大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:おやじの遠足・街歩き( 117 )

「ブラタモリ」が面白い

b0102572_15494273.jpg

「TVがつまらない」と日頃はぼやく私だが、最近はご贔屓にしている番組がある。4月から新シリーズが始まった、NHK総合TV、土曜日夜7時30分からの番組「ブラタモリ」である。番組が始まった当初(2008年)の第一シリーズの終わりあたり(最初は木曜日の夜10時ころからだったと思う)から、結構ご贔屓でよく見ている番組。「街歩き」を趣味とする「タモリ」が、江戸時代・明治時代などの古地図を手に、東京都や横浜市、主として関東地方を歩き廻り、その街の歴史を味わいながら、歴史と地形、街が形作られていった知恵の軌跡を残された痕跡から探っていく、TVならではの知的興奮に満ちた街歩き番組、ロード・プログラムである。知的興奮に満ちた歩き番組である。今回の新シリーズ、「笑っていいとも」から解放された「タモリ」が一挙に、京都 長崎 函館 金沢 鎌倉 川越 奈良 仙台 東京駅 松江 ・・・ と全国に街歩きを展開し、その面白さも倍増となった。

私もこのブログのカテゴリーとして、最近はほとんどアップしていませんが、「おやじの遠足・街歩き」を持っていますので、その方面に関する興味・関心は人一倍なのです。

b0102572_1522990.jpg

考えてみれば、彼がデビューした頃から、「タモリ」のファンであった。髪の毛ボサボサ、ヨレヨレの燕尾服を着た風采の上がらない男が、グランド・ピアノを前に、アフリカ民俗音楽のルーツから、ニューオリンズJAZZ、デキシーランド・ジャズ、スイング、ビ・バップ、フリー・ジャズにいたるJAZZの歴史講義をする、驚愕の「中洲産業大学・森田一義助教授」のパフォーマンス。かの「植草甚一」氏の死後、膨大な氏のレコード・コレクションの散逸を防ぐために、その全てを一括して引き取ったというエピソード。早稲田大学在学時はJAZZ研でトランペットを吹いていたという。「観るJAZZ(4) ~ 森田一義助教授の幻の講義 ~」

とまあ、ひさしぶりにこの記事を「おやじの遠足・街歩き」のカテゴリーでアップしてみました。あっ、そうそう日曜日の夜11時15分から、フジTV系列で「ヨルタモリ」という「宮沢りえ」と共演している、これも抜群に面白いバラエティ番組があります。こちらは「観るJAZZ」のカテゴリーですかね ・・・。

新シリーズの前はずっと、オープニング曲は、「コモエスタ八重樫と彼のTPオーケストラ」の「BLA BLA CHACHACHA」。エンディングは、「井上陽水」の「MAP」であった。新シリーズを機に、オープニング、エンディングテーマとも、「井上陽水」の「女神」、「瞬き」になった。「女神」は今まで同様、ラテン・フレーバーに満ちたカリプソ風のオープニングで楽しい。その2曲は、彼の新アルバム、「UNITED COVER 2」に収録されている。

UNITED COVER 2

井上陽水 / ユニバーサル ミュージック



新テーマ曲は、YOUTUBEにはまだアップされていませんので、旧シリーズのテーマをどうぞ。

「コモエスタ八重樫と彼のTPオーケストラ - Bla Bla Cha Cha Cha(ブラ タモ リミックス)」

          

「井上陽水 - MAP」

          

「井上陽水」には数多のアルバムがあるが、私はJAZZアレンジを前面に押し出して作られたセルフ・カバー・アルバム、「Blue Selection」がお気に入り。なんといっても冒頭、「飾りじゃないのよ涙は」が圧巻。だいぶ前であるが、最初に聴いたとき、曲が終わった瞬間、思わず「かっこいい!!」と叫んでしまったくらいJazzyなテイストに満ちている。

Blue Selection
井上陽水 / フォーライフミュージックエンタテインメント
ISBN : B00006RTNQ


ライヴ、「Blue Night Selection」から ・・・。「井上陽水 - 飾りじゃないのよ涙は」

          
[PR]
by knakano0311 | 2015-08-03 13:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

丸山湿原を学び、そして遊ぶ

b0102572_1714430.jpg


「丸山湿原」に咲く「サギソウ(鷺草)」。日本を代表する野生ラン(蘭)である。「丸山湿原群」は、お隣の宝塚市の丸山周辺に広がる兵庫県では最大規模の5つの湿原からなる湧水湿原群であるが、その周辺地域を含めて、約71ヘクタールが、今年4月、宝塚市の天然記念物に指定された。それを記念してのセミナー&観察会に参加してきた。「サギソウ」。かって母が好きで、園芸種であるが、実家には、お盆の頃に白鷺が飛んでいるようなかわいらしい花が咲いた。しかし、湿原に自生して咲く「サギソウ」はこれまで見たことがなかった。午前中は、湿原の成り立ちや現状、魅力を解説するセミナー、そして午後からは、現地での説明を受けながらの観察である。入口から10分程度歩くと、湿原が圧倒的な広さを持って広がっていた。かなりの密度で点々と咲く「サギソウ」、やっと野生種を見ることができた。

b0102572_17403694.jpg

この湿原群には、湿原に特有の様々な生き物が見られる貴重な場所になっていて、植物群落の貴重性を示す「兵庫県版レッドデータブック 2010 植物群落」においても、「規模的、質的に優れており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当するもの」として評価され、Aランクに指定されている。(右の写真は、地中に虫を捕らえるための袋を持つ小さな食中植物「ムラサキミミカキグサ/紫耳掻き草」)

b0102572_1759286.jpg

「丸山湿原」に成立する植物群落は、「イヌノハナヒゲ群落」、「ヌマガヤ(沼茅)群落」、「イヌツゲ(犬黄楊)群落」の3群落に大別できる。「サギソウ」、それともう散ってしまったが、淡い紅紫色で、その色合いが、鳥の「トキ(朱鷺)」の羽色に見立てられたのでその名がついた、「トキソウ(朱鷺草、鴇草)」、そして「ムラサキミミカキグサ」などは、「イヌノハナヒゲ群落」の構成種。写真左の「ミズギボウシ(水擬宝珠)」、さらにもう散ってしまっていたが、柿の実の色に似た総状の花をつける「カキラン(柿蘭)」などは、「ヌマガヤ(沼茅)群落」の構成種である。

植物だけでなく、湿原の貴重昆虫も多く生息している。「湿原貴重昆虫、3種の神器」とも呼ばれている、「ヒメタイコウチ(姫太鼓打)」や、日本一小さなトンボとして知られる「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」、タテハチョウ科の「ヒメヒカゲ(姫日陰)」のうち、「ヒメタイコウチ」と「ハッチョウトンボ」は、ここで確認できているという。

「丸山湿原」の成立は、いろいろの調査から江戸時代以降で、周辺の里山林の利用とともに広がったと考えられているが、10年ぐらい前から、地元の方を中心とした「丸山湿原群保全の会」が遊歩道整備、植生管理、清掃、盗掘防止パトロール、モニタリング調査、外来種の侵入防止などの保全活動を地道に行った結果が、今回の天然記念物指定につながったという。いずれにしても、かけがえのない自然を守るには、人の手が入った管理、それを支えるボランティアの努力が欠かせないのだ。 (丸山湿原紹介パンフレット、Wikipedia 参照)

b0102572_23471971.jpg


心配した雨も降らず、「丸山湿原群」を学び、遊んだ満足の一日 ・・・。
 
さて、念願の「サギソウ」にお目にかかった宵のピアノ・トリオは、「エリック・リード/Eric Reed」。

b0102572_14562593.jpg

「エリック・リード」は1970年、フィラデルフィア生れ。2歳でピアノを始め、7歳からは音楽学校に通って、クラシックとジャズ・ピアノを本格的に学ぶようになった。西海岸に移住し、18歳の頃、トランペッターの「ウィントン・マルサリス/Wynton Marsalis」に認められ、彼のバンド・メンバーとしてプロの活動をスタートさせる。以後、キャリアを積み、いまやニューヨーク・ジャズ界を代表するトップ・プレイヤーとなっている。

そんな彼が、「M&I」レーベルから、彼がリスペクトする過去のモダン・ジャズ・ピアニストたちが繰り広げてきた様々な演奏を、彼自身のスタイルで取り上げたシリーズがある。「クレオパトラの夢」(2003)、「印象派のメロディ」(2004)、「ブルー・トレイン」(2005)、「ブルー・モンク」(2006)がそれであるが、その中の2枚をタンスから引き出してきた。「印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~/Impressive & Romantic - The Great Composers We Love -」と、「ブルー・モンク/Blue Monk」。

アメリカの偉大な作曲家たちを取り上げたのが本作。「ロン・カーター/Ron Carter(b)」と「アル・フォスター/Al Foster(ds)」の強力なサポートを受け、お馴染みの曲の中にも、ジャズの緊張感が漂う一枚。

印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~

エリック・リード・トリオ / ポニーキャニオン



そこからお馴染みのスタンダードを2曲。「ヴィクター・ヤング/Victor Young」の手になる 「ジャニー・ギター/Johnny Guitar」、「コール・ポーター/Cole Porter」作曲の「ソー・イン・ラブ/So In Love」。

「Johnny Guitar - Eric Reed Trio」

          

「Eric Reed, Ron Carter & Al Foster - So In Love」

         

『「ブルー」をタイトルに持つ曲にハズレなし』などと言われているが、「Am I Blue?」、「Born To Be Blue」、「Blue and Green」など、「ブルー」という言葉を持つ曲ばかりを集めてアルバムに仕立てた粋なアルバムは「Blue Monk」。

ブルー・モンク

エリック・リード・トリオ / M&I



「ビル・エヴァンス/Bill Evans」でお馴染みの「Blue and Green」。

「Eric Reed Trio - Blue and Green」

          
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2014-08-25 09:50 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

早春の里山ツアー(2) ~ブナの原生林で~

b0102572_23231653.jpg

b0102572_10333984.jpg

さて、能勢電ケーブルの黒川駅から、この日、今シーズンの営業を開始したケーブルカーで妙見山へと上がる。「能勢の妙見さん」といえば、大阪、北摂に住んでいる少し古い人なら 誰でも知っている山である。大阪、兵庫の県境にあり、標高660m、遠足、ハイキング、元旦参り、花見、BBQなどこの地域の人にはなじみの山である。(参照拙ブログ「Climb halfway to the stars ~ケーブルカーに乗って~」) もう1ヶ月も経てば、全山が桜に包まれ、この地域の桜の名所としても有名なところである。

この日の目当ては、桜ではなく山頂付近に残る「ブナの原生林」の観察である。私も以前から見たいと思っていたが、登っては見たがどこにあるのかわからず、いままで見る機会を得なかった。ケーブルカーからさらにリフトを乗り継いで、山頂まで登る。この日のケーブルカーの開通を待ちかねたのか、寒さも緩んで絶好のハイキング日和となったのか、多くのハイカー達で賑わっている。山頂付近の北西向き斜面、ちょっとわかりにくいが、散策路を外れて、森に入っていくと、そこにはハイカーも滅多にこないという「ブナの原生林」が広がっていた。この時期、もちろん葉は全部落ちてはいたが、それでも息を呑む光景である。

b0102572_10432749.jpg

「イヌシデ(犬四手)」などと一緒に、幹周り2m以上はあろうかと思われる巨木が数十本立ち並んでいるその景色はまさに圧巻。聞くところによると、海抜約600m以上がブナの分布域になるため、北摂地方ではここだけに成立しているようで、大阪・神戸周辺でも、葛城山や六甲山ぐらいでしか見ることができないという。
  
この標高だと、まだまだ寒い日が続いているのであろう。幹の高いところにある空洞(うろ)から漏れ出た水が大きな氷柱(つらら)を作っていた。太古の森の姿を彷彿とさせるような光景である。そして、ここも野鳥の楽園。「ヒレンジャク(緋連雀)」などが群れをなして飛び回っている。そんな渡り鳥が運んできた「ヤドリギ(寄生木)」が、すっかり葉が落ちている枝の先端に緑色の塊を形作っているのがよく分かる。この日の里山ツアー、この「ブナの原生林」を見ることができただけでも大きな収穫であった。

b0102572_1152155.jpg

 
さて、今宵のボーカル。現代の巫女、或いはシャーマン、さらに私がなぞらえるのは、「千手観音」。そんな巫女的ボーカリストで、屈指のジャズ・ボーカリストといえば、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」であろうか。(参照拙ブログ「Black Beauties  ~孤高の歌姫たち~」など) そんな彼女のゆったりとシャーマン的に歌う歌が聴きたくなった。

b0102572_23164255.jpg

「カサンドラ・ウィルソン」。1955年、アメリカ南部のミシシッピ州ジャクソン生まれの女性ジャズ歌手・シンガーソングライター。1996年度・2008年度のグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞の受賞者でもある。レパートリーは広く、ジャズとブルースのスタンダード・ナンバーから、ポップ、ロックまで歌う。自作曲も多い。ブルージーな声質で、女性としては非常に低い声域を持つ。(参照wikipedia)

1996年にグラミー賞を受賞した彼女の代表作でもあるアルバムが、「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daughter」。セミヌードを披露したジャケットも話題になったが、構成は、オリジナルが5曲で、ほかに「U2」、「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」、「ニール・ヤング/Neil Young」、さらには、「モンキーズ/The Monkees」のヒット曲まで取り上げるという驚きの選曲でも話題になった。

New Moon Daughter

Cassandra Wilson / Blue Note Records



彼女の歌唱には、かって、ジャズにアフリカ音楽などの要素を取り入れて発展させようとした音楽家集団、「M-Base Collective」に所属していた影響か、アフリカ音楽の雰囲気が随所に立ち上ってくる。そんな曲の一つが、「ニール・ヤング」の「ハーベスト・ムーン/Harvest Moon」。太古の森を照らす月。そんな月の光に照らされて歌う、シャーマン、カサンドラ。そんなイメージが湧いてきます。

「Cassandra Wilson - Harvest Moon」
 
          
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2014-03-19 10:27 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

早春の里山ツアー(1) ~クヌギ林からツブラジイの森へ~

b0102572_23294534.jpg


本日の里山講座は、里山林の観察ツアー。いつもの遊びの山にほど近い、兵庫県川西市の黒川・妙見山周辺のツアーである。能勢電ケーブルの黒川駅に集合。この地域の里山は、現在も主に炭材を採る活きた里山として使われていて、上の写真のように樹齢の異なるクヌギ林がパッチワーク状に分布している。この里山風景は、朝日新聞社、(財)森林文化協会主催の「にほんの里100選」にも選定されているので、このアングルから撮った写真も含めて、ご存知の方も多いのではないでしょうか。まずは日本一の里山とも言われている、この景観を楽しんでツアーがスタート。この辺も鹿の食害が多いらしく、放置林を見ると、鹿の背丈以下の高さの枝葉がほとんど食べられ、林の奥まで見通すことができる、いわゆる「ディア・ライン」がはっきりわかる。

b0102572_10425244.jpg

国道477号線を越え、妙見口駅方向へ向かう。この地域の風習なのか、畦のいたるところに置かれた「田んぼの土雛」の向こうに見えてきたのは、吉川八幡神社の社域に残る「コジイ/小椎(ツブラジイ/円椎)」の鎮守の森。ブロッコリー状のこんもりとした形から遠くからでもそれとわかる。地区の鎮守として親しまれているこの「八幡さま」は、社伝によれば、平安時代の冶歴年間(1065 ~1069)、今から約950年ほど前に、清和源氏の祖、「源満仲」からみて3代目の「源頼国」の七男「頼仲」が、吉川在住の折に創建されたものと伝えられている。

b0102572_10463337.jpg

社寺林はかっては信仰の対象とされため、比較的自然に近い状態で森が残されてきた。樹齢約400年と推定され、「八幡さま」の境内に生い茂る「ツブラジイ」の林は、豊能町保護樹林第一号に指定された。下から見上げると、巨木の青々とした枝葉が空一面を覆っている。かって大昔、この地方には、このようなシイ林が一面に広がっていたのであろう。そして、この林は、「キツツキ(啄木鳥)」、「コゲラ(小啄木鳥)」などの野鳥の楽園となっているようで、幹の周りにつついたあとの孔がある木も見かけた。北摂地方には、少なくなったとは言え、まだこんな自然に近い多くの森が残されている。大切に残すべき自然であろう。

b0102572_1164437.jpg

さて、「八幡さま」の鎮守の森から、珍しい田んぼの際に残る台場クヌギを見ながら、出発点のケーブル黒川駅へと戻る。途中、田んぼの畦には、「フキノトウ(蕗の薹)」が顔を出し、春の気配を濃厚に感じさせる。

この日、今シーズンの営業を始めたばかりのケーブルに乗って、妙見山へと上がる。早春の山歩きを楽しむ結構な数のお客さん。さてこのあとは、妙見山山頂近くの「ブナ(橅、椈、桕)」の原生林へと向かう。この続きは次回ということで ・・・・。

b0102572_23272417.jpg

今宵は、新譜が待ち遠しいイタリア人ピアニスト、「アレッサンドロ ガラティ/Alessandro Galati」のトリオ。 まもなく春の到来とともに新譜が出るという便りが、先日飛び込んできたばかり。アルバム・タイトルは「Seals」だという。過去のアルバムを4作ほど聴いてきたが、その透明感溢れるタッチと音色は、ミラバッシとはまた違うが、まさしくヨーロッパ・ジャズ。すぐに虜になってしまった。(参照拙ブログ「大掃除」「秋モード、雨モード」「炭焼きの準備を始める」など) 新譜には、スタンダードの「Cherokee」、「Softly As In A Morning Sunrise」、「So In Love」なども収録されているという。さっそく予約をしたが、ひょっとしてYOUTUBEにアップされていないかと、探してみると、なんとこれがありましたね。そして、期待通りのガラティ・サウンド。こいつは春から、なんとやら ・・・・。

b0102572_23322892.jpg

Alessandro Galati Trio / Seals
Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)


  
  
「SEALS - Alessandro Galati Trio」
 
          
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2014-03-18 10:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

今年もいつもように黒豆の枝豆を ・・・

b0102572_16141263.jpg


丹波篠山への例年の買い出しドライブ。というのも、10月5日から黒豆枝豆の販売解禁となったからだ。この日から、たった2週間の間のみに黒豆枝豆の販売が許される。篠山まで約1時間のドライブ。いつもならば、丹波路の峠は紅葉の気配が見えるのに、それどころか、車内はエアコンを効かさないと暑い。

そんな猛暑のため、寒暖の差が成長に大きく影響を与える黒豆にとっては、今年はあまりよくない気候で、豆の膨らむのが遅く、小振りな枝豆も混じっている。いつものように、丹波栗や自然薯などの特産品も混ぜ、親戚・知人の黒豆枝豆ファンへの発送を済ます。帰ってから、1年ぶりのビールと黒豆枝豆、至福なり ・・・。

b0102572_17175864.jpg


そして、いつものように、街中をタイム・スリップ的散策。まずは「春日神社」の絵馬に見入る。「春日神社」は貞観年間(平安時代)、奈良・春日大社より、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」、「武甕槌命(たけみかつちのみこと)」ら4柱の御祭神を分霊し、現在の篠山城址にお祀りしたが、後の1609年(慶長14年)、篠山城築城の際に現在の地に遷されたという。

私も一度だけ見たことがあるが、秋の祭礼には、京都八坂の祇園祭を模したといわれる神輿や、華麗な飾りを施された山鉾が、古い町並みを練り歩く。素朴で、あまり観光化しておらず、地元の生活に溶け込んだ祭として、京都の「祇園祭」より情緒があるという人もいる。

境内の「絵馬堂」には、慶安2年(1649年)に第5代藩主、「松平忠国」が奉納した「狩野尚信」作と言われる「黒神馬」絵馬などが掲げられている。なかなかの筆致で迫力がある絵馬。

b0102572_17401069.jpg


通りをゆっくりと歩く。この日は、いつもよりも人出も車の量も少ないようだ。雑貨屋の店先。篭(かご)、箕(み)、背負子(しょいこ)、笊(ざる)、魚籠(びく)、桶(おけ)、花入れ ・・・。 美しい曲線と編み目を持つ、懐かしい道具の数々が店先に並んでいる。みんな自然から得られた材料を使って、人の手から見事に生み出されたものである。まだこの地では、生活の中で息づいているのだろう。

b0102572_1751668.jpg


さて、昼飯は蕎麦。ご贔屓の蕎麦屋はいくつかあるが、この日は、「一休庵」の十割そばを「ざる」で頂く。蕎麦も美味いが、店のつくりも風情がある。いつものようにやるべきことと、したいことをして、家路へ ・・・。

b0102572_17555184.jpg

お供は、「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」の新譜、「Simply Love」。前作「ハート・ファースト/Heart First」(2011)から1年半ぶりの発表になるが、新アルバムのテーマは、「Happiness、Sun、Being In Love」だそうだ。

アラスカ生まれ。幼少期に、「エタ・ジョーンズ/Etta Jones」や「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」などジャズやソウルの大御所を愛聴し、10代で「ダイアナ・クラ―ル/Diana Krall」に夢中になったという。その後、「サラ・マクラクラン/Sarah McLachlan」等ポップスにも大きな影響を受けたとも ・・・。21歳で全曲オリジナルのデビュー・アルバム「Full Circle」(2006年)を発表、2008年、このブログでも取り上げた2作目の「THEY OUGHTA WRITE A SONG(邦題:青い影)」が大ヒットした。

新アルバムは、オリジナル3曲、ポップ・ソングのカバーが4曲、スタンダード7曲の構成。その構成通り、ジャズとニュー・ポップスを絶妙に融合した独特のスタイルが瑞々しい。高音部が裏返る独特の歌唱も好ましい。「青い影」の後、「ちょっとしりすぼみでは ・・・」と、感じtこともないわけではなかったが、どうしてどうして、なかなか花も実もある歌手に成長したものだ。

Simply Love

Halie Loren / Justin Time Records


 

あまたカバーのある「ナット・キング・コール」の大ヒット曲。軽快なサンバのリズムに乗せて、そんな手垢を少しも感じさせないジャズとPOPSの融合の絶妙さ。

「Halie Loren - L-O-V-E」
 
          

彼女のオリジナルで、初めて会った男女のダンスから恋への予感をボッサテイストで歌う、「Cuando bailamos」。スペイン語で、「私たちが踊る時」という意味だという。

「Halie Loren - Cuando bailamos」
 
         
 



 
[PR]
by knakano0311 | 2013-10-12 09:19 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

アンパンマンとプレスリー

b0102572_15504451.jpg

「アンパンマン」と「プレスリー」?? ・・・。奇妙な取り合わせですが、神戸・ハーバーランドの2大キャラクターです。といってもプレスリーを知っている人は、もう少ないかも知れませんが ・・・。

b0102572_15571276.jpg

久しぶりに湿度が低く、爽やかな風が吹いているので、街歩きウォーキングをかねて、神戸・ハーバーランドまで出かけてきた。4月に大型ショッピング・モール、「umie」(海へ)がオープンして話題となったところ。しばらく、神戸港、中突堤に面したモザイクのデッキで潮風に吹かれてからウォーキング開始。といっても、すぐ傍らにある、これも4月に新しくオープンした「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」が一際目を惹く。さすがに人気のキャラクターだけあって、子供連れのお父さんお母さんで結構一杯。もちろん、ミュージアムの中には入らなかったが、そこは孫娘の顔が浮かぶ「じじばば」、モールのキャラクター・ショップでちゃんとお土産を買うのは忘れません。

b0102572_1623407.jpgb0102572_1620303.jpg

私が感心したのは、「ジャムおじさんのパン工房」。実際にパン工場の風景を店内にしつらえて、今にもパンが焼き上がったといった演出を加え、「アンパンマン」はもちろん、「バイキンマン」はじめ、「アンパンマン」に登場する、いろいろキャラクターのパンを売っている。そのパンの出来栄えに感心して、思わず「じじばば」用に買ってしまった。   

さて、「エルヴィス・プレスリー/Elvis Aaron Presley」像である。元々は、東京の原宿にあったエルヴィス&ロカビリー専門店、「ラブ・ミー・テンダー」のエントランスに、エルヴィス没後10年を記念して建てられていたものだという。2009年にその店が閉店となり、エルヴィスの銅像も撤去された。そして、縁あって神戸に移されることとなり、命日月の2009年8月に「小泉純一郎」元首相、「湯川れい子」さんなどが出席して、除幕式が行われた。傍らに立ってしばらく見ていたが、通り過ぎる人に団塊世代がいないためか、この像に気付く人もほとんどいなかった。しかし、久しぶりの我がプレスリー、ギターを抱えたその雄姿からは、懐かしい歌声が聴こえてきそうである。

ショッピングを済ませてから、もう一度モザイクへ。潮風に思いきり吹かれて涼んだ後、帰宅 ・・・。

b0102572_16474738.jpg


さて、「それではプレスリーを ・・・」といきたいところですが、この暑さですっかり天邪鬼になった私。プレスリーのカバー曲を、「ジャシンサ/Jacintha」と並んで、「アジアの歌姫」と称されている「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」の歌声でいかがでしょうか ・・・。

b0102572_20265913.jpg

「ジーナ・ロドウィック」は、フィリピン出身で香港を中心に活動している。6歳から音楽の勉強を始め、大学在学中にプロの歌手兼ピアニストになったが、デビューはミュージカルだったという。その後香港を中心に音楽活動をしていたが、2004年、「The MusicLab」レーベルから初アルバム「All My Loving」をリリースした。その素晴らしい歌声は、瞬く間にオーディオ・ファンの間に人気が拡がり、オーディオ・ファンではない私もその歌声に惚れ込んだ一人である。寡作であるのか、聴いたアルバムも「xrcd24」仕様で3枚ほど。知っている限り、「ジャシンサ」もそうでしたが、当時アルバムが東京のあるCDショップにしか置いておらず、東京へ出張する機会に、その店で彼女の新譜を探し求めていた事を思い出す。前にも一、二度紹介しましたが、私は「アジアの癒し姫」などと呼んでいる「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」、伸びやかでピュア―、張りがあるが決して硬くはないしなやかな高音には本当に癒されていたのである。

All My Loving

Jheena Lodwick / Jvc / Xrcd



上のアルバムから、「ジーナ・ロドウィック」が歌うプレスリーのカバー曲、「It's Now or Never (”さあ今なのよ、今を逃したら2度とチャンスはないのよ”の意味)」 。最近のはやり言葉のようでもあるが、元々はイタリア民謡の「オー・ソレ・ミオ」ですね。

「It's Now or Never - Jheena Lodwick」
 
          
 
 
 

  
[PR]
by knakano0311 | 2013-07-21 08:34 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

海へ、umie ・・・

b0102572_15524614.jpg


JR大阪駅の北側、かってのJRバックヤードの跡地に4月26日に街開きした複合ビル群、「グランフロント大阪」の来場者数が、6日までの11日間で367万人に達したという。連日TVで報道されていたが、根っからの新しいもの好き、興味はないことはなかったが、その人出を聞いて、「この歳になって、そんなところへはよういかん、ほとぼりが冷めるまで見送ろう」と決めた。

一方、ダイエーや阪急百貨店などの撤退などもあって、長い間低迷を続けていた神戸港に隣接する商業施設、「神戸ハーバーランド」のメイン施設が、「神戸ハーバーランドumie(ウミエ)」として、4月18日にリニューアル・オープンした。この界隈は、このブログでも何回となく登場している、わが街歩きの定番コースである。「umie」、なかなか響きのいいネーミング。早速、混雑する連休を避けて、その変わりぶりを見に行ってみることにした。

b0102572_13263368.jpg

かって、閑古鳥が鳴いて薄暗かった立体駐車場だったが、平日なのに車が一杯。しかも、他府県ナンバーが多い。エレベーターを降りると、いよいよ、「umie」。リニューアルだから、基本的に前と同じ空間なのに、明るい解放感に包まれている。たぶん、色使いのためであろう、なんとなく暖色系、ラテン系の色で、海辺を感じさせる。

リニューアル後は、200を超えるほどのテナントが入ったそうだ。「ZARA」、「H&M」、「UNIQLO」などの有名ブランド、シネマ・コンプレックスのほか、地元神戸のブランドも結構入っているようだ。運営は、各地のモールで成功しているイオンモールだという。神戸のイメージを最大限利用して、若者中心の集客に舵を切ったようだ。

b0102572_13281242.jpg

そして、かっては海運で栄えた、神戸港に隣接する栄町という区域がある。今は、三宮、元町に中心が移ってしまって、寂れた感があったが、そのレトロな街並みを活かして、多くの若者たちが古いビルにブティックや雑貨屋などを開き、今では新しい情報発信、観光の場として多くの若者たちで賑わっている例もある。海に面した「モザイク」には、「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」がオープンしたというから、子供を中心とした家族連れの集客力もアップするに違いない。ショッピング中心の「街づくり」が多少気にならない訳ではないが、この賑わいが尻つぼみにならないよう、「umie」が神戸の街に定着して欲しい。

いずれにしろ、神戸を愛する私としては、喜ばしいことに、またひとつ「街歩き」のスポットが増えたのだ。

b0102572_1673680.jpg

さて、「お久しぶりピアニスト」は、海辺へ出かけたこともあって、「海辺のピアニスト」と呼ばれている、「ディディエ・スキバン/Didier Squiban」。フランス、ブルターニュ出身のピアニスト、作・編曲家である。「ブルターニュ」、そして「海」が一貫した彼のテーマ。(参照拙ブログ「海辺のピアニスト」など)

1959年フランス、ブルターニュ地方のプルーダルメゾーに生まれる。8歳のときに教会のオルガンに魅せられてピアノを始める。ジャズ・オーケストラの結成や、音楽活動“ケルトの文化遺産”への参加などさまざまな活動を経て、1997年より、「ブルターニュ、海」をテーマにしたソロ・ピアノ3部作となるアルバムを発表し、大きな評価を得た。「まるで予定調和のようなヒーリング・ミュージック」という評価もあるが、私は心安らぐ究極のBGMとして、一日中流していたこともある。
  
三部作、第一作目のアルバムは、ブルターニュの伝統音楽、「ケルト音楽」へのオマージュとなった「MOLENE~この世の果て」。これはブルターニュ・アルバム大賞を受賞したという。3つの組曲、(「三つの石」、「泡のすみか」、「バネック島」)、全18曲からなる壮大な叙事詩。

MOLENE/モレーヌ~この世の果て(ピアノ三部作(1)) (CCCD)

ディディエ・スキバン / avex io



「組曲No.2:泡のすみか」から「夜のワルツ」。

「Didier Squiban - Variations sur laridé à 6 temps」

          

1999年、第二作としてリリースされた「Porz Gwenn~白い港」は、ドイツの最優秀ジャズ・アルバムを受賞したという。ブルターニュ地方の歴史、民話などに想を得たアルバム。

Porz Gwenn/ポルス・グウェン~白い港(ピアノ三部作(2))

ディディエ・スキバン / avex io



「ピアノ・ソロ」三部作の最後は「ROZBRAS ~12の色彩」。ブルターニュ地方の伝統的な「Gwerz/グウェルス」と呼ばれるアカペラ・ソロで歌われる「哀歌」を、イメージして、12曲のバラードをちりばめたアルバム。曲ごとに日本語で色のイメージがつけられている。

ロスブラス~12の色彩(ソロ・ピアノ三部作(3))

ディディエ・スキバン / avex io



そのラストのイメージ、「イメージ12/淡水色の記憶」。
 
「didier squiban - image 12.」
  
          


 
 
[PR]
by knakano0311 | 2013-05-17 09:20 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

再び春の五月山界隈へ

b0102572_165585.jpg

b0102572_165244.jpgb0102572_16112723.jpg


b0102572_1626717.jpg

考えてみても我々ではどうもできない北朝鮮の愚かな動向はほっといて、ちょっと家から遠いスーパーへの買い物に出かける。その帰り道、「さてお茶はどこでしようか」と考える。「そうだ」とばかりに、櫻の見ごろの時には、残念ながら休館であった「雅俗山荘」を思い出した。「雅俗山荘」は、阪急グループ、宝塚歌劇、東宝などの創始者で、「逸翁」と号したかの「小林一三」、その記念館に併設されている邸宅レストランである。(参照拙ブログ「春の五月山界隈を歩く」

重厚な長屋門をくぐると、洋館仕立ての和洋折衷建築がなんとも美しい。この建物が「逸翁」邸宅。ここも記念館の一部になっているので、さらに奥へ進むとレストランの入り口がある。かっての応接室、あるいはリビング・ルーム、それとサンルームであったろうと思しき部屋がレストランとなっている。ちょうどティー・タイムだったので、食事はせずに、お茶とケーキのセットを注文する。濃いめのコーヒーと、苺のタルトとロアール地方のチーズを泡立てた「クレーム・ダンジュ」とかいう、はっきりとは名前は覚えていませんが、ふんわりとしたケーキ。いや、最高においしかった。

どうしたことか、お客は我々夫婦二人だけ。明るく上品なインテリア。「逸翁」が丹精込めたであろう和風の庭が一望できる。南に面した大きな窓から、日差しが一杯さしこんで、それだけで暖かい。住宅街のど真ん中なのに聞こえるのは、散りかかった櫻に群れる鳥の声。久しぶりに、ゆったりと延び延びとした気分でティータイムを過ごした。すっかりセレブもどきの午後の一刻 ・・・。

さて、今宵の「お久しぶりピアノ・トリオ」、「ジェイ・レオンハート・トリオ/Jay Leonhart Trio」。「ジェイ・レオンハート」はピアニストではなく、有名なベーシスト。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」のメンバーとして、その実質的なリーダとしても知られているし、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」などをはじめとして、様々なアーティストのアルバムにもよく名前が出てくるので、心当たりのある方も多いのでは ・・・。

b0102572_23305685.jpg

「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart」、1940年生まれ。ベーシストのほか、作詞作曲家という、多彩な才能の持ち主。そして、ニューヨークを中心に活動している売り出し中の美人ジャズ・シンガー、「キャロリン(キャロライン)・レオンハート/Carolyn Leonhart」 は彼の娘であり、ジャズ・トランペッターの「マイケル・レオンハート/Michael Leonhart」は、彼の息子というジャズ・ファミリーである。

彼は、「ジュディー・ガーランド/Judy Garland」、「カーリー・サイモン/Carly Simon」、「バッキー・ピザレリ/Bucky Pizzarelli」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」など、古くから様々なアーティストと共演してきたというキャリアを持つ。彼のトリオの特長は、彼のベースに、ピアノの「ベニー・グリーン/Bennie Green」と、ギターの「ジョー・コーン/Joe Cohn」が加わったドラムレス・トリオ。この編成は、ボーカルが聴きどころの「ナット・キング・コール・トリオ/Nat King Cole Trio」、ギタリストの「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli」のトリオ、女性ボーカルで弾き語りのご贔屓「ジャネット・サイデル・トリオ/Janet Seidel Trio」などと同じであるが、リーダーとしてベースの強い響きを全面に押し出していることが際立つ。そんな彼が、教えを受けたことがあるというベースの巨人、「レイ・ブラウン/Ray Brown」を追悼したアルバムは、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」。シュールな感じのジャケットもいい。

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

ジェイ・レオンハート・トリオ / ヴィーナス・レコード



そのアルバム、「Fly Me To The Moon」から、タイトル曲を ・・・・。 
 
「Fly Me To The Moon - Jay Leonhart Trio」   Jay Leonhart (b), Benny Green (pf),Joe Cohn (g)

          
 
[PR]
by knakano0311 | 2013-04-12 10:00 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

異人館の櫻

b0102572_17181786.jpg

明日は30何回目かの結婚記念日。私が現役時代は忙しさのためか、お互いに忘れがちだったのに、定年退職してからは、きっちりと覚えている様だ。とはいえ、明日は土曜日で、花散らしの嵐がまた来るという天気予報。しかし神戸・北野の異人館あたりは、櫻が満開だという。それならば、雲一つない平日の今日にと、神戸へと車を走らせる。頻繁に神戸には出かけるが、この辺りは観光客で一杯なので、めったに行かない。本当に久しぶりの北野町である。

「トアロード」を登ったところにあるパーキングに車を預け、結構狭くて急な坂道を、「北野町広場」の方にあてずっぽうに歩き出す。一般の民家やアパートでもこの界隈は、素敵でおしゃれな家が立ち並んでいる、。 「こんなところに住んだら毎日の買い物が大変」と悔し紛れを二人して言いながら、ぱっと視界が広がったと思ったら、そこは「風見鶏の館」の前、「北野町広場」であった。春爛漫、桜満開の観光シーズン。やはり多くの観光客がいる。その中でも中国語が目立って聴こえてくる。異人館と櫻。いや、いい景色である。

近辺には、いくつかの有名な異人館が立ち並んでいるが、結構入場料がバカにならないので、それらは横目で見て、一つだけ入ってみようと、前にも訪れたことがあるが、外観が美しく、眺望が抜群の「うろこの家」と向かう。
 
b0102572_17413220.jpg

b0102572_124518.jpg

b0102572_17414864.jpg

b0102572_1743748.jpg


「うろこの家」。旧ハリア邸。もともと外国人向け高級借家として建てられたが、明治後期にこの地区に移築されたという。壁面を覆う天然石スレートが「うろこ」のように美しく、この名で呼ばれるようになったが、「ガレ」や「ティファニー」のインテリアも素敵で、もちろん眺望も抜群。さすが一番人気の洋館だけのことはある。もちろん、先日篠山で買った藍染のシャツを着て、軽快に出かけたことは言うまでもありません。

b0102572_1044982.jpg

櫻の余韻の残るこの1週間。今宵はユニット、「アイレ・アンド・エンジェルズ/Aire & Angels」でも聴いてみましょうか。北欧ノルウェイのボーカルの「シーリ・ヤーレ/Siri Gjaere」とピアノの「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」のデュオである。「トルド・グスタフセン」への私のファンぶりは何回もこのブログに書いたとおりである。ロックシンガー、「シーリ・ヤーレ」とデュオを組んでいることは読者から教えていただいた。デュオとして2枚目のアルバムは、「アイレ・アンド・エンジェルズII」(2002年)。
   
このアルバムを貫いている基調は「静謐」。ロックシンガーとはちょっと信じがたい摩訶不思議な静けさと儚さと切なさを感じるかすれたシーリのボーカルと、ずっと私がはまってきたグスタフセン独特の「間の静けさ」が、ぴったりとマッチする。

アイレ・アンド・エンジェルズII

トルド・グスタフセン シーリー・ヤーレ / Nature Bliss



その中から2曲ほど聴いてみましょうか ・・・。

「Siri Gjaere and Tord Gustavsen - Almost Like Missing You」

          
 
「Siri Gjaere and Tord Gustavsen - The Treasure」

          




 
[PR]
by knakano0311 | 2013-04-06 12:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)

花冷え、櫻、十割蕎麦 ・・・

b0102572_16575546.jpg

花冷え。少し早いかなと思ったが、丹波篠山まで花見と蕎麦喰いに出かけようと思い立つ。いつものように往きは国道173号線を北上。猪名川水系でもある173号線沿いの山には、「エドヒガン」と思われる櫻が満開、まるでパッチワーク。山肌に淡いピンクのドット模様が浮き出ている。

峠を超えると、そこは丹波篠山。まずは「細工所(さいくしょ)」という変わった地名にある堤沿いに、1㎞以上はあろうと思われるが、延々と続く櫻並木を訪れる。しかし、まだ咲き始め。住んでいる川西あたりとは、気温が大分違うのであろう、まだ見ごろとは程遠く、1週間ぐらい早いようだった。

b0102572_17161397.jpg

さて、その後は篠山市街に向かい、まずは昼食。お目当てはやはり蕎麦である。篠山近辺にはいくつかの美味い蕎麦屋があるが、この日は初めて訪れる蕎麦屋、「丹波そば切り 花格子」。妻入り造りの商家群、それに丹波古陶館や能楽資料館が立ち並ぶ河原町にある比較的しい蕎麦屋である。私は初めての店では、蕎麦の味がよくわかる「盛り」か「ざる」を注文することに決めている。手打ちで、つなぎなしの十割そばの「もり」を頼む。ついでに、この地域の名物「鯖鮨(さばずし)」も。蕎麦は十割ながらも、しっかり打たれていて、ボソボソせずに歯ごたえもよく、美味い。6~7テーブルくらいのこじんまりとした店。「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」が流れていた。蕎麦湯を飲んで、「花冷え」で冷えた体がすっかり暖まり、満足して店を後にした。 

そして本命は、篠山城の櫻。五分咲き程度。それでも十分に櫻を楽しめる。城の周りをぐるっと回ってみる。やはり、瓦の大屋根、石垣、堀には櫻がよく似合う。櫻を見て、心華やいだのか、篠山名産「丹波栗」や黒豆菓子のほか、藍染の紬のシャツを買った。セータを脱いでジーンズにあわせ、軽やかに街歩きに出かけようと思うのです。

b0102572_1717860.jpg

さて、お久しぶりピアニストは、「テッド・ローゼンタール/Ted Rosenthal」。1959年11月、ニューヨーク・ロングアイランド生まれ。1988年にNYCで開催された「国際セロニアス・モンク・ピアノ・コンテスト」で優勝し、その後続けざまにリーダー・アルバムをリリースしたことで、国際的に高い評価を得る。その後、あの「ヘレン・メリル/Helen Merrill」の専属ピアニストとして、彼女と共にたびたび来日し、音の美しさと立ち昇るロマンティシズムで日本のファンを魅了した。わたしも、 2008年9月、「ニューヨークのため息~ヘレン・メリルのラスト・コンサート」で、そのピアノを聴き、魅了された一人である。  

「ヘレン・メリル」、この時御年79歳。テッドがステージでヘレンにものすごく優しく気を使っていたのが客席まで伝わってくるほど印象的であった。(参照拙ブログ「最後のため息 ~ ヘレン・メリル ラスト・コンサート~」) その「テッド・ローゼンタール」が、ヘレンの十八番をピアノ・トリオで演奏した想い溢れるトリビュート・アルバムは、そのタイトルもズバリ「マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル~」。ヘレンへの想いがピアノの音色にあふれている。ベースは、現在活躍するジャズベーシストの中では最高峰の一人、チェコ出身の「ジョージ・ムラーツ/George Mraz」。ドラムスは、かってマイルスを支えたことで知られている、「アル・フォスター/Al Foster」。いずれも職人芸を持つベテランがサポートしている。

マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル

テッド・ローゼンタール・トリオ / ヴィーナス・レコード



「テッド・ローゼンタール」、現在は宝塚市出身のベーシスト、「植田典子」とドラムス、「クインシー・デイビス/Quincy Davis」による自身のリーダー・トリオでキャリアの全盛期を迎えつつある。そんな「テッド・ローゼンタール」の特質が良く現れたアルバムが「ソー・イン・ラヴ」(2010)である。テッドのクラシカルでロマンあふれるピアノも素晴らしいが、女性ベーシスト、植田のベースは一聴に価する。(注;下記2アルバムは同一のものである)

ソー・イン・ラヴ

テッド・ローゼンタール / バウンディ



Out of This World

Ted Rosenthal / Pid



その中から、「Out Of This World」を ・・・。

「Ted Rosenthal Trio - Out Of This World」
 
          
 
 
 
[PR]
by knakano0311 | 2013-04-05 10:57 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)