大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:おやじの遠足・街歩き( 121 )

丹波篠山街歩き

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いまが見ごろというので、紅葉狩りと正月用の黒豆の買い出しを兼ねて、丹波路を篠山へと車で向かう。たしかに、国道173号線、丹波への峠のあたりは色鮮やかな紅葉が真っ盛り。小一時間のドライブで篠山の市街地に。

まずは蕎麦である。丹波も蕎麦の産地で関西では蕎麦処として知られている。篠山付近にも贔屓の蕎麦屋が何軒かあるのだが、今日は、趣のある茅葺き屋根の古民家で、素朴だが骨太の蕎麦を喰わせてくれる、「波之丹州蕎麦処・一会庵(なみのたんしゅうそばどころ・いちえあん)」。ここのメニューは「そば切り」、「そばがき」、「そばぜんざい」の3種のみ。蕎麦本来の味を邪魔したくないという理由から、薬味やわさびはついてこないし、温かい蕎麦は扱っていない。しっかりとした歯ごたえのあるやや太目の十割蕎麦を、甘すぎない鰹風味のつゆで頂くのが流儀。

店主は、農作業のかたわら蕎麦屋を営んでいるらしく、明け方から玄蕎麦を石臼で挽き、挽きあがったそば粉を手打ちし、注文があってから茹でる。一日約50食程度仕込むのが限度らしく、営業は昼の3時間ほど、「売り切れ御免」のこだわり蕎麦屋。囲炉裏にはまだ火が入っておらず、少々寒かったが、「そばきり」を喰う。いつものことながら、やはり美味い。

 
 
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そして、一番の目的の黒豆を買い求めに。正月はこの丹波の黒豆、「丹波黒」の煮豆がかかせない。訪れたのは、享保19年(1734年)創業、江戸時代に建てられた店舗や隣接する屋敷などが、国登録の有形文化財となっている老舗、「小田垣商店」。今年の夏はいつまでも暖かかったためか、今年収穫の黒豆はまだだったが、我が家の分と少し早いがお歳暮がわりにと親戚にも発送する。なにか子供の頃の故郷のお店を思い起こさせる雰囲気である。

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いよいよ街歩き、まずは王地山の「まけきらい稲荷」へとむかう。冒頭の写真がその稲荷神社境内の燃えるような紅葉である。この稲荷、正式には「平左衛門稲荷神社」という。妙な名前であるが、その由来については、次のような話が語り継がれている。

『篠山藩主「青山忠裕」公が老中であった約180年前の文政年間の頃、毎年春と夏に江戸両国の回向院広場で、将軍上覧の大相撲が催されていた。ところが、いつも篠山藩のお抱え力士たちは負けてばかりであった。ある年の春場所のこと、篠山から来たという「王地山平左衛門」ら8名の力士と行司1名、頭取1名の 一行10名が現れ、土俵に上がるとたちまち連戦連勝してしまった。負けきらいのお殿様は大変喜んで、その者達に 褒美をやろうとされたが、どこにもいない。後で調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だった。そこで、それぞれの神社に、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。』

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幾重にも連なる鳥居を抜け、王地山を下り、河原町妻入(つまいり)商家群へと向かう。篠山城は、慶長14年(1609年)徳川家康が天下普請で築いた城で、河原町は、その築城の際、最初につくられた商店街であるという。間口が狭く奥行きの深い妻入りの商家が、往時の面影をとどめて軒を連ね、まるでタイムスリップしたかのようである。過度に観光地されておらず、ここで今の時代に暮らしている皆さんの日々の生活がそのままこの風景に溶け込んでいて好ましく感じられる。

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そして、二階町の方へとまわり、名産品などをいつものように仕入れ、コーヒーを飲んで一息入れてから、帰路につく。見上げると、大きないのししがユーモラスな顔で見下ろしていた。これからは「ぼたん鍋」の季節。その頃にまた来てみようか ・・・。


ちょうど手ごろな街歩きで適度につかれた秋の一日の夜更けに聴くピアノには、甘いが決して甘さに流されないイタリア系のイケメン・ピアニスト、「ステファノ・ボラーニ/Stefano Bollani」などはいかがでしょうか。

まず、「ステファノ・ボラーニ」が愛のメロディを綴る「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」作品集。しかしこのアルバムは、ボサノヴァ・アルバムではない。もちろんスムース・ジャズ・アルバムでもない。時には自らボーカルもこなす才人の、リリカルで歌心にあふれた「野心的な・・」ともいっていい、ユーロジャズ・テイストの「アントニオ・カルロス・ジョビン」の作品集である。

愛の語らい

ステファノ・ボラーニ・トリオ / ヴィーナスレコード



アルバム・タイトル曲の「愛の語らい」から。このリリカルな演奏はどうでしょう ・・・。 「Stefano Bollani Trio - Falando de amor」

          

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「ステファノ・ボラーニ」。1972年、ミラノ生まれというからまだ40歳。もともと歌手になることを夢見てピアノを始めたというが、プロデビューはなんと若干15歳。イタリア独特の雰囲気というか、隠せないラテンの気質というか、「恋唄」やバラードのプレイにはそれが随所に表れるような気がする。そして、彼の音楽の幅の広さ。クラッシックからポップ、ロック、ジャズにわたる多様なジャンルのミュージシャンとのアルバムやコンサートにおけるコラボレーションには目を見張るものがある。

2002年10月に発売されるやいなや話題となったのが、日本デビュー盤「ヴォラーレ」。続く第2弾のアルバムが「黒と褐色の幻想」。第1弾「ヴォラーレ」がイタリアン・ソングを集めたのに対し、「黒と褐色の幻想」は、彼に影響を与えたアメリカン・スタンダード中心のアルバムであるが、そこにたぎるラテンの情熱は隠しようがない。

黒と褐色の幻想(紙ジャケット仕様)
ステファノ・ボラーニ・トリオ / / ヴィーナスレコード
スコア選択:
 

「最後の夜」。エレガントな雰囲気の中にもラテンの情熱と哀愁が漂う。 「Stefano Bollani Trio - La Ultima Noche」

          

ヴィーナス・レコード第5弾のアルバムが、「恋の気分で」。スタンダード曲を中心に構成されているが、1999年に「ジャンゴ・ラインハルト賞」を受賞したというだけあって、十分な実力も備え、ヨーロッパでは相当な人気を集めているという。演奏は、2曲目「Cheek To Cheek」に代表されるように、スインギーなリズムの流れの中で奔放ともいえる自由自在なアドリブを展開する。一転3曲目の表題曲「I'm In The Mood For Love」では、かわいらしく弾むような、甘くて小粋なピアノを聴かせる。

恋の気分で

ステファノ・ボラーニ・トリオ / ヴィーナス・レコード



もともと歌手になることを夢見てピアノを始めたという「ステファノ・ボラーニ」、自身が歌っているアルバムがあります。アルバム、「けれど恋は」。勿論、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」みたいな例外はありますが、私はピアノの弾き語りは女性が相場と思っていた。まっ、一度聴いてみてください。カンツォーネやポピュラー・ソングを中心にした選曲で、低音でささやくように、告白するかのように弾き語る。まさに、これは「口説き歌」である。これでは、かの「チェット・ベイカー/Chet Baker」も顔負けではないか ・・・。

けれど恋は

ステファノ・ボラーニ・トリオ / ヴィーナスレコード



「Stefano Bollani Trio - Here's To Life」

          
 
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by knakano0311 | 2012-11-23 16:47 | おやじの遠足・街歩き | Trackback(1) | Comments(0)

猪名川界隈を散策する

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車の6ケ月点検と部品交換。この車も乗りはじめてから5年9ケ月、走行距離は9万㎞に届こうとしている。定年後の我々夫婦の足となり、色々なところへ連れて行ってくれた。ちゃんとメンテをしているため、至極快調、いまだに飽きが来ない。そして天気は上々。いつものように車を預けている間に、猪名川周辺の散歩をする。この河畔は安全柵などと無粋なことはしていないので、川べりまで下りてゆっくり散策できる。  

この川を横断する阪神高速に架かる「ビッグ・ハープ」と名づけられた 吊り橋のワイヤが、なにかオブジェのようで美しい。川面のきらめきや水音を楽しみながら、すこし川沿いに歩いてから、猪名川から引いた疏水沿いを小戸神社(おおべじんじゃ)へと向かう。

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昔からの屋敷が立ち並ぶ住宅街の狭い道を行くと小さな森に囲まれた小戸神社の前に出る。小戸神社、兵庫県川西市小戸、旧摂津国河辺郡に鎮座する式内社。祭神は、「大山津見尊(おおやまつみのみこと)」、「素盞嗚命(すさのおのみこと)」、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」の三神。社の創建年代・由緒など詳細不明であるが、延喜式内社であるからには、その創建が10世紀以前であるのは確かだという。

境内には、根回り約12メートル、樹高約30メートル、推定樹齢500年の兵庫県指定天然記念物の「大楠(おおくすのき)」が、でんと聳えている。このご神木、その存在感たるや、大変なもので、枝ぶりの見事さにしばし見惚れる。

一休みしてから、駅前再開発や、鉄道の高架化、道路の拡張から取り残され、ビルやマンションの谷間にまだ取り壊されずに残っている古い建物が軒を連ねる路地を駅方面に向かう。昔ながらの八百屋や何屋さんかわからない店などもぽつぽつと残っており、のぞいたり、ひやかしながら歩く。これが街歩きの楽しさでもある。

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さて、こんな気持ちのいい散歩を楽しんだ秋の夜長に聴きたいピアノ。今宵はイタリアの美メロ巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」の「Racconti Mediterranei/地中海物語」を選んでみました。いままでに何回も取り上げているので、飽きたといわれるかも知りませんが、やはり私の感性に合うのか、春だけでなく、月が美しい秋の宵になると、どうしてもこのCDに手が伸びてしまいます。

ピアノとダブルベース、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson」と、クラリネット、「ガブリエル・ミラバッシ/Gabriele Mirabassi」という少し変わった編成による、エンリコのオリジナル曲のアルバム。「ミラバッシ」は、クラシックもジャズも音楽学校で学んだというクラリネットの名手。アルバムタイトルの「Racconti Mediterranei (地中海物語)」どおり、穏やかな春の地中海をほうふつとさせる美しいメロディと演奏が淡々と続いてゆく。通常のピアノトリオとは少し違って、クラリネットが明るい日差しと穏やかな海を感じさせる。

「マーク・ジョンソン」は、かってエヴァンス・トリオの最後のベーシストであり、先日新譜を紹介したばかりの「イリアーヌ」の旦那でもある。

Racconti Mediterranei

Enrico Pieranunzi / Egea



「Un' Alba Dipinta Sui Muri」(壁に描かれた夜明け?)は、切ないほど美しい。私の臨終時に流れていてほしいと思う「我がラストソング」の有力候補である。 (参照拙ブログ 「もしもピアノが弾けたなら(20)~彼岸のBGMは・・・~」) 春と言わず、秋の夜長に聴くもいい。さっ、再録しておきましょう。

リクエストにより、埋め込みができませんので、クリックしてください。

「Enrico Pieranunzi, Gabriele Mirabassi, Mark Johnson - Un' Alba Dipinta Sui Muri」
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by knakano0311 | 2012-10-25 16:14 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

壁の画を眺めつつ

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定年になってからは、都会へ出かける機会がめっきり少なくなったためであろうか、人ごみがすっかり嫌いになってしまった。もちろん歳をとったためでもあろうが、疲れるのである。昔はそうでもなかった。結構、人の集まるところや、都会の雑踏が好きなほうであったから、変われば変わるものだ。だから、家から1時間もかからないくらい近いのだが、大阪、梅田へは滅多にいかなくなってしまった。そうかといってあまり閑散として賑わいや洒落のないのも嫌だから贅沢なものである。そんなわけで、都会?で行くのは、もっぱら西宮か神戸である。とくに西宮にある大型ショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」は、週日は我々夫婦には適度な人ごみなので、妻のリクエストもあってよく出かける。今日も妻は誕生日が近いことにかこつけてのリクエスト。ショッピングにお付き合いの半日。

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手芸の材料やら、秋の洋服、孫のものなどを買い込んでまわる。3連休を控えた週日のためか、いつもより人は少なめである。そして、最後はいつも、北欧調のパステルカラー、白木、木質素材のインテリア、デザインでまとめられた「ヘルシンキ・ベーカリー」でお茶と休憩。窓際の席が空いていれば、吹き抜けをはさんで向かいにある、きらきらとした明るくて淡い色調の壁画を眺めながら、行き交う人を眺め、ゆっくりとコーヒーを飲むのが好きである。行き交うさまざまな人々に思いを馳せていると、瞬く間に時間が経つ。まるで何かの映画のワンカットの様に ・・・。

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私へのお土産。ご贔屓おしどりJAZZカップル、「マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト/Marielle Koeman & Jos van Beest」の「澤野工房」からの新作は、「LOVE BOSSA!」。このカップル、その暖かい演奏で前々から好きであったが、昨年の暮れのコンサートに行ってからますます好きになったアーティスト。(参照拙ブログ「おしどりJAZZコンサート」) 特にマリエルの歌うボサノバは絶品で、生で聴くとそのボーカルとピアノの相性の良さが、いっそう際立っていた。そのカップルの新アルバムが「LOVE BOSSA!」。これはたまらないではないか ・・・。期待通り、「ジャズ、シャンソン、ボレロの名曲を心弾むボッサのリズムで綴った、16編の物語。大人のためのボサノヴァ・スタンダード。」という惹句に違わないアルバムであった。

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LOVE BOSSA!
マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/澤野工房
Marielle Koeman : vocal
Jos van Beest : piano
Evert J. Woud : bass
Frits Landesbergen : drums



YOUTNBEにはほとんどアップされていないこのアーティスト。多分これ一曲だと思うが、過去のアルバム、「Between You And Me」から ・・・。
「Gentle rain -Marielle Koeman and Jos Van Beest」

          
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by knakano0311 | 2012-10-06 16:49 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

和紙の美しさ、蕎麦の美味さ

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               こんな話をご存知だろうか? 毎年、ある小学校6年生が卒業式が近い冬になると、自分の卒業証書ための和紙を自分で漉くということを ・・・。そんなことを実践しているのが、京都府福知山市、酒呑童子で知られている大江町である。この地は古くから紙漉きの村として大変栄え、一時は200戸余りが和紙造りを生業としていたが、今ではたった一軒が「手漉き丹後和紙」の伝統を守り続けている。その一軒が手漉き和紙の技術や伝統を教える「和紙伝承館」に隣接する「田中製紙工業所」である。今日も子供たちがバスで体験学習に来ていた。何年か前にこの辺りをドライブしていて、偶然に知ったこの店の和紙の美しさに魅せられて、ランチョン・マットやらインテリアなどに妻が使うため求めたが、さすが丈夫な和紙も破損してきたので再び求めるために訪れたのである。さりげなくとても広いとは言えない店の棚に積み上げられているが、大江山周辺で栽培された良質な楮(こうぞ)を原料とし、地区を流れる宮川の水で晒し、一枚一枚丹念に漉き上げられ、山野の草木等によって色づけされた染紙は本当に美しい。五代目となる若い夫婦が伝統を受け継いでいる。遊びの山に「みつまた(三椏、三又)」が生えているので、私も「和紙を一から漉いてみたい」という思いがあるが、あの工程を考えると、二の足を踏むような大変な作業である。我が家から車で2時間ほど。「八重の青垣」といわれるほど美しい山並みを縫ってのドライブであった。

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       さて昼食はといえば、「蕎麦」。この辺りには蕎麦屋が多くあるが、前回来たときも訪れた「鬼ヶそば」でと決める。失礼ながら、古民家というよりは、廃屋に近いような古びた家で、老夫婦が蕎麦を打っているが、これが滅法美味いのだ。「ざる」を注文する。色は黒く、太目で、しっかりした腰がある。故郷信州松本の蕎麦に似ているなと感じた。そして屋号がいい。「鬼ヶそば」。老夫婦の蕎麦に対する心意気をあらわしているような屋号である。昔はこのあたりでも多くの家が蕎麦を栽培していたが、高齢化に伴い、栽培をやめる農家が相次ぎ、今では新潟の方から眼鏡にかなう蕎麦を取り寄せているそうだ。昼をちょっと過ぎた時間だったが、客は我々夫婦二人だけ。蕎麦の話やら和紙の話を聞かせてもらう。帰りには、家の畑で採れたという大好物の「万願寺ししとう」をお土産にまで頂いてしまった。「美しい」、「美味い」、「楽しい」という、「じじばば遠足」の大前提、大原則にかなった「おやじの遠足」であった。

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さあ、秋の夜長のnightシリーズ、とんがったところや引っかかるところはどこにもなく、だからといってイージーに流れるのでないギターなんぞどうでしょうか。「アール・クルー/Earl Klugh」。フュージョン界?、スムースジャズ界?の大御所ギタリスト。ナイロン弦を張ったクラシック・ギター(ガット・ギター)と同じアコースティック・ギターを情感豊かに華麗に奏でる。もちろんピックなどは決して使わないのです。だからと言って、弾けるようなリズム感や躍動感がないわけでは決してありません。私もギターの入り口がクラシック・ギターであったため、「アールクルー風」に弾けたらと思ったことが何回もあります。真夜中に聴いても苦情も出ず、違和感なく聴けるお手本のような演奏で私は好きである。

代表的なアルバムで、ジャズのスタンダードを弾くきっかけになったといわれるアルバムは、「真夜中のギター/Late Night Guitar」(1980)。「煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」、「Like A Lover」、「さらばジャマイカ/Jamaica Farewell」、「Tenderly」、「モナリサ/Mona Lisa」など親しみやすい曲を、MJQのリーダーで知られる「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」編曲指揮のストリングス編成のオーケストラをバックに切なく聴かせる。手漉きの和紙のような肌触り ・・・。

Late Night Guitar

Earl Klugh / Blue Note Records



続編ともいえるのは「ナイトソングス/Night Songs」(1985)。

Nightsongs

Earl Klugh / Mosaic Contemporary



アルバム「真夜中のギター」からお馴染みの2曲ほど ・・・・。

「Smoke Gets In Your Eyes - Earl Klugh」

          

「Earl Klugh - Jamaica Farewell」

          
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by knakano0311 | 2012-09-28 21:15 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

久しぶりの標高2,000mの風

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息子夫婦が、「高原の爽やかな風を思い切り吸ってみたい」という。それならばと、実家から車で30分ほどにある標高2000mの火山台地、美ヶ原(うつくしがはら)高原へと向かう。ここは小学校3年生のときに遠足で登って以来、何回となく訪れている高原である。まっ、庭みたいなもの。天気を心配したが、案の定、2000m付近は雲の発生する高さ、あたり一面の霧。晴れていれば、北アルプス、浅間山、八ヶ岳、富士山と360度の雄大なパノラマが見渡せるところであるが、残念ながらこればかりはどうしようもない。霧、風、雨 ・・、しかも気温は16度。熱いコーヒーを飲んで早々に霧ヶ峰へと向かったが、霧ヶ峰もほぼおなじ状態。ヴィーナス・ラインは視界が全く利かず、前後のフォッグランプを点灯して走る始末。この時期、いつもなら広々とした高原に「レンゲツツジ」や「ニッコウキスゲ」などの花が咲き乱れ、ハングライダーやグライダーの飛び交う姿がみられる絶好のハイキング・コースなのに ・・・。楽しみは昼食の「蕎麦」だけとなる。

もうすこし下界に下れば、雲から抜け出せるだろうと思い、白樺湖へと向かう。標高1600m、白樺湖の手前でやっと雲から抜け出すことができた。眼下に広がる美しい景色は、遠目にはまるで日本とは思えないスイスのリゾートのような景色。

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湖畔の周りをゆっくりと散歩して、さわやかな空気を胸いっぱい味わう。やっと息子夫婦のリクエストにこたえることができたようだ。孫娘も正直なもので、霧の中では、ぐずっていたらしいが、爽やかな空気に破顔一笑、元気いっぱい。

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さあ、ロンドン・オリンピックももう間近。「霧が晴れたら、そこにあなたがいた ・・・♪」。霧のロンドンを織り込んだ恋の歌は、「A Foggy Day (In London Town)/霧深き日」。「ジョージ&アエラ・ガーシュイン/George & Ira Gershwin」コンビのスタンダードである。多くのカバーがある中から選んだのは、「ビヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」。

「ビヴァリー・ケニー」は1932年1月にニュージャージー州で生まれた。シンガーを志したのは、1950年頃。「アニタ・オデイ/Anita O'Day」、「クリス・コナー/Chris Connor」や「ジューン・クリスティ/June Christy」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」らより少し遅れて登場した歌手と言ったら時代の位置付けがわかっていただけるだろうか。しかし、私が彼女を知ったのは、そのずっと後、今から10年ぐらい前の話で、日本で彼女の復刻盤が出始めたころである。その端正な美貌と、ちょっと舌足らずの甘い声に魅かれてファンとなったのだが、まさか、たった6枚のLPを残して、28歳の若さで自ら命を絶ってしまっていたという悲劇の歌手とは ・・・。死因も死亡年月日も永らく分からなかったらしいが、最近の研究によると、1960年4月13日の夜、離婚した両親それぞれと、彼女のマネージャーに遺書を残し、許容量以上の睡眠薬と酒を服用して死の床についたという。

二人でお茶を +1 (紙ジャケット仕様)

ビヴァリー・ケニー / SSJ

  

「beverly kenney - a foggy day (in london town)」

          
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by knakano0311 | 2012-07-19 16:14 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

ついでに優勝祈願

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いつもの遊びの山には「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」も美しく咲き始めたが、毎年恒例の阪神タイガースの優勝祈願で有名な西宮の「廣田神社」の「コバノミツバツツジ」が見ごろだと聞いたので、ショッピングの帰りに寄ってみた。

「廣田神社」の御祭神は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。「日本書紀」によると、201年「神功皇后」が三韓出兵帰還の折、西宮沖で「天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)の御告げを受け、この地に創建されたという。以来、上古より今日まで広く崇敬を集め、「官幣大社」に列せられたほどの大社である。

その「廣田神社」の境内から続く廣田山公園には、あまり知られていないが、兵庫県の天然記念物に指定されている、「コバノミツバツツジ」の群落がある。その数、約20,000株を数えるというからすごい。本州の静岡、長野、福井以西に自生するというから関東以北の人にはあまり馴染がないかもしれない。枝の先に小葉が3つ付くのが特徴で、ここ関西ならば大抵の山で、この時期見ることができる。ツツジは株が増えると中央の株が枯れてしまうので、樹齢を推定することは難しいが、ここには樹齢200年を超えるものがあるという。20,000株のツツジが一斉に咲く様。櫻とはまた違ってその美しさとボリュームに圧倒される。

出足快調の今年の「阪神タイガース」。もう「虎キチ」ではなくなってしまった私だが、虎ファンには失礼ですが、ついでに「優勝祈願」もしてきましたとも!

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かってそのクール・ビューティな印象に魅かれて、たった一枚だけアルバムを持っている女性歌手がいる。もう相当昔のことである。「シビル・シェパード/Cybill Shepherd」。 アルバムは「Mad About the Boy(彼に夢中)」。ジャケットを確かめたら、1976年の録音というから、リリース当時はもちろんLPレコード、私が持っているのは1989年、世にCDが普及し始めたころの再発CDである。都会的でJAZZYなボッサが新鮮で当時はよく聞いていた。しかし、その彼女が、「ロバート・デ・ニーロ/Robert De Niro」の出世作、「タクシー・ドライバー/Taxi Driver」(1976)に選挙事務所の女性役で出演していた女優なんて、まったく知らなかった。ライナーノーツには、「ファッションモデルから女優に、そして歌手に・・」と書いてあったのだが ・・・。彼女が女優と知ったのは、かつてNHKでも放送されていたアメリカンTVコメディシリーズで、まだ若々しくてふさふさだった「ブルース・ウィリス/」と共演の、「こちらブルームーン探偵社/Moonlighting」(1985~1989)を見てからであった。天が二物どころか、三物も与えたと感心したものだが ・・・。

さて、このアルバム、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」の「トリステ/Triste」、「レオン・ラッセル/Leon Russell」の「マスカレード/This Masquerade」をはじめ、「クルト・ワイル/Kurt Weill」の「Speak Low」、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の「I'm Falling In Love Again」等、ボサ・ノヴァ、スウィング、バラードなどを聞かせるジャズ・ヴォーカル・アルバムで、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」もほどよくサポートしており、都会的なセンスに満ちた洒落た作品となっている。

Mad About the Boy

Cybill Shepherd / Crepuscule



アルバム・タイトル曲を含む3曲をメドレーで ・・・。なんとなく懐かしくほのぼのとした気持ちになりますね。

「This Masquerade/Mad About the Boy/I'm Old Fashioned - Cybill Shepherd & Stan Getz」
 
                                                                               
                                                                             

  
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by knakano0311 | 2012-04-18 09:38 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

早春の能勢街道、池田界隈を歩く

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車の一年点検。いつものディーラーに車を預けて、池田市、猪名川近辺を散策に。この近辺には、応神天皇の時代に、我が国に裁縫、機織、色染めの技術を伝えたといわれる二人の媛、「呉服媛(くれはとりひめ)・穴織媛(あやはとりのひめ)」にまつわる伝説、史跡、地名が多く残っていることは以前のブログでも書いた。(参照拙ブログ「猪名川に沿って (続き)」「二人の媛へ ・・・」) 猪名川堤防沿いに歩くと、媛たちの乗った船がついたといわれる「唐船ケ渕(とうせんがふち)」から、「呉服媛」の所縁の橋、「呉服(くれは)橋」とさしかかる。この橋のたもとには、池田が丹波篠山地域の物産の集積地として栄えていたころの明治初年に建てられた芝居小屋「呉服座(くれはざ)」があり、庶民の娯楽として大変な活況を呈していたという。昭和44年、愛知県犬山市の明治村に移築されたが、最近町興しの一環として再建され、大衆演劇の小屋として賑わっているようだ。また池田市は、上方落語の名作「池田の猪買い」の舞台でもあることから、「呉服座」の向かいには、同じく町興しとして「落語みゅーじあむ」も建てられ、寄席もかかっている。

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・・と散策も一段落したところで、国道173号線、旧能勢街道沿いの饂飩(うどん)の老舗「吾妻(あづま)」で昼食。なんと創業「元治元年(1864年)」というから、もう150年近く商いをつづけ、大阪では一番古いうどん店と言われている。ここの名物は、極細麺にあんかけの「ささめうどん」。これがめっぽう美味いのだ。あんかけ仕立ての出汁にすり胡麻とおろし生姜が風味を引き立て、具には刻み揚げ、蒲鉾、塩昆布、三つ葉。冬の寒い日に体を温めるには最高。この日も4月なのに肌寒い日だったが、これを食べてすっかり温まった。

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この国道は、大阪から能勢を経て丹波篠山へ抜ける国道であるが、古くは「能勢街道」とよばれた、妙見山の無漏山真如寺(能勢妙見宮)に至る旧街道と重なっている。池田や能勢で産する酒や衣類、木材がこの街道によって大坂へ運ばれ、更には能勢から奥に続く丹波国の米、栗、炭、銀、銅などの搬出路でもあった。あの饂飩屋もその昔、この街道を行き来する旅人たちの疲れや飢えを癒したのであろう。街道は現在、車の通行量も非常に多く、すっかりかわってしまったが、まだそこかしこに昔の街道の面影が残っている。歴史的建造物の多い路地の一角にひっそりと佇んでいる西光寺、吉田酒造付近もそんな一角。

「西光寺」。天文15年(1546年)京都・知恩院の徳譽上人の嫡弟・満譽祐圓が諸国遊説の途中、この地に宿泊し、一堂を建立したのに始まるという。元禄9年(1696)誠譽が再建し、今に至る浄土宗の古刹。傍らには、江戸時代中期に活躍した池田出身の力士、「猪名川政右衛門」の碑がある。池田の酒造業、多田屋に生まれたといわれる「猪名川政右衛門」は、宝暦5年(1755年) に藤島部屋に入門、その後小結まで登り詰めた。人柄や取り口から人気を得、浄瑠璃「関取千両幟」の主人公のモデルとなるなど、当代きっての花形力士であったという。

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また、池田市は「呉春」や「緑一」といった銘酒の酒蔵が今もあるように、かっては酒の産地としても名高かったようで、明暦3年(1657年)には、ここ池田の地に42軒の造り酒屋があったそうである。その銘酒「緑一」を醸造しているのが「吉田酒造」。元禄十年(1697年)、「加茂屋平兵衛」が創業、今日に至るまで300年以上続けられてきた。 その「うだつ」があがった国登録有形文化財に指定されている豪壮な屋敷が西光寺の向かいにある。いまは庭先に梅が満開。まるで江戸か明治の昔にタイムスリップしたような錯覚に陥る路地の一角であった。

「♪ コートをつかんで帽子を持って 悩み事なんか玄関のところに置いて さあ、日差しの明るい通りに 足を向けてごらん ・・・ ♪」と元気いっぱいに歌うのは、昔も今も元気印の「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」。大の親日家として知られる彼女は、去年の日本ツアーの最中に大震災にあったが、帰国することなくツアーを続けた。そして、一年後の今年、震災地の人々に元気を届けるため、再びツアーにやってきた。1953年生まれ、今年59歳になるが、明るさいっぱいの元気おばさん。そんな彼女が2003年リリースしたのが、50歳を機に、幼少の頃に聴きながら親しんでいた、1940年から1960年代のヒット曲をカバーした初のカバー・アルバム、「アット・ラスト/AT LAST」。

At Last

Cyndi Lauper / Sbme Special Mkts.



「日差しの明るい通りで/On the sunny side of the street」はそこに収録されている。お日様の下に飛び出してみようかなという気にさせますね。

「Cyndi Lauper ― On the sunny side of the street」
                                                                                                                                   
          
                        


                                                                                                                                         
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by knakano0311 | 2012-04-02 22:36 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

春節の南京町を歩く

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12月の「ルミナリエ」は行くことができなかったので、久しぶりの神戸である。三宮あたりの繁華街には、中国語が行き交っている。そう、今は「春節」で、中国から大勢の観光客が、ここ神戸に訪れているのである。そんないつもよりちょっぴり異国ムードが高まっている神戸。いつものように、お気に入りのアジアン・テイストのカフェ&ダイニング、「ヴィラブリ・ガーデン/Villabli Garden」で絶品の「海鮮焼きそば」を食してから、南京街へと向かう。 

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お祭りムード一色の南京町でも、飛び交う言葉の多くは中国語。そして、多くの人が、「西遊記」のキャラクターとともに「関帝廟」に参拝をし、記念写真を撮っている。中国人観光客が、本国でなく、ここ日本の神戸でお参りをしているのだ。この「春節祭」もすっかり神戸の風物詩となった。

そして、「関帝廟」の向かいにあるのが、元祖・豚饅頭の店、「老祥記」。「ぶたまん」という呼び名の発祥の店で、大正4年創業という。平日であるが、いつものように相当の行列ができている。しかし、ここまで来たからにはと、しばらく並んで、肉汁がたっぷり、出来立てあつあつの「ぶたまん」を頬張る。今日のような小雪交じりの寒い日には何よりのご馳走、昼食とは別腹のようである。

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腹ごなしにと、いつものように、トアロード、元町、三宮界隈をウィンドウ・ショピングをしながらのウォーキングがわりの散策。そして締めのお茶は、久しぶりの「ケーニヒス・クローネ/Königs krone(ドイツ語で“王冠”の意)」で。いつも感じることだが、神戸というこの街のサイズがちょうどいいのであろう、1~2時間も歩けばアジア、中国、ヨーロッパ、アメリカ、海、山、坂、都会、リゾート、下町、スクエア、カジュアル ・・・、変化が多く、クロスオーバーな異国情緒やカルチャーが味わえて、いつ来ても飽きない街である。 

「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」。ご存知、フュージョン・アルトの第一人者である。「いそしぎ」などの作曲で有名な「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」の編曲をバックに、スタンダードやポップスのカヴァー曲で構成したストリングスとの共演盤がある。「パールズ/Pearls」。「シャーデー/Sade」のカバーをタイトルとしているアルバム。もともと好き嫌いが半ばするプレイヤーで、ポップスのカヴァー、ストリングスとの共演と聞けば、「イージー・リスニングだ」と斬って捨てる向きもあるが、サンボーンの泣き節を好きなファンにはたまらないアルバム。私は好きである。一歩間違うと「サム・テイラー/Sam Taylor」になってしまうところだが、良質のイージー・リスニングにちゃんと踏みとどまっている。イケイケ・ファンクだけでなくこんな大人の演奏もできるんだ。

Pearls

David Sanborn / Elektra / Wea



「David Sanborn - Try A Little Tenderness」
  
  

          

 
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-26 09:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

今年の紅葉狩りは ・・・

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例年この時期になると楽しみにしている紅葉狩り。今年は、見ごろになったという記事を見て、三田「方広寺」へと、里山の中を小一時間のドライブ。「方広寺」は宇治・黄檗山万福寺所縁の禅寺で、1679(延宝7)年建立されたという。三田市の北、里山に囲まれた境内に約150本のカエデが植えられている知られざる紅葉の名所である。2400坪、約8ヘクタールの敷地内の色々の木々の葉がすっかり赤や黄色に色づき、そのグラデーションが織りなす華やかさに息を呑む。残念ながら、境内は写真撮影禁止のため、記憶に鮮明に焼き付けてきた。銀杏であろうか、帰路に見かけた遠目に一本だけすくっと立つ鮮やかな黄色。凛としてすがすがしかった。

北摂、丹波、丹後、播磨、但馬、京、大和 ・・・ と、周辺は片道1~2時間の日帰りドライブ可能な、紅葉の名所には事欠かない地域に住んでいる。まだ行けてない所がほとんど。さて、お次はどこへと参りましょうかな ・・・。
 
さて、紅葉に似合う曲? う~~ん、まっ月並みですが、定番「Autumn Leaves」でしょうか。前回に続いて、アジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」の同じタイトルのアルバムから。このアルバムはアメリカを代表する作詞家、「ジョニー・マーサー/Jonny Merser」に捧げられたもので、「I Remember You」、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」とのコンビでオスカーに輝いた「Days Of Wine & Roses」、「Moon River」など、お馴染みのマーサーのスタンダードが並んでいる。そんなアルバムに「Autumn Leaves/枯葉」が入っているのは、「ジョセフ・コスマ/Joseph Kosma」のフランス語の詩に、英詩をつけたのが「ジョニー・マーサー」であったからである。「ジョージ・ガーシュイン/George Gershwin」、「コール・ポーター/Cole Porter」、「アーヴィング・バーリン/Irving Berlin」などとともに20世紀アメリカを代表するソング・ライターである。

このアルバムも、「Here's To Ben」と同じくSACD/CDハイブリッド仕様の高音質で、彼女の歌唱が吐息が感じられるほどの臨場感で迫ってくる。

Autumn Leaves

Jacintha / Fim [1st Impression]



「Autumn Leaves - Jacintha」

       
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-24 22:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

ご近所の古刹 高代寺

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(写真;色づき始めた公園から見る高代寺山)

我が山遊びのフィールドから谷越しにいつも見ている山がある。高代寺山(488.7m)である。山頂にNTTのアンテナがそびえる優美な姿を持つ。山頂近くには古刹「高代寺」があり、そこまでは車で行けると聞いていたので、いつかは登ってみようと思っていたが、その機会はなかなか来なかった。たまたま時間があり、不意に思い立って行ってみた。車で行けるとは聞いていたが、やっと一台通ることができる大変な山道。二度と車では来るまいと思いながら、こすらないようにと慎重に登っていった。少し開けたところに、「高代寺(七宝山 高代寺 薬師院)」は木立に囲まれ、ひっそりとあった。

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この寺は名前の通り「高野山」にお参りが出来ない信者に、代わりにお参りすれば同等の御利益があるという寺で、810年「空海」が「高野山」を開く9年前に、この山に立ち寄り、閼伽井(あかい)神泉を発見し、「薬師如来像」を祀り、草庵を建てた事が始まりと伝承されている。その後、960年、「源満仲」が、父「経基公(清和源氏の祖、六孫王)」の霊廟として、薬師如来像を本尊に創建したと伝えられる真言宗御室派の寺院。最盛期には37の大伽藍、12の支院、1200石の寺領を有する有数の寺院であったという。多田源氏の勢力が弱まり、寺運も衰退、秀吉の頃には廃寺となった。その後、江戸時代初期(1650年頃)に再建され、今に至るという。(豊能町史料などによる)

訪れる人もさほどないらしく、境内は静まり返っている。そんなにも広くもない境内には本堂、元禄時代に建てられたという鐘楼、伝承の閼伽井神泉、推定樹齢1050年の高野槙(コウヤマキ)や菩提樹(ボダイジュ)の神木、そして参道には町石、六地蔵、万霊塔などが今に残る。かって、あの良寛和尚も訪れたらしく、その時詠んだ歌と伝えられる歌の歌碑も境内にある。まったく人気のない境内を散策しながら、しばし憩う。あの山道、日が翳る前にと早々に下山。

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(写真は「パリナビ」より拝借)

深まりつつある秋。「枯葉/Autumn Leaves」という曲が一世を風靡したせいか、日本人は「秋」というと、「枯葉」、「シャンソン」という連想になってしまうようだ。10月の下旬にパリを訪れたことがあるが、シャンゼリゼに美しく色づくマロニエの並木に息を呑んだことがある。確かにパリの街は秋が似合う。そしてJAZZの名曲としても知られる「枯葉」は、「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」の出世作。1949年、パリに滞在していた「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」は彼女とつかの間の恋に落ちた。帰国したマイルスの演奏によって有名になり、JAZZスタンダードとなったのが「枯葉」であった。

過去から今に至るまで、多くのJAZZアーティストが移り住んだくらい、JAZZとパリ、シャンソンは縁が深いのであるが、ゴスペル、ソウルといった音楽的背景を色濃く持つアメリカのジャズ歌手「ニーナ・シモン/Nina Simone」もその一人であろう。2003年4月、南フランスにある自宅で70歳亡くなったことに、彼女のフランスへの想いが窺える。JAZZ、POPS、ソウルなど、あまりジャンルにこだわらなかったが、彼女の歌うジャズ的シャンソン?が好きで、昔よく聞いた。その曲は、「Ne Me Quitte Pas(Don't Leave Me)」、英訳詩では「If You Go Away(行かないで)」。アズナブール、ピアフ、フリオ・イグレシアス、Sting、バーブラ・ストレイサンドなど幅広い多くの歌手からカバーされているシャンソンの名曲。アルバムは、「I Put a Spell on You」(1965)。

I Put a Spell on You

Nina Simone / Verve


 
「Nina Simone - Ne Me Quitte Pas」

          
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-17 00:05 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)