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大屋地爵士のJAZZYな生活

微かに春の兆しが ・・・

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 作業が早めに終わったので、人気のない山の公園をウォーキング。寒々しくみえる公園のビオトープ。まだ氷が張ったまんまであるが、その氷の厚さも薄くなって、底が透けて見える。もうすぐ氷も溶けて野鳥の水飲み場に再びなる日も近い。

 今宵の曲。ポーランドの新世代のジャズ・ヴォーカリスト、「アガ・ザリアン/Aga Zaryan」のアルバム、「Looking Walking Being」(2010)から、「February Evening In New York」。

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 「アガ・ザリアン」は、1976年、ポーランドの首都ワルシャワ生まれ。父親はクラシック・ピアニスト。彼女は幼い頃から両親とともにヨーロッパ中を広く旅し、またクラシック音楽とともに、アガの両親は、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」、「ウェザー・リポート/Weather Report」、「ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix」、「ボブ・マーリー/Bob Marley」、「ビートルズ/The Beatles」などのポップス・アーティストの音楽もよく聴いたという。このことがアガに小さい頃から幅広い音楽に親しむきっかけを作ったという。

 厳寒のニューヨークの街の夕暮れ。私は二月には行ったことはないが、行き交うニューヨーカーたちの情景が目に浮かぶような歌。

【 February Evening In New York 】 by Denis Levertov,Michal Tokaj

「♪ As the stores close, a winter light   店はもう閉まっているが
  opens air to iris blue,          冬の光は空気をアイリス・ブルーに変えていく
  glint of frost through the smoke     煙の向こうに見える霜の煌き
  grains of mica, salt of the sidewalk.   雲母の輝く粒子、歩道に撒かれた塩の結晶 

  As the buildings close, released autonomous ビルももう閉まっているが、その入口からは
  feet pattern the streets      いくつもの足跡が勝手についたように通りに広がっている
  in hurry and stroll; balloon heads  急いでいるような足跡、散歩しているような足跡
  drift and dive above them; the bodies  足跡の上には風船の顔が揺れていて
  aren't really there.             そのボディはそこに実在しない

  As the lights brighten, as the sky darkens,  光が一層輝きを増し、夜の闇が深まる頃
  a woman with crooked heels says to another woman  一緒の歩いている女性ふたり
  while they step along at a fair pace,    ねじれたヒールの女性がもう一人に話しかける
  "You know, I'm telling you, what I love best   ねえ、聞いて 私が一番愛しているのは
  is life. I love life! Even if I ever get       人生よ 人生なの
  to be old and wheezy-or limp! You know?   歳をとって呼吸や足が不自由になってもね
  Limping along?-I'd still ... " Out of hearing. 不自由? その先の会話は聞きとれなかった
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Looking Walking Being
Aga Zaryan
EMIミュージックジャパン




「Aga Zaryan - February Evening In New York」

          
  

  
by knakano0311 | 2018-02-08 14:59 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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