大屋地爵士のJAZZYな生活2024-03-19T00:01:31+09:00knakano0311定年を迎えたオヤジが人生のBGMとしてのJAZZとJAZZYな暮らしについて語るブログ・ジョッキー。松本市出身、仙台で学生時代を過ごし、現在関西在住。爵士とは中国語でJAZZのこと。Excite Blog60歳過ぎたら聴きたい歌(120) ~ Feel Like Home ~ http://oyajijazz.exblog.jp/33718486/2024-03-19T00:00:00+09:002024-03-19T00:01:31+09:002024-03-15T15:53:12+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
庭の木に鳥が群れている。よく見ると人形であるが、ちょっと微笑ましい風景。今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌(120)」は、「Feels Like Home」。「ランディ・ニューマン/Randy Newman」の曲。歌姫は、ご贔屓、「インガー・マリエ(グンナシェン)/Inger Marie (Gundersen)」。アンニュイで少しダーク。大人のムードを湛え、いぶし銀のように鈍い光を放つ。一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。そんな彼女が好きで、このブログでも何回も取り上げてきた。
「インガー・マリエ」。1959年生まれ、ノルウェイ出身、今年64歳。2004年、JAZZシーンに彗星のごとくデビューしたが、この時45歳というから相当な遅咲きである。音楽一家に育ち、物心ついた頃から歌うことに喜びを見出していたという。20代の頃には、地元でもうプロ活動を始めていたが、2004年になって、ようやくソロデビューするチャンスに恵まれたという苦労人でもある。寡作で、私が知る限り、たった5作しかアルバムはリリースされていないが、遅咲きの苦労人という彼女のキャリアが、どのアルバムにも何とも言えない色艶と温もりを吹き込んでいる。そんな寡作の彼女の最新5作目のアルバム、「Feels Like Home」(2017)から。
【 Feels Like Home 】 by Randy Newman
「♪ Somethin' in your eyes, あなたの瞳は
makes me wanna lose myself 自分を忘れてしまうほど素敵
Makes me wanna lose myself, あなたの腕の中いても
in your arms 自分を忘れてしまうほど素敵
There's somethin' in your voice, あなたの声は
makes my heart beat fast 私の心を震えさせる
Hope this feeling lasts, the rest of my life こんな感じが一生続けばいい
If you knew how lonely もしあなたが私の人生がどんなに
my life has been 寂しかったかを知れば
And how long I've been so alone ずっと一人ぼっちだったかを知れば
And if you knew 一緒に歩んでくれる人を
how I wanted someone to come along どれだけ望んでいたかを知れば
And change my life the way you've done あなたが私の人生を変えたと知れば
It feels like home to me, it feels like home to me 故郷に戻ってきた感じがする
It feels like I'm all the way back where I come from やっと戻ってきた感じが
It feels like home to me, it feels like home to me 故郷に戻ってきた感じがする
It feels like I'm all the way back where I belong 居場所に帰ってきた感じがする
「デヴィッド・ストーン・マーティン/David Stone Martin(1913-92)」は、ジャズの黄金時代に数々の名盤のジャケット・デザインを手がけた米国の伝説的アーティスト。「村上春樹」氏は長年にわたり、彼デザインのレコードを敬愛し、蒐集してきまという。、村上氏のレコード棚の188枚をオールカラーで紹介。収められた演奏についてもたっぷりと語った本。チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ・・・。
]]>60歳過ぎたら聴きたい歌(119) ~ Meaning Of The Blues ~http://oyajijazz.exblog.jp/33715573/2024-03-16T00:00:00+09:002024-03-16T00:01:20+09:002024-03-13T16:07:14+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌(119)」は、「Meaning Of The Blues(ブルースの意味)」。
「ジュリー・ロンドン/Julie London」、「カーメン・マクレー/Carmen McRae」、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」、「ヘレン・メリル/Helen Merrill」、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」など錚々たる大御所のカバーがあるスタンダード、「Meaning Of The Blues」。
【 Meaning Of The Blues 】 by Bobby Troup / Leah Worth
「♪ Blue was just the color of the sea ブルーって海の色でしかなかった
Till my lover left me 彼が去るまでは
Blue was just a bluebird in a tree ブルーって青い鳥の色でしかなかった
Till he said, "Forget me" 彼が「僕を忘れて」というまでは
Blue always made me think of summer ブルーはいつも夏を思い起こさせる
Cloudless summer skies, so fresh and warm 雲一つない空、新鮮で暖かい
But now the blue I see is more like winter でも今ブルーは冬を思わせる
Winter skies with clouds about to storm 嵐になりそうな雲に覆われた冬の空を
Blue was just the color of his eyes ブルーって彼の眼の色でしかなかった
Till he said, "Goodbye, love" 彼が「さよなら」というまでは
Blue was just a ribbon for first prize ブルー、一等賞のリボンの色でしかなかった
Till he said, "Don't cry, love" 彼が「泣かないで」というまでは
And blues were only chart songs ブルースは単なる音符の連なる歌だった
Fashioned for impulsive ingénues 衝動的でナイーブな少女の間で流行っている
But now I know, too well I know でも今はわかるの、痛いほどよくわかるの
Too well I know the meaning of the blues ブルースの意味が ・・・
「ダイアナ・パントン」。「ホリー・コール/Holly Cole」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」に続く、カナディアン・ディーヴァ。オンタリオ州・ハミルトンに生まれ。 カナダ・ジャズ界の重鎮、「ドン・トンプソン/Don Thompson」に見出され、2005年に「Yesterday Perhaps」でアルバム・デビュー。その後、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた/If the Moon Turns Green...」(2007)、「フェリシダージ ~わたしが愛したブラジル/To Brazil with Love」(2011)、「アイ・ビリーヴ・イン・リトル・シングス ~わたしの小さな願い/I Believe in Little Things」(2015)、「シーズンズ~美しい季節/Solstice / Equinox」(2017)」など、相次ぐヒットで日本でも安定した人気を獲得している。
ブルー ~さよならを云うために
ダイアナ・パントン
MUZAK/Fab.
「Meaning Of The Blues - Diana Panton」
「ジュリー・ロンドン/Julie London」と「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」の歌唱を。アルバムは、「About The Blues」(1957,2002リマスター)、「The Main Ingredient」(1995)。
About the Blues
ジュリー・ロンドン
Blue Note Records
「The Meaning Of The Blues (2002 Remastered) - Julie London」
今宵の曲、春も「Spring」、温泉も「Hot Spring」というので、ときめく春への思いを歌った「They Say It's Spring」を ・・・。
【 They Say It's Spring 】 by Marty Clark , Bob Haymes (1957)
「♪ When I was young I lived in a world of dreams 若い頃私は夢の世界に生きていた
Of moods and myths and illusionary schemes 無邪気で神話みたいな幻想の中で
Though now I'm much more grown up でも今はちょっと大人になったので
I fear that I must own up 怖いけど、私は自分を認めなければなりません
To the fact that I'm in doubt of 私は疑問を感じているの
What the modern cynics shout of 現代の皮肉屋が叫ぶことに
They say it's spring みんな春だと言う
This feeling light as a feather この軽やかな羽のような気分
They say this thing みんなこんなことを言う
This magic we share together 私達が互いに享受しているこの魔法も
Came with the weather too 春の天気と共にやってきたと
They say it's May みんな5月だと言う
That's made me daft as a daisy だから私がうきうきしていると
It's May, they say みんな5月だと言う
That gave the whole world this crazy 5月は世界中を浮かれさせ
Heavenly, hazy hue 天国のような霞んだ色合いに変えたとも
I'm a lark 私はヒバリ
On the wing 翼をはばたくヒバリ
I'm the spark of a firefly's fling 私はホタルが放つ光
Yet to me でも私にとっては
This must be これは季節だからという以上の何かのように
Something more than a seasonal thing 思えてならないの
Could it be spring 春のはずよね
Those bells that I can hear ringing 鐘が聞こえるから
It may be spring 春かもしれないけど
But when the robins stop singing 駒鳥が歌うのを止めても
You're what I'm clinging to 私はあなたにしがみついているわ
Though they say it's spring みんなが春だと言っても
It's you それはあなたがいるからなの
・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ♪」
キュートな声でチャーミングな魅力をふりまく、元祖「ウィスパー・ヴォイスの妖精」、「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」から。アルバム、「Blossom Dearie」(1990)、「Give Him The Ooh-la-la」(1957)から。
]]>60歳過ぎたら聴きたい歌(118) ~ Like a Rolling Stone ~http://oyajijazz.exblog.jp/33712977/2024-03-14T00:00:00+09:002024-03-14T00:01:23+09:002024-03-11T14:33:13+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
「♪ Once upon a time you dressed so fine かつて、あんたは小綺麗な恰好の服を着て
Threw the bums a dime in your prime, 浮浪者たちに小銭を
didn’t you? 放り投げていたというじゃねえか
People call say 'beware doll, 皆んな言っていただろ
you’re bound to fall’ 「気を付けろ嬢ちゃん、痛い目みるぞ」って
You thought they were all kidding you からかわれてると思っていただろ
You used to laugh about あんたよく馬鹿にしていたよな
Everybody that was hanging out 街をうろつく連中を
Now you don’t talk so loud いまはもうそんな威勢はないだろ
Now you don’t seem so proud プライドだってないだろ
About having to be scrounging your next meal 今晩の飯すら請わなきゃならない
How does it feel, how does it feel? どんな気分? どんな気分だい?
To be without a home 家もなくなってみて
Like a complete unknown, like a rolling stone 孤独で転がる石みたいになって
スムースJAZZ系のせいか、日本ではあまり評価されていないが、尺八などを取り入れ、日本的な感性でアメリカ西海岸で大人気だというJAZZミュージシャン、「松居慶子」。リリースされるアルバムのほとんどが米国のベストセラーになっていると聞く。アルバム「DEEP BLUE」(2001)、「Journey To The Heart」(2016)、つづいて「Echo」(2019)が、全米ビルボードのコンテンポラリージャズ・チャートで3度目の1位になった。
]]>60歳過ぎたら聴きたい歌(117) ~ On The Sunny Side Of The Street ~http://oyajijazz.exblog.jp/33710461/2024-03-12T00:00:00+09:002024-03-12T00:01:09+09:002024-03-09T11:16:20+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
ちょっと暗めの歌が続きましたので、今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌(117)」は、「On The Sunny Side Of The Street」。「明るい表通りで」という邦題がついています。「ジミー・マクヒュー/Jimmy McHugh」作曲、「ドロシー・フィールズ/Dorothy Fields」作詞の、1930年のブロードウェイのミュージカル主題歌。古い古いスタンダードです。
春です。明るい日差しが射す通りに飛び出して、思いっきり春を楽しみましょう ・・・・。
【 On The Sunny Side Of The Street 】 by Jimmy McHugh , Dorothy Fields
「♪ Grab your coat and get your hat コートをつかんで 帽子を持って
Leave your worry on the doorstep 悩み事なんか玄関のところに置いてさ
Just direct your feet さあ、足を向けてごらん
To the sunny side of the street 日差しの明るい表通りへ
Can’t you hear a pitter-pat? パタパタという音が聞こえるだろ
And that happy tune is your step あの楽しげな音は君の足音さ
Life can be so sweet 人生は楽しくなるさ
On the sunny side of the street 日差しの明るい表通りを歩けば
「♪ (ヴァース)
If I could say the things I feel, 私が感じたことを言っても
it wouldn't be the same 同じではないでしょう
Some things are not spoken of, 語られていないものも
some things have no name 名前のないものもあるから
And though the words come hard to me 言葉で表現するのは難しいが
I'll say them just for you あなたのためにあえて言ってみましょうか
For this is something rare for me 私にはあまりないことなので
this feeling is so new 新しい感覚ですが
(コーラス)
You see I love the way you love me あなたの愛し方が私は好き
Love the way you smile at me あなたの微笑みが私は好き
I love the way we live this life we're in いまの二人の暮らしが私は好き
Long ago I heard the song 昔、恋人たちが私に歌ってくれた
that lovers sing to me この歌
And through the days with each new phrase 一日中新しいフレーズを聴いて
I hummed that melody そのメロディをハミングしたわ
And all along I loved the song ずっとこの歌が好きだったが
but I never learned it through 今はもうその歌から何も感じなくなったの
But since the day you came along, でも、あなたにあったあの日から心の中に
I've saved it just for you あなたのためのその歌をとっておいたわ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Birthday song バースディ・ソング
I learned from you あなたがおしえてくれたバースディ・ソング
And you can't even sing... もうあなたは二度と歌わないバースディ・ソング ♪」
]]>60歳過ぎたら聴きたい歌(116) ~ Try a little tenderness ~http://oyajijazz.exblog.jp/33706315/2024-03-09T00:00:00+09:002024-03-09T00:01:48+09:002024-03-06T16:18:30+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
前回、「60歳過ぎたら聴きたい歌(115)」のアンサー・ソングみたいですが、「60歳過ぎたら聴きたい歌(116)」は、「Try a little tenderness」。
ご贔屓は、「Ballads and Burton」(2006)に収録されてる「アン・バートン/Ann Burton」の歌唱であるが、多分もう何回も取り上げていますので、今宵は、べつの大御所の歌唱を ・・・。
【 Try a little tenderness 】
by Reg Connelly, Jimmy Campbell, Harry M. Woods
「♪ She may be weary 彼女 ちょっと疲れているかも
Women do get weary 女性っていつも同じ粗末な服を着ていると
Wearing the same shabby dress 疲れてしまう生き物
And when she's weary だから彼女が疲れているように見えたら
Try a little tenderness ほんの少しでいいから 優しくしてあげて
She may be waiting 彼女はずっと待っている
Just anticipating 決して手には入らないものを
The things she may never Possess 期待しても
And while she's without them 手に入らないからそんな時は
Try a little tenderness ほんの少しでいいから 優しくしてあげて
・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
その圧倒的な歌声で、「クイーン・オブ・ソウル」、「レディ・ソウル」と呼ばれた「アレサ・フランクリン/Aretha Franklin」の歌唱です。アルバムは、追悼ベスト盤でしょうか、「Try A Little Tenderness」(2013)から。「she」を「I」に変え、その感情移入された歌唱力の凄さ。
Try A Little Tenderness
Aretha Franklin
Imports
「Try A Little Tenderness - Aretha Franklin」
]]>60歳過ぎたら聴きたい歌(115) ~ I Want A Little Sugar In My Bowl ~http://oyajijazz.exblog.jp/33706289/2024-03-08T00:00:00+09:002024-03-08T00:01:36+09:002024-03-06T15:54:31+09:00knakano031160歳過ぎたら聴きたい歌
さて、今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌(115)」は、「I Want a Little Sugar In My Bowl」。「ニーナ・シモン/Nina Simone」が歌った秀逸のブルース。この歌は、もともと1931年に「ベシ―・スミス/Bessie Smith」が「Need a Little Sugar in My Bowl」と言うタイトルで歌った歌を、「ニーナ・シモン」が、カバーではなく、参考にして作り、1967年のアルバム「Nina Simone Sings the Blues」に、「I Want a Little Sugar in My Bowl」として収録したという。
魂の穴を埋めるために、砂糖のような甘くて優しいものを求めている女性の心情を歌った歌。「come on, save my soul(さあ、私の魂を救って)」と言う歌詞にそれが強く表れている。また、「sugar in my bowl」という歌詞には、性的な愛情と感情的な愛情の両方を求めていることを示しているとも言われている。
【 I Want a Little Sugar in My Bowl 】 by Nina Simone
「♪ I want a little sugar in my bowl 私のボウルに少し砂糖が欲しい
I want a little sweetness down in my soul 私の魂に少し甘さが欲しい
I could stand some lovin', oh so bad 愛があれば立上がることができる でも最悪
I feel so funny, I feel so sad とても孤独で、とても哀しい
I want a little steam on my clothes 私の服に少しスチームが欲しい
Maybe I can fix things up so they'll go 多分物事を修理できるかもしれない
What's the matter, daddy? どうしたの、ダディ?
Come on, save my soul さあ、私の魂を救って
I need some sugar in my bowl, 私のボウルに砂糖が必要なの、
I ain't foolin' 冗談じゃなく本気なのよ
I want some sugar in my bowl 私のボウルに砂糖が欲しい
You been actin' different, I've been told 私が言ったことと違ったことをしてる
Soothe me, I want some sugar in my bowl 私を癒して私のボウルに砂糖が欲しい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ♪」
「ニーナ・シモン」の歌唱は、アルバム、「Nina Simone Sings the Blues」 (1967)から。
Nina Simone Sings the Blues
ニーナ・シモン
Sbme Special Mkts.
寒い冬が終わり春を告げる3月は、イタリアでは「ミモザ」が咲き誇る時期。イタリアでは3月8日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)=女性の日」とし、 男性から普段お世話になっている女性に旬の「ミモザ」をプレゼントする風習に起因するという。「ホワイトディ」よりも、3月8日に女性に2月14日のお返しとして「ミモザ」をおくる方が、気が利いているかも。それも生花業界の逆襲のマーケティングと言われれば、「う~~~ん」であるが ・・・。
魚屋の店先には、「忘れないで」とでもいうように、「サバの日」ですというポスターが ・・・。
さっ、今宵の曲です。「Honky Tonk Women」。「Honky Tonk」とは、アメリカ南部または南西部の、主に労働者階級 を対象にした安酒場を指すのだそうです。「ティム·リース/Tim Ries」の演奏から。アルバムは、「The Rolling Stones Project」(2008)から。
さて、ボーカルの方です。何でもかんでもボッサにしてしまう「Bossa n´ ×××・・」というアルバム・シリーズがあるが、その中の「The Rolling Stones」編、「Bossa n´ Stones Vol. 2」(2006)からです。「グルーヴ・ダ・プライア/Groove Da Praia」という女性4人のグループのパフォーマンスらしい。
【 Honky Tonk Women 】 by Mick Jagger , Keith Richards
「♪ I met a gin-soaked barroom queen メンフィスではジン浸りの
in Memphis バー・クイーンに会った
She tried to take me upstairs for a ride 彼女は俺を上の部屋に連込もうとした
She had to heave me right across her shoulder 俺を肩に抱寄せねばならなかった
'Cause I just can't seem to drink you off my mind 君のことが頭から離れない
It's the honky tonk women それはホンキー・トンク・ウーマン
That gimme, gimme, ホンキー・トンク・ブルースを
gimme the honky tonk blues ホンキー・トンク・ブルースをくれる女たち
I laid a divorcee in New York City ニューヨークでは離婚した女と寝た
I had to put up some kind of a fight 俺はある種の戦いを強いられた
The lady then she covered me in roses その女は私をバラで覆い、
She blew my nose and then she blew my mind 俺の鼻をかんで、心をかき乱した
It's the honky tonk women それはホンキー・トンク・ウーマン
That gimme, gimme, ホンキー・トンク・ブルースを
gimme the honky tonk blues ホンキー・トンク・ブルースをくれる女たち
Strollin' on the boulevards of Paris パリの大通りを散歩する
Naked as the day that I will die 俺が死ぬ日のように裸で
The sailors, they're so charming there in Paris 海軍さんはパリでとても魅力的だが
But I just don't seem to sail you off my mind 君のことが頭から離れない ♪」
「Honky Tonk Women」は、「Bossa N' Stones 2」に収録されていますが、「Vol. 1+2」を収録した「Vol. 1-2-Bossa N' Stones」(2006)がお得。
bossa n'stones 2
v/a (アーティスト)
Music Brokers Arg
Vol. 1-2-Bossa N' Stones
Bossa N' Stones
Music Brokers Arg
今宵の曲、「ジャスト・イン満開」ではなく、「ジャスト・イン・タイム/Just In Time」。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」はじめ多くのアーティストに演奏されているスタンダード。「just in time」は、「ちょうど間に合って、まさにちょうどいい時に」の意味で、1956年のミュージカル「ベルズ・アー・リンギング/Bells Are Ringing」の挿入歌。
【 Just In Time 】 by Betty Comden/Adolph Green/Jule Styne
「♪ Just in time ちょうどその時
I found you just in time ちょうどその時、あなたを見つけた
Before you came, my time あなたが来る前、私の時間は
Was running low もうほとんど残っていなかった
I was lost 私は迷っていたし
The losing dice were tossed 負けのサイコロを振り
My bridges all were crossed 私の橋はすべて誰かに渡られ
Nowhere to go もう行く場所がなかった
Now you're here 今、あなたがここにいる
And now I know just where I'm goin' だから今、自分行くべき道を知っている
No more doubt or fear もはや疑いも恐れもない
I've found my way 私は道を見つけたんだ
For love came just in time 愛はちょうど間に合ってやってきたから
You found me just in time あなたはちょうど間に合って私を見つけた
And changed my lonely life だから私の孤独な人生をは変った
That lovely day その素敵な日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
フランスのジャズ・ボーカル、「アンヌ・デュクロ/Anne Ducros」からです。「チック・コリア/Chick Corea」、「ジャッキー・テラソン/Jacky Terrasson」、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」、「ルネ・ユルトルジュ/René Urtreger」、「ブノワ・ドゥ・ムスメ/Benoît De Mesmay」ら、5人の豪華絢爛ピアニストが参加しているアルバム、「PIANO, piano」(2000)から。
PIANO, piano
Anne Ducros/アンヌ・デュクロ
Dreyfus
「Just in Time - Anne Ducros」
ご贔屓「カーラヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」。「One For My Baby」(2003)から。
One for My Baby
Carla Helmbrecht
Heart Music
「Just In Time - Carla Helmbrecht」
大御所、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」です。 「I Love You, Paris [Live] 」(1994)から。
I Love You Paris
シャーリー・ホーン
Polygram Records
「Just In Time (Live At Theatre Du Chatelet, Paris/1992) - Shirley Horn」
その「シャーリー・ホーン」をトリビュートしているのが、カナダのジャズ・シンガーでシンガー・ソングライターの「テレス・モンカウム/Térez 」。私が個性的な歌手は?」と問われれば。真っ先に挙げるであろう。アルバムは、「Here's to You: Songs for Shirley Horn」(2011)。
Here's To You - Songs For Shirley Horn
Terez Montcalm
Incipit
「Just In Time - Térez Montcalm」
日本を代表するジャズ・シンガー、「伊藤君子」。アルバム、「An Evening with Kimiko Itoh」(2000)から。
イタリアの生んだ美メロピアニスト、ご贔屓の「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」。2016年来日時と同じメンバー、ベースの「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev」、ドラムスの「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio」とのトリオ演奏で、「The Old Castle」。 アルバムは「CELESTE」(2018)「CELESTE/チェレステ」とはイタリア語で「天」という意味。
CELESTE
ロベルト・オルサー・トリオ
澤野工房
「The Old Castle - Roberto Olzer trio」
「上原ひろみ/Hiromi Uehara」のトリオ演奏で、「Old Castle, By the River, In the Middle of a Forest/古城、川のほとり、深い森の中」。アルバムは、「Spiral」(2005)。全曲、彼女の作曲で、2005年5月ナッシュビルにて録音されたという。パーソネルは、「上原ひろみ (p,keys)」、英国のベーシスト、「Tony Grey/トニー・グレイ (b)」、スロヴァキア生まれのドラマー、「Martin Valihora/マーティン・ヴァリホラ (ds)」。
スパイラル (限定盤)
上原ひろみ
Universal Music
「Old Castle, by the river, in the middle of a forest」