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大屋地爵士のJAZZYな生活

炭窯の奥に神秘的な赤が見える

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窯の奥にほの暗く輝く赤。「くどさし」直前に行うの「練らし」の工程。空気取り入れ口から垣間見えた窯木が炭化していく過程の赤。なんとも神秘的な自然の色にいつも感動。

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窯の中の温度を、窯木が自分で熱分解をして炭化をしてゆく温度まで、薪を燃やして高めるのが二日目の「窯焚き」。三日目、四日目は数かな空気取り入れ口を残して窯を遮蔽し、窯内の温度や状態を推測しながら、空気調節をして炭化の進捗をコントロールしていく。十分炭化したと判断した時点で、すべての口を閉じて、窯を冷やしていく。これが「くどさし」である。あとは窯を開けるまで、どんな炭ができているかはわからない。期待と不安の毎日が続く。

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さて今宵も「ハートに火をつけて/Light My Fire」。歌うディーバは、スウェーデン、ストックホルム生まれの美女シンガー、「リーサ/Lisa Lovbrand」。ハリウッド映画で女優としても活躍するというコケティッシュ&セクシーなディーヴァ。ジャズ歌手としてのデビュー作は「エンブレイサブル/Embraceable」(2007年)。そのアルバムからである。

スタンダードの名曲「Embraceable You」をタイトルにしたこのアルバムでは、彼女自身の作詞になる1曲をのぞいて、すべてジャズとPOPSの名曲のカバー。しかも、共演者に「クリス・ボッティ/Chris Botti」、「デヴィッド・フォスター/David Foster」、グラスゴー出身のバンド「ブルー・ナイル/The Blue Nile」の「ポール・ブキャナン/Paul Buchanan」とそうそうたるゲストを迎えてのアルバムである。(参照拙ブログ「スエーデン美女シンガー図鑑(その6) ~リーサ/Lisa~」

エンブレイサブル

リーサ / スパイス・オブ・ライフ



「Lisa Lovbrand - Light My Fire」

          

透明感のあるリーサの声と、デヴィッドのすこししゃがれた声とが絶妙に絡み合う「デヴィッド・フォスター」との粋なデュエット「When I fall in love」も。

「Lisa Lovbrand & David Foster - When I fall in love」

          

  



  
by knakano0311 | 2017-01-21 10:01 | 炭焼き小屋から | Comments(2)
Commented by reikogogogo at 2017-01-22 10:36
この写真大好!
瞬間の美ですね 、炭焼きも、陶芸の薪窯も温度との戦い。
薪の出来上がりの美しさを目にした時のこと思い出してます。
Commented by knakano0311 at 2017-01-22 17:43
reikogogogo さん   私は陶芸はしないのでよくわかりませんが、窯の中の状態を想像して、火を操るという点、窯を開けてみるまでは出来栄えがわからない点、薪が重要な要因など多分共通することは多いのではと思います。
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