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大屋地爵士のJAZZYな生活

我が家の歳時記  ~「ちりとてちん」の故郷へ~

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写真は食文化館に移設された「ちりとてちん」の和田塗箸店のセット

八月後半、不安定な天気が続いていたが今日はうって変わって、秋間近を感じさせるような爽やかな青空。それではとドライブを兼ねて、おいしい昼飯を食べに、「徒然亭若狭」こと「和田喜代美」の故郷若狭・小浜へと足を向けました。そう、私はNHK朝の連ドラ「ちりとてちん」の大のファンだったのです。観光マップには町中のそこかしこに「ちりとてちん」のロケ場所が紹介されており、マップに従って、少し散策しただけでも、ドラマの一場面が思い出され、いやいや、ずいぶんとミーハーをしてしまいました。

若狭といえば、伊勢、志摩、淡路などと並んで古来、朝廷に「御贄(みにえ);天皇の御食料のことで御食(みけ)ともいう」を納めた「御食国(みけつくに)」である。平城京跡地からも「御贄」を送るときにつけた木製の荷札が発見されている。このように、若狭は、古くから塩や海産物を納める「御食国」として歴史的に重要な役割を果たしてきた。そのことにちなんで、市は「食のまちづくり」を目指しているようで、小浜湾に面した「御食国若狭おばま食文化館」には、いろいろなお米の食べ方、なれずしの作り方、名産若狭塗り箸など食に関するいろいろな展示がなされていた。

お目当ての昼食は「海鮮丼」。新鮮な魚介類がてんこ盛りの丼に舌鼓をうって、土産はドラマでも何回となく目にした、丸ごとの鯖一匹を豪快に焼いた「焼き鯖」と絶品「鯖鮨」になつかしい「おぼろ昆布」。

ところで「ちりとてちん」以外で小浜が最近話題になったのは、民主党米国大統領候補オバマ氏を町興しのため、真剣にパクった「オバマ候補を勝手に応援する会」。先週、党大会で受諾を受け、正式に民主党候補なった今、さぞかし街は盛り上がっているかと思いきや、そうではなかった。しょぼいハンバーガー「オバマ・バーガー」と「Tシャツ」を見かけた程度であった。

「ちりとてちん」だけでなく、もっともっとオバマも盛り上げんと「オチ」てしまいまっせ!
おあとがよろしいようで!!



「ちりとてちん」の挿入歌として、ドラマの重要な場面で流された曲が、「佐々木秀実」の「聴かせてよ愛の言葉を」。シャンソンとして有名な曲であるが、ドラマ挿入歌としてこの曲が放送されてから、歌い手は誰か?という視聴者からの問い合わせがNHKに殺到したという。

聴かせてよ愛の言葉を
佐々木秀実 / / ZETIMA
ISBN : B00009WKVM
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「聞かせてよ愛の言葉を - 佐々木秀実」

          


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「佐々木秀実」。歌声を聞いても、名前をみても、男性なのか女性なのかよく分からないが、次のシャンソン・アルバム「HIDEMI」のジャケットをみると、もっと分からなくなってしまう。多分組合系?と推測しますが、なんと同郷長野県出身、1980年生まれ、28歳のれっきとした男性のようです。どうもシャンソンを歌う男性には性別不詳系が多いが、美空ひばりとピアフに触発されてシャンソン歌手を志したという、その低めの声質と歌唱力はたいしたものです。

HIDEMI
佐々木秀実 / / 小澤音楽事務所
ISBN : B000PDZPXO
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圧倒的な声の存在感と表現力。その歌にほれ込んだ故・阿久悠氏が作詞とサポートをしたデビュー・アルバムが「懺悔」。当時はほとんど話題にならなかったらしいが、「聴かせてよ愛の言葉を」で火がついてから、このアルバムも大変注目されている。阿久悠はタイトル曲を含めて5曲をこのアルバムのため書き下ろしている。シャンソンという枠をはるかに超えたアルバムになっているが、リリース当時は弱冠21歳だったというから恐ろしい。


懺悔
佐々木秀実 / / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005V1GJ
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「懺悔 - 佐々木秀実」

          
by knakano0311 | 2008-08-31 22:21 | 我が家の歳時記 | Comments(0)
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