大屋地爵士のJAZZYな生活

くせになる

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待ちに待った10月である。何を待ったかというと「黒枝豆」の販売解禁日。「丹波篠山黒枝豆」の販売解禁日は、10月5日から2週間の期間だけなのである。例年のように、我が家から50分ほど車を走らせ、享保19年(1734年)創業、江戸時代に建てられた店舗や隣接する屋敷などが、国登録の有形文化財となっているいつもの老舗、「小田垣商店」へ。「黒枝豆」などを親戚知人に送る手続きを済ませ、街の中心部の商店街へ。「黒枝豆」はもちろん、「丹波栗」、「柿」、「自然薯」など丹波の名産と今年はスイーツも仕入れる。

古くから丹波篠山地方では、古陶・丹波焼でも知られる粘土質の土壌と、昼夜の激しい温度差が好条件となって、良質の黒大豆が栽培されてきた。そして、毎年10月上旬の2週間しか収穫されない「丹波黒大豆」になる前の「若さや」と呼ばれるのが「黒枝豆」である。

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普通の枝豆とは違う食感、黒大豆の持つ甘さがこの上なく旨く、ビールの最盛期は過ぎたこの時期に出回るが、ビール好きの私はくせになり、病みつきになっているとさえ言える。だから待ちに待った10月なのである。

最近病みつきとまではいかないが、くせになりそうな女性シンガーがいる。カナダ出身の「テレス・モンカウム/Térez Montcalm」。「ロックとジャズの狭間で発見された原石のようなシンガー」なんてキャッチも付けられている。今まで知らなかったのが不思議なくらい。

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多くの女性ジャズシンガーをこのブログでも取り上げてきたが、私がご贔屓となるシンガーの要因の大きなウェイトのひとつは、「声質」である。オヤジ声の「ダイアナ・クラール/Diana Krall」、ロリータ声の「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」。その澄んだ声に魅了される「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」、妖艶なささやき声の「カレン・ソウザ/Karen Souza」などなど、枚挙に暇がありません。日本でもいますね、独特の節回しの「綾戸智絵」。

「テレス・モンカウム」。1963年、カナダ・ケベックの生まれのシンガー・ソングライター。53歳になるからもうベテランといってもいい。6歳の時、「ルネ・シマール/René Simard」の音楽ドキュメンタリー映画「Un Enfant Comme Les Autres(普通の子供の意)/日本タイトル:ルネ・オン・メロディ」を観て、シンガーへの道を志したという。その後、「ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix」や「エルヴィス・プレスリー/Elvis Presley」、「ビリー・ホリディ/Billie Holiday」、そしてよく比較されるという「エディット・ピアフ/Edith Piaf」、「 ジャニス・ジョプリン/Janis Joplin」などの影響を受けたという。

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ミュージシャンとしてのキャリアのスタートは、1981年、18歳。デビュー・アルバムは、「Risque」(1994)。その後7枚ほどのアルバムがリリースされている。彼女は自分を評して、「私はとてもロック的なアプローチをするジャズ・シンガーなの」と語っている。たしかに一度耳にしたら忘れえない、クセになるほどの独特な表現力。もうロックとジャズの垣根などとっくに越えてしまっている。

通算4枚目、ジャズ・ギタリストの「マイケル・クーソン/Michel Cusson」を共同プロデューサーに迎えての初の英語でのリリース・アルバムが、「Voodoo」(2006)。このアルバムが世界で高く評価されたという。まずはともあれ、唯一無比、その歌声を2曲 ・・・。

Voodoo

Montcalm Terez / Marquis Music



「エルトン・ジョン/Elton John」の曲から、「Sorry Seems To Be The Hardest Word」。邦題は、「悲しみのバラード」で知られていて、私も好きな曲のひとつ。「ダイアナ・クラール」 、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」などの絶唱もありますね。「ごめん、きつい言い方だけど ・・・」。そんな意味でしょうか。

【 Sorry Seems To Be The Hardest Word 】 by Elton John, Bernie Taupin

「♪ What have I got to do to make you love me 
         僕を好きになってもらうためには 何をしたらいい?
   What have I got to do to make you care
         僕を気にかけてもらうためには 何をしたらいい?
   What do I do when lightning strikes me
         稲妻が僕に直撃して、気がついたら君がいなかったら
   And I wake to find that you're not there
         僕は何をしたらいい?

   What do I do to make you want me
         僕を求めてもらうためには 何をしたらいい?
   What have I got to do to be heard
         僕の言葉を聞いてもらうためには 何をしたらいい?
   What do I say when it's all over
         全てが終わってしまったら 僕は何を言ったらいい?
   And sorry seems to be the hardest word
         ごめん、きつい言い方だけど ・・・          ♪」
 


「Térez Montcalm - Sorry seems to be the hardest word」

          

スタンダードですね。「Close Your Eyes」。

「Terez Montcalm - Close Your Eyes」

          

彼女が一番大好きなシンガーだという「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」に捧げたトリビュート・アルバムが6枚目、「Here's to You-Songs for Shirley Horn」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」、「ジョージ・ガーシュウィン/George Gershwin」、「レオン・ラッセル/Leon Russell」などのバラードに取りくんだ意欲作。

Here's to You-Songs for Shirley Horn

Terez Montcalm / Universal Import



「レオン・ラッセル」の名曲から、「A Song For You」。

「Terez Montcalm - Hommage Shirley Horn A Song For You - Leon Russell」

          

シャンソンからご存知の「愛の讃歌」。

「Terez Montcalm - If You Love Me (Hymne à l'Amour) 」

          

さあ、黒枝豆でビールです。
 


  




 
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by knakano0311 | 2016-10-09 10:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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