大屋地爵士のJAZZYな生活

二足も三足も早すぎる

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 道端に青々しい「イガ」を持つ「クリ(栗)」がいくつも落ちている。昨夜の雨風で落ちたものであるが、梅雨の前に花をつけたと思ったら、もう実も相当大きくなっている。この地域の名産、「能勢栗」である。ご近所には、庭に植えている家もけっこう多い。9月から10月にかけてが旬。秋の兆しと呼ぶには、まだ一足どころか、二足も三足も早すぎる。

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 こちらは妻が育てている「イチジク(無花果)」。やはり地域の特産物で、イチジク農家が市内のあちこちにあり、お盆の頃に市場に出回る。ワインやスィーツなどの加工品も名産にしようと市も力を入れている。妻は、「ジャムにする」と言っているが、さてそれほどの量が採れるのか ・・・。

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 今宵は、お久しぶり歌姫、「キアラ・シヴェロ/Chiara Civello」。ブログ友の記事に触発され、引っ張り出してきた。イタリア出身の美人シンガー・ソングライターである。「キアラ」という名前、響きがいい。イタリア語で「クリスタル」だそうだ。アコースティック・ギター、ピアノを弾きながら、アンニュイなヴォーカルを聴かせる。

 1975年、ローマ生まれ。幼少の頃、祖母からピアノを弾くように勧められる。その後、アコースティック・ギターも手にするが、いつしか歌うことに没頭するようになる。16歳で本格的に歌を始め、ローマにある音楽学校で音楽を学び、その後18歳で渡米し、ボストンの「バークリー音楽院」で奨学金を得、本格的にジャズを学んだ。

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 バークリーを卒業後は、ニューヨークへ移住。そこでラテンとブラジル音楽に没頭し、作曲、演奏活動に明け暮れていた。その頃、シヴェロのバンド仲間が、「ポール・サイモン/Paul Simon」と仕事をするようになり、そんな関係で、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」などもプロデュースした「ラス・タイトルマン/Russ Titelman」と出逢い、2005年「ラスト・クォーター・ムーン/Last quarter moon」でアルバム・デビューにすることになる。

 「ブラジル音楽に強く魅かれる」という彼女自身のピアノの弾き語りが心地よい。ソングライターとしての才能も窺え、アルバム中10作が自作であるが、ボサノヴァ・テイストのカバー曲も散りばめた洒落たアルバム。美人で歌がうまく当時は期待したが、カテゴリーが違う感じで、以来あまり聴くことはなかったが、あらためて聴いてみると、フレンチ・ボッサやジャズ・ボッサとも違う初々しさが感じられた。

ラスト・クォーター・ムーン

キアラ・シヴェロユニバーサルクラシック



 そのアルバムから、ボッサ・テイストの歌唱をいくつか。まず、「スザンヌ・ヴェガ/Suzanne Vega」のカバーから、「キャラメル/Caramel」。

「Caramel - Chiara Civello」

          

 「オウトーノ/Outono(秋)」は、ボサノヴァ・シンガー「ホーザ・パッソス/Rosa Passos」の作品。

「Outono ー Chiara Civello」

          

 日本版、ボーナス・トラックの「Beijo Partido(こわれたキス)」は、彼女お気に入りのブラジル人ギタリスト、「トニーニョ・オルタ/Tiniho Horta」の作品だそうだ。

「Chiara Civello - Beijo Partido」

           
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# by knakano0311 | 2017-07-27 15:28 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

蝉時雨

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 私の住んでる地域で、最初に鳴き出すのは、「ニイニイゼミ」であるが、続いて鳴き出すのが 「アブラゼミ(油蟬、鳴蜩)」。もう、それはうるさいくらいである。「蝉時雨」とはよく言ったものである。

 暑さが続く。すこしクールでダークなアンニュイな気分に浸りたくて、「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」を聴く。「ロッド・スチュアート/Rod Stewart」の「アトランティング・クロッシング/Atlantic Crossing」(1975)で取り上げられ有名になった、「クレイジー・ホース/Crazy Horse」の「I Don't Want To Talk About It」、「ジェームズ・テイラー/James Taylor」の「Don't Let Be Me Lonely」、「U2」の「One」などのカバー曲が中心のアルバム、「By Myself」(2007)。

By Myself

Inger Marie Gundersen / Stunt



 「ニール・ヤング/Neil Young」のバック・バンドだった「クレイジー・ホース」のリーダー、「ダニー・ホイッテン/Danny Whitten」のバラード、「I Dont Want To Talk About It」を。「もう話したくない」とでも訳しましょうか。

【  I Dont Want To Talk About It 】   by Danny Whitten

「♪ I can tell by your eyes             君の目を見ればわかるよ
     that you've prob'bly been cryin' forever, ずっと泣いていたんだね
  and the stars in the sky             空の星なんて
     don't mean nothin' to you, they're a mirror. なんの意味もないただの鏡さ
  I don't wanna talk about it,           もう話したくないんだ
     how you broke my heart.         どれだけ君を傷つけたなんて
  but if I stay here just a little bit longer,   でも、もうちょっとだけここに居ていいなら
  If I stay here, won't you listen to my heart,  君は僕の心の声を聴いて欲しい
      whoa, my heart?            僕の本当の心の声を
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「I don't want to talk about it - Inger Marie」

          
 
 こちらは、彼女のオリジナル、「Sad song」。

【 Sad song 】

「♪ You are a sad song to me   あなたは私にとって
   filled with tender words    やさしい言葉が散りばめられた哀しみの歌
   and played in minor key.   マイナーコードで奏でられる歌
   You are a soft lullaby.    あなたはやさしい子守唄
   Soothe me down at night.   私をほっとさせてくれる子守唄
   A nightingale reply.      ナイチンゲールが繰り返し歌ってくれるように    
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「Sad song - Inger marie gundersen」

          

 「ビートルズ/The Beatles」の美しいバラード、「I will」。

【 I will 】

「♪ Who knows how long I loved you どんなに長く君を愛していたか
  You know I love you still  そうだよ、今だって愛してるんだ
  Will I wait a lonely lifetime?  まだ君を待つ寂しい時が続くのかな
  If you want me to, I will   君がそう願うならば、いつまでだって待っているよ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「Inger Marie -I will」

          

 フル・アルバムがアップされていました。お中元です。

「Inger Marie Gundersen ー By Myself」

          
  


  
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# by knakano0311 | 2017-07-26 16:52 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

ああ、夏休み

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 夏休みが始まって最初の休み。山の公園には「丘の流れ」という水遊びができる格好の場所があるので、開園と同時に朝から多くの子供たちが水遊びをしている。林の中には、カブトやクワガタ狙いの捕虫網を持った多くの子も。我々はといえば、別のグループが主催する公園の人気イベントの一つ、ペットボトル・ロケットの製作と試射のイベントのお手伝い。一時降った雨も上がり、子供たちだけでなく親の歓声も響く。これからが、この公園が一番賑わう季節、夏休み。

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 今から50年も前、私が大学の頃の話。学生バンドをやっていたため、夏休みはフルに帰省せず、ビア・ガーデンでバイトをして、小遣いを稼いでいた。ビア・ガーデン側もプロのバンドを雇うより安くあがるというメリットもあったのだろうと思う。

 ビア・ガーデンといえば、当時、一番人気のバンドは、やはりハワイアン・バンド。そんな多くのハワイアン・バンドが十八番にしていた曲が、「大橋節夫とハニーアイランダース」の「熱風」、「倖せはここに」であった。「大橋節夫」氏は自分の音楽をハワイアンと定義されるのが嫌いだったらしく、「ハワイアン楽器を使ったポピュラー音楽であり、Jazzをやっているんだ」と語っていたことを何かの雑誌で読んだ覚えがある。確かに「熱風」、和製ジャズといえる。今聞いても軽快でスウイングする、Jazzyな曲である。

 シニア世代で、当時、ジャズ喫茶やビア・ガーデン、ダンス・パーティなどでハワイアン耳にしていた人は、多分、曲の題名は知らなくても、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。前に一度取り上げた時も、「ああ、この曲、この曲、題名がわからず探していました」というコメントを頂いたことがある。それほど、この曲に憧れて、当時のハワイアン・バンドが十八番にしていた曲、「熱風」を ・・・。「ハワイアン」。もうこんな言葉も、音楽カテゴリーも死語に近いのだろうか。

大橋節夫とハニー・アイランダース ゴールデン☆ベスト

大橋節夫とハニー・アイランダース / 日本コロムビア



 1964年、サンケイホール・リサイタルの演奏だそうです。

「熱風/Hot Wind - 大橋節夫&ハニーアイランダース」

          
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# by knakano0311 | 2017-07-25 09:46 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(175) ~ なんとも涼しげな ~

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 淡い青紫色の小さな花が穂状に咲いて、風に揺れている。なんともさわやかで涼しげである。「セイヨウニンジンボク(西洋人参木)」。原産地は南ヨーロッパから中央アジア。ハーブとして用いられる事が多く、「ニンジンボク」の名は、この葉が、「チョウセンニンジン(朝鮮人参)」に似ることに由来するという。

 今宵の曲、涼しげな後味の「Summer Wind」。「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「ヘンリー・マイヤー/Henry Mayer」作曲で、1965年「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」に提供された曲。

【 Summer Wind 】

「♪ The summer wind,           夏の風よ
  Came blowin' in from across the sea  海から心地よく吹いてくる
  It lingered there to touch your hair   僕と一緒に歩いている君の髪を 
  And walk with me            ずっとなびかせてながら 
  All summer long we sang a song,    ひと夏の間ずっと一緒に歌を歌い
  Then we strolled that golden sand    金色に輝く浜辺を散歩したね
  Two sweethearts and the summer wind  僕たち恋人ふたりと、そして夏の風
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 まずは、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」。 アルバム、「Half the Perfect World」(2006)から。

Half the Perfect World

Madeleine Peyroux / Ucj



「Summer Wind ー Madeleine Peyroux」

          

 そして、好漢、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」。デビュー・アルバム、「Michael Bublé」(2003)から。昨年、9枚目のスタジオ・アルバム、「Nobody But Me」をリリースしたが、その後、3歳の息子ノア君が肝臓ガンを患っていることを公表。そのため残念ながら、現在は音楽活動を中断しているという。

Michael Buble

Michael Buble / Reprise / Wea



「Michael Buble ー Summer Wind」

          
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# by knakano0311 | 2017-07-24 11:44 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

風に揺れる

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 我が家の鉢の「ネジバナ(捩花)」が遅れて咲き出した。かっては、もっと多く咲いていたと思うが、手入れが悪いためか、日当たりが悪いためか、やっと一本だけが桃色の花を咲かせた。 

 小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もあるという。右巻きと左巻きの両方があり、右巻きと左巻きの比率は大体1対1であるという。

 私のボランティア活動のフィールドの草地にも多く咲いているが、風になびいて揺れるさまは見ていて清々しく愛らしい。

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 ということで、今宵の歌姫は、「カーラ・ブレヒト/Carla Helmbrecht」で、「ノーマン・ジュイソン/Norman Jewison」監督、「スティーブ・マックイーン/Steve McQueen」、「フェイ・ダナウェイ/Faye Dunaway」主演の映画、「華麗なる賭け/原題:The Thomas Crown Affair」(日本公開1968年)の主題歌、「風のささやき/Windmills Of Your Mind」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲、「アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン/Alan Bergman & Marilyn Bergman」夫妻の作詞。

 「ノエル・ハリソン/Noel Harrison」が歌ったこの主題歌は、その年、アカデミー主題歌賞を受賞した。なお、1999年の「ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan」主演のリメイク版では、「スティング/Sting」がこの曲を歌っていました。

【 The Windmills Of Your Mind 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Like a circle in a spiral       まるで螺旋の輪のように      
  Like a wheel within a wheel   まるで車輪の描く輪のように 
  Never ending or beginning,    始まりも、そして終わりもなく
  On an ever spinning wheel    果てしなく回り続ける糸車
  As the images unwind        心のイメージが解き放たれた時
  Like the circles that you find   きみの心に浮かぶ風車の
  In the windmills of your mind   描く輪のように         ♪」


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私は、この曲が大好きであるが、とりわけ、「カーラ・ブレヒト」のカバーが一番好きな歌唱である。アルバム、「Be Cool, Be Kind」(2001)から。

Be Cool Be Kind

Carla HelmbrechtHeart Music



「Windmills Of Your Mind ー Carla Helmbrecht」

          

 また、「ネジバナ」は別名が「モジズリ(綟摺)」と呼ばれ、 織物の一種、「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているという。

  みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに  (百人一首)

 こんな歌に触発されて思い出したのが、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の映画、「マディソン郡の橋/The Bridges Of Madison」。 忍ぶ恋 大人の別れ ・・・、そんな切ない映画でしたね。イーストウッド監督は、古いスタンダード曲をいくつも場面に合わせて効果的に使っていたのですが、その中から、「ダイナ・ワシントン/Dinah Washington」の歌う「Soft Winds」。

【 Soft Winds 】
        作詞:Roy Alfred/ Fred Royal 作曲:Fletcher Henderson

「♪ Soft winds whisper     やわらかい風が囁やいている
  Sweet words to my love    甘い言葉で私の恋人に
  Soft winds, tell him      やわらかい風よ 彼にこう伝えて
  The dreams I'm dreaming of  わたしはまだずっと夢を見ているって 

  He's gone too long        彼が去ってから長い時が経った
  I'm on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中     
  Find him, soft winds        やわらかい風よ 彼を見つけて
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って

  Blow, blow soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  I'm on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中 
  Tell him, soft winds        やわらかい風よ 彼に伝えて
  I'm sad and lonely         わたしはみじめでさびしいって

  Since he left me          彼が去ってから
  My heart is empty         私の心は空っぽのまま
  Blow, blow, soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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マディソン郡の橋

オリジナル・サウンドトラック / ワーナーミュージック・ジャパン



「Dinah Washington ー Soft Winds」

          
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# by knakano0311 | 2017-07-23 08:44 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

今から思いやられるこの夏の暑さ

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 今日も猛暑日になるという予報。連日である。私の住んでいるのは、大阪平野の北、北摂地方、山沿いなので、南の大阪湾からやってきた熱い空気が、次々と入道雲をつくる。今日から小学校が夏休みに入ったので、お隣では、ビニールの大きなプールを出して、子供たちが水遊びに興じている。梅雨が明けたと思ったら、この暑さ。今年の夏が思いやられる。

 さて、今宵は男も惚れるビロードの声の持ち主「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。熱い眼差しを熱風に例えた「スロー・ホット・ウィンド/A Slow Hot Wind」。初めて知ったのは、学生時代のよく行ったグリルのマスターのおすすめのアルバム「Voice That Is!」(1964)から。作詞は、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」、作曲は、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」。
  
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 「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」。1923年7月生まれ、1983年9月没、享年60歳。「ビロードのような声」と評される独特の甘い声の持ち主。プロ・デビューは、1947年。しかし、この声でありながら、「F.シナトラ/Frank Sinatra」や「P.コモ/Perry Como」、「A.ウイリアムス/Andy Williams」、「B.クロスビー/Bing Crosby」、「N.キング・コール/Nat King Cole」などのように世界的に有名になることは決してなかった。JAZZ本で彼をとりあげてすらいない場合もあるくらいである。ジャズ・ファンで知られている映画監督、「クリント・イーストウッド/Clinton Eastwood 」は、映画「マディソン郡の橋」のバックで、この人の歌をいくつか流していましたね。その理由を聞かれて、彼は「ハートマンを選んだのは、彼がメイン・ストリームに受け入れられたことはなかったが、とても優れた歌手だったからだ」と答えたという。私が癒される数少ない男性ボーカルである。

【 A Slow Hot Wind 】

「♪ Her gaze           僕を見つめる
   Swept over me now  彼女の眼差しは
   a slow hot wind     まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   There in the shade        日陰で
   Like a cool drink waiting   冷たい飲み物を待っているように
   She sat with slow fire in her eyes  彼女は燃えるような目で
   Just waiting                   ただ座って待っているだけ

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう ♪」

ザ・ヴォイス・ザット・イズ

ジョニー・ハートマン / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Johnny Hartman ー A Slow Hot Wind」

          

 そして、もうひとりは歌姫。「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。ボッサ・アルバムで、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英訳したボッサ、サンバのオンパレード・アルバム、「Sweet Happy Life」(2012)から。

Sweet Happy Life

Connie Evingson / CD Baby




「Slow Hot Wind - Connie Evingson」


          
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# by knakano0311 | 2017-07-22 09:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

この風の心地よさがたまらない

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 梅雨明けの猛暑。全く逃げようともしない鹿の親子を横目で見ながら、伐採作業のため、山頂近くまで上がる。

 この日は、チェーンソーを使って、「アラカシ(粗樫)」など常緑広葉樹の高木を伐採。10数本伐採しただけで、見違えるように森が明るくなり、麓からの上昇気流が、さあっと抜けるようになる。うれしいのは、この風である。木漏れ日の心地よさと癒しの風。暑さも疲れもいっぺんに吹き飛ぶ。

 熱中症を避けるため、早めに山をくだり、エアコンの効いた部屋で、メンバーが家庭菜園で採れたという「ミニトマト」と「黒豆」、同じ公園で活動するアウトドア料理のグループが差し入れくれた「鹿肉の燻製」を頂く。ほっとするコーヒー・タイムである。

 さて、「心地よき風」といえば、頭に浮かぶのが、この曲、「ブリージン/Breezin'」。「Breezin'」とは、爽やかで、心地よい風が吹いているという意味。いや、大ヒットしましたね。ジャズ・ソウル・ギタリストである「ジョージ・ベンソン/George Benson」のアルバム。1976年5月にリリースされるやいなや、「ビルボード/Billboard」誌などのヒット・チャートのトップを独占。また、1977年の第19回グラミー賞においても、複数の賞を受けた。スムース・ジャズのスタンダードと言っていいでしょう。

Breezin'

George Benson / Warner Bros / Wea



「Breezin' - George Benson studio version」

          



  
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# by knakano0311 | 2017-07-21 09:28 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(174) ~ 浜辺の思い出か? ~

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 「ハマボウ(浜朴あるいは黄槿)」が咲いている。いつも、7月に咲き出し、9月近くまで楽しませてくれる花である。ご近所ではこの他に見かけない花で、名前が分からず、たしか読者の方に名前を教えていただいた花である。

 アオイ科の落葉低木。西日本から韓国済州島、奄美大島まで分布し、内湾海岸に自生する「塩生植物」である。花の形は同属の「ハイビスカス」、「ムクゲ(木槿)」、「フヨウ(芙蓉)」等に似る。花は1日でしぼむが、毎日次々と黄色の花が開花する。種子は海水に浸っても死なずに浮遊し、海を通して分布を広げることができるという。(Wikipediaより)

 家主の方が、ふるさとの浜辺の思い出にでもと植えたのでしょうか。「塩生植物」というが、海から離れたこんな内陸でも育つんですね。

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 さて梅雨も明けたという今宵、夏の定番曲の「クリス・レア/Chris Rea」は「オン・ザ・ビーチ/On The Beach」(1986)でしょうか。

 「クリス・レア」は、1951年生まれのイギリス出身のハスキー・ボイスというか、あの哀愁のダミ声とスライド・ギターで知られるシンガー・ソングライター。イギリスで長く活動し、アメリカ、日本などではほとんど知られていなかったが、日本では、車のCM曲として使用された、この「オン・ザ・ビーチ」で一躍人気に火が付いたという。私にとって、「オン・ザ・ビーチ」は、ずっと昔から、もっぱら夏の御用達曲 ・・・。

【 On The Beach 】

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Underneath that moon lit sky         あの月明かりの空の下
   Takes me back to the place          もう一度、ぼくのよく知っている 
   That I know.                     あの場所へ連れて行ってくれよ
   Down on the beach.                あのビーチへ ・・・

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

オン・ザ・ビーチ

クリス・レア / ワーナーミュージック・ジャパン



「ON THE BEACH - Chris Rea」

          


  

  
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# by knakano0311 | 2017-07-20 13:12 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

さらば鉄馬

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 車を乗り換えようと決心し、ディーラーに発注した。振り返ってみれば、今乗っている車は、ファミリーカー、ファミリーセダン、SUVと家族状況やライフスタイルに合わせながら乗り替えてきた、5台目の車である。BMW320i/E90、走行年数11年を超え、走行距離は14万4千kmを超えた。

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 この車を買ったのは、親父が他界した翌々年、定年後1年の2007年3月である。母親が故郷松本での独り住まいを決意したので、母親や実家のケアに頻繁に帰らなくてはと思い、実家までの往復900kmの頻繁な高速走行に耐えうる、タフで安全な車として選んだ車であった。最後は母親を施設で看取ったが、それまでの10年間、夜間走行、豪雨、吹雪、積雪などもあった頻繁な弾丸帰省に無事故で安全で私たちを運んでくれた。最近は、仏壇、TV、布団といった残された家具や大型ゴミを我が家まで運ぶ運搬車と化していた感すらある。まさに鉄馬。しかしながら、高速走行の運転の楽しさを教えてくれた、セダンでありながら、走行性能はスポーツカーといった「スポーツ・セダン」と呼べる車であったと思っている。

 買った当時は、多分「終の車」になるだろうと予想していたが、なんのなんの14万4千kmもあっという間だった。しかし、10万kmあたりから、メンテナンス費がびっくりするような額になり、また最近はエンジンの摩耗によるものでしょう、エンジン・オイルの減少が激しくなり、白煙も出始め、そろそろと決意したわけである。

 次の車を選定するにあたっては、今後のライフスタイルを考えると、ニーズやその優先順位も比較的明快なので、いくつか試乗してみて、あまり迷うことなくすんなりと決まった。「マツダ デミオ XDTourung クリーン・ディーゼル」。年寄り二人だけの生活、国産車、軽でないコンパクト・カー、エコカー&パワフル、Not電気自動車、安全アシスト・システム、妻も楽に運転可能、リーゾナブル価格&メンテナンス・ランニング費用 ・・・。そして、ディーゼルを選んだのは、かってアウトバーンをBMWのディーゼル車で走ったとき、そのパワフルな走りに、ディーゼル車に持っていた先入観が一掃され、乗ってみたいと思ったことがあること、そして、坂道の多い我が団地や森林ボランティア活動にある程度パワフルさが必要と考えていたからである。納車は1ヶ月先ほどとのこと、待ち遠しい。

 もうしばらくの間、BMWのドライビングを楽しもうか。よく走ってくれました。ハンドルの重さ、固めのサス、直噴エンジン音、意に答えるドライバビリティ ・・・、鉄馬のすべてが気に入っていた。ありがとう。そして、さらば鉄馬、BMW320i。

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 さて、今宵は「ハイヒール」をあしらった秀逸なジャケットのアルバム。1970年代、80年代、LP時代最後の頃の女性ジャズ・シンガーをピックアップ。「ヴィヴィアン・ロード/Vivian Lord」の「ルート66/Route 66」(1986)。ジャズ・ボーカルから遠ざかっていた私を「アン・バートン/Ann Burton」と共に引き戻してくれた歌手。タイトル曲「ルート66」は、かって「ナット・キング・コール/Nat King Cole」が歌い、当時中学生の私の心を捉えた洋楽の原点とも言える曲の一つであり、そしてそれから30数年たって、アメリカでその場所を訪れ、感激した思い出の曲でもある。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(9) ~Route 66~」「さて、3年後は ・・・」

 生年、キャリアなども全くわかりません。多分、1930年代半ば生まれの、白人女性ジャズ・ヴォーカリスト。たった1枚のアルバムのみが私の手元に残されているが、この1枚で十分、圧倒的な存在感を感じさせるJAZZボーカルである。アルバムの全曲がアップされているYOUTUBEを再掲しておきましょう。ピアノで絶妙のアシストを見せるのは、「ケニー・カークランド/Kenny Kirkland」。冒頭の曲が、「Route 66」。

ルート66

Vivian Lord /



「Vivian Lord ‐ Route 66」

          
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# by knakano0311 | 2017-07-19 09:25 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(173) ~ 街路樹の根元にも炎天の花 ~

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 週1回、ボランティアとして参加しているのが団地の自治会の環境保護活動。といっても、だいそれたことではなく、幹線道路の歩道に植えられている街路樹の付近の雑草抜き。そんな狭い土地でも、花を植える人もいて、「マツバギク(松葉菊)」、「アガパンサス(紫君子蘭)」、「ルドベキア」などが、今を盛りに咲いている。ちゃんと雑草を抜いて世話をしている人もいるが、多くはほったらかしになっている。雑草を抜いてやることで、美しさも際立つようになる。自然が「この地方の梅雨はもう明けた」と教えてくれるうるさいくらいの蝉時雨。熱中症に気をつけながら炎天下で今日も雑草を抜く。

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 熱いノリの効いたフュージョン、ラテンを続けましたが、すこしこの辺でクールダウン。クールでちょっぴりダーク、ひんやりとした陰翳を感じるボーカルが聴きたくなる。「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」がぴったりでしょう。アンニュイで少しダーク。大人のムードを湛え、いぶし銀のように鈍い光を放つ。一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。そんな彼女が好きで、このブログでも、何回か取り上げてきた。(参照拙ブログ「北欧美女シンガー図鑑(その3) ~ノルウェイ、癒しの熟女は ・・・~」など)

 1959年生まれ、ノルウェイ出身。2004年、JAZZシーンに彗星のごとくデビューしたが、この時45歳というから相当な遅咲きで、苦労人でもある。寡作で、私が知る限り、たった4作しかアルバムはリリースされていないが、遅咲きの苦労人という彼女のキャリアが、どのアルバムにも何とも言えない色艶とクールやダークに感じられるその奥に、温もりを垣間見ることができる。

 デビュー・アルバムで私の愛聴盤、「メイク・ジス・モーメント/Make This Moment 」(2004)から、お気に入りの3曲、「Fool on the hill/Nature boy」、「Will You Still Love Me Tomorrow」、「Always On My Mind」。

Make This Moment

Inger Marie Gundersen / Stunt



「Fool On The Hill/Nature Boy - Inger Marie Gundersen」

          

「Inger Marie Gunderson - Will You Still Love Me Tomorrow」

          

 「Always on My Mind」。「いつも心の中に」と訳しましょうか。カントリー・ミュージックの定番のような曲で、「ウェイン・カーソン/Wayne Carson」の原曲に、「ジョニー・クリストファー/Johnny Christopher」と「マーク・ジェイムズ/Mark James」が手を加えて完成させ、1972年、「ブレンダ・リー/Brenda Lee」らによって最初に録音されたという。その後、「エルビス・プレスリー/Elvis Presley」、「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」ら多くのシンガーによってカバーされている。カントリーとはまた違った渋め目の味わい。

【 Always On My Mind 】   by Johnny Christopher,Mark James,Wayne Carson

「♪ Maybe I didn't love you    君をちゃんと愛してなかったかも知れない
  Quite as often as I could have  そんなチャンスは何度となくあったのに
  And maybe I didn't treat you  君を大事にしてなかったかも知れない
  Quite as good as I should have  大事にすることはできたのに
  If I made you feel second best  もし君が君より好きな人がいるかもと感じたとすれば
  Girl I'm sorry I was blind     ごめんよ 気がつかなかったんだ自分の心に

  You were always on my mind   君はいつだって僕の心の中に
  You were always on my mind   君はいつだって僕の心の中に

  And maybe I didn't hold you   君をしっかり抱きしめてあげられなかったかも知れない
  All those lonely, lonely times   寂しくてたまらなかった時でも
  And I guess I never told you    君に言ったことがなかったね
  I'm so happy that you're mine   君が僕のものでいてくれてこんなに幸せなんて
  Little things I should have said and done 君に言ったりすべきだったほんの小さなこと
  I just never took the time      それすらもしなかったね

  But you were always on my mind  でも、君はいつだって僕の心の中に
  You were always on my mind    君はいつだって僕の心の中にいたんだ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「Inger Marie Gundersen - Always On My Mind」

          
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# by knakano0311 | 2017-07-17 11:44 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)