大屋地爵士のJAZZYな生活

2017年 05月 18日 ( 1 )

路傍の花、樹々の鳥(162) ~ つばめの季節 ~

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 可愛らしいですね。10のつぶらな瞳がこっちを見つめています。商店街の一角、ピーチクパーチクとうるさいほどのさえずり。見上げると ・・・。「ツバメ(燕)」。そんな季節になりました。

 同じく春をイメージさせる鳥、「ヒバリ(雲雀)」。今宵の曲は、春を告げる鳥として古来より洋の東西を問わず親しまれている、「スカイラーク/Skylark(雲雀)」という有名なスタンダード。

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 「スカイラーク」は、アメリカ・ポピュラー・ソング史上最高の作詞家とされる「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が作詞し、「スター・ダスト/Star Dust」でも知られている「ホーギー・カーマイケル/Hoagy Carmichael」が作曲して1941年に発表された。カーマイケルから曲を提供されたが、作詞が難航し、ようやく1年ほどたって完成したという。

 「ジョニー・マーサー」といえば、「シャレード/Charade」、「 ムーン・リバー/Moon River」、「酒とバラの日々/Days of Wine and Roses」、「枯葉/Autumn Leaves」・・・など、枚挙に暇がありません。

 歌詞を読んでみると、熱烈な求愛の歌。当時、不倫交際していた女性、1939年公開の「オズの魔法使い(原題:The Wonderful Wizard of Oz)」のドロシー役で、国民的美少女スターとなっていた女優「ジュディ・ガーランド/Judy Garland」に向けたものであったという。

【 Skylark 】  by Johnny Mercer / Hoagy Carmichael

「♪ Skylark                   雲雀よ
  Have you anything to say to me      何か言いたいことがあるのかい
  Won't you tell me where my love can be  私の愛する人がどこにいるか教えておくれ
  Is there a meadow in the mist       霧深い草原で
  Where someone's waiting to be kissed   私のキスを待っている娘はいなかったかい

  Oh skylark                 おお、雲雀よ
  Have you seen a valley green with spring  春、緑に覆われた谷間を見なかったかい
  Where my heart can go a-journeying    そこでは私の魂はさまよっているんだ
  Over the shadows and the rain       雲に覆われ雨が降り続く場所から離れようと

  To a blossom-covered lane         花が覆われた小道を探して  
  And in your lonely flight           お前が一人ぼっちで飛んでいる時
  Haven't you heard the music in the night  そんな夜にこんな歌を聞かなかったかい
  Wonderful music               素敵な歌を

  Faint as a will o' the wisp         鬼火のように儚く
  Crazy as a loon              愚か者のように狂おしく
  Sad as a gypsy serenading the moon  月に奏でるジプシーのセレナーデのように切ない

  Oh skylark                そんな歌を聞かなかったかい 雲雀よ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 さて、「Skylark」、3人の競演で聴いていただ着ましょう。

 まずは、ご贔屓のシンガー、「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」。「ジョニー・マーサー」へのトリビュート・アルバム、「Autumn Leaves -- The Songs Of Johnny Mercer」から。

Autumn Leaves

Jacintha / Groove Note Records



「Jacintha - Skylark」

          

 つぎは、タイプは全く違いますが、「マンハッタン・トランスファー/Manhattan Transfer」でソプラノを担当している「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。最近、何回か取り上げているご贔屓のシンガーです。アルバム、「Let Me Off Uptown」から。

Let Me Off Uptown

Cheryl Bentyne / Telarc



「Cheryl Bentyne - Skylark」

          

 最後は、演奏で。流麗なピアノ「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」と泣きのサックスの「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」の共演アルバム、「マイ・フーリッシュ・ハート/Eddie Higgins Feat. Scott Hamilton My Foolish Heart」から。

マイ・フーリッシュ・ハート

エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナスレコード



「Skylark - Eddie Higgins Quartet featuring Scott Hamilton」

          



  
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by knakano0311 | 2017-05-18 13:14 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)