大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:おやじの遠足・街歩き( 120 )

32Fから見る梅田の変わりように驚く

b0102572_21251513.jpg

 「母の日」が近づいてきたためか、三男が送ってきたギフト券は「阪急32番街 空ダイニング」での食事券。早速行って地上32階からの眺めと食事を満喫。現役の時は通勤に梅田を通っていましたが、退職してから約10年、年に1、2回でしょうか、滅多に梅田まで出かけることはなくなりました。32Fから見てみて、あらためてここ数年の間の梅田、特に北梅田の変わりようには、驚くばかり。

b0102572_104936.jpg
 高層ビルの夜景のイラストをあしらった秀逸なジャケットがある。その一枚が、「ジェリー・マリガン/Gerry Mulligan」の「ナイト・ライツ/Night Lights」(1963)。多分、ニューヨークの夜景だと思いますが、私もかって対岸のブルックリンからイーストリバーをはさんで見るマンハッタンの夜景に息を飲んだことがあります。

 「ジェリー・マリガン」は、ジャズ界では、どちらかというと脇役的で、数少ないバリトン・サックス奏者でありながら、ピアニストしても知られている。1963年に、「アート・ファーマー/Art Farmer」、「ボブ・ブルックマイヤー/Bob Brookmeyer」、「ジム・ホール/Jim Hall」らをメンバーに招き、本作を発表。タイトル曲ではピアノを弾いているが、全編を通じ、繊細でメロディが美しく、ウェストコースト派らしいサウンドが展開される。

Night Lights

Gerry Mulligan / Verve



「Night Lights - Gerry Mulligan」

          

b0102572_1327454.jpg
 もう一枚は、わたしが最高のベーシストと思っている「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」とピアニスト、「ケニー・バロン/Kenny Barron」とのデュオ・アルバム、名盤の「ナイト・アンド・シティ/Night And The City」 (1996)から2曲、「Twilight Song」と「Waltz For Ruth」。「Ruth」は、多分ヘイデンの妻、「ルース・キャメロン/Ruth Cameron」のことでしょう。録音は1996年9月20〜22日、場所は、私も1回だけ行ったことがある、ニューヨークのジャズクラブ、「イリジウム/Iridium Jazz Club」。

 「・・・・ 静かな緊張感、それにときおり高揚感を漂わせる音楽が生まれている。ここにあるのは、街中であれどこであれ夜ふけに耳を傾けるには最高の音楽だ。」という評のとおり。

Night & The City

Charlie Haden / Polygram Records



「Charlie Haden and Kenny Barron - Twilight Song」

          

「Waltz For Ruth - Charlie Haden & Kenny Barron」

          

  


  
[PR]
by knakano0311 | 2017-05-13 09:35 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

映画もコーヒーもジャズも、はじめは港からやってきた

b0102572_15351086.jpg
b0102572_15354832.jpg
b0102572_1536476.jpg
b0102572_15361969.jpg

 抜けるような青空。ポートタワーのてっぺんに鯉のぼりが翻っている。黄金週間。前日、長男夫婦が帰って来たので、久しぶりに、家族全員が集合し、焼肉大パーティ。翌日は神戸を観光したいというので、長男夫婦を神戸、北野の異人館界隈まで送り届け、我々夫婦は久しぶりにメリケン波止場界隈を歩く。

 神戸は、1868年から今年開港150年を迎え、メリケン波止場もリニューアルされた。「コーヒーも映画もはじめは港からやってきた」。 そんなキャッチフレーズのロゴがあちこちで目に付く。コーヒー、映画だけではない。ジャズ、サッカー、ゴルフ、ケーキ、洋服店、マラソン、オリーブ園、水族館なども神戸に初めて上陸したという。(神戸市HP「神戸開港150年記念事業オフィシャルサイト」参照)

 海、すぐ近くには六甲山系。開放感が尋常ではなく、海からのそよ風も本当に心地よい。阪神淡路大震災の時は、神戸港も相当な被害にあったのだが、すっかり復興して、観光客だけでなく、普段着の市民の憩いの場となっている。ひとしきり散策したあと、この港から広まったというコーヒーを飲みに、「スタバ」へと向かう。

b0102572_1556587.jpg
b0102572_15561861.jpg

 さて、メリケン波止場からレトロなビルが立ち並ぶ旧居留地から元町方向へと向かう。途中の小さな公園で見かけた鮮やかな色の花。「ノウゼンカズラ科 イペ」と記されていた。中南米原産の落葉高木。花色は、赤、紫、白、黄、桃などがあるそうで、黄色の花はブラジルの国花とされているという。神戸港は、「ブラジル移民発祥の地」でもあり、それを記念して植えられたようだ。

b0102572_1556342.jpg
b0102572_15565248.jpg
b0102572_16382943.jpg

 「ランボルギーニ」でしょうか、旧居留地地区の高級ブティックが集まる通りに止まっていた高級スポーツカー。こんな車もすっかり溶け込んでしまう街でもある。目指すは、旧居留地・大丸の近くに有る、エスニック・レストラン、「ビラブリ ガーデン/Villabri Garden」。ここの、海鮮焼きそばが大の好物で、神戸に来ると大抵はここに寄ってランチを摂る。そして、妻は栄町、おかき処、「播磨屋本店」で定番の「播磨焼き」を、私は、かっての海運業者のレトロなビルに、若者向けのブティックやスウィーツの店が軒を連ねる、乙仲通りの雑貨店でダグボートを買う。

 ということで、今宵の曲は、「On A Slow Boat To China(中国行きのスロウ・ボート)」に決定。1947年に、「フランク・レッサー/Frank Loesser」が作詞・作曲し、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」や「ソニー・ロリンズ/Sonny Rollins」、「デイヴ・ブルーベック/Dave Brubeck」といった大物ジャズ・ミュージシャンがこぞって取り上げたスタンダードです。

 そして、「村上春樹」の初期の短編集に同じタイトルの著書がありました。ご存知のように、彼は洋楽やジャズの曲からインスパイアされて作品を書く事も多いようですが、かってジャズ喫茶のオーナーだったことに関係しているかもしれない。

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

村上 春樹 / 中央公論社



 そんな彼が、彼の持つ膨大なレコード・コレクションの中からピックアップしたお気に入りの曲を訳詞とエッセイで紹介した本が「村上ソングス」。「中国行きのスロウ・ボート」も紹介しています。やはり、「村上春樹」、私なんぞの訳とは大違い。

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

村上 春樹 / 中央公論新社



【 On A Slow Boat To China 】 by Frank Loesser  訳詩 村上春樹

「♪ I'd like to get you        中国行きのスロウ・ボートに
  On a slow boat to China,     君を乗せられたらな。
  All to myself alone.        そして僕だけのものにできたらな。

  Get you and keep you       腕の中に君を抱いて
  In my arms evermore,      いつまでも離さない。
  Leave all your lovers       ほかの男たちなんぞ
  Weeping on the faraway shore.  岸辺で涙にくれていればいい。

  Out on the briny          僕らは海原の真ん中にいて
  With the moon big and shinny,   空には大きな月が輝き
  Melting your heart of stone.    君の固い心を溶かしてくれる。

  I'd love to get you        中国行きのスロウ・ボートに
  On a slow boat to China,     君を乗せられたらな。
  All to myself alone.         そして僕だけのものにできたらな。♪」

b0102572_22154551.jpg
 歌姫は、熟女と若手。まずは、1979年の映画「ローズ(原題;Rose)」で、「ジャニス・ジョプリン/Janis Joplin」をモデルにした主人公を演じ、エネルギッシュな歌声と共に演技力も発揮して、「ゴールデン・グローブ賞」を受賞し、「アカデミー賞」にもノミネートされた「ベット・ミドラー/Bette Midler」。同作の主題歌、「ローズ」でグラミー賞を受賞。これを含め、生涯4度のグラミー賞を受賞するという輝かしいキャリアの持ち主である。

 1945年、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル出身の歌手、女優。私と同じ歳の大ベテラン。シリアスもコメディもこなせる女優であり、女優としても、エミー賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(2回)を受賞している。その「ベット・ミドラー」が、「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」の名曲の数々をが歌い上げたアルバムが、「ローズマリー・クルーニー・ソングブック/Rosemary Clooney Song Book」。なかでも、「On A Slow Boat To China」を旧友、「バリー・マニロウ/Barry Manilow」とデュエットしている。

ローズマリー・クルーニー・ソングブック

ベット・ミドラー / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル



「Bette Midler - On a Slow Boat to China」

          

b0102572_22311983.jpg
 こちらは、YOUTUBEで見つけた若手、「レネー・オルステッド/Renee Olstead」。1989年アメリカ・テキサス州ヒューストン生まれだという。大物音楽プロデューサーの「デイヴィッド・フォスター/David Foster」に見出され、ジャズ・スタンダードを歌ったCDでデビューしたのは、2004年、なんと15歳だったという。しかも、子役として幼い頃からTVドラマやコマーシャルで引っ張りだこだったというから、天は一体いくつ与えたんでしょう。その色気、歌唱力 ・・・。とても当時15歳とは思えません。

Renee Olstead

Renee Olstead / Reprise / Wea



「Renee Olstead - On A Slow Boat To China」

          

 ピアノとサックスの軽快なスウィンギーな演奏も楽しんでください。

マイ・ファニー・バレンタイン

エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナスレコード



「Eddie Higgins Quartet & Scott Hamilton - On A Slow Boat To China (2005) 」


          

  

  
[PR]
by knakano0311 | 2017-05-02 09:43 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

新緑の里山を歩く

b0102572_10231989.jpg
b0102572_10234424.jpg
b0102572_1024549.jpg
b0102572_10255868.jpg
b0102572_14285532.jpg
b0102572_102531.jpg


 先日、市の北部、かっては菊炭の生産が盛んだった、黒川の里で人と待ち合わせ。約束の時間まですこし間があったので、ぶらっと付近の里山を歩いてみた。ブラ爵士 ・・・。桜がほぼ終わって、新緑がまぶしい季節。5月の半ば頃まで、山は明るい緑に包まれる。田んぼの耕しも終わり、棚田には、水を引く用意がすっかり出来ていた。道端には、日本一の里山と称される所以ともなっている台場クヌギ。そんな変わらぬ毎年の里の営みを、相当な樹齢と思われる台場クヌギは見守ってきた。

 道の傍らにある墓。「鶴澤喜太郎墓」と読める。かってこの地区は浄瑠璃が盛んに行われていたことから、浄瑠璃関連の碑が3体あり、これはその内の一つとか。となりも大阪府能勢町では、いまも人形浄瑠璃が行われているが、そんな浄瑠璃、義太夫の三味線のお師匠さんの墓だという。台石には13人の門弟の名前が刻まれている。

 椎茸のほだ木。畦から摘んで帰った「ツクシ(土筆/つくし)」は、おひたしにして食べる。春の味。

b0102572_13376100.jpg

 「わが町を語ろう」。今宵は、そんな歌をと思ったが、アップされていないので、代わりにそのタイトルのアルバムから2曲ほど。歌姫は、「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。アルバムは、「Talk Of The Town」(2003)。

 1954年、米国ワシントン州生まれというから、とうに還暦を過ぎている。人気ボーカル・カルテット「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」のソプラノである。音楽一家に育ち、高校の時からクラブで歌い始めたという。高校卒業後は、しばらくスウィング・ジャズのバンドに入り、主に西海岸で活動していたが、1979年にオーディションを受け、「マンハッタン・トランスファーに加入、現在のメンバーとなった。1992年には初のソロ・アルバム、「サムシング・クール/Something Cool」を発表して以来、コンスタントにソロ・アルバムを発表、もはや円熟の域に達したといっていい。繊細で透明感溢れる歌声、華やかさ。アメリカの女性JAZZボーカリストとして欠かせない存在になってきている。

Talk of the Town

Cheryl Bentyne / Telarc



 そんなアルバムの中から、他愛もない女性たちのおしゃべりを歌った「ガール・トーク/Girl Talk」、春の里山にはつきもの、この日も見かけた「Little Butterfly」を。

「Girl Talk - Cheryl Bentyne」

          


「Little Butterfly - Cheryl Bentyne」


          
[PR]
by knakano0311 | 2017-04-26 09:27 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

観桜ご近所ドライブツアー(5)  ~ 都会の桜 西宮ガーデンズの桜 ~


b0102572_22353964.jpg
b0102572_22364904.jpg
 いままでの桜の名所は、本当にご近所で、いずれも車で15分くらいのところにある。この日の花見は、ちょっと気分を変えて、観桜ご近所ドライブ&ランチとし、車で30分ほどの大規模ショッピング・モール、「阪急西宮ガーデンズ」へ。ここの屋上には、「西宮権現平桜(にしのみやごんげんだいらざくら)」という桜が植えられている。この桜にはちょっとしたストーリーがある。和歌山県白浜町才野の「熊野権現神社」の周辺には、「権現平桜」と呼ばれた山桜が多く植えられていたが、戦時中に全て伐採され、絶滅したと思われていた。しかし、奇跡的に3本の幼木が生き延びているのを発見、「西宮植物生産研究センター」が、その種を譲り受け、平成2年より植物バイオテクノロジーによる増殖に取りくみ、平成5年の春、初めて開花に成功させたという。奇跡的に蘇った桜が今、都会のビルの屋上に見事に咲き、その周りで人々が憩い、楽しんでいる。

b0102572_22414009.jpg

 帰り道、猪名川河畔に車を止め、土手に上がり、翻る鯉のぼりを見ながら息を大きく吸ってみた。五月山の桜も満開のようである。妻のリクエストで、「ヨモギ(蓬)」を袋いっぱい摘んだ。春である。

 今宵の曲、アジアの歌姫、フィリッピン出身の「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」の歌を贈りましょうか。伸びやかでピュア―、張りがあるが決して硬くはないしなやかな高音には本当に癒される。1950~60年代の懐かしいPOPSのヒット曲集、アルバム「All My Loving」から、「エメラルド・シティ/Emerald City」。「エメラルド・シティ」といえば、「オズの魔法使い/The Wonderful Wizard of Oz」だが、この歌の元歌は、ベートベンの「喜びの歌」である。

b0102572_22435332.jpg


  

All My Loving

Jheena LodwickJvc / Xrcd


「Emerald City - Jheena Lodwick」
        




          


[PR]
by knakano0311 | 2017-04-17 13:49 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

観桜ご近所ドライブツアー(4)  ~ 星への階 妙見山の桜 ~

b0102572_22594392.jpg
 昨日にひきつづく、観桜ご近所ドライブツアーは、ここもご近所の桜の名所「能勢妙見山(のせみょうけんざん)」へ。「能勢妙見山」は、妙見大菩薩を祀る北極星信仰の聖地。妙見大菩薩は北極星の神様で、常に北を指して動かないところから星の王様、つまり運命の星の流れを司る開運の神様と言われている。麓の「妙見の森ケーブル」、黒川駅に着くやいなや、絶景の桜が目に飛び込んでくる。
 
b0102572_23063683.jpg
 「妙見の森ケーブル」に沿って「ソメイヨシノ(染井吉野)」が咲き誇り、全長666m、高低差229mを5分で結ぶケーブルカーの車窓からは、日本一といわれるクヌギの輪伐の里山景観を見ることができる。
 

b0102572_23095959.jpg
 山頂駅から、しばらく歩くと、「エドヒガン(江戸彼岸)」の群落が広がっている。ここも、川西市指定の天然記念物であり、ボランティアと能勢電鉄によって、しっかり整備がされている。ひときわ目立つのは、美しい桜の下で多くの人に素敵な出会いがありますようにとの願いが込められ名付けられたという、大木「出会いの妙桜(であいのたえざくら)」。群落のシンボルツリーで、高さ21m、幹周り259cmほどあるという。「台場クヌギの小径」を歩いて、ケーブル駅まで戻ると、クヌギの輪伐が形作るモザイク状(パッチワーク状)の里山林で、日本一ともいわれる里山景観を見ることができる。
 
b0102572_23253963.jpg
 妙見山を後に最近大規模開発された隣接する箕面市の住宅団地へ。ここでは、近くの山の谷筋に群生する「エドヒガン」をみることができる。北摂地域ではなぜか、猪名川水系にだけ「エドヒガン」が自生するといい、こんな見事な遠景をこの地域ではいたるところで見ることができる。

 さて、今宵の曲、「星への階(きざはし)/Stairway to the Stars」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」です。アルバムは、「ムーン・ビーム/Moon Beams」(1962) 。パーソネルは、「Bill Evans: piano」、「チャック・イスラエル/Chuck Israels: bass」、「ポール・モチアン/Paul Motian: drums」。 私が住んでいる地域でも、実家の松本でも、夜が明るく、星を見ることが難しくなり、機会も減ってしまった。妙見山でもそうだと聞く。

ムーンビームス

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック



「Bill Evans - Stairway to the Stars」
        



[PR]
by knakano0311 | 2017-04-17 13:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

観桜ご近所ドライブツアー(3)  ~ 我がフィールド、一庫公園のエドヒガン ~

b0102572_17324582.jpg


 やはり一番愛着のあるのが、ボランティアとして自らも実生苗の育苗や植樹、市指定天然記念物となっている群生林周辺の整備を続けている「一庫公園」の「エドヒガン(江戸彼岸)」をはじめとした桜である。この地域で最も高いと思われる樹高31mをこえる「エドヒガン」を中心に、私が「天空のソナタ」とよんでる薄紅色の可憐な花が、青空に広がる様は美しいの一言につきる。

b0102572_9183883.jpg
b0102572_17354794.jpg
b0102572_17361984.jpg
b0102572_9543158.jpg
b0102572_9315869.jpg


 この日のツアーのお供は、「ロード・ソング/Road Song」。CTIレーベルからリリースされた「ウェス・モンゴメリー/Wes Montgomery」の「Road Song」(1968年録音)が最もよく知られているが、今日は、それに先立つ2年前、ジャズ・オルガン奏者「ジミー・スミス/Jimmy Smith」 がリリースした、ウェスとのデュオ・アルバム、「ダイナミック・デュオ/The Dynamic Duo (with Wes Montgomery) 」(1966)から聴いてみます。

ダイナミック・デュオ+1

ジミー・スミス&ウェス・モンゴメリー / ポリドール



「Jimmy Smith & Wes Montgomery - OGD (aka Road Song) 」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-04-15 16:47 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

観桜ご近所ドライブツアー(2)  ~ 桜を追いかけ、長くくねった道を ~

b0102572_23285520.jpg


 ご近所桜ツアーの続きです。活動フィールドの一庫公園を後にやってきたのは、猪名川町の桜の新名所、桜並木。約2.3kmの道路に600本の「ソメイヨシノ(染井吉野)」が咲き誇る。団地と県道を作った昭和40年ころに植えたんでしょう。同じころ、大規模団地開発が行われた市内には、50年近く経って立派に成長し、名所となった同じような桜並木がいくつかある。桜の開花の季節には、「いながわ桜まつり」が行われるが、今年は4月2日と開催が早すぎて地元の人は、がっかりだったようだ。

 さてそのあとは、花に芳香があることから別名、「ニオイコブシ(匂辛夷)」と呼ばれる「タムシバ(田虫葉)」も開花の季節を迎えているので、ちょっと遠周りをして、「タムシバ・ロード」を走ってみたが、まだ、つぼみかちらほらの開花で、全山「タムシバ」という絶景には少し早い。1週間ほどして来てみよう。

b0102572_23314485.jpg
b0102572_2332617.jpg
b0102572_23322067.jpg
b0102572_23323323.jpg


 そして、「高源寺」の枝垂れ桜。文明七年(1475年)が開祖という浄土真宗本願寺派の古刹の庭に咲くのは、「エドヒガン」の枝垂れ種で、樹齢300年と言われている。一般的に、「〇〇桜」と名付けられているご長寿の名物桜は、そのほとんどが、寿命千年とも言われる「エドヒガン」であるという。まさに満開。その豪華絢爛たる姿は、まさに圧巻。息をのむくらい美しい。この寺は、山の中腹に有り、桃と山桜の向こうに広がる市内が眺望できる。これも絶景。

b0102572_2333033.jpg


 最後は、我が団地西端にある「渓の桜」。これも猪名川河岸に自生していたエドヒガン群生地を住民ボランティアが投棄されていたゴミを片付け、周辺を整備し、桜の名所として蘇らせた。近くの小学生に自然観察体験の場として活用されていて、市天然記念物にも指定されている。この日は、一般公開は終わっており、また対岸の絶景スポットは落石で通行止めとなっており、上からの眺めで満足せざるを得なかった。

 さて、桜ツアーを堪能した今宵の曲は、ご存知、「ポール・マッカートニー/Paul McCartney」と「ジョン・レノン/John Lennon」の手になる「The Long and Winding Road」。1970年のアルバム、「Let It Be」に収録されていますね。

【 The Long And Winding Road 】

「♪ The long and winding road       君のドアへと続く
         that leads to your door,    長い 曲がりくねった道は
  Will never disappear,           決して消えることなくいつもある
  I've seen that road before        ずっと見てきたその道をたどれば
        It always leads me here,    いつも君のもとへと連れて行ってくれる  
  Leads me to your door.          いつも君のドアへとね

  The wild and windy night         風が激しく吹き荒れる夜に
        the rain washed away,     雨によって洗い流されるのは
  Has left a pool of tears crying for the day.  日差しに焦がれて溜まった涙 
  Why leave me standing here,        なぜ僕をここに留めるんだ
         let me know the way       君へと続くあの道を教えてくれ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 今宵、まずは「ワム!/Wham! 」のメンバーとして知られ、昨年、 2016年12月に亡くなった「ジョージ・マイケル/George Michael」の歌唱で。シングル、「Freeek!」(2002年)から。

FREEEK! / LONG & WINDING ROAD

GEORGE MICHAEL / Universal Import




「George Michael - The Long And Winding Road」


          

 女性ボーカルで何かないかなと探したら、YOUTUBEにアップされていたのが、イタリアの女性シンガー、「ジョルジア/Giorgia」の歌唱。アルバム、「One More Go Round」から。

One More Go Round

Giorgia / Go Jazz



「Giorgia - The Long and Winding Road」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-04-15 09:00 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

ご近所観桜ドライブツアー(1) ~ 猪名川水系はエドヒガンが満開 ~

b0102572_16472599.jpg
b0102572_16485525.jpg


 天候が回復したので、満開のご近所の桜の名所を一挙に見てまわろうと、ご近所桜ドライブツアーと車を走らせる。今年は、例年より桜の開花が遅れ、また満開となった先週末には、あいにく雨が続くという天候不順。くわえて愛車を車検に出していたため足もなく、やっとこの日に、「エドヒガン(江戸彼岸)」も「ソメイヨシノ(染井吉野)」も、「ヤマザクラ(山桜)」も、一挙に観て回ろうという欲張りドライブとなった。

 まずは「黒川・桜の森」へ。今回は、寒さのため次の日に観桜を延ばした「妙見ケーブル」沿いの満開の桜を、ちらっと横目で見て通り過ぎて黒川の里へ。「黒川・桜の森」は、ここで活動するボランティア団体が、この谷に自生するエドヒガン群生林の整備活動をずっと行っている。川西市の天然記念物に指定されていて、国道477号から見る景観は、吉野山の一目千本とまではいかなくとも、かなりの圧観である。

b0102572_1659476.jpg
b0102572_11184986.jpg
b0102572_1703026.jpg


 我が活動フィールド、一庫公園の「エドヒガン」である。周辺整備の甲斐あって、見通しが良くなり、散策路から景観に妻も大満足。「オオシマザクラ(大島桜)」(写真)も、「ヤマザクラ」、「ソメイヨシノ」も満開の競演、桜舞台。散策路をじっくり回る。

b0102572_17142680.jpg
b0102572_1714427.jpg


 そして、一庫ダム沿いに車を走らせると、ダムに流れ込む、「一庫大路次川(ひとくらおおろじがわ)」がつくる「龍化渓谷」は、ほとんど人のこない隠れた桜の名所である。渓谷の瀬音に混じって、鶯の鳴き声が響く。有名な桜の名所も、それはそれでいいが、こんな「ご近所桜ツアー」でも、十二分に満足できるし、ご近所の桜の名所を維持しているのは、ほとんどが地元のボランティアの人たち。そんなところにも地域への愛着や誇りも感じることができる。

 さて桜ツアー、今宵の曲は、「Two for the Road」。「シャレード/Charade」で有名な「スタンリー・ドーネン/Stanley Donen」監督、「オードリー・ヘップバーン/Audrey Hepburn」主演の映画、「いつも2人で(原題;Two For The Road)」(1967年公開)のテーマ曲で、作曲は、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」。

 倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が、今再び愛を取り戻そうと、車でフランスの旅に出る。「いつも2人で」は、そんな大人のロード・ムービー。古い映画で、地味ですが好きな映画の一つ。まっ、一度観てください。

いつも2人で [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント



「Two for the Road - Henry Mancini / Audrey Hepburn 映画いつも二人でのテーマ」

          

 こんな歌詞がつけられています。

【 Two for the Road 】
             作詞:Leslie Bricusse 作曲:Henry Mancini

「♪ If you're feeling fancy free        もし貴方が自由でいたいと思うなら
  Come wander through the world with me  私と一緒にこの世界で歩んでいこう
  And any place we chance to be      そして訪れたその時々の場所が
  Will be a rendezvous           二人の新しいめぐり逢いとなるだろう

  Two for the road             二人で過ごす人生という旅
  We'll travel through the years      この旅は何年か経ったら
  Collecting precious memories     たくさんの大事な思い出が積み重なり
  Selecting souvenirs           二人で選んだ旅のお土産も集まる
  And living life the way we please   これからもこの楽しい人生の旅を歩んでいこう
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 やはり、ジャズ・ボーカルでしょう。熟練の女性ボーカル、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。アルバムは、「I'm With the Band」から。

I'm With the Band

Tierney Sutton / Telarc



「Tierney Sutton - Two for the Road」

          
  


  
[PR]
by knakano0311 | 2017-04-14 09:41 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

セピア色の街を抜けて

b0102572_1411726.jpg


 車検のためディーラーに車を預けた後、ちょうど雨もあがったので、猪名川沿いから阪急電鉄の川西能勢口駅までぶらぶらとウォーキング。この時期、猪名川をまたいで、たくさんの鯉のぼりがはためくが、川をまたぐ作業は雨で中止らしく、何本かの柱にカラフルな大きな鯉のぼりが翻っていた。我が家で、鯉のぼりや武者人形を飾らなくなってから、もう何年経つのだろうか。桜の名所、五月山にもやっと開花が訪れたようだ。

b0102572_14134282.jpg
b0102572_14141538.jpg
b0102572_1414291.jpg
b0102572_14144257.jpg


 駅へと向かう途中に、駅近くながら、まるで開発から取り残されてしまったかのように、古い昭和の雰囲気が、そのまま残る一角がある。かってはこの地で蜂を飼育していたのだろう、蜂の巣箱や蜂の巣が積み上げられている蜂蜜店。そして、まさしく昭和。大きな煙突と入口の松が目を引く銭湯。いずれも幼少期を過ごした故郷の家の近くにもあった。あの頃はそんな風景が当たり前だった。いまは、巨大なマンションの陰にひっそりと佇んでいる。セピア色の街 ・・・。

b0102572_14233586.jpg


 そして、極めつけは、忘れられたかのように場末の雰囲気が色濃く残る何軒かの飲み屋。ロケーションが、お稲荷さんの前の路地というのもいい。きっと日暮れたら提灯に明かりが灯り、いまでも昔を懐かしむかのように、おなじみのお客さんが来るんでしょう。こんな雰囲気っていいなあ。

 さあ、今宵の曲。「That Old Feeling」。「懐かしく感じたあの気持ち」とでも訳しましょうか。1938年制作のファッション業界を描いたミュージカル映画、「1938年のヴォーグ/Vogues of 1938」の挿入歌というから、古い古いスタンダード曲です。「ルー・ブラウン/Lew Brown」作詞、「サミー・フェイン/Sammy Fain」作曲という。

 「チェット・ベイカー/Chet Baker」で聴いてみましょうか。私がこの歌を知ったのは、「Chet Baker Sings」(1956年)というアルバム。そう、あの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン/My Funny Valentine」で有名になったアルバムです。冒頭に収められているのだが、チェットのトランペット・ソロの後に、チェット節とも言える、あの甘いくすぐるようなが声が流れてきます。

【 That Old Feeling 】  by Lew Brown / Sammy Fain

「♪ I saw you last night          昨晩、君を見たとき感じた 
        and got that old feeling        あの懐かしい気持ち
  When you came in sight         君が視界に入ってきた瞬間
        I got that old feeling         懐かしい気持ちを感じたんだ
  The moment that you danced       君が踊っているあの時
          by I felt a thrill          ぼくはドキドキして
  And when you caught my eye       君と目があった時は
          my heart stood still        心臓が止まりそうだった

  Once again I seemed to          もう一度昔にもどったような
         feel that old yearning      あの懐かしい気持ちを感じた気がして  
  And I knew the spark of          まだ僕にも恋する火花が
         love was still burning       残っているんだと感じた
  There'll be no new romance for me,   でも新しい恋なんて僕にはきっとダメだろうな
           it's foolish to start        恋をまた始めるなんて愚かなこと
  For that old feeling, is still in my heart   君への想いがまだ残っているんだから
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Chet Baker Sings

Chet BakerPacific Jazz



「Chet Baker - That Old Feeling」

          

 没後8年、もう懐かしいと思うピアニストになってしまった、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」のアルバム、「ベッドで煙草はよくないわ /Don't Smoke In Bed」(2000)からも。パーソネルは、「Eddie Higgins(p)」、「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli (g)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (b)」。

ベッドで煙草はよくないわ (初回プレス限定)

エディ・ヒギンズ・トリオ / ヴィーナス・レコード



「That Old Feeling - Eddie Higgins Trio」

          
  



  
[PR]
by knakano0311 | 2017-04-08 09:44 | おやじの遠足・街歩き | Trackback(1) | Comments(0)

火のない所に煙は立たず

b0102572_17502123.jpg


今年一番の厳寒。小雪が舞う中でのウォーキング。道筋に煙突が立っているお宅をいくつか見かける。しかし、厳しい寒さになっても、煙が上がってるのを見たことがない。こちらの煙突のお宅は暖炉でしょうか。そういえば、バブル時代の新築戸建の家では、応接間を設え、暖炉、シャンデリア、ピアノなどを置くことに人気があったと記憶している。庭に薪など積んでいないところを見ると、もうインテリアとしてだけの存在なのでしょうか。もっとも、暖炉で薪を焚いたら、煙くてかなわないでしょうが ・・・。

b0102572_14113161.jpg


こちらは、最近人気が高いという薪ストーブの煙突。ここも煙が上がっているのを見たことがない。最近は薪ストーブの性能も上がっているので、あまり煙が出ないかもしれないが ・・・。憧れの強い薪ストーブは、自分で割らないにしても、ひと冬分の薪を調達し、それを最低でも1年間は乾燥させ、使用時は火を絶やさないように薪を焼べなければならない。その労力と時間と保管場所の確保、また、1束500円程度という薪代も、ひと冬となると大変なようだ。さらに住宅街では、煙や臭いなどのご近所トラブルに気を遣わなくてはならない。もっとも最近は自動で燃料が供給され、排気が無色透明になるペレット式もあるようだが、薪の燃える迫力、色、雰囲気、ストーリー性は薪ストーブには及ばないという。しかし、いろいろ考えても、年金生活者たる高齢者、薪ストーブはあこがれの中にとどめておくのが良さそうである。

b0102572_17504257.jpg  

さて、「♪ ・・・ You'd be so nice by the fire ・・・」。超有名なスタンダード、「You'd be so nice to come home to(帰ってくれたら嬉しいわ)」のワン・フレーズである。今宵は、この曲を聴きましょうか。「ニューヨークのため息」と評された「ヘレン・メリル/Helen Merrill」の歌唱が超有名で、私も何年か前、彼女のラスト・コンサートで聴いたことがある。(参照拙ブログ「最後のため息 ~ヘレン・メリル ラスト・コンサート~ 」

しかし、へそまがりの私、今宵はメリルとは別の歌唱、演奏で ・・・。まずは、「サラ・マッケンジー/Sarah Mckenzie」。最近、パリに移ったようであるが、オーストラリア、メルボルンを拠点に活躍するピアノ弾き語りの女性歌手である。25歳の時のデビュー作、「Don’t Tempt Me」(2010)から。

Don't Tempt Me

Sarah Mckenzie / ABC Music Oz



「Sarah McKenzie - You'd Be So Nice To Come Home To」

          

そして、ベテラン、「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。人気ジャズ・コーラス・グループの「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」で、ソプラノ・パートを担当し、近年はソロでの活躍も著しいシンガー。アルバム、「Talk of the Town」(2003)から。

Talk of the Town

Cheryl Bentyne / Telarc



「You'd Be So Nice To Come Home To - Cheryl Bentyne」

          

私の一番好きだったギタリスト、故「ジム・ホール/Jim Hall」。ヒット・アルバム、「アランフェス協奏曲/CONCIERTO」から。

アランフェス協奏曲

ジム・ホール / キングレコード



「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO - JIM HALL」

          

最後は「男歌」で締めましょうか。「チェット・ベイカー/Chet Baker」。亡くなる一年前の1987年の6月14日に、東京の昭和女子大学の人見記念講堂での最終公演のDVD、「Chet Baker Live in Tokyo」(1987)から。このDVDは10年以上も前になるだろうか、当時北京にはほとんどなかったジャズ・クラブで求めたもので、聴くとチェットが大好きという暗い顔をしたマスターを思い出す。(参照拙ブログ  「Red Hot Jazz ~久しぶりの北京CD爵士倶楽部で~ 」「中国JAZZY紀行(3) ~北京CD爵士倶楽部~ 」

Chet Baker Live in Tokyo [DVD] [Import]

Chet Baker / Hudson Street



「CHET BAKER - You'd Be So Nice To Come Home To」

          

  

  
[PR]
by knakano0311 | 2017-01-23 23:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)