大屋地爵士のJAZZYな生活

検定ブームにのせられて  ~マーケッターとしてのシニア考(7)~

世の中、「検定」ブームだそうだ。確かにYahooやGoogleで検索してみても、驚くべき数の「検定」に関する記事やHPが出てくる。特に趣味の分野では、「映画」、「コーヒー」、「時刻表」、「世界遺産」、「漢字」、「世界の麺」、「自動車」、「エンタ!」などに加え「京都」、「アロハ」などのご当地検定など、こんなものまでと驚くカテゴリーが検定対象となっている。少し昔までは、いろいろな分野に「国家認定・検定」という制度があって、業界団体、天下りというマイナス面もあったが、主に技能系を中心として、一定の基準をクリアした技能スキル保有者を送り出していた。その後、「行政改革」の一環として必要最低限の資格を残して、かなりの部分が「国家検定」から「民間検定」に移行した。しかし最近は、趣味の多様化、高齢化社会、生涯学習の普及を反映してか、先にあげたような各種の「検定」がブームである。

かくいう私も、そのブームにまんまと乗せられて、検定を受けた一人である。レコード検定協議会のCD検定である。協会のHPにはこんなことが書いてありました。

『日本のレコード文化は世界にまれにみる発展を続けてきました。エジソンが発明した音を記録する技術は世界中に広がりましたが、レコードを文化として日本ほど高めた国はありません。
それは世界からクラシック・ロックなど西洋音楽を取り入れると共に日本固有の伝統的な音楽と融合させ新しい日本の音楽を創りだしてきたからです。日本人の豊かな感受性と共に世界をリードしてきた録音やオーデイオ機器の技術が世界に誇れるレコード文化を形成してきたことに違いありません。
音楽CD検定は 日本初の音楽CDの総合分野を対象とする検定試験です。熟年~団塊~の世代が経験、体験してきた音楽を題材として検定を設け、マスターディプロマ認定取得者が、レコード文化を通じて社会貢献や熟年起業できることを目指します。・・・』

熟年起業は、さておいても、40年間、「人生のBGM」として、私が聴いてきたJAZZとはどのような音楽であったのかということを、少し系統だって勉強したくなったこと、40年間の蓄積が、客観的にどの程度のレベルのものかを知りたくなったこと、この二つが検定を受けた大きな動機でした。検定試験は結構難しかったのですが、結果は「ジャズ部門 1級ディプロマ合格」ということで、家族への面目も一応保てました。

これを、金銭的な側面からみると、まずテキストが上下巻で5,000円、葉書による2級検定合格のあと1級を受験するのであるが、サブテキストが上下巻で3,200円、受験料5,000円、合格語の登録料が10,500円と、受験のための交通費は別で、ここまでに23,700円の投資をしているのである。このあと講座開講などが出来るマスター認定を取得、(財)日本余暇文化振興会の会員資格を得ようと思えば、さらに70,000円程度の費用が必要である。
この費用が、高いか安いかは別の議論を待つとしても、単に、シニア層を購買層としてのみ捉えるのでなく、その知識・経験に一定の客観的評価を与え、社会的活動や起業を促すという趣旨には大いに賛同できると思う。このような多方面にわたるキャリアやノウハウを持ったシニアたちをNETWORKとして組織化し、地域でのいろいろな活動や、シニア層へのマーケティングに活かせることが出来るなら何か新しいものが生み出せるようにも思えるがどうだろうか。


1級検定試験に出るかもしれないジャズ歴史的名盤、マイルス・デヴィスの軌跡から。
ハードバップと呼ばれるジャズのスタイルを確立させた歴史的アルバム、「'Round About Midnight」。この曲の作曲でセロニアス・モンクの名も不滅のものとなった。

ラウンド・アバウト・ミッドナイト

マイルス・デイビス / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル



「Miles Davis Quintet - 'Round Midnight (1956 Columbia Records Version)」  Personnel: Miles Davis (trumpet), John Coltrane (tenor sax), Red Garland (piano), Paul Chambers (bass), Philly Joe Jones (drums)

          



彼が確立し、ジャズの中心的なスタイルとなったハードバップに飽き足らないものを感じた、マイルス・ディヴィスは、音楽の一新を計るべく、ジャズの演奏原理に「モード」と呼ばれる新しい音楽理念を導入した。そのときに作ったのがこのアルバムである。この「モード」奏法が今日のいわゆるJAZZの演奏スタイルである。

Kind of Blue

Miles Davis / Sony International



前衛芸術のようなアルバムで、一般的音楽感覚の人は聴いているのが辛いかも知れないが、エレクトリック楽器や機材を多用し、ロックともJAZZともとれる新しい世界を創出したアルバム。

Bitches Brew

Miles Davis / Sony Jazz


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by knakano0311 | 2007-11-01 15:04 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)
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