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大屋地爵士のJAZZYな生活

My way ただ自分らしく

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 「黒田 卓也」という兵庫県出身のジャズ・トランペッターがいる。2014年に日本人として初めてブルーノート・レコードと専属契約を結んだジャズ・プレイヤーである。NHKの関西ローカル番組の「かんさい熱視線」では、16日、彼の特集、「My way ただ自分らしく」を放映していた。

 1980年、兵庫県芦屋市に生まれる。中学・高校に入学するとトランペットをはじめ、大学を卒業するまでビッグバンドに所属していた。大学在学中に20歳で「バークリー音楽大学」へ短期留学。2003年に渡米してニューヨークの「ニュースクール大学」ジャズ科に進学、2006年に同大学を卒業した。当初は手練ぞろいのNYのジャズメンに気後れして、どのような個性やテクニックを磨いたらいいのか、相当に悩んだという。

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 あるとき、教会でゴスペルに出会い、ジャズの枠にとらわれず、ゴスペル、ファンク、ヒップホップ、ラテンなど様々なジャンルの音楽と関わるようになっていった。卒業後さらに演奏テクニックを磨くために、「ローリー・フリンク/Laurie Frink」に師事する傍ら、演奏活動を通じて「ホセ・ジェイムズ/José James」と親交を深め、彼のアルバム「Blackmagic」(2010年)の演奏にも参加した。この頃から、頭角を現し、ホセが黒田を「ブルーノート・レコード」に紹介したのを契機に、黒田は同社と契約、ホセのプロデュースでアルバム「ライジング・サン」(2014)でブルーノート・デビューが決まった。

 アルバム・タイトル、「ライジング・サン/Rising Son」には、「日出ずる国、日本からやってきたジャズ・マン」という気概を込めたと黒田は語る。

 久しぶりに観たジャズのドキュメンタリー、久しく遠ざかっているNYジャズの今。NYジャズへの私の関心を再びかきたてる、NHKローカルにしては、刺激的な番組であった。

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ライジング・サン/黒田 卓也
ユニバーサル・ミュージック




「Takuya Kuroda - Rising Son」

          

 フル・アルバムも。

「Takuya Kuroda - Rising Son (Full Album) 」

          
  


  
by knakano0311 | 2017-09-20 09:25 | 観るJAZZ | Comments(0)
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