今日は朝から寒い雨。気分だけでも明るくしようと、兵庫県立美術館に、20世紀前半パリに世界各地から、集ったいわゆる「パリ派、エコール・ド・パリ」の展覧会を観に出かけました。
アンリ・ルソー、モディリアーニ、シャガール、藤田嗣治、キスリング らどこかで一度は観た、懐かしい絵画が展示されていました。パリ万国博覧会後、「狂乱の時代」と呼ばれたモンマントル或いはモンパルナス、パリが最も華やかな時代だった頃の郷愁が十分伝わってきました。
この時代は、まえに「非アメリカ的なるもの ジャンゴ・ラインハルト」で述べた「ジプシースウィング/ヨーロッパJazz」の開花した時代と重なるのです。「キキ Kiki」などの写真や、彼女の描いて絵もあり、非常に興味深く見ることが出来ました。
モディリアーニ;スエーデンの娘
神戸の美術館や博物館はどこも館内にお洒落なカフェやレストランがあります。今日も、ハーバーウェイをみとおすカフェで遅めのランチをとって帰還。
日本ではあまり知られていませんが、美人で歌唱力がある私の好きなシンガー「スー・レイニー」のアルバムから。
雨の日のジャズ
スー・レイニー ビリー・メイ楽団 / 東芝EMI
ISBN : B000HOJBCW
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この「パリ派」。Jazzで喩えるなら何かなあと考え込んでしまうが、まずは、先ほどあげた「ジャンゴ・ラインハルト」の再掲。
ジャンゴロジー~スペシャル・エディション
ジャンゴ・ラインハルト / BMG JAPAN
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パリはコンコルド広場をテーマにしたMJQの最高傑作といわれる「Concorde」。1955年の録音というから、第二次世界大戦後10年ほどのこと。まだ「パリ派」の多くは存命であったろうし、彼らのはじめた「キュービズム」、「フォービズム」も全盛であったろうか。
クラシックとJAZZの融合のハシリともいえるこのアルバム、ヨーロッパの香りがしますねえ。
Concorde
The Modern Jazz Quartet / Prestige/OJC
ISBN : B000000XZU
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モディリアーニの悲惨な晩年を描いた、ジャック・ベッケル監督の「モンパルナスの灯」。
当時相当なハンサムだったという、モジリアーニを演じた俳優「ジェラール・フィリップ」も劣らぬハンサムで、はまり役の好演だったが、当時26歳だったジャンヌ役のアヌーク・エーメの美しいこと。
モンパルナスの灯
ビデオメーカー
そのほかに、私は見てませんが、あの「アンディ・ガルシア」が、主演と製作総指揮を務めた作品で、今日の展覧会でみた、モディリアーニ、 ピカソ、スーチン、キスリングなどをはじめ、ルノーアール、ユトリロ、など巨匠が続々登場し、妻・ジャンヌと芸術を心から愛した悲劇の天才画家・モディリアーニの情熱と苦悩に満ちた青春を綴る「モディリアーニ 真実の愛」という作品もあります。
モディリアーニ 真実の愛
/ ビデオメーカー
ISBN : B000BX4D5O
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