大屋地爵士のJAZZYな生活

終の棲家に 

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 溜池の法面に山桜が咲き、木立に囲まれたその奥に家が見える。この家、理想的なロケーションにも思える。どんな人が住んでいるんだろうか。きっと「終の棲家」に決めているんでしょう。

 私も19歳でふるさと松本を離れ、妻も結婚を機に、育った横浜を離れ、関西で生活を始めた。そして、子供を育て、小さいがこの地に家を構え、やがて子供たちも成長して、家を離れ、この街を離れていった。関西で生活して50数年。今の家に暮らして24年。今、夫婦二人だけになって、今の家が「終の棲家」となった。

 今宵の曲、「ホリー・コール/Holly Cole」の「Get Out Of Town」。直訳すると、「街から出ていってくれ」。なんかよくわからんタイトルですが、よく読んでみると、「出て行かない」でという気持ちの裏返しが込められている。これは、1938年のミュージカル、「Leave It to Me」に「コール・ポーター/Cole Porter」が書いた曲。

【 Get Out Of Town 】   作詞・作曲:Cole Porter

「♪ Get out of town       街を出て行って
  Before it’s too late, my love  手遅れになる前に、ねえあなた
  Get out of town        街を出て行って
  Be good to me, please     優しくしてね、お願いだから

  Why wish me harm      どうして私を傷つけたいのよ
  Why not retire to a farm    どうして田舎へもどらないのよ
  And be contented to charm   木々の鳥でも相手にして  
  The birds off the trees      満足してればいいのに

  Just disappear          消えてちょうだいよ
  I care for you much too much   あなたが気になって気になって仕方がないの
  And when you’re near, close to me dear あなたが近くにいればいるほど
  We touch too much        私たちふたりはどんどんくっついていってしまう

  The thrill when we meet is so bittersweet あなたに逢う時は嬉しかったり辛かったり
  That darling, it’s getting me down   ねえあなた、もうダメになってしまいそう
  So on your mark get set      だから、もう「位置について 
  Get out of town           用意、ドン!」で街から出て行ってよ  ♪」

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 「ホリー・コール/Holly Cole」。1963年、カナダ、ハリファックス生まれ。家族全員がピアノを演奏するという音楽一家だったという。「バークリー音楽院」でジャズを学ぶ兄を頼って16歳の時にボストンに行き、初めて生のジャズと出会う。1986年に、「デヴィッド・ピッチ/David Pitch(b)」に「アーロン・ディヴィス/Aaron Davis(p)」を加え、ドラムレスの「ホリー・コール・トリオ/Holly Cole Trio」を結成。しかし、1987年、トリオでの初ライヴの前日、交通事故により顎の骨を砕き、歌手としては再起不能とまで言われる。血の滲むような努力で怪我を克服し、1989年に「Christmas Blues」でデビュー、以後ジャズ・シンガーとしての歩みを着実に重ねて行った。

熟女本領発揮のアルバム、「Don't Smoke in Bed」(1993)から。

Don't Smoke in Bed

Holly Cole / Blue Note Records



「Get Out of Town(Live) - Holly Cole Trio」

          
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by knakano0311 | 2017-04-28 09:09 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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