大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:おやじの遠足・街歩き( 121 )

古稀を祝ってパスタを喰う

b0102572_1315124.jpg


「梅」、「サンシュユ(山茱萸)」など、についで咲きだしたのは、「ミモザ」。私には、区別がよく付きませんが、別名「房(ふさ)アカシア」、「銀葉アカシア」とも呼ばれている。家の白壁に黄色が映えて鮮やか。次に咲くのはは、「ジンチョウゲ(沈丁花)」か、「コブシ(辛夷)」あたりでしょうか ・・・。

ショッピング・モールのカード切り替えが必要とやらで、昼食でもと久しぶりに西宮の大型ショッピング・モールまで出かける。あの日、3月11日が誕生日。定年10周年、古稀の祝いも兼ねて、パスタを喰う。軽やかで、華やかで明るく、春のムードいっぱいである。久しぶりの街歩き。

b0102572_15522478.jpg

さて今宵は、ジャズとポップスの垣根をこえて活躍する、いわゆる「Jazzy,Not Jazz」の次世代を担う才能の一人と評されているという、オーストラリアの女性ヴォーカリスト&コンポーザー、「ブリアーナ・カウリショウ/Briana Cowlishaw」。初めて耳にする名前だが、「グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato」や「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」などと比較される存在だという評判に惹かれて聴いてみた。アルバムは、「フィヨルド/Fjord」。

オーストラリア出身の女性ジャズ歌手といえば、結構多くて、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」、「ペネロープ・サイ/Penelope Sai」、「サラ・マッケンジー/Sarah Mckenzie」などが頭に浮かぶ。

キャリアはよくわからないが、ニューヨークのプレイヤー達と制作したデビュー・アルバム、「ウェン・フィクション・カムズ・トゥ・ライフ/When Fiction Comes to Life」(2011)は、翌年にはオーストラリア国内賞で、「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」に選ばれたという。

b0102572_21323021.png

「フィヨルド/Fjord」は、3作目にして、同じくオーストラリアで活躍するピアニスト、「ギャヴィン・エイハーン/Gavin Ahearn」とのデュオ名義での発表。彼とはバンドとは別に、「The Wires Project 2013」というユニットを組んで活動していて、どうもその集大成のアルバムといった感じ。というのも、全10曲のうち、ブリアーナのペンによるオリジナル曲が3曲、ギャヴィンが1曲を提供、そして8曲がデュオ演奏だからである。

ブラジリアン、ジャズ・スタンダード、そしてビートルズのカバーを混じえ、端正なピアノ演奏だけをバックに可憐なブリアーナのヴォーカルが美しく響く静謐でリリカルな作品で、ノルウェイでの録音というから、なんとなく北欧の空気も感じさせる。しかしながら、「グレッチェン・パーラト」や「サラ・ガザレク」とのポジショニングという点では、いまいちピンと来なかった。むしろ、「ギャヴィン・エイハーン」のピアノに強く印象づけられた一枚。

FJORD

BRIANA COWLISHAW & GAVIN AHEARN / RIP CURL RECORDINGS / インパートメント



本アルバムからYOUTUBEのアップはなかったので、ボーナスCDとしてつけられていた「ギャヴィン・エイハーン」とのユニット、「The Wires Project 2013」の「The Wires」をアップしておきます。

「The Wires - The Wires Project 2013」

          

同じく「ギャヴィン・エイハーン」とのデュオから、「Apart Score」。ちょっとほのぼのとする短編アニメ。


「Apart Score by Briana Cowlishaw and Gavin Ahearn」


          
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2016-03-10 13:22 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

丹波竜の発掘現場を訪ね、太古に思いを馳せる

b0102572_187442.jpg
b0102572_1873145.jpg
b0102572_10215759.jpg

ポカポカ陽気。本格的な春の陽気に誘われて、「丹波竜」の発掘現場とその化石工房、「ちーたんの館」を訪れてきた。兵庫県丹波市山南町の篠山川川代渓谷の河川敷で愛好家によって恐竜の肋骨化石が発見されたのは2006年(平成18年)8月のこと。その後第6次まで、毎年のように発掘調査が行われ、植物食恐竜、ティタノサウルス形類の親属新種と判明し、「タンバティタニス・アミキティアエ」と名付けられた。現在も発掘調査が続いている現場と、レプリカではあるが、その骨格標本が展示されている「丹波竜化石工房」などを訪れた。

恐竜が生きていた頃の日本列島の様子、多くのボランティアによって支えられている発掘調査などを興味深く知ることができ、暖かで穏やかな春の日差しを浴び、のどかな田園風景の中、ひさびさの春の遠足を楽しむ。

さて、続いて今宵も春の曲を ・・・。「Spring Will Be a Little Late This Year」。この歌も、「恋が終わり、私のところへは春はすぐには訪れない」といった、ちょっと切ない歌。「Spring Is Here」といい、ストレートに春の喜びを歌った歌は少ないように思います。

1944年のアメリカ映画、「ロバート・シオドマク/Robert Siodmak」監督の「クリスマスの休暇/Christmas Holiday」の挿入歌。 「フランク・ラーサー/Frank Loesser」の作詞・作曲になる曲。

【 Spring Will Be a Little Late This Year 】  作詞・作曲 Frank Loesser

「♪  Spring will be a little late this year    今年の春の訪れはちょっとだけ遅いかも
   A little late arriving,                孤独な私の所へは
   in my lonely world over here         ちょっと足踏み
   For you have left me               あなたが私から去ってしまったから
        and where is our April love old   あの恋した4月もどこかへ行ってしまった
   Yes you have left me                そしてあなたも去り
         and winter continues cold      そうよ、だからまだ寒い冬が続いているの
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

b0102572_10275427.jpg

この歌も、クラシック・スタンダードと呼んでもいいようで、「サラ・ボーンSarah Vaughan」、「ヘレン・メリル/Helen Merrill」、「アニタ・オディ/Anita O'Day」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」など、ビッグネームのカバーが数多くありますが、今宵は、まず「カーリー・サイモン/Carly Simon」が、「ジミー・ウェブ/Jimmy Webb」とデュエットしているアルバム、「フィルム・ノワール/Film Noir(犯罪映画)」からピック・アップしてみました。ふたりのハーモニーは見事というしかありません。

Film Noir

Carly Simon / Arista


  
「Spring Will Be a Little Late This Year - Carly Simon & Jimmy Webb」
 
          

同じ曲をピアノ・トリオで聴いてみましょうか。今は亡きオランダのピアノ・トリオ、「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」のトリオの大名盤、「カム・フライ・ウィズ・ミー/Come Fly With Me」から。叙情豊かで流れるようなピアノが美しい。

カム・フライ・ウィズ・ミー

ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Spring Will Be a Little Late This Year - Trio Pim Jacobs」

          

 


 
[PR]
by knakano0311 | 2016-03-05 10:50 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

風に舞う彫刻たち

b0102572_10402869.jpg
b0102572_1042429.jpg

先日、「ナツツバキ(夏椿)」群落の天然記念物申請に関してシンポジウムが開催された、兵庫県三田市にある「有馬富士公園」。ここには、同市在住の彫刻家の「新宮 晋(すすむ)」氏によって寄贈された、風で動く彫刻たちが置かれた彫刻公園、「風のミュージアム」がある。(写真は有馬富士公園HPより拝借 「風のロンド」、「風の結晶」 「 新宮晋 風のミュージアム ホームページ 」参照

これは、風や水の自然エネルギーで動く作品ばかり作り続けて来た「新宮晋」氏が、最新作を含む12点の代表作を寄贈し、2014年6月に彫刻公園としてオープンしたものである。場所は、有馬富士の麓、千丈寺湖畔の緑に囲まれた自然いっぱいの約9000平方メートルのスペース。同じ公園内ではあるが、シンポジウムが開催された建物とは相当離れているので、この日は時間がなく、残念なことに立ち寄ることができなかった。また近いうちに来てみようと、以前一度見て強い印象を受けた彫刻たちの風に舞う情景を思い浮かべ、帰路に着いた。




さて、そんなことで今宵は「風のささやき/The Windmills of Your Mind」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲、「アラン・バーグマン/Alan Bergman」、「マリリン・バーグマン/Marilyn Bergman」夫妻の作詞の有名な曲。「ノーマン・ジュイソン/Norman Jewison」監督、「スティーブ・マックイーン/Steve McQueen」、「フェイ・ダナウェイ/Faye Dunaway」主演の映画、「華麗なる賭け/The Thomas Crown Affair」(1968)の主題歌で、その年のアカデミー主題歌賞を受賞した。

今宵は、「スティング/Sting」の歌唱を聴いてみましょうか。この映画、1999年には、「ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan」主演で同名のリメイク版が制作されているが、「スティング」の歌唱は、その主題歌として使われている。

ブラン・ニュー・デイ

スティング / ユニバーサル インターナショナル



【 The Windmills Of Your Mind 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Like a circle in a spiral       まるで螺旋の輪のように      
  Like a wheel within a wheel   まるで車輪の描く輪のように 
  Never ending or beginning,    始まりも、そして終わりもなく
  On an ever spinning wheel    果てしなく回り続ける糸車
  As the images unwind        心のイメージが解き放たれた時
  Like the circles that you find   きみの心に浮かぶ風車の
  In the windmills of your mind   描く輪のように         ♪」


「Sting ‎– The Windmills Of Your Mind」

          
[PR]
by knakano0311 | 2015-12-16 09:56 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

昭和の匂いがする路地に迷い込む

b0102572_15584478.jpg


先日のこと。「エドヒガン」桜のシンポジウムの後、駅への道を歩いていたら、駅前の再開発からすっぽりと取り残されしまったのでしょう、まるで昭和にタイムスリップしたような路地を見つけた。何軒かの飲み屋、居酒屋が集まっている狭い路地。傾いたネオン、自転車、うろつく犬、立て付けの悪そうなドア、安い新建材の外装 ・・・・。学生時代や新入社員の時はいつもこんな感じの居酒屋で飲んでいたなあ。きっと夜になったたら、すべてが覆い隠され、きらびやかなパラダイスに変わるのだろう ・・・。

b0102572_9471925.jpg

「こんな路地に小さな JAZZ BAR があったらな」とも思う。そんなところで聴いてみたいJAZZボーカルは、「カラブリア・フォーティー/Calabria Foti」。寡聞にして、彼女のアルバムは一枚しか知らないのだが、なんとなくレトロな歌声に加え、その育ちの良さ、品のいい色気を感じさせる容姿は、かっての「ジュリー・ロンドン/Julie London」を思わせる。そんなアルバムは、「恋に過ごせし宵/A Lovely Way To Spend An Evening」。

「カラブリア・フォーティー」。ニューヨーク生まれ。音楽一家に育ち、幼い頃から回りには音楽があふれていたという。「家族でクラシックのコンサートやジャズクラブにもしょっちゅう行っていたし、初めて習った楽器はジャズギターとベースだった」と彼女は語る。12歳になる頃には、もう両親たちとホテルやナイトクラブのステージにたっていたともいう。「エラ・フィッツ・ジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ペギー・リー/Peggy Lee」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「サミー・デイビス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」 ・・・などの大物シンガーの歌をよく歌っていたというが、すでにどうすれば彼らと同じように観客の心を掴めるのかということを意識して歌っていたというから、末恐ろしい12歳であったようだ。やがて認められ、2005年、「When A Woman Loves A Man」でデビュー、それに続くセカンド・アルバムになったのが、「A Lovely Way To Spend An Evening(恋に過ごせし宵)」。

恋に過ごせし宵

カラブリア・フォーティー / キングレコード



情感豊かに優雅に歌うアルバム・タイトル曲、「A Lovely Way To Spend An Evening」。いまどき珍しいヴァースからの歌唱。

「Calabria Foti - A Lovely Way To Spend An Evening」

          

「エドヒガン・シンポジウム」の記事で取り上げた「チェット・ベイカー/Chet Baker」の「The Touch Of Your Lips」を彼女で ・・・。

「Calabria Foti - The Touch Of Your Lips」

          



b0102572_22294437.jpg

こんな路地の小さな居酒屋、けっしてカラオケなどがない居酒屋。そこで流れていたらいいなと思うのが、昭和、レトロ、歌謡、恋歌 ・・・、そんなキーワードを強く感じるのがこの人、「浜田真理子」。島根県松江、宍道湖のほとりで音楽活動をもう30年近く続けている。(参照拙ブログ「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」) 2ヶ月ほど前の朝日新聞朝刊、「鷲田清一」氏の「折々のことば」にこんな彼女の歌が載っていた。

「♪ 出会ったのは なにかの ご縁ですね でもお別れも またご縁なのです ・・・・・・ さようなこと ならば さようならの ことば ♪」 (浜田真理子 胸の小箱)

この歌の収録アルバムは、今ではもう死語になっているかもしれない「道ならぬ恋」をテーマにした「夜も昼も」(2006年)。

夜も昼も

浜田真理子インディペンデントレーベル



「胸の小箱 [short ver.]-浜田真理子」

          

「恋ごころ-浜田真理子」

          

そして、アルバム「But Beautiful」(2013)もまた、昭和へのノスタルジーに溢れている。

But Beautiful

浜田真理子 / 美音堂







 
[PR]
by knakano0311 | 2015-10-19 01:10 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

「ブラタモリ」が面白い

b0102572_15494273.jpg

「TVがつまらない」と日頃はぼやく私だが、最近はご贔屓にしている番組がある。4月から新シリーズが始まった、NHK総合TV、土曜日夜7時30分からの番組「ブラタモリ」である。番組が始まった当初(2008年)の第一シリーズの終わりあたり(最初は木曜日の夜10時ころからだったと思う)から、結構ご贔屓でよく見ている番組。「街歩き」を趣味とする「タモリ」が、江戸時代・明治時代などの古地図を手に、東京都や横浜市、主として関東地方を歩き廻り、その街の歴史を味わいながら、歴史と地形、街が形作られていった知恵の軌跡を残された痕跡から探っていく、TVならではの知的興奮に満ちた街歩き番組、ロード・プログラムである。知的興奮に満ちた歩き番組である。今回の新シリーズ、「笑っていいとも」から解放された「タモリ」が一挙に、京都 長崎 函館 金沢 鎌倉 川越 奈良 仙台 東京駅 松江 ・・・ と全国に街歩きを展開し、その面白さも倍増となった。

私もこのブログのカテゴリーとして、最近はほとんどアップしていませんが、「おやじの遠足・街歩き」を持っていますので、その方面に関する興味・関心は人一倍なのです。

b0102572_1522990.jpg

考えてみれば、彼がデビューした頃から、「タモリ」のファンであった。髪の毛ボサボサ、ヨレヨレの燕尾服を着た風采の上がらない男が、グランド・ピアノを前に、アフリカ民俗音楽のルーツから、ニューオリンズJAZZ、デキシーランド・ジャズ、スイング、ビ・バップ、フリー・ジャズにいたるJAZZの歴史講義をする、驚愕の「中洲産業大学・森田一義助教授」のパフォーマンス。かの「植草甚一」氏の死後、膨大な氏のレコード・コレクションの散逸を防ぐために、その全てを一括して引き取ったというエピソード。早稲田大学在学時はJAZZ研でトランペットを吹いていたという。「観るJAZZ(4) ~ 森田一義助教授の幻の講義 ~」

とまあ、ひさしぶりにこの記事を「おやじの遠足・街歩き」のカテゴリーでアップしてみました。あっ、そうそう日曜日の夜11時15分から、フジTV系列で「ヨルタモリ」という「宮沢りえ」と共演している、これも抜群に面白いバラエティ番組があります。こちらは「観るJAZZ」のカテゴリーですかね ・・・。

新シリーズの前はずっと、オープニング曲は、「コモエスタ八重樫と彼のTPオーケストラ」の「BLA BLA CHACHACHA」。エンディングは、「井上陽水」の「MAP」であった。新シリーズを機に、オープニング、エンディングテーマとも、「井上陽水」の「女神」、「瞬き」になった。「女神」は今まで同様、ラテン・フレーバーに満ちたカリプソ風のオープニングで楽しい。その2曲は、彼の新アルバム、「UNITED COVER 2」に収録されている。

UNITED COVER 2

井上陽水 / ユニバーサル ミュージック



新テーマ曲は、YOUTUBEにはまだアップされていませんので、旧シリーズのテーマをどうぞ。

「コモエスタ八重樫と彼のTPオーケストラ - Bla Bla Cha Cha Cha(ブラ タモ リミックス)」

          

「井上陽水 - MAP」

          

「井上陽水」には数多のアルバムがあるが、私はJAZZアレンジを前面に押し出して作られたセルフ・カバー・アルバム、「Blue Selection」がお気に入り。なんといっても冒頭、「飾りじゃないのよ涙は」が圧巻。だいぶ前であるが、最初に聴いたとき、曲が終わった瞬間、思わず「かっこいい!!」と叫んでしまったくらいJazzyなテイストに満ちている。

Blue Selection
井上陽水 / フォーライフミュージックエンタテインメント
ISBN : B00006RTNQ


ライヴ、「Blue Night Selection」から ・・・。「井上陽水 - 飾りじゃないのよ涙は」

          
[PR]
by knakano0311 | 2015-08-03 13:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

丸山湿原を学び、そして遊ぶ

b0102572_1714430.jpg


「丸山湿原」に咲く「サギソウ(鷺草)」。日本を代表する野生ラン(蘭)である。「丸山湿原群」は、お隣の宝塚市の丸山周辺に広がる兵庫県では最大規模の5つの湿原からなる湧水湿原群であるが、その周辺地域を含めて、約71ヘクタールが、今年4月、宝塚市の天然記念物に指定された。それを記念してのセミナー&観察会に参加してきた。「サギソウ」。かって母が好きで、園芸種であるが、実家には、お盆の頃に白鷺が飛んでいるようなかわいらしい花が咲いた。しかし、湿原に自生して咲く「サギソウ」はこれまで見たことがなかった。午前中は、湿原の成り立ちや現状、魅力を解説するセミナー、そして午後からは、現地での説明を受けながらの観察である。入口から10分程度歩くと、湿原が圧倒的な広さを持って広がっていた。かなりの密度で点々と咲く「サギソウ」、やっと野生種を見ることができた。

b0102572_17403694.jpg

この湿原群には、湿原に特有の様々な生き物が見られる貴重な場所になっていて、植物群落の貴重性を示す「兵庫県版レッドデータブック 2010 植物群落」においても、「規模的、質的に優れており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当するもの」として評価され、Aランクに指定されている。(右の写真は、地中に虫を捕らえるための袋を持つ小さな食中植物「ムラサキミミカキグサ/紫耳掻き草」)

b0102572_1759286.jpg

「丸山湿原」に成立する植物群落は、「イヌノハナヒゲ群落」、「ヌマガヤ(沼茅)群落」、「イヌツゲ(犬黄楊)群落」の3群落に大別できる。「サギソウ」、それともう散ってしまったが、淡い紅紫色で、その色合いが、鳥の「トキ(朱鷺)」の羽色に見立てられたのでその名がついた、「トキソウ(朱鷺草、鴇草)」、そして「ムラサキミミカキグサ」などは、「イヌノハナヒゲ群落」の構成種。写真左の「ミズギボウシ(水擬宝珠)」、さらにもう散ってしまっていたが、柿の実の色に似た総状の花をつける「カキラン(柿蘭)」などは、「ヌマガヤ(沼茅)群落」の構成種である。

植物だけでなく、湿原の貴重昆虫も多く生息している。「湿原貴重昆虫、3種の神器」とも呼ばれている、「ヒメタイコウチ(姫太鼓打)」や、日本一小さなトンボとして知られる「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」、タテハチョウ科の「ヒメヒカゲ(姫日陰)」のうち、「ヒメタイコウチ」と「ハッチョウトンボ」は、ここで確認できているという。

「丸山湿原」の成立は、いろいろの調査から江戸時代以降で、周辺の里山林の利用とともに広がったと考えられているが、10年ぐらい前から、地元の方を中心とした「丸山湿原群保全の会」が遊歩道整備、植生管理、清掃、盗掘防止パトロール、モニタリング調査、外来種の侵入防止などの保全活動を地道に行った結果が、今回の天然記念物指定につながったという。いずれにしても、かけがえのない自然を守るには、人の手が入った管理、それを支えるボランティアの努力が欠かせないのだ。 (丸山湿原紹介パンフレット、Wikipedia 参照)

b0102572_23471971.jpg


心配した雨も降らず、「丸山湿原群」を学び、遊んだ満足の一日 ・・・。
 
さて、念願の「サギソウ」にお目にかかった宵のピアノ・トリオは、「エリック・リード/Eric Reed」。

b0102572_14562593.jpg

「エリック・リード」は1970年、フィラデルフィア生れ。2歳でピアノを始め、7歳からは音楽学校に通って、クラシックとジャズ・ピアノを本格的に学ぶようになった。西海岸に移住し、18歳の頃、トランペッターの「ウィントン・マルサリス/Wynton Marsalis」に認められ、彼のバンド・メンバーとしてプロの活動をスタートさせる。以後、キャリアを積み、いまやニューヨーク・ジャズ界を代表するトップ・プレイヤーとなっている。

そんな彼が、「M&I」レーベルから、彼がリスペクトする過去のモダン・ジャズ・ピアニストたちが繰り広げてきた様々な演奏を、彼自身のスタイルで取り上げたシリーズがある。「クレオパトラの夢」(2003)、「印象派のメロディ」(2004)、「ブルー・トレイン」(2005)、「ブルー・モンク」(2006)がそれであるが、その中の2枚をタンスから引き出してきた。「印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~/Impressive & Romantic - The Great Composers We Love -」と、「ブルー・モンク/Blue Monk」。

アメリカの偉大な作曲家たちを取り上げたのが本作。「ロン・カーター/Ron Carter(b)」と「アル・フォスター/Al Foster(ds)」の強力なサポートを受け、お馴染みの曲の中にも、ジャズの緊張感が漂う一枚。

印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~

エリック・リード・トリオ / ポニーキャニオン



そこからお馴染みのスタンダードを2曲。「ヴィクター・ヤング/Victor Young」の手になる 「ジャニー・ギター/Johnny Guitar」、「コール・ポーター/Cole Porter」作曲の「ソー・イン・ラブ/So In Love」。

「Johnny Guitar - Eric Reed Trio」

          

「Eric Reed, Ron Carter & Al Foster - So In Love」

         

『「ブルー」をタイトルに持つ曲にハズレなし』などと言われているが、「Am I Blue?」、「Born To Be Blue」、「Blue and Green」など、「ブルー」という言葉を持つ曲ばかりを集めてアルバムに仕立てた粋なアルバムは「Blue Monk」。

ブルー・モンク

エリック・リード・トリオ / M&I



「ビル・エヴァンス/Bill Evans」でお馴染みの「Blue and Green」。

「Eric Reed Trio - Blue and Green」

          
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2014-08-25 09:50 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

早春の里山ツアー(2) ~ブナの原生林で~

b0102572_23231653.jpg

b0102572_10333984.jpg

さて、能勢電ケーブルの黒川駅から、この日、今シーズンの営業を開始したケーブルカーで妙見山へと上がる。「能勢の妙見さん」といえば、大阪、北摂に住んでいる少し古い人なら 誰でも知っている山である。大阪、兵庫の県境にあり、標高660m、遠足、ハイキング、元旦参り、花見、BBQなどこの地域の人にはなじみの山である。(参照拙ブログ「Climb halfway to the stars ~ケーブルカーに乗って~」) もう1ヶ月も経てば、全山が桜に包まれ、この地域の桜の名所としても有名なところである。

この日の目当ては、桜ではなく山頂付近に残る「ブナの原生林」の観察である。私も以前から見たいと思っていたが、登っては見たがどこにあるのかわからず、いままで見る機会を得なかった。ケーブルカーからさらにリフトを乗り継いで、山頂まで登る。この日のケーブルカーの開通を待ちかねたのか、寒さも緩んで絶好のハイキング日和となったのか、多くのハイカー達で賑わっている。山頂付近の北西向き斜面、ちょっとわかりにくいが、散策路を外れて、森に入っていくと、そこにはハイカーも滅多にこないという「ブナの原生林」が広がっていた。この時期、もちろん葉は全部落ちてはいたが、それでも息を呑む光景である。

b0102572_10432749.jpg

「イヌシデ(犬四手)」などと一緒に、幹周り2m以上はあろうかと思われる巨木が数十本立ち並んでいるその景色はまさに圧巻。聞くところによると、海抜約600m以上がブナの分布域になるため、北摂地方ではここだけに成立しているようで、大阪・神戸周辺でも、葛城山や六甲山ぐらいでしか見ることができないという。
  
この標高だと、まだまだ寒い日が続いているのであろう。幹の高いところにある空洞(うろ)から漏れ出た水が大きな氷柱(つらら)を作っていた。太古の森の姿を彷彿とさせるような光景である。そして、ここも野鳥の楽園。「ヒレンジャク(緋連雀)」などが群れをなして飛び回っている。そんな渡り鳥が運んできた「ヤドリギ(寄生木)」が、すっかり葉が落ちている枝の先端に緑色の塊を形作っているのがよく分かる。この日の里山ツアー、この「ブナの原生林」を見ることができただけでも大きな収穫であった。

b0102572_1152155.jpg

 
さて、今宵のボーカル。現代の巫女、或いはシャーマン、さらに私がなぞらえるのは、「千手観音」。そんな巫女的ボーカリストで、屈指のジャズ・ボーカリストといえば、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」であろうか。(参照拙ブログ「Black Beauties  ~孤高の歌姫たち~」など) そんな彼女のゆったりとシャーマン的に歌う歌が聴きたくなった。

b0102572_23164255.jpg

「カサンドラ・ウィルソン」。1955年、アメリカ南部のミシシッピ州ジャクソン生まれの女性ジャズ歌手・シンガーソングライター。1996年度・2008年度のグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞の受賞者でもある。レパートリーは広く、ジャズとブルースのスタンダード・ナンバーから、ポップ、ロックまで歌う。自作曲も多い。ブルージーな声質で、女性としては非常に低い声域を持つ。(参照wikipedia)

1996年にグラミー賞を受賞した彼女の代表作でもあるアルバムが、「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daughter」。セミヌードを披露したジャケットも話題になったが、構成は、オリジナルが5曲で、ほかに「U2」、「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」、「ニール・ヤング/Neil Young」、さらには、「モンキーズ/The Monkees」のヒット曲まで取り上げるという驚きの選曲でも話題になった。

New Moon Daughter

Cassandra Wilson / Blue Note Records



彼女の歌唱には、かって、ジャズにアフリカ音楽などの要素を取り入れて発展させようとした音楽家集団、「M-Base Collective」に所属していた影響か、アフリカ音楽の雰囲気が随所に立ち上ってくる。そんな曲の一つが、「ニール・ヤング」の「ハーベスト・ムーン/Harvest Moon」。太古の森を照らす月。そんな月の光に照らされて歌う、シャーマン、カサンドラ。そんなイメージが湧いてきます。

「Cassandra Wilson - Harvest Moon」
 
          
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2014-03-19 10:27 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

早春の里山ツアー(1) ~クヌギ林からツブラジイの森へ~

b0102572_23294534.jpg


本日の里山講座は、里山林の観察ツアー。いつもの遊びの山にほど近い、兵庫県川西市の黒川・妙見山周辺のツアーである。能勢電ケーブルの黒川駅に集合。この地域の里山は、現在も主に炭材を採る活きた里山として使われていて、上の写真のように樹齢の異なるクヌギ林がパッチワーク状に分布している。この里山風景は、朝日新聞社、(財)森林文化協会主催の「にほんの里100選」にも選定されているので、このアングルから撮った写真も含めて、ご存知の方も多いのではないでしょうか。まずは日本一の里山とも言われている、この景観を楽しんでツアーがスタート。この辺も鹿の食害が多いらしく、放置林を見ると、鹿の背丈以下の高さの枝葉がほとんど食べられ、林の奥まで見通すことができる、いわゆる「ディア・ライン」がはっきりわかる。

b0102572_10425244.jpg

国道477号線を越え、妙見口駅方向へ向かう。この地域の風習なのか、畦のいたるところに置かれた「田んぼの土雛」の向こうに見えてきたのは、吉川八幡神社の社域に残る「コジイ/小椎(ツブラジイ/円椎)」の鎮守の森。ブロッコリー状のこんもりとした形から遠くからでもそれとわかる。地区の鎮守として親しまれているこの「八幡さま」は、社伝によれば、平安時代の冶歴年間(1065 ~1069)、今から約950年ほど前に、清和源氏の祖、「源満仲」からみて3代目の「源頼国」の七男「頼仲」が、吉川在住の折に創建されたものと伝えられている。

b0102572_10463337.jpg

社寺林はかっては信仰の対象とされため、比較的自然に近い状態で森が残されてきた。樹齢約400年と推定され、「八幡さま」の境内に生い茂る「ツブラジイ」の林は、豊能町保護樹林第一号に指定された。下から見上げると、巨木の青々とした枝葉が空一面を覆っている。かって大昔、この地方には、このようなシイ林が一面に広がっていたのであろう。そして、この林は、「キツツキ(啄木鳥)」、「コゲラ(小啄木鳥)」などの野鳥の楽園となっているようで、幹の周りにつついたあとの孔がある木も見かけた。北摂地方には、少なくなったとは言え、まだこんな自然に近い多くの森が残されている。大切に残すべき自然であろう。

b0102572_1164437.jpg

さて、「八幡さま」の鎮守の森から、珍しい田んぼの際に残る台場クヌギを見ながら、出発点のケーブル黒川駅へと戻る。途中、田んぼの畦には、「フキノトウ(蕗の薹)」が顔を出し、春の気配を濃厚に感じさせる。

この日、今シーズンの営業を始めたばかりのケーブルに乗って、妙見山へと上がる。早春の山歩きを楽しむ結構な数のお客さん。さてこのあとは、妙見山山頂近くの「ブナ(橅、椈、桕)」の原生林へと向かう。この続きは次回ということで ・・・・。

b0102572_23272417.jpg

今宵は、新譜が待ち遠しいイタリア人ピアニスト、「アレッサンドロ ガラティ/Alessandro Galati」のトリオ。 まもなく春の到来とともに新譜が出るという便りが、先日飛び込んできたばかり。アルバム・タイトルは「Seals」だという。過去のアルバムを4作ほど聴いてきたが、その透明感溢れるタッチと音色は、ミラバッシとはまた違うが、まさしくヨーロッパ・ジャズ。すぐに虜になってしまった。(参照拙ブログ「大掃除」「秋モード、雨モード」「炭焼きの準備を始める」など) 新譜には、スタンダードの「Cherokee」、「Softly As In A Morning Sunrise」、「So In Love」なども収録されているという。さっそく予約をしたが、ひょっとしてYOUTUBEにアップされていないかと、探してみると、なんとこれがありましたね。そして、期待通りのガラティ・サウンド。こいつは春から、なんとやら ・・・・。

b0102572_23322892.jpg

Alessandro Galati Trio / Seals
Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)


  
  
「SEALS - Alessandro Galati Trio」
 
          
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2014-03-18 10:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

今年もいつもように黒豆の枝豆を ・・・

b0102572_16141263.jpg


丹波篠山への例年の買い出しドライブ。というのも、10月5日から黒豆枝豆の販売解禁となったからだ。この日から、たった2週間の間のみに黒豆枝豆の販売が許される。篠山まで約1時間のドライブ。いつもならば、丹波路の峠は紅葉の気配が見えるのに、それどころか、車内はエアコンを効かさないと暑い。

そんな猛暑のため、寒暖の差が成長に大きく影響を与える黒豆にとっては、今年はあまりよくない気候で、豆の膨らむのが遅く、小振りな枝豆も混じっている。いつものように、丹波栗や自然薯などの特産品も混ぜ、親戚・知人の黒豆枝豆ファンへの発送を済ます。帰ってから、1年ぶりのビールと黒豆枝豆、至福なり ・・・。

b0102572_17175864.jpg


そして、いつものように、街中をタイム・スリップ的散策。まずは「春日神社」の絵馬に見入る。「春日神社」は貞観年間(平安時代)、奈良・春日大社より、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」、「武甕槌命(たけみかつちのみこと)」ら4柱の御祭神を分霊し、現在の篠山城址にお祀りしたが、後の1609年(慶長14年)、篠山城築城の際に現在の地に遷されたという。

私も一度だけ見たことがあるが、秋の祭礼には、京都八坂の祇園祭を模したといわれる神輿や、華麗な飾りを施された山鉾が、古い町並みを練り歩く。素朴で、あまり観光化しておらず、地元の生活に溶け込んだ祭として、京都の「祇園祭」より情緒があるという人もいる。

境内の「絵馬堂」には、慶安2年(1649年)に第5代藩主、「松平忠国」が奉納した「狩野尚信」作と言われる「黒神馬」絵馬などが掲げられている。なかなかの筆致で迫力がある絵馬。

b0102572_17401069.jpg


通りをゆっくりと歩く。この日は、いつもよりも人出も車の量も少ないようだ。雑貨屋の店先。篭(かご)、箕(み)、背負子(しょいこ)、笊(ざる)、魚籠(びく)、桶(おけ)、花入れ ・・・。 美しい曲線と編み目を持つ、懐かしい道具の数々が店先に並んでいる。みんな自然から得られた材料を使って、人の手から見事に生み出されたものである。まだこの地では、生活の中で息づいているのだろう。

b0102572_1751668.jpg


さて、昼飯は蕎麦。ご贔屓の蕎麦屋はいくつかあるが、この日は、「一休庵」の十割そばを「ざる」で頂く。蕎麦も美味いが、店のつくりも風情がある。いつものようにやるべきことと、したいことをして、家路へ ・・・。

b0102572_17555184.jpg

お供は、「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」の新譜、「Simply Love」。前作「ハート・ファースト/Heart First」(2011)から1年半ぶりの発表になるが、新アルバムのテーマは、「Happiness、Sun、Being In Love」だそうだ。

アラスカ生まれ。幼少期に、「エタ・ジョーンズ/Etta Jones」や「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」などジャズやソウルの大御所を愛聴し、10代で「ダイアナ・クラ―ル/Diana Krall」に夢中になったという。その後、「サラ・マクラクラン/Sarah McLachlan」等ポップスにも大きな影響を受けたとも ・・・。21歳で全曲オリジナルのデビュー・アルバム「Full Circle」(2006年)を発表、2008年、このブログでも取り上げた2作目の「THEY OUGHTA WRITE A SONG(邦題:青い影)」が大ヒットした。

新アルバムは、オリジナル3曲、ポップ・ソングのカバーが4曲、スタンダード7曲の構成。その構成通り、ジャズとニュー・ポップスを絶妙に融合した独特のスタイルが瑞々しい。高音部が裏返る独特の歌唱も好ましい。「青い影」の後、「ちょっとしりすぼみでは ・・・」と、感じtこともないわけではなかったが、どうしてどうして、なかなか花も実もある歌手に成長したものだ。

Simply Love

Halie Loren / Justin Time Records


 

あまたカバーのある「ナット・キング・コール」の大ヒット曲。軽快なサンバのリズムに乗せて、そんな手垢を少しも感じさせないジャズとPOPSの融合の絶妙さ。

「Halie Loren - L-O-V-E」
 
          

彼女のオリジナルで、初めて会った男女のダンスから恋への予感をボッサテイストで歌う、「Cuando bailamos」。スペイン語で、「私たちが踊る時」という意味だという。

「Halie Loren - Cuando bailamos」
 
         
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2013-10-12 09:19 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

アンパンマンとプレスリー

b0102572_15504451.jpg

「アンパンマン」と「プレスリー」?? ・・・。奇妙な取り合わせですが、神戸・ハーバーランドの2大キャラクターです。といってもプレスリーを知っている人は、もう少ないかも知れませんが ・・・。

b0102572_15571276.jpg

久しぶりに湿度が低く、爽やかな風が吹いているので、街歩きウォーキングをかねて、神戸・ハーバーランドまで出かけてきた。4月に大型ショッピング・モール、「umie」(海へ)がオープンして話題となったところ。しばらく、神戸港、中突堤に面したモザイクのデッキで潮風に吹かれてからウォーキング開始。といっても、すぐ傍らにある、これも4月に新しくオープンした「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」が一際目を惹く。さすがに人気のキャラクターだけあって、子供連れのお父さんお母さんで結構一杯。もちろん、ミュージアムの中には入らなかったが、そこは孫娘の顔が浮かぶ「じじばば」、モールのキャラクター・ショップでちゃんとお土産を買うのは忘れません。

b0102572_1623407.jpgb0102572_1620303.jpg

私が感心したのは、「ジャムおじさんのパン工房」。実際にパン工場の風景を店内にしつらえて、今にもパンが焼き上がったといった演出を加え、「アンパンマン」はもちろん、「バイキンマン」はじめ、「アンパンマン」に登場する、いろいろキャラクターのパンを売っている。そのパンの出来栄えに感心して、思わず「じじばば」用に買ってしまった。   

さて、「エルヴィス・プレスリー/Elvis Aaron Presley」像である。元々は、東京の原宿にあったエルヴィス&ロカビリー専門店、「ラブ・ミー・テンダー」のエントランスに、エルヴィス没後10年を記念して建てられていたものだという。2009年にその店が閉店となり、エルヴィスの銅像も撤去された。そして、縁あって神戸に移されることとなり、命日月の2009年8月に「小泉純一郎」元首相、「湯川れい子」さんなどが出席して、除幕式が行われた。傍らに立ってしばらく見ていたが、通り過ぎる人に団塊世代がいないためか、この像に気付く人もほとんどいなかった。しかし、久しぶりの我がプレスリー、ギターを抱えたその雄姿からは、懐かしい歌声が聴こえてきそうである。

ショッピングを済ませてから、もう一度モザイクへ。潮風に思いきり吹かれて涼んだ後、帰宅 ・・・。

b0102572_16474738.jpg


さて、「それではプレスリーを ・・・」といきたいところですが、この暑さですっかり天邪鬼になった私。プレスリーのカバー曲を、「ジャシンサ/Jacintha」と並んで、「アジアの歌姫」と称されている「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」の歌声でいかがでしょうか ・・・。

b0102572_20265913.jpg

「ジーナ・ロドウィック」は、フィリピン出身で香港を中心に活動している。6歳から音楽の勉強を始め、大学在学中にプロの歌手兼ピアニストになったが、デビューはミュージカルだったという。その後香港を中心に音楽活動をしていたが、2004年、「The MusicLab」レーベルから初アルバム「All My Loving」をリリースした。その素晴らしい歌声は、瞬く間にオーディオ・ファンの間に人気が拡がり、オーディオ・ファンではない私もその歌声に惚れ込んだ一人である。寡作であるのか、聴いたアルバムも「xrcd24」仕様で3枚ほど。知っている限り、「ジャシンサ」もそうでしたが、当時アルバムが東京のあるCDショップにしか置いておらず、東京へ出張する機会に、その店で彼女の新譜を探し求めていた事を思い出す。前にも一、二度紹介しましたが、私は「アジアの癒し姫」などと呼んでいる「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」、伸びやかでピュア―、張りがあるが決して硬くはないしなやかな高音には本当に癒されていたのである。

All My Loving

Jheena Lodwick / Jvc / Xrcd



上のアルバムから、「ジーナ・ロドウィック」が歌うプレスリーのカバー曲、「It's Now or Never (”さあ今なのよ、今を逃したら2度とチャンスはないのよ”の意味)」 。最近のはやり言葉のようでもあるが、元々はイタリア民謡の「オー・ソレ・ミオ」ですね。

「It's Now or Never - Jheena Lodwick」
 
          
 
 
 

  
[PR]
by knakano0311 | 2013-07-21 08:34 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)