大屋地爵士のJAZZYな生活

2017年 09月 06日 ( 1 )

花片喰、心で感じるボッサ

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 「ハナカタバミ(花片喰)」。葉の先端が食べられたように欠けていることから、「カタバミ(片喰)」するという。我が家の庭の片隅で、9月から11月ごろひっそりと、濃い桃色の花をつける。

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 「ハナカタバミ」の花言葉は「心で感じる」という。そんなボッサを歌うのが、「吉田慶子」。ほとんど無名といっていいアーティストかも知れません。秋の宵に聴くのにオススメは、ひそやかなボサノヴァ唄い、「吉田慶子」。

 偶然CDショップで見つけた1枚のCDが彼女を知るきっかけであった。 その時も、これほどの「ボサノヴァ唄い」が日本にいたのかと舌を巻くほどの強い印象を持ったことを覚えている。そのアルバムは、「COMO A PLANTA ~ひそやかなボサノヴァ」。

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 ライナーノーツによれば、東京都出身。現在、福島県在住だという。幼少の頃からクラシック・ピアノを始め、ふとしたことからボサノヴァと出会い、その魅力にとりつかれてからは、ピアノをギターに持ちかえ活動を開始。2000年には、なんと単独でブラジルに渡り、半年程の滞在中に現地でレコーディングしたという。それを、2001年にファースト・アルバムの「愛しいひと 〜bem querer」として発表。そして、メジャー・デビューとなった2作目が、私との最初の出会いとなったアルバム「コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ」(2007年)であった。

 本アルバムに収められている主な曲は、ジョビン、モライス、カルロス・リラ、エデゥ・ロボなどボサノヴァ黎明期の巨匠の曲、古典的ボサノヴァである。ボサノヴァの本質とよくいわれる「サウダージ(郷愁)」をこれほど表現できている「ボサノヴァ唄い」も他にいない。フェイク・ボッサやJAZZYにソフィスティケイテッドされたボサノヴァもいいが、そんなボサノヴァとは違って、一際新鮮に聴こえるプリミティヴなボサノヴァが彼女の持ち味。ひそやかなボサノバをひそやかに唄う、「吉田慶子」。CDの帯にいわく、「ささやき声で始まって、ただ終わる美しいひととき」。

愛しいひと bem querer

吉田慶子 / インポート・ミュージック・サービス



コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ

吉田慶子 / オーマガトキ



 「コモ・ア・プランタ」から一曲。「Nunca (決して)」。残念なことに歌が途中で終わってしまいますが ・・・。


「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    あの日々 
     懐かしい思い出
      これも忘れずに伝えて
       私を眠りへといざなったのはあなた
         静かに暮らせるようにと

              決して  ・・・・・   ♪」   (訳:国安真奈 ライナーノートより)

「Keico Yoshida - Nunca (決して)」

          

 彼女の歌、YOUTUBEにはあまりアップされていません。珍しくアップされていたのが、「カエターノ・ヴェローゾ/Caetano Veloso」の歌からピックアップした美しい10曲を歌ったアルバム、「カエターノと私/CAETANO e EU KEICO YOSHIDA」からの数曲。

カエターノと私

吉田慶子 / コアポート



「Keico Yoshida - Lindeza」

          

「吉田慶子 keico yoshida - domingo」

          
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by knakano0311 | 2017-09-06 09:51 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)