本日の美術展めぐりは、大阪中之島、国立国際美術館。「夢の美術館 ~大阪コレクションズ~」。この「夢の美術館 ~大阪コレクションズ~」は、大阪市立近代美術館建設準備室、国立国際美術館、サントリーミュージアム[天保山]という大阪の美術館3館が共同で企画し、各館が所蔵する貴重かつ優れた、しかし日頃なかなかまとまって紹介する機会のないコレクションの存在とその魅力を展示した特別展です。
なかでも、大阪市立近代美術館のコレクションは秀逸で、モディリアーニの裸婦をはじめ、シュルレアリスムの巨匠マグリットやダリの絵画、キュビスムの彫刻家デュシャン・ヴィヨンの大作、戦後アメリカを代表するフランク・ステラのブラック・ペインティング、近年注目著しいドイツの画家リヒターの具象作品など、歴史的に重要であるだけでなく、実に見応えのある作品が揃っています。
一方、国立国際美術館は、セザンヌ晩年の絵画から、キュビスム期のピカソ、シュルレアリスムの巨匠エルンストの絵画、コーネルの詩情溢れる箱の作品、あるいは日本ではほとんど所蔵例のないアメリカの画家バーネット・ニューマンの傑作、ドイツを代表する画家バゼリッツやポルケの珍しい初期作品まで、これまた粒揃いの名作を所蔵しています。(パンフより抜粋)
1917年 髪をほどいた横たわる裸婦
また、併設のホールでは、あの「アンディ・ガルシア」が、主演と製作総指揮を務めた作品で、今日の展覧会でみた、モディリアーニ、 ピカソ、スーチン、キスリングなどをはじめ、ルノーアール、ユトリロ、など巨匠が続々登場し、妻・ジャンヌと芸術を心から愛した悲劇の天才画家・モディリアーニの情熱と苦悩に満ちた生涯を綴る「モディリアーニ 真実の愛」という映画が、無料で公開されているという値打ちな美術展。これは、以前のブログ、「雨の日の美術館 ~エコール・ド・パリ展をみて~」で、観ていない映画として少し触れていただけに、うれしい企画。
1919年パリ、モンマントルが舞台。典型的な破滅型、無頼派の芸術家の生き様を描いたすこし重い作品であったが、モジリアーニとは全く対照的な生き方で、当時人気絶頂、富と名声を手にしていた生涯のライバル、「パブロ・ピカソ」との対比のなかでストーリーがすすんでいく。最後は最悪の結末が待っているのであるが・・・。最初で、最後の美術コンテストに出展し、絶賛を博した「ジャンヌ」という作品に「瞳」が描かれている秘密が明かされる。
モディリアーニ 真実の愛
/ ビデオメーカー
ISBN : B000BX4D5O
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車で出かけましたが、お供は、マドモアゼル・クレモンティーヌ。1960年代から1970年代の名曲でつづる、オシャレなパリジェンヌ、クレモンティーヌのカヴァーアルバムで、タイトルもオシャレで、多分彼女の中で、最高のできばえのアルバムのひとつ「30℃」。
バート・バカラック、ジェームズ・テイラー、キャロル・キング等々、素晴らしい楽曲をカバーし、「
パリジェンヌの少しだけ特別な夏の1日」をテーマに、レトロでモダンなムードを醸し出してくれます。
30℃
クレモンティーヌ / / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00006962C
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帰宅してからは、以前に見た映画だけれど、レンタルしてあったDVDで、また映画を。絵画、映画、DVDと、なんとヴィジュアルづけの一日ではあった。
イルマーレ
キアヌ・リーブス / / ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000HXDHAK
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