリース直後に大ヒットとなった。1999年、初のソロ・アルバムが、「Wanting」をリリース。彼女の最大の魅力であるシルキー・タッチの歌声、ボサ・ノヴァ、ジャズ、サルサ、クンビア、ボンバ、レゲエ、ジャズファンク、タンゴ等々、多くのジャンルを見事にブレンドさせ自分のカラーにしてしまう生まれつきの才能、作曲のセンスを世に知らしめることとなった。

かっての、「ベレーザ」のリード・ボーカル、「ガブリエラ・アンダース」が、ボサノヴァ生誕50周年に捧げるクールなボッサ・アルバムが、「ボッサ・ベレーザ/Bossa Beleza」。そこから「アマポーラ」を ・・・。

ボッサ・ベレーザ

ガブリエラ・アンダース / ビクターエンタテインメント



名花一輪、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders 」の「アマポーラ」。 

「Gabriela Anders ‐ Amapola」

          

 


 
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by knakano0311 | 2016-05-08 11:32 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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