人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

落ち葉 新芽 切り株 萌芽 ・・・

落ち葉 新芽 切り株 萌芽 ・・・_b0102572_1752975.jpg
落ち葉 新芽 切り株 萌芽 ・・・_b0102572_176208.jpg
落ち葉 新芽 切り株 萌芽 ・・・_b0102572_1755695.jpg


昨日の強風で吹き寄せられた「クヌギ(椚、櫟)」の葉が深々とした厚い絨毯を作っている。炭材として使うため、切り倒した「クヌギ」の枝先には、来年の春を待つ新芽がもう顔を出している。8年前に伐採し、再び今年も伐採した台場クヌギの切り株に、来年の春には新芽がちゃんと萌芽してくれるようにと防腐剤を丁寧に塗る。この時期、毎年繰り返される作業。ずっと昔から、8~10年毎に輪伐を繰り返されてきたこの台場クヌギたち。いつごろから、いったい何回ぐらい伐採を繰り返してきたのだろうか。落ち葉 新芽 切り株 萌芽 ・・・。ゆったりとした雲の流れ、そして永遠に繰り返す時の流れ ・・・。

さて、「何度でも繰り返して」という意味の「Time After Time」という曲。そう聞けば、多くの方は、まず「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」の1984年のヒット曲で、「マイルス・デイヴィス/Niles Davis」等多数のアーティストにカヴァーされているスタンダード・ナンバーを思い浮かべるでしょう。まあ、名曲といっていいですね。

【 Time After Time 】 by Cyndi Lauper/Robert Hyman

「♪ Lyin' in my bed I hear the clock tick ベッドに寝転がると聞こえる時計の音
   And think of you           そんな時あなたのことを考えてしまう
   Caught up in circles confusion     思いは堂々巡りになってしまうが
   Is nothing new            それはいつものことで珍しくもない

   Flashback warm nights        突然思い出すいくつかの夜
   Almost left behind          ほとんどはもう過去のことだけれど
   Suitcase of memories        スーツケースいっぱいに詰まる位の思い出
   Time after              何度となく繰り返した思い出

   ・・・・・・・・・・・・・

   If you're lost you can look      もしあなたが見失ったとしても
   and you will find me         探せばきっと私を見つけられる
   Time after time           何回でもね
   If you fall I will catch you      もしあなたが倒れても私が受け止めるよ
   I'll be waiting            私はずっと待っているから
   Time after time           何度でも 何度でも

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌唱で。アルバム「Simply Eva」にも収録されているが、1996年1月3日、ワシントンDCにある老舗のジャズクラブ、「Blues Alley」での最後の絶唱をすべて収録した追悼盤、「Nightbird」から。

Nightbird

Eva Cassidy / Imports




「Eva Cassidy - Time After Time」


          

実は、この「Time After Time」、もうひとつ同名のスタンダード曲がある。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」が歌って1957年にヒットした曲。この曲は「ラホス・コルタイ/Lajos Koltai」監督の映画「いつか眠りにつく前に/Evening」でも使われていた。

【 Time After Time 】  作詩:Sammy Cahn 作曲:Jule Styne

「♪ Time after time,           何度でも
   I tell myself that I’m       自分に言って聞かせるんだ
   So lucky to be loving you   君を愛することができて僕は幸せ者
                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・               ♪」 

映画で歌っていたのは、「マーガレット・ホワイティング/Margaret Whiting」。なじみはないが、1940~50年代にもっとも活躍した白人女性ポピュラー・シンガーの一人で、「マイ・フーリッシュ・ハート / MY FOOLISH HEART」などが代表的なヒット曲だという。ここでは、「カーリー・サイモン/Carly Simon」の「トーチ」に続く2番目のスタンダード曲集、「マイ ロマンス/My Romance」(1990)から。往年の「恋多き奔放な女」の印象から、結婚、出産、離婚を経て、落ち着いた大人の雰囲気を纏った歌手への成長を成し遂げた。

My Romance

Carly Simon / Sbme Special Mkts.



「Carly Simon - Time After Time」

          

「歌ものを弾かせたらこの人でしょう」というのが、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」という別名義のトリオ名で歌心溢れるアルバムもいくつもリリースしているお気に入りのピアノ・トリオ。自身の名の「ビル・チャーラップ・トリオ」でのアルバム、「ス・ワンダフル/'S Wonderful」(1999)から、「Time After Time」。 

ス・ワンダフル

ビル・チャーラップ・トリオ / ヴィーナスレコード



「Time After Time - Bill Charlap」

          

  
by knakano0311 | 2016-11-26 13:13 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
<< 路傍の花、樹々の鳥(137) ... 「原田芳雄」のエッセイを読んで... >>