大屋地爵士のJAZZYな生活

ご近所の野の仏たち 

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私の住んでいる地域では、住宅地、幹線道路を問わず、道の脇に、大抵はお地蔵さんであるが、野の仏をよく見かける。写真は先日の「宝塚自然休養林」ウォーキングで見かけたお地蔵さん。

若い頃は信仰や宗教に対して全く関心がなかったせいもあるが、松本の実家付近に多く点在している道祖神を見てもそれほど興味は湧かなかった。関西地方に住みだしてからは、この地域は信仰心が厚いと実感している。その一つの例がお地蔵さん。松本ではなかったが、関西では「地蔵盆」という行事が盛んであることもこちらへ来て知った。私の団地にも開発される前からあったお地蔵さんが今でもきちんと祀られ、花などが添えられている。

「地蔵盆」は、宵縁日の毎年8月23日ころに行われる「地蔵菩薩」の祭。路傍や街角(辻)に祀られているお地蔵さんが対象で、夏休み最後の子どものイベントとして、行われているのが多いようだ。そうやって子供の頃から、御先祖様やお地蔵さんにお参りすることが習慣として自然と身についていくという。

林道で出会った野の仏、燃えるような紅葉のなかで、静かに微笑んでいるように思えた。   

今日は父親の12年目の命日、「十三回忌」であるが、特別に法事などは行わず、前回帰省した時に車で運んできた仏壇に、先日、父親の生まれ故郷の安曇野より届いた信州林檎を供えて手を合わせた。月が変わって12月、出かけた近くのショッピング・モールはもうクリスマス一色に ・・・。

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そんなクリスマスのざわめきが迫ってきた今宵のピアノは、「ティグラン・ハマシアン/Tigran Hamasyan」。独特の世界観をもつアルメニアの天才ピアニストと呼ばれ、彼の6枚目となるアルバムで、ECMデビュー作品、「Luys I Luso」(2015)。自国アルメニアの宗教音楽を探求した作品で、教会の合唱団「Yerevan State Chamber Choir」を迎え、新しい世界観に挑戦したものだという。タイトルは、「光からの光」という意味で、収録楽曲は5世紀から20世紀にわたるアルメニアの賛美歌、聖歌などに新たにハマシアンがアレンジしたり、インプロヴァイズを加えたとあった。

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「ティグラン・ハマシヤン/Tigran Hamasyan」。1987年、アルメニア生まれのピアニスト。まだ30歳にもなっていない。3才の時には「レッド・ツェッペリン/Led Zeppelin」、「ディープ・パープル/Deep Purple」、「ビートルズ/The Beatles」、「クイーン/Queen」、「ルイ・アームストロング/Louis Armstrong」らをすでに弾き語りしていたという。11歳頃からフェスやコンクールに出演。2003年には、米国ロサンゼルスへ移住し、2006年に「セロニアス・モンク国際ジャズ・ピアノ・コンテスト」にて19歳で優勝を飾る。以降、世界中からオファーを受ける存在となり、メディアからも絶賛される。ジャズとクラシック双方とも学ぶが、そのほかアルメニアのフォークやロック、エレクトロや詩など多種多様な音楽的素養を持ち、ジャズの範疇を超えた独特の音世界で世界各国のファンを熱狂させているという。

合唱団なくしてはここまでの深みは得られなかったとは思うが、ハマシヤンのピアノは見事に合唱と調和し、精神性や深みを導き出している。ジャズと呼ぶのか、クラシックと呼んだらいいのか、中世ヨーロッパの世界に迷い込んだような、不思議で新しい音楽体験。

Luys I Luso

Tigran Hamasyan / Ecm Records



プロモーション・ビデオから。

「Tigran Hamasyan "Luys i Luso" teaser」

          

アルバムからいくつかを。この不思議な浮遊感はなんでしょう。

「TIGRAN HAMASYAN - LUYS I LUSO」

          

「Tigran Hamasyan - Maghterg (Patriarchal Ode), Komitas | Luys i Luso 」

          
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by knakano0311 | 2016-12-02 13:16 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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