大屋地爵士のJAZZYな生活

いつもながらの味を

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黒枝豆は、手に入れたその日からだったが、先日丹波篠山で仕入れてきた食材が食卓に上がる。これは大きくて見事な丹波栗の渋皮煮。鬼皮をむいて妻が作ったものである。私はこれが大好物。そのほかにも、柿、自然薯、むかご(零余子)なども。何気ない日常の中での季節の味、毎年やってくるいつもながらのこんな季節の味が好きである。

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毎朝、食卓に上るパン。カリっとした食感とレーズンの甘み。大の好物は、近くのパン屋のレーズンパン。飽きのこないいつもの味が好きである。

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丹波篠山で見かけた荒物屋。プラスティックの道具の中にあって、箕(み)、笊(ざる)、魚籠(びく)、籠(かご)、背負子(しょいこ)・・・、なつかしい手作りの匂いがする道具たちが、所狭しと並んでいる。「エコ」、「3R」などと、ことさらに叫ばなければならないほどの、大量生産、使い捨ての時代にあって、お土産屋や民芸品店などではなく、ごく日常の荒物屋として街の中で当たり前のように機能している。こんな店が好きである。

今宵の曲は、ジャズのスタンダード・ナンバーとしても知られているお馴染みの、「私の好きなもの/My Favorite Things」。ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」のうちの一曲。作曲「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」、作詞「オスカー・ハマースタイン2世/Oscar Hammerstein II」。

薔薇の雫、子猫の髭、ブリキの薬缶、暖かな羊毛の手袋、紐で結わえた茶色の包み ・・・・。

「ジョン・コルトレーン/John Coltrane」など多くのアーティストによってカバーされている。原曲は3拍子だが、ジャズでは6/8や4拍子にアレンジされることも少なくない。

今宵はまず、大御所、「サラ・ボーン/Sarah Vaughan」の歌唱から。アルバムは、「After Hours」(1961)。いつもの印象とは違って、軽やかにやさしく歌っている。

After Hours

Sarah Vaughan / Blue Note Records



「Sarah Vaughan - My Favorite Things」

          

さて、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のピアノ・ソロです。アルバム、「The Solo Sessions, Vol.1」(recorded 1963)から、「Medley;My Favorite Things /Easy to Love /Baubles, Bangles, & Beads」。この味もなかなか。

Solo Sessions 1

Bill Evans / Milestone



「Bill Evans - My Favorite Things /Easy to Love /Baubles, Bangles, & Beads」

          

たまには日本人JAZZ歌手も聴いてみましょうか。「土岐麻子」、「STANDARDS on the sofa~土岐麻子ジャズを歌う」から。

「Toki Asako - My Favorite Things」

          

さて、たくさんある好きなものの中からひとつを選べと言われても、迷ってしまうのはよくあること。これもスタンダード・ナンバーとして知られているお馴染みの「Just One Of Those Things(邦題;よくあること)」。「その他大勢のうちの一つ」という意味が近いでしょうか。

「ビギン・ザ・ビギン/Begin the Beguine」のほうが有名な、1935年のミュージカル、「ジュビリー(聖なる年)」で使われた「コール・ポーター/Cole Porter」の曲。1951年に「ドリス・デイ/」がリバイバル・ヒットさせ、1954年にはフランク・シナトラが歌い、またもやシナトラの十八番になってしまった。特別の恋の予感を、「ただのよくあることの一つ」と無理やり自分に言い聞かそうとする、そんな揺れる心。

【 Just One Of Those Things 】

「♪ It was just one of those things  それはただのよくあることの一つ
   Just one of those crazy flings   よくあるお遊びのロマンスのようなもの
   One of those bells that now and then rings いつも鳴り響くベルと同じこと
   Just one of those things     それはただのよくあることの一つ ♪」


カテゴリーの違うふたりのアーティストをあえて選んでみました。かってはストックホルムの妖精とも呼ばれた、「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」と、ヨーロッパ屈指の美メロピアニスト、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」。

「リサ・エクダール」、アルバムは、「When Did You Leave Heaven」(1997)から。

When Did You Leave Heaven/Int. European

Lisa Ekdahl / RCA Victor Europe



「Lisa Ekdahl - It was Just One of Those Things」

          

          「ジョバンニ・ミラバッシ」のアルバムは、「Out Of Track」(2009)から。

新世紀~Out of tracks~

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ / VIDEOARTS MUSIC( C)(M)




「Giovanni Mirabassi Trio - Just one of those things」

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by knakano0311 | 2016-10-16 17:18 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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