大屋地爵士のJAZZYな生活

秋のかたち、秋のうた(5) ~ しばらくの間、花の薫りはこれ一色に ~

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この時期、ウォーキングをしているあいだ、耐えることがない薫りある。「キンモクセイ(金木犀)」である。強烈な独特の匂いを、蕾のうちから周囲に放つからすぐにそれとわかる。しばらくはこの香り一色。

「キンモクセイ」と入れ替わりに、もう散りかけて終わりを迎えているのは、「秋の七草」のひとつ「ハギ(萩)」。関西でも、春の「紫陽花寺」とならんで、とくに奈良あたりでは、秋にはあちこちの「萩の寺」が人で賑わう。

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ちかくの小学校で歓声があがっている。体育の日も間近、秋の歳時記、運動会である。ちょっとのぞいてみると、懸命に走る子たち、その子たちへの応援の声が校庭に響いていた。子供の頃、私は走るのが苦手だったのでもっぱら応援。かけっこの速い子はヒーローであり、いつも眩しく見えていた。

さて今宵は、秋の曲として超有名なJAZZの名曲「枯葉」にまつわるトリビア。「枯葉」は、作曲は、ハンガリー出身の「ジョゼフ・コズマ/Joseph Kosma」、作詞は詩人「ジャック・プレヴェール/Jacques Prévert」によるシャンソンの定番曲。映画「夜の門(Les Portes de la Nuit )」(1946年)の挿入歌だったという。原題「Les Fenilles Mortes」は直訳すると「死んだ葉っぱ」。

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その「枯葉」を出世作として、シャンソンのスターになったのが、「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」。サン・ジェルマン・デ・プレの「カフェ」に集まる文化人たちの女神、アイドルだった美貌のシャンソン歌手。1949年、パリに滞在していたジャズの帝王「マイルス・デイヴィス」と彼女は恋に落ちた。帝王と女神の恋はたった2週間の短い間だったという。その時グレコの紹介で「ルイ・マル/Louis Malle」監督に会ったマイルスは、後にあの「死刑台のエレベーター」の音楽を担当することになる。

1947年、「枯葉」に「Autumn Leaves」として英語の詩をつけたのは、「ムーン・リバー」などで知られる、作詞家、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」。10年ほどのちの1958年に、マイルスは、アルバム「Somethin' Else」で、「枯葉」をJAZZの世界で一挙に有名にし、その後ジャズのスタンダードとなる名演奏「Autumn Leaves」を吹き込む。きっとマイルスはグレコのことを脳裏に描きながら演奏したに違いない。(Wikipediaなどより)

サムシン・エルス+1
キャノンボール・アダレイ / EMIミュージック・ジャパン



パーソネルは、「Cannonball Adderley (alto saxophone)」、「Miles Davis (trumpet)」、「Hank Jones (piano)」、「Sam Jones (bass)」、「Art Blakey (drums)」。

「Cannonball Adderley feat. Miles Davis - "Autumn Leaves" (Somethin' Else - 1958) 」

          

「ジュリエット・グレコ」の「枯葉/Les feuilles mortes」も聴いてみましょう。

「Juliette Greco - Les feuilles mortes」

          

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by knakano0311 | 2016-10-01 14:03 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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