大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:サウダージ( 32 )

夢はかえるよ ・・・

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ウォーキングの道筋で見つけた「アケビ(木通、通草)」。中の果肉はすっかり落ちていた。子供の頃、この「アケビ」を探しては食べたものである。スイーツやお菓子、そんな気の効いたものなど全くなかった時代、おやつは自分で探して食べるということになんの疑いも持っていなかった。自然と悪童仲間で山やご近所の庭、果樹園(もう時効でしょう)から調達することも覚えていった。その中でも「アケビ」は大のご馳走であった。そんな懐かしい記憶も蘇る。

懐かしいといえば、先日のウォーキングで見かけたのが、ひときわ鮮やかな「プラタナス」の紅葉。そういえば「プラタナス」って、和名は「スズカケノキ(鈴懸の木)」といったことを思い出した。そして、さらに思い出したのが、学生時代、ダンス・パーティでの人気曲の一つが、「鈴懸の径(みち)」。我がバンドでは演奏したことがないが、ハワイアン・バンドがよく演奏していた。

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「佐伯孝夫」の作詞、「灰田有紀彦(灰田晴彦)」が作曲して、有紀彦の弟である「灰田勝彦」が歌唱して、1942年(昭和17年)にビクターレコードから発売された。戦時中にも関わらず、戦時色が感じられない数少ない曲である。元々はワルツの曲であったが、その後、「鈴木章治」が4拍子としジャズ・アレンジを加え、1954年頃に彼が率いるジャズバンド「リズムエース」の演奏でヒットした。1957年1月、スウィングの王様といわれる「ベニー・グッドマン楽団/Benny Goodman And His Orchestra」が来日し、そのときに、その楽団でリード・アルト・サックスを担当していた「ピーナッツ・ハッコー/Peanuts Hucko」が、銀座のクラブで「鈴木章治とリズム・エース」が演奏していた「鈴懸の径」を非常に気に入って、その後の米欧巡演でも「プラタナス・ロード/Platanus Road」として演奏、吹き込みを行い、日本にも逆輸入されて、さらに有名になった。

「灰田勝彦」の母校でもある立教大学のキャンパス内にはモデルになった鈴懸の径が存在し、記念の歌碑があるというが、我が母校の高校にも、たしか「プラタナス/鈴懸の木」があったように思う。

【 鈴懸の径 】 作詞:佐伯孝夫、作曲:灰田有紀彦

「♪ 友と語らん 鈴懸の径(みち)
   通いなれたる 学校(まなびや)の街
   やさしの小鈴 葉かげに鳴れば
   夢はかえるよ 鈴懸の径
           ・・・・・・・・・・・    ♪」

「鈴懸の径 / 鈴木章治とリズム・エース&ピーナッツ・ハッコー」

          




   
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by knakano0311 | 2016-11-07 13:56 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

炎天の花はサウダージの花

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「炎天の花」と聞くと、私は真っ先にこの花、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」を思い浮かべてしまう。「サルスベリ(百日紅)」、「ムクゲ(木槿)」、「フヨウ(芙蓉)」、「ヒマワリ(向日葵)」なども、この時期の花であるにも関わらず、決まってそうである。理由の一つは、あの大な真紅の花びらが垂れ下がる様が、印象的だからであろう。

夏の季語でもある「ノウゼンカズラ(凌霄花)」がご近所のあちこちで咲きだした。中国原産で、平安時代には日本に渡来していたと考えられるそうだ。漢名の「凌霄花」は、「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名だという。(Wikipediaによる)

真っ先に思い浮かべてしまうもうひとつの理由は、去年他界してしまったが、花好きだった母親が詠んだ歌が心に残っているからである。甲子園は地方大会が始まった。あの「ノウゼンカズラ」は、もう咲いてるのだろうか。「ノウゼンカズラ」はサウダージの花でもある。

    甲子園の熱戦終わり夕風にノウゼンカズラの残り花散る  豊子

さて、今宵のピアニストは、「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」。「雅びにして耽美のピアニスト」で、今まさに絶頂期を迎えている。「ニコライ・ヘス/Nikolaj Hess」と並んで、今年の収穫のひとりとして、つい最近も取り上げたばかりである。

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「ロベルト・オルサー」。1971年、イタリア生まれ。幼少の頃から、クラシックのピアノとオルガンを習い、名門「ベルディ音楽院」ではオルガンを専攻。その後、ミラノのカソリック大学では哲学を学ぶ傍ら、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」からジャズ・ピアノを学んだという。最初のレコーディングは、セクステットで、2002~2003年に行われ、「Eveline」というタイトルでリリースされている。その後、「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev (doublebass)」、「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio (drums)」とピアノトリオを結成。2012年に、「Steppin'Out」、そして昨年、「澤野工房」から「The Moon And The Bonfires」がリリースされた。

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「Steppin'Out」を聴いて興味を持ち、「The Moon And The Bonfires」で魅了され、過去に遡ってソロ・アルバムも聴いてみたいという思いが強くなった。ソロ・アルバムは、「Esprit de Finesse - Hommage a F. Mendelssohn」(2009)。「メンデルスゾーンへのオマージュ」とサブ・タイトルが付けられているように、メンデルスゾーンの楽曲とオリジナルが約半々で構成されている。

アルバム・タイトルの「Esprit de Finesse」。「西田幾多郎」によって「繊細の精神」と訳されているが、パスカルの言葉で、幾何学的精神の対概念、いわば哲学する精神のことだそうだ。メンデルスゾーンの楽曲と自分の楽曲を対比させ、内省的な思索の結果、クラシカルな響きと旋律の美しさが表出した秀逸な作品。

Espirit De Finesse

Roberto Olzer / Imports



「Roberto Olzer, piano solo - Divertissement I & Eveline」

       

  


  
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by knakano0311 | 2016-07-03 09:26 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

手作りの味に思い出す

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ご近所から手作りの「桑の実ジャムを頂いた。「桑の実」、「マルベリー /Mulberry」と呼ばれ、地方によっては桑酒として果実酒の原料となるという。

実は、実家がある松本付近はかって養蚕業が非常に盛んだったところ。家の近くにも繭から糸を採る小規模の製糸業者や養蚕農家が多くあった。したがって、近所には、蚕に食べさせるための桑畑や垣根に設えた桑の木が多くあり、その甘酸っぱい果実は、美味であり、子供たちのちょっとしたおやつであった。

「くわ(桑)」は、4月から5月頃にかけて花を咲かせ、実を付け始めます。赤黒く実が熟すのは、ちょうど今頃。子供の頃、遊びの合間に採って食べ、口の周りを赤黒く汚し、衣服にこすりつけては母親に叱られたものです。そんなことを思い出しながら、早速朝食のパンに塗って食べている。(写真はネットより拝借)

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さて夕食。ビールの季節です。「ビールのつまみくらい自分で作ったら ・・・」という妻の言葉に発奮して、この日のためにと、折れたものを山で拾い、取っておいた桜の枝を鉈で削る。燻製用のチップを作る。燻製作りは初めてである。揚げ物用の鍋にチップを適当に敷き、100均で買ってきた蒸し蓋を載せ、アルミホイルを敷いて、ウィンナを載せ、蓋をかぶせて5分ほど燻せば出来上がり。まあまあの出来かと自画自賛。チップはたっぷりと削ってあるので、これからいろんなものを燻してみようかと思っている。

さて、「Happen シリーズ」。僕に起こってしまう。君にも起こるかもしれない」とくれば、何が起こるのか知りたくなるのが人情というもの。ということで第3弾は、「Watch What Happens」。直訳すれば、「さあ、なにが起るのだろうか」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の曲ですね。元々は、「ミッシェル・ルグラン」が、「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督の映画、「ローラ/Lola」(1961年)のテーマ曲として書いたもの。それをドゥミ監督自身がフランス語の歌詞を付け、映画、「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg 」(1964年)で使用し、ヒットした。アメリカでは、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英語詞を付け、1967年、「セルジオ・メンデスとブラジル'66/Sergio Mendes & Brasil '66」でヒットしている。

【 Watch What Happens 】     Michel Legrand/Norman Gimbel

「♪ Let someone start believing in you,  誰かさんが君に想いを寄せようとしている
       let him hold out his hand     彼は腕を伸ばして
   Let him touch you               君に触れようとする
       and watch what happens     さあ、何が起こるかな

   One someone who can look in your eyes,  誰かさんが君の瞳を見て
       and see into your heart           君の心をみつけようとしている
   Let him find you                 そして、見つけてしまうだろう
       and watch what happens      さあ、何が起こるかな

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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前回、二つの「Happen」は少しネガティヴ。それに比べ、こちらはかなりポジティヴ。ボッサ・テイスト、スムース・ジャズ系を中心に軽やかな気持ちで聴いてみましょうか。

まずは熟女、「ローラ・フィジー/Laura Fygi」のゴージャスな歌声によるミッシェル・ルグラン・オン・パレード・アルバム、「Watch What Happens ~When Laura Fygi Meets Michel Legrand」(1997)から。御大、「ミッシェル・ルグラン」自ら率いるオーケストラとのきらびやかなコラボ。

Watch What Happens - When Laula Fygi Meets Michel Legrand

Laura Fygi / Verve Forecast



「Laura Fygi - Watch What Happens」

          

「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」のスローなボッサはいかがでしょうか。アルバム、「In the Moonlight」(2011)から

In the Moonlight

Sophie Milman / Ent. One Music



「SOPHIE MILMAN - Watch what happens」

          

「セルジオ・メンデスとブラジル'66/Sergio Mendes & Brasil '66」。アルバムは、「Equinox (邦題:分岐点~コンスタント・レイン」(1967)。このアルバムもヒットしましたね。私の若い頃の話です。

分岐点~コンスタント・レイン

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック



「Sergio Mendes & Brasil '66 - Watch What Happens」

          

最後は、そのジャケットの秀逸、斬新さで一世を風靡したイージーリスニング・ジャズ、CTIシリーズの火付けともなった「ウェス・モンゴメリー/ Wes Montgomery」のアルバム、「A Day in the Life」(1967)から。これも私の若い頃の話です。

Day in the Life

Wes Montgomery / A&M



「Wes Montgomery - Watch What Happens」

          
 



 
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by knakano0311 | 2016-06-14 17:37 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

口に含んでみたら ・・・

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道筋に「グミ(茱萸)」も実がいっぱい実っている。子供の頃は、デザートやスイーツなんて気の利いたものはなかった。私世代の子供にとっては、おやつは、その辺に実っている「グミ」、「クワ(桑)」の実、「ノイチゴ(野苺)」、「アケビ(木通)」、「ナツメ(棗)」などであり、それらを採っては食べていた。口の周りを真っ赤にして、手も果汁でベトベトにして ・・・。ハンカチなんぞ当然持っていないから、服で拭っては母親に叱られたものである。

今考えれば、果実だけではなく、いろんなサバイバルの術を年上の子供たちやガキ大将たちから教えてもらっていたのだ。子供だけの、子供同士のコミュニティ、きっと大事なものだったんだ。

もぎ取って、口含んでみたら、ちょっと苦くて甘酸っぱい、昔の味の記憶が蘇ってきた。最近になって、毎年送られてくる中学校の同級会の案内。名簿を見ても、もう半分位の顔は思い出せない。

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さて、今宵の一曲。「エゴ・ラッピン/EGO-WRAPPIN'」の「Crazy Fruits」。 

「エゴラッピン」は、日本のバンド。ジャズや昭和歌謡の影響を受けたPOPS、JAZZ、ROCKが特徴。1996年、大阪出身の「中納(なかの)良恵(Vo、作詞・作曲)」と、「森雅樹(G、作曲)」の2人によって大阪で結成され、長らく関西を中心にクラブやライブハウスでの活動を続けていたが、現在は東京に拠点を置いて活動している。1998年、ファースト・アルバム「BLUE SPEAKER」でデビュー。2000年9月にリリースしたミニアルバム、「色彩のブルース」に収録され、のちに「〜Midnight Dejavu〜 色彩のブルース」としてシングル・カットされた曲が、戦前のジャズからの流れの先にあるキャバレー音楽や昭和歌謡を昇華して、バンド独自の世界観を築きあげた曲として、異例のロングヒットとなり、その名が全国で知られるきっかけとなった。2002年7月、ドラマ「私立探偵 濱マイク」の主題歌に「くちばしにチェリー」が採用される。このあたりが絶頂期だったか。(Wikipedia による)

どこか昭和の懐かしさを感じさせる2ndアルバム、「満ち汐のロマンス」から、「Crazy Fruits」。

【 Crazy Fruits 】  作詞;中納良恵  作曲;中納良恵、森雅樹

「♪ 二人でもっと夢を語ろう
  I wanna talk to you
  鼻めがねに映る とぼけた
  smoke はるか彼方へ
  うだつあがらない
  ピアノ弾きが 音はずす
  チェリー味の甘いメロディー
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

満ち汐のロマンス

エゴ・ラッピン / TOY'S FACTORY Inc.(VAP)(M)



「Crazy Fruits - EGO-WRAPPIN' 」

          

出世作、「色彩のブルース」も聴いてみますか。レトロでセピア ・・・ キャバレー、昭和 ・・・ ブルース。茱萸の味。
 
「色彩のブルース ー Ego Wrappin' 」

           

 


 
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by knakano0311 | 2016-06-07 17:00 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

南瓜泥棒

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いつものウォーキング。その道筋にあり、ブログでも取り上げ、つい最近まで見事に実っていた「カボチャ(南瓜)」。(参照拙ブログ「路傍の花、樹々の鳥(84) ~ 実りを待つ ~」) 実が消え、そこにこんな張り紙がしてあった。 『泥棒が食べました』 無粋な不届き者がいるものである。せっかく丹精込めて育てたものを ・・・。

とはいえ、私もあまり偉そうなことは言えない。子供の頃、近所の果樹園から葡萄や林檎を失敬して、追いかけられたものだ。ゴメンナサイ ・・・。そんな、子供の頃の思い出がふっと湧いてくることがある。台風九州上陸。サウダージの夏も終わる。

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さて、今宵の曲は、JAZZを離れて、そんな子供の頃の大ヒットした夏の曲。イージー・リスニング、ムード音楽の極めつけ、癒し系音楽の元祖ともいえる曲で、「パーシー・フェイス楽団/Percy Faith & His Orchestra」の「夏の日の恋/Theme from A Summer Place」。この曲は、1959年に公開された映画「避暑地の出来事/A Summer Place」のテーマ音楽で、「マックス・スタイナー/Max Steiner」作曲のものを「パーシー・フェイス」がカバーした。公開翌年、1960年に全米ヒット・チャートで9週連続1位になり、同年のグラミー賞を受賞したという。私はその頃は、洋楽に目覚め始めた中学生。その歯切れの良い3連符のリズムとメロディの美しさに新鮮な感動すら覚えた。その後進学した高校の野外レコード・コンサートでもリクエストNo.1であったことを覚えている。

映画。高校の名画鑑賞会か何かで見ましたね。「トロイ・ドナヒュー/Troy Donahue」と「サンドラ・ディー./Sandra Dee」の青春コンビが新鮮で、女生徒などは金髪碧眼、甘いマスクの「トロイ・ドナヒュー」にキャーキャー行っていましたね。

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さて、「パーシー・フェイス/Percy Faith」。1908年カナダのトロントで生まれのアメリカの作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーである。イージー・リスニングやムード音楽分野で一時代を画したと言える。8人兄弟の長男として生まれ、幼少期より音楽に親しみヴァイオリンとピアノを演奏してクラシック音楽のピアニストを目指すが、事故で両手に大火傷を負い、ピアニストを断念して作曲へ転向したという。やがてアメリカに移り活躍。特に自身が率いるムード・ミュージック・オーケストラで活動し、「デリカード」、「ムーラン・ルージュの歌」、「夏の日の恋」の3曲が全米ヒットチャートで1位になる。1976年、逝去。以後も根強い人気を保っていて、「夏の日の恋」は、夏のBGMの定番といっていいでしょう。

「夏の日の恋/A Summer Place - Percy Faith」

          
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by knakano0311 | 2015-08-26 17:01 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

夏の終わりの校庭は

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お盆休みが終わり、甲子園の高校野球も終わると、まだまだ暑さは続くが、心理的には夏が終わりに近づいてきたという気分になる。ウォーキングの途中の小学校。夏休みの校庭で子供たちが水鉄砲遊びをしている。竹の水鉄砲を使っている子もいるが、ほとんどの子は、プラスティック製の水鉄砲を使っているようだ。当然こちらのほうがよく飛ぶ。子供の頃、水鉄砲に限らず、遊びの道具は、自分たちで作った。とりわけ竹は重宝で、水鉄砲、竹馬、竹スキー、橇、竹ひごにして凧、ゴム動力の飛行機 ・・・などに。みんな自分たちで手作りし、その遊びの中で小刀や肥後守、和紙の貼り方、飛行機や凧の重心の取り方など遊びのノウハウを覚えていった。60年近く前の話 ・・・。こんな光景、ちょっぴりサウダージを感じる。

そして、この時期いつものように、店頭には川西特産の「イチジク(無花果)」がならんだ。

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さて、今宵のピアノ演奏は、「過ぎし夏の思い出/The Things We Did Last Summer/過ぎし夏の思い出」。「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる、「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」である。経歴などは、最近の拙ブログ「今年は柿が豊作のようだ」などを参照して下さい。

「ビル・チャーラップ」は、「ブルーノート」との契約のためらしいが、「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」と「ビル・チャーラップ・トリオ」とを使い分けている。今宵は、「ニューヨーク・トリオ」の方である。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の方のメンバーは、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart(b)」、「ビル・スチュアート/Bill Stewart(ds)」で、このトリオでも多くののアルバムをリリースしているが、最初にこのトリオに出会ったためか、「過ぎし夏の思い出」が一番好きである。まだiPodなどない時代、このCDとヘッドフォンと携帯CDデッキとをもって出張したことも懐かしい。

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過ぎし夏の思い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード




アルバム・タイトル曲、「The Things We Did Last Summer/過ぎし夏の思い出」を ・・・。

「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

          
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by knakano0311 | 2015-08-22 13:36 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

サウダージの夏(7) ~ 夏休みの校庭には ~

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子供たちの声が聞こえてこない夏休みの校庭は、どこか寂しげである。休みに入って使われていない校庭には、ここぞとばかりに雑草が顔を出している。理科の授業であろうか、生徒たちが育て観察している「アサガオ(朝顔)」の鉢、ピーマン、ミニ・トマト、シシトウなどの鉢も所在無さそうである。たしか、わたしが小学生のときも、宿題で植物の観察があったり、当番で動物の世話などで登校していた。しんと静まり返った校舎、ちょっと怖かったことを覚えている。今日は強い日差しの中で女の子4人が勢いよくブランコを漕いでいたが、やはり寂しげな雰囲気が付きまとう。

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さて、その外見からは想像できないような、ひんやりとした上質の快感を味わえるピアニスト、「リッチー(リチャード)・バイラーク/Richard Beirach」を、今宵も取り上げてみました。「リッチー・バイラーク」のECM時代の代表作のひとつに「サンディ・ソング/Sunday Song」という曲がある。この曲、彼自身はいろいろなアルバムで取り上げているので、よほどのお気に入りであろうと思われる。

紹介するアルバムは、初のソロ・ピアノ・アルバム、「ヒューブリス/Hubris」(ECM/1977)。美音、美メロ、緊張感、透明感 ・・・。高品質の青磁にも似た冷ややかな質感。

ヒューブリス

リッチー・バイラーク / ユニバーサル インターナショナル



「Sunday Song - Richie Bairach」

          
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by knakano0311 | 2015-08-05 09:39 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

サウダージの夏(6) ~ 泳ぎは川遊びで自然に覚えた ~

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ボランティアで手入れをしている山の公園。夏休みになっての人気スポット、「丘の流れ」で子供たちが水遊びをしている。ここを目当てに来る家族連れが多いようだ。  

私が子供の頃、山国信州では海はないから、海水浴なんて無縁だったし、今のようにプールなんて洒落たものは小中学校になかった。街にあった市営プールは、それこそ芋を洗うような大賑わい。もちろん、スイミング・スクールや小学校の体育の授業で水泳などはなかったように記憶している。

どうしていたかって? 自分たちで石を積み川をせきとめて、おおきなプールを作り、水泳と言うより水浴び、川遊びをいつもしていた。もちろん男の子は6尺の赤ふんどしである。そんな風に遊んでいるうちに、いつの間にか自然に泳げるようになっていた。事故などは起こらなかったが、十分な見張りもおかず、子供たちだけでそんな遊びをしていたなんて、安全に喧しい現在なら到底考えられないことである。

水遊びの後は、運がよければスイカ、大体はトマトか、冷えたきゅうりに味噌をつけてほおばっていたと思う。その美味かったことが未だ記憶に残っている。

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さて、暑気払いの夏の音楽、ハワイアン、「日野てる子」、イージー・リスニングの「ビリー・ヴォーン/Billy Vaughn」、エレキ・サウンドの「ブライアン・セッツァー/Brian Setzer」と続けてきました。賑々しさでは「ブライアン・セッツァー」に負けますが、渋さではもう抜群。もう一人のエレキ・サウンドから紹介しましょうか。彼も私の夏の定番、「ルディ・ロッタ/Rudy Rotta」。

「ルディ・ロッタ」。1950年イタリア、ヴェローナ近郊の生まれ。なんともう65歳ですよ。幼少の頃、家族がスイスへ移住、14歳でギターを始め、18歳からプロとしてのキャリアを積んできたという。1987年に自身のバンドを結成。1993年には「モントルー·ジャズ·フェスティバル」で賞賛を勝ち取った。最近は故郷ヴェローナを活動の拠点としているという。

そんなイタリア男、「ルディ・ロッタ」が率いるブルース・バンド、「ルディ・ロッタ・バンド/Rudy Rotta Band」のアルバムが、「The Beatles in Blues」(2001)。全曲ビートルズのブルース・カバーである。決して「キワモノ」でなく、ブルースにアレンジされたビートルズ・ナンバーはどれも渋めで、イタリヤおやじ?じじい?のビートルズへの情熱がそのサウンドには感じられる。ちょっと、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」のような雰囲気もありますね。恐るべし、イタリア爺い ・・・。

Beatles in Blues

Rudy Rotta / Pepper Cake



暑さを吹っ飛ばす渋いイタリアじじい?の熱いブルース仕立ての「ビートルズ」は、「Come together」、「Don't Let Me Down」、「Get Back」の3曲。

「Rudy Rotta - Come together」

          

「Rudy Rotta Band -Don't Let Me Down」

          

「Rudy Rotta - Get Back」

          
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by knakano0311 | 2015-08-02 10:09 | サウダージ | Trackback | Comments(2)

まっくろくろすけ、出てきそうな

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毎年11月、「日本一の里山」と称されている川西市黒川地区で行われている「黒川里山まつり」。地域振興のため、自治会を中心に、行政やわれわれも含めた地域のボランティア団体、地元企業などが協力して開催をしている。今年の「まつり」についての実行委委員会の初会合があった。会合の開催された場所は、かって明治37年に建築された旧「黒川小学校」の木造校舎で、過疎化の進行などで廃校され、現在は地区の公民館と資料館になっている黒川公民館。100年以上経た木造校舎、教室、廊下、小さな机や椅子、黒板など ・・・。まるで「宮崎駿」の映画に出てくるような雰囲気。ほら、薄暗い廊下の曲がり角から、「まっくろくろすけ」が ・・・。b0102572_20145761.jpg

このブログに登場する常連、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」の最近のアルバムに、「スタジオ・ジブリ」の作品を中心に取り上げたアニメ音楽集、「アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~ 」がある。レーベルが変わってからの多分日本から提案された企画物。彼の大ファンであるが、ちょっとあざとい感じがして手は出さずにいるが、「澤野工房」からリリースされていたころのアルバムの「プリマ・オ・ポワ/Prima O Poi」(移籍先からもリリース)にも、実は宮崎アニメの音楽が取り上げられている。「久石譲」が作曲した「ハウルの動く城/英題:Howl's Moving Castle」のテーマで、「人生のメリーゴーランド」というタイトルで、「倍賞千恵子」やシャンソン歌手の「クミコ」などが歌っている。こちらは、ミラバッシらしい美しく叙情的な演奏に満ちている。

アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~

ジョバンニ・ミラバッシ / 日本コロムビア



プリマ・オ・ポワ

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ with フラビオ・ボルトロ / ビデオアーツ・ミュージック



Prima O Poi

Giovanni Mirabassi / Bang



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「ジョバンニ・ミラバッシ」。ヨーロッパを代表するジャズ・ピアニストの一人。1970年、イタリア北部の都市ペルージャの生まれ。3歳よりピアノを始め、10歳の頃に、ジャズに興味を持ち自己流で勉強を始めたという。1992年パリに移住後、1996年には「アヴィニョン・フェスティヴァル」で大賞を受賞、フランス・ジャズ界最高の栄誉である「Victoire du Jazz」、「Django d’Or」といった賞を総ナメにしている。最も影響を受けた音楽家として、同じイタリアが生んだジャズ・ピアニストの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」をあげている。世界各国で民衆に歌い継がれている反戦歌、革命歌をソロ・ピアノで演奏したアルバム「AVANTI! 」を2001年にリリース。このアルバム、ジャズの、それもピアノ・ソロの作品としては、日欧で異例の10万枚セールスを記録して、日本のジャズ・ファンに一挙にその名を知られることとなった。現在は、パリのモンマルトルに居を構えて世界を股にかけた音楽活動を展開している。

「ジョバンニ・ミラバッシ - アニメッシ ~天空の城ラピュタ ほか~」

          

「Giovanni Mirabassi - Howl's Moving Castle」

          
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by knakano0311 | 2015-06-25 16:53 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

御嶽山と私 ・・・

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弾丸帰省の帰り道、中央高速の恵那峡SAから、噴火からちょうど1ヶ月経つあの「御嶽山」が見えた。信州人、特に中南信地域の人間にとっては、長野県のもうひとつの有名な火山である「浅間山」などより、はるかに馴染みがある火山である。松本周辺のすこし高い山に登れば、あの孤高の「御嶽山」が見える。

「♪ 木曽のナー 中乗りさん/木曽の御岳(おんたけ)さんは ナンジャラホーイ/夏でも寒い ヨイヨイヨイ ・・・ ♪」 と地元の盆踊りでは必ず謡い踊られる「木曽節」や、小学校の頃から県歌として慣れ親しんでいる「信濃の国」にも、「♪ 御嶽、乗鞍、駒ヶ岳、浅間は殊に活火山 ・・・ ♪」と歌われている山である。

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また、古くから信仰の山として地元の人々の畏敬を集めてきた山で、たしか松本にもいくつかの「御嶽教」の道場というか、教会みたいな建物があったと記憶している。また、「御嶽山」への集団登山の「講(こう)」があり、近所の人が、揃いの白衣姿に菅(すげ)笠を身にまとい、「六根清浄」と書かれた杖を持って参加していったという記憶もある。それほど、我が故郷では、一般の人にもなじみの深い山である。

私は「御嶽山」には登ったことはないのであるが、私とのつながりといえば、「御岳百草丸(ひゃくそうがん)」である。御岳の麓、王滝村の「長野県製薬」が製造販売する和漢胃腸薬であるが、これが普段薬を飲まない私になぜか合っているのである。胃腸の具合がちょっとでも悪い時はこれを飲めば、ほほ即座に治るので、海外出張には欠かせない常備薬であった。

「百草丸」は、ミカン科の落葉高木「キハダ」の内皮から抽出される「オウバクエキス」を主成分というが、690年頃、畿内に疫病が流行した折、修験道の開祖、「役小角(えんのおづぬ)」が、大和国葛城の寺の境内に大きな釜を据え、「キハダ(黄檗、黄膚、黄柏)」を煎じて煮詰めた薬を多くの病人に飲ませ、救済して以来、「オウバクエキス薬」は山岳修験者の間で常備薬として用いら れるようになったという。その修験者の間で伝えられた秘伝が江戸時代に「御嶽山」の麓の村人に伝えられ、「百草丸」の起源となったという。(Wikipedia による)

久しぶりに「百草丸」を取り出し、パッケージに描かれている雪を被った「御嶽山」を見つつ、「百草丸」の起源にも思いを馳せてみた。

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さて、今宵のお久しぶり歌姫は、「ローリー・ウィーラー/Laurie Wheeler」。アルバムは「トワイライト/Twilight」。たしか、「ジャケ買い」したアルバムだったが、あの「ラリー・カールトン/Larry Carlton」が全面参加のアルバムと知って、納得したアルバムでもあった。

彼女、テネシー州「ナッシュビル/Nashville」を拠点に、もう20年以上も活動している大ベテランで、ダウンビート誌の読者人気投票、世界の女性ジャズボーカル部門で、2年連続トップ10入りをしているという。その割には、知名度もほとんどなく、リリースされたCDも4枚ほどといたって寡作である。しかし、調べてみると、そのアルバムには、素晴らしいハーモニーと、ビ・バップ風のスキャットと印象的なアレンジ、そしてなによりも彼女のジャズに対する愛と素晴らしい歌唱テクニックがぎっしりと詰まっているという評が載っていた。

たしかに大人の雰囲気。そして、声をまるで楽器のようにコントロールしている。高速スキャットになると、それがさらに際立ってくる。しかし機械的でなく、伸びやかで暖かい声なのだ。そしてバラードもいい。いろいろな温度の声を持っているようだ。

「Killer! This girl sings jazz. (いやあ参ったね!彼女まさにジャズっているね)」とは、彼女を評した「ラリー・カールトン」の言葉。(参照拙ブログ「美ジャケに恋して」より)

Twilight

Laurie Wheeler / 335 Records



アルバムにも収録されている「Easy To Be Happy」がYOUTUBEにアップされている。何回か行ったなつかしのニューヨーク「Blue Note」での「ラリー・カールトン」とのコラボ・ライブ。(再録)

「Laurie Wheeler & Larry Carlton - Easy To Be Happy - at NYC Blue Note」

          
 
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by knakano0311 | 2014-11-02 10:32 | サウダージ | Trackback | Comments(2)