「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の演奏で、もうすぐやってきたは去ってゆく夏に思いをさせましょうか。アルバムは、「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」(2002)。「夜のブルース/Blues in the Night」(2001)に続くセカンド・アルバム。タイトル曲、「過ぎし夏の想い出」や「ペーパー・ムーン/It's Only a Paper Moon」他、スイング感のあるスタンダード・ソングや、「いそしぎ/The Shadow of Your Smile」、「モナリザ/Mona Lisa」など歌心溢れる美しいピアノ・ソロを含む全9曲。i-pod などのない時代、このCDと携帯CDプレイヤーとヘッドホンは海外出張の必携アイテムでした。サポートする手練のベテランは、ベーシスト、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart」、ドラマー、「ビル・スチュワート/Bill Stewart」。「ビル・チャーラップ」率いると言いましたが、ジャケを見ると、「ジェイ・レオンハート」が実質リーダーということがよくわかります。