さて、「何度でも繰り返して」という意味の「Time After Time」という曲。そう聞けば、多くの方は、まず「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」の1984年のヒット曲で、「マイルス・デイヴィス/Niles Davis」等多数のアーティストにカヴァーされているスタンダード・ナンバーを思い浮かべるでしょう。まあ、名曲といっていいですね。
【 Time After Time 】 by Cyndi Lauper/Robert Hyman
「♪ Lyin' in my bed I hear the clock tick ベッドに寝転がると聞こえる時計の音
And think of you そんな時あなたのことを考えてしまう
Caught up in circles confusion 思いは堂々巡りになってしまうが
Is nothing new それはいつものことで珍しくもない
Flashback warm nights 突然思い出すいくつかの夜
Almost left behind ほとんどはもう過去のことだけれど
Suitcase of memories スーツケースいっぱいに詰まる位の思い出
Time after 何度となく繰り返した思い出
・・・・・・・・・・・・・
If you're lost you can look もしあなたが見失ったとしても
and you will find me 探せばきっと私を見つけられる
Time after time 何回でもね
If you fall I will catch you もしあなたが倒れても私が受け止めるよ
I'll be waiting 私はずっと待っているから
Time after time 何度でも 何度でも
「歌ものを弾かせたらこの人でしょう」というのが、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」という別名義のトリオ名で歌心溢れるアルバムもいくつもリリースしているお気に入りのピアノ・トリオ。自身の名の「ビル・チャーラップ・トリオ」でのアルバム、「ス・ワンダフル/'S Wonderful」(1999)から、「Time After Time」。