今宵は、そんな不思議な植物、「サボテン」のイメージ・ソング?、「Day Dream(白日夢)」。1941年にアメリカのジャズ・ピアニスト、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」と「デューク・エリントン/Duke Ellington」による作曲、「ジョン・ラ・タッチ/John La Touche」作詞の古い良き時代のスタンダード。内容は恋にうなされる女(男)の歌。
【 Day Dream 】
「♪ Day Dream デイ・ドリーム(白昼夢)
Why do you haunt me so? なぜ私にとり憑くの
Deep in a rosy glow バラ色の輝きのその奥深く
The face of my love you show 愛しい貴方の顔が浮かんでくるの
Day Dream デイ・ドリーム(白昼夢)
I walk along on air 空中を浮遊していると
Building a castle there そこには大きなお城が現れる
For me and my love to share 私と貴方が暮らすためのお城が
Don't know the time 時間の感覚もわかなくなって
Lordy, I'm in a daze 主よ、もうもうろうとしてしまって
Sun in the sky 空には太陽があるのに
While I moon around, feeling hazy うろつく間中、私は夕暮れのようにうすぼんやりと
もう死語になってしまったが、「ちょいワル」ムードいっぱいのイタリア男の描く恋の世界を。ヨーロッパ期待のイケメン・ピアニスト。「ステファノ・ボラーニ/Stefano Bollani」。1972年、ミラノ生まれというからまだ45歳。脂の乗り切った頃か。もともと歌手になることを夢見てピアノを始めたというが、プロ・デビューはなんと若干15歳。イタリア独特の雰囲気というか、隠せないラテンの気質というか、「恋唄」やバラードのプレイにはそれが随所に表れるような気がする。トリオ・アルバム、「黒と褐色の幻想/Black And Tan Fantasy」から。