大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:地域の中で・・・( 316 )

卯の花の匂う垣根に ・・・

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 「ウツギ(空木)」と名の付く木はたくさんあるので、特定するのは難しいが、「タニウツギ(谷空木)」でしょうか。田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られている。茎が中空のため「空木(うつぎ)」と呼ばれるが、「空木(うつぎ)」の「ウ」を取って、「卯の花(うのはな)」とも呼ばれる。この花が咲くともうすぐ梅雨時。こんな歌をまだ覚えています。

【 夏は来ぬ 】  佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲

「♪ 卯の花の 匂う垣根に
    時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
      忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
               ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 ブロ友、「風呂井戸」さんから最近紹介された北欧のピアノトリオがいたく気に入っている。デンマークを拠点に活躍している新鋭ピアニスト、「サン・ビービー(ソレン・ベベ/Søren Bebe」率いる 「サン・ビービー・トリオ(ソレン・ベベ・トリオ)」である。

 2004年にデンマークの「Royal Academy Of Music」を卒業、2006年から「アンダース・モーゲンセン/Anders Mogensen(drums)」、「ニールス・ライド/Niels Ryde(electric Bass)とトリオを結成。そんなトリオの、端正で優しく、ロマンに溢れた一枚が「ア・ソング・フォー・ユー/A Song For You」(2012年1月録音)。一聴、すぐ惹き込まれる。新しき北欧ジャズ・ピアノ・トリオが、私のカテゴリーに加わった瞬間であった。

ア・ソング・フォー・ユー

サン・ビービー・トリオ / SPICE OF LIFE



「A Song For You - Søren Bebe Trio」

          

「Hope - Søren Bebe Trio」

          

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 そして、ニュー・アルバムは「Home」 (2016)。前作からは、ベーシストが、エレクトリック・ベースの「ニールス・ライド」から、ウッド・ベースの「カスパー・タゲル/Kasper Tagel」に変わっている。確かに、エレキベースよりウッドの方がビービーのピアノとは響きあう印象である。ECMレーベルでも知られているオスロの「レインボウ・スタジオ/Rainbow Studio」で録音された本作アルバムは、全曲ビービーの作曲で、彼自身が最高のアルバムと称しているという。

 静謐、光と影、仄暗さ、硬質、清冽、優しさ、 ・・・、いろいろな印象で語られる北欧ジャズ・ピアノ。そんな言葉の系譜に連なるアーティストをまた一人知ることができた。

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HOME/Søren Bebe Trio/FROM OUT HERE MUSIC


 その「Home」から3曲。
 
「Søren Bebe Trio - A Simple Song」

          

「The Path to Somewhere -  Søren Bebe Trio」

          

「Trieste - Søren Bebe Trio」

          

  


  
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by knakano0311 | 2017-05-27 09:16 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(164) ~ お花あげます ~

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 ウォーキングの道筋。「春菊のお花あげます。欲しい方はどうぞ」と書いてある。ろくでもないニュースが多い中で、なんとなく、ほっとなごむ。

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 前回に引き続き、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」のアルバム、「ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法/Half The Perfect World」から、「The Summer Wind」。 

 この歌は、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」の歌唱が有名ですが、元々は、1965年、作曲「ハインツ・マイヤー/Heinz Meier」、作詞「ハンス・ブラッケ/Hans Bradtke」による「Der Sommerwind(夏の風)」というドイツの歌ですが、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が英語の詩を付け、シナトラによってヒットしたという。

【 The Summer Wind 】  by Johnny Mercer、Heinz Meier、Hans Bradtke

「♪ The summer wind,            夏の風は
    came blowin' in from across the sea 海の彼方から吹いてきた
  It lingered there to touch your hair    いつまでもそこに留まって
     and walk with me          君の髪に触れ僕と歩いている
  All summer long we sang a song       夏の間中、僕たちは歌を歌い
     and then we strolled that golden sand 金色に輝くあの浜辺を歩き回った
  Two sweethearts and the summer wind  二つの恋する心と夏の風
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法

マデリン・ペルー / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Madeleine Peyroux - The Summer Wind」

          

 このアルバムのラストの歌唱は、癒しの「スマイル/Smile」。


「Madeleine Peyroux - Smile」


          
  


  
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by knakano0311 | 2017-05-25 12:52 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(163) ~ 五月を歩く ~

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 いや、ウォーキングにいい季節になりました。ちょっと汗ばむくらいの気温、抜けるような空の色。週替わりで次々に登場してくる路傍の花たち。「ジャスミン」、「ヤマボウシ」 ・・・。

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 今宵の曲は、アイルランド出身の女性で構成される4人組の音楽グループ、「ケルティック・ウーマン/Celtic Woman」のパフォーマンスで、「Last Rose Of Summer/Walking In The Air」。デビュー・アルバム、「Celtic Woman」(2005)より。

2004年、結成後、ツアーやスケジュール等により、メンバーが変遷して、5人組、6人組の時代もあったが、2006年2月に行われたトリノ・オリンピックのフィギュアスケートで、金メダルを受賞した「荒川静香」が、エキシビションで「ユー・レイズ・ミー・アップ/You Raise Me Up」を使用し、日本で知られるきっかけになった。

 「庭の千草」をイントロに始まるこの曲、「Last Rose Of Summer/Walking In The Air」。今の気候のように清々しい。 

CELTIC WOMAN

Various Artists / MANHA




「Last Rose of Summer (Intro)/Walking in the Air - Celtic Woman」


          

 「You Raise Me Up」も聴いてみましょうか。

「Celtic Woman - You Raise Me Up」

          
  
  

  
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by knakano0311 | 2017-05-21 15:17 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(162) ~ つばめの季節 ~

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 可愛らしいですね。10のつぶらな瞳がこっちを見つめています。商店街の一角、ピーチクパーチクとうるさいほどのさえずり。見上げると ・・・。「ツバメ(燕)」。そんな季節になりました。

 同じく春をイメージさせる鳥、「ヒバリ(雲雀)」。今宵の曲は、春を告げる鳥として古来より洋の東西を問わず親しまれている、「スカイラーク/Skylark(雲雀)」という有名なスタンダード。

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 「スカイラーク」は、アメリカ・ポピュラー・ソング史上最高の作詞家とされる「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が作詞し、「スター・ダスト/Star Dust」でも知られている「ホーギー・カーマイケル/Hoagy Carmichael」が作曲して1941年に発表された。カーマイケルから曲を提供されたが、作詞が難航し、ようやく1年ほどたって完成したという。

 「ジョニー・マーサー」といえば、「シャレード/Charade」、「 ムーン・リバー/Moon River」、「酒とバラの日々/Days of Wine and Roses」、「枯葉/Autumn Leaves」・・・など、枚挙に暇がありません。

 歌詞を読んでみると、熱烈な求愛の歌。当時、不倫交際していた女性、1939年公開の「オズの魔法使い(原題:The Wonderful Wizard of Oz)」のドロシー役で、国民的美少女スターとなっていた女優「ジュディ・ガーランド/Judy Garland」に向けたものであったという。

【 Skylark 】  by Johnny Mercer / Hoagy Carmichael

「♪ Skylark                   雲雀よ
  Have you anything to say to me      何か言いたいことがあるのかい
  Won't you tell me where my love can be  私の愛する人がどこにいるか教えておくれ
  Is there a meadow in the mist       霧深い草原で
  Where someone's waiting to be kissed   私のキスを待っている娘はいなかったかい

  Oh skylark                 おお、雲雀よ
  Have you seen a valley green with spring  春、緑に覆われた谷間を見なかったかい
  Where my heart can go a-journeying    そこでは私の魂はさまよっているんだ
  Over the shadows and the rain       雲に覆われ雨が降り続く場所から離れようと

  To a blossom-covered lane         花が覆われた小道を探して  
  And in your lonely flight           お前が一人ぼっちで飛んでいる時
  Haven't you heard the music in the night  そんな夜にこんな歌を聞かなかったかい
  Wonderful music               素敵な歌を

  Faint as a will o' the wisp         鬼火のように儚く
  Crazy as a loon              愚か者のように狂おしく
  Sad as a gypsy serenading the moon  月に奏でるジプシーのセレナーデのように切ない

  Oh skylark                そんな歌を聞かなかったかい 雲雀よ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 さて、「Skylark」、3人の競演で聴いていただ着ましょう。

 まずは、ご贔屓のシンガー、「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」。「ジョニー・マーサー」へのトリビュート・アルバム、「Autumn Leaves -- The Songs Of Johnny Mercer」から。

Autumn Leaves

Jacintha / Groove Note Records



「Jacintha - Skylark」

          

 つぎは、タイプは全く違いますが、「マンハッタン・トランスファー/Manhattan Transfer」でソプラノを担当している「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。最近、何回か取り上げているご贔屓のシンガーです。アルバム、「Let Me Off Uptown」から。

Let Me Off Uptown

Cheryl Bentyne / Telarc



「Cheryl Bentyne - Skylark」

          

 最後は、演奏で。流麗なピアノ「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」と泣きのサックスの「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」の共演アルバム、「マイ・フーリッシュ・ハート/Eddie Higgins Feat. Scott Hamilton My Foolish Heart」から。

マイ・フーリッシュ・ハート

エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナスレコード



「Skylark - Eddie Higgins Quartet featuring Scott Hamilton」

          



  
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by knakano0311 | 2017-05-18 13:14 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(161) ~ ちょっと馴染みのない名前かも知れませんが ~

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 「ナニワノイバラ(浪花野茨)」あるいは、「ナニワイバラ(浪花茨/難波茨)」。ウォーキングの道筋で、「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」などと並んで、比較的よく見かける花である。しかし、写真なんかを撮っていると、「なんという花ですか?」と聞かれることも多い。

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 これは私にとっては新顔。早速調べてみると、紫色の花を咲かせるランの仲間、「シラン(紫蘭)」とのこと。またひとつ花の名前を覚えました。

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 「カマツカ(鎌柄)」でしょうか。山では時折見かけるが、庭木に使われているのは、ちょっと珍しい。 材が硬くて折れにくいので、鎌の柄に使われたことからの名であるが、別名、「ウシコロシ(牛殺し)」。別名は、牛が枝の間に角を入れると、抜くことができなくなるくらいに、この枝が強靱であることからとか、あるいは、この材で牛の鼻木を作ったためとする説があるという。

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 少し馴染みのない女性ボーカルかもしれませんが、今宵は、デンマーク出身の女性ボーカル、「カトリーヌ・レガー、あるいはキャサリン・レガール/Cathrine Legardh」です。特に際だったテクニックや抜群に歌が上手いというわけではないが、ちょっと突き放した様な、それでいてアンニュイな歌声が印象的。「北欧美女シンガー図鑑」に加えましょうか。

 その「Cathrine Legardh」の2008年のデビュー・アルバム「Gorgeous Creatures(華麗なる生き物たちの意?)」である。知名度もほぼない新人ながら、このスタンダード集、結構ヒットしたという。古くは「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、そして最近では、「ホリー・コール/Holly Cole」、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」などの女性ボーカル・トリオと同じ、ドラムレスで、ギターとベース、ピアノをバックにした編成である。この古き良き時代を感じさせる編成が奏でる演奏に共通しているのは、穏やかで、レトロで、スローで、ロマンチックな空気が流れる。ピアノは、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」。

Gorgeous Creature

Cathrine Legardh / Storyville



 アコーディオンが加わって、一層レトロな雰囲気が醸し出される、「Once upon a summertime」。

「Cathrine Legardh - Once upon a summertime」

          

 「ブライアン・ケロック」とのデュオ・アルバムはスタンダード集、「Love Still Wears A Smile」(2013)から2曲のスタンダードを。粋なアルバム・タイトルです。

Love Still Wears A Smile [輸入盤]

Cathrine Legardh-Brian Kellock / Storyville




「Cathrine Legardh & Brian Kellock - Lazy Afternoon」


          

「A Time For Love - Cathrine Legardh & Brian Kellock」

          

  


  
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by knakano0311 | 2017-05-14 09:37 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(160) ~ 秋には赤い実のなる花 ~

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 日当たりのいい林の中。なんとも見事な「ガマズミ(莢蒾)」の花が咲いている。 遊びの山にも多く咲いているが、これほどまでに見事な「ガマズミ」は見たことがない。夏の終わりから秋にかけて真っ赤な果実をつけ、食用となる。先達は、ジャムにして食したり、「ガマズミ茶」として飲用するという。いちど飲んだことがあるけど、それは、極めて美味であった。

 トリビアですが、ロシアの歌曲、「カリンカ」。題名はロシア語で「ガマズミ」を表すという。

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 最近巷で話題のシンガー・ソングライター、「半崎美子」をYOUTUBEで聴いてみた。北海道から上京し、パン屋に住み込みで働きながら曲を書き続け、主にショッピングモールなどのライブで全国にファンを増やす。歌うと会場のどこかで必ず涙を流す人がいる歌詞と独特な歌声が話題となり、彼女の生き方そのものに共感する人が全国から集まり、東京・赤坂BLITZの単独公演を、個人で3年連続開催、ソールドアウトさせたという。

 始めて、「浜田真理子」を聴いたときに覚えたと同じような、そんな感覚を感じた。彼女の曲を2曲ほど ・・・。

【 種 】    作詞作曲 / 半崎美子

「♪ 心に咲いた花を摘み取ることはできない
   誰の手にも染められない綺麗な色 

   時代は変わっていく 今もやがて古くなる
   私もあなたもいつかは消えてしまう

   あぁ 私は今ここに生きている
   弛むことない時の中で
   あぁ あなたが今ここで生きている
   消えない足跡を 今日も残している
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

明日へ向かう人

半崎 美子 / SPACE SHOWER MUSIC



「半崎美子 - 種」

           

 桜の季節も終わり、はや1ヶ月。「エドヒガン」ロスを感じる暇もなく、つぎつぎと春の花が咲く。5月の末になれば、「エドヒガン」の実を採取し、再び山に返すための実生苗を育てる準備をしなくてはならない。遅い季節の桜の歌ですが ・・・。「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」。

うた弁

半﨑美子 / 日本クラウン



「半崎美子 - サクラ〜卒業できなかった君へ〜 (アニメver.)」

          

  

  
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by knakano0311 | 2017-05-11 14:38 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(159)  ~ 花の壁 ~

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 ウォーキングが日課となっているが、そのコースにいくつかのお気に入りの道がある。写真もその一つで、溜池を囲む雑木林と家に沿って、ゆっくりとしたカーブを描いている。この季節は、躑躅が満開で、さながら「花の壁」のようである。そんなお気に入りの道を巡るウォーキングが、最も楽しい季節となった。

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 「花の壁」なら、「Flowerwall」、「壁の花」なら「Wallflower」。「Wallflower(壁の花)」というのは、パーティーなどで社交の輪に加わらずに壁際でひとりじっとしている女性、もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった言葉と記憶している。ところが「壁の花(wallflower)」という花が実際にあるんですね。黄色やオレンジの香りのよい花で、「ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)」という和名をもつアブラナ科の多年草だという。「wallflower」は英名で、ヨーロッパでは古い土壁の上でよく咲くことからつけられたという。(写真はNETより拝借)

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 そして、「Wallflower(壁の花)」という楽曲もあります。「ダイアナ・クラール/Diana Krall」の最近作のアルバム・タイトル曲、「Wallflower」(2015)がそれ。オリジナルは、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」によって、1971年に作られ、録音された曲。

 私は「ダイアナ・クラール」の大のファンであるが、正直言って、「クワイエット・ナイツ/Quiet Nights」(2009)あたりからの彼女のアルバムは物足りなかった。はっきり言えば期待はずれだったといっていい。このアルバム、「Wallflower」も大物プロデューサー兼アレンジャーの「デイヴィッド・フォスター/David Foster」を起用したが、もともと彼は、ジャズではなくPOPSの人。オーケストレーションなどのPOPSアレンジで、すっかりJAZZらしさがアルバムより消えてしまった。いまだに「どこへ行く? ダイアナ・クラール」感が拭えていない。

 しかし、この5月3日に2年ぶりに新作、「ターン・アップ・ザ・クワイエット/Turn Up The Quiet」がリリースされるという。しかも、約10年ぶりにジャズ・スタンダードを取り上げた作品だという。 今度は期待が持てるのかな。

【 Wallflower 】   by Bob Dylan

「♪ Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?            僕と踊りませんか
 I'm sad and lonely too              僕も一人だから
  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?             僕と踊りませんか
  I'm fallin' in love with you             あなたに恋してしまったから

Just like you I'm wonderin' what I'm doin' here 何をしてるんだろうと不思議に思ってるね
Just like you I'm wonderin' what's goin' on   何が始まるんだろうと不思議に思ってるね

  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?              僕と踊りませんか
 The night will soon be gone           だって夜は短いから

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 YOUTUBEで探していたら、アルバム・バージョンでなく、何かのTV番組でしょうか、「Wallflower」の弾き語りバージョンがアップされていました。私はこちらのほうがはるかに好ましい。まっ、聴き比べてみてください。

WALLFLOWER

DIANA KRALL / VERVE



「Diana Krall feat. Blake Mills - Wallflower」

          

「Diana Krall - Wallflower (Session Off TV) 」

          
  


  
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by knakano0311 | 2017-05-05 09:37 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(158)  ~ 大手毬を頂く ~

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 買い物を兼ねたウォーキングの道端で、それは見事な「オオデマリ(大手毬)」が咲いている。我が家のそれとは比べ物にならないほど、大きく、豪華で、華やかだ。脇の畑で作業していたおじさんに、「綺麗ですね」と声をかけると、嬉しいことに「持っていくかい」と言う。枝ぶりのいいいくつかを鋏で伐ってくれた。帰ってから、早速窓辺に飾る。

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 ご近所からの花の頂き物。そんな嬉しいことがあった今宵の歌は、「The Boy Next Door」。「気になるお隣の男(女)の子」とでも訳しましょうか。まっ、頂いたのはおじさんでしたが ・・・。

 歌うのは我がミューズ、「ステイシー・ケント/Stacey Kent 」。アルバム、「The Boy Next door」(2003)から。思春期の乙女心を歌った可愛らしい歌です。

【 The Boy Next door 】   by Hugh Martin / Ralph Blane

「♪ The moment I saw him smile   彼が微笑むのを見た瞬間
  I knew he was just my style    彼が私のタイプとわかった
  My only regret is we've never met  でも、まだちゃんと会っていない それが残念
  Though I dream of him all the while  ずっと彼を夢見るほど夢中なの

  But he doesn't know I exist     でも彼は私の存在を知らない
  No matter how I may persist     だからどんなにわたしが思っても気にすらしない
  So it's clear to see there's no hope for me  私に望みがないことはちゃんとわかっている
  Though I live at 5131 Kensington Avenue  私はケンジントン通り5131に
  And he lives at 5133              彼は5133に住んでいる

  How can I ignore the boy next door  隣の男の子を気にしないなんて無理
  I love him more than I can say     言葉以上に彼を愛している
  Doesn't try to please me         わたしを喜ばせようとはしないし
  Doesn't even tease me          からかうことすらしない 
  And he never sees me glance his way   彼の目には私なんか入っていない

  And though I'm heart-sore, the boy next door 胸が焦がれるの お隣りの男の子に
  Affection for me won't display       私への好意なんか一向にないわ
  I just adore him              彼をこんなに好きなのに
  So I can't ignore him            彼を気にしないなんてできないわ
  The boy next door            だって、お隣りに暮らしている男の子なのよ

  I just adore him              彼をこんなに好きなのに
  So I can't ignore him            彼を気にしないなんてできないわ
  The boy next door           だって、お隣りに暮らしている男の子なのよ ♪」

The Boy Next Door

Stacey Kent / Candid




「Stacey Kent - The Boy Next Door」


          
 
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by knakano0311 | 2017-05-04 13:25 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

まちやまに咲く躑躅

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 一面に広がるように真っ白な「ツツジ(躑躅)」が咲いている。「シロバナウンゼンツツジ(白花雲仙躑躅)」である。

 私が住んでいる団地のとなり団地に、すっぽりと開発から取り残されているエリアがある。開発から取り残されて、手付かずになっているだけでなく、周りが住宅地のため、鹿や猪の食害にもあっていない。そんな住宅地と隣合っている山は、「まちやま(街山)」と呼ばれている。

 その「まちやま(街山)」に咲いているのが、「シロバナウンゼンツツジ」。伊豆半島、紀伊半島南部、六甲山はこの「ツツジ」の三大自生地であるが、六甲山はすべて白い花の「シロバナウンゼンツツジ」であるという。「ウンゼン」と名がついているが、雲仙岳には全く自生しておらず、この「ツツジ」の名の由来ははっきりしないらしい。期間限定で公開されていたが、ちょっと都合が悪く、山の仲間に写真を撮って来てもらった。

 花は小さく、葉も小さいが、林の中で小さな白い花が空中に浮かぶように咲いている。美しくすごく印象的である。来年は、自分の目で ・・・。

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 今宵のピアノ。ご贔屓の「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」の近作、「Cold Sand」。

 「澤野工房」からのリリースというのが、まさにニュース。キャッチには、『彼方なる天より滴る美音の雫 イタリアが生んだピアノの魔術師 Alessandro Galati が創造する「音時空」』とある。

 過去、彼のアルバムをいくつも聴いてきたが、確かに、その美しいメロディ・ラインは、日本人の琴線をかきたてる。どれもが「泣けるピアノ・アルバム」といってもいいでしょう。

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 「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。

「Cold Sand」。パーソネルは、最近は不動といっていい、「Alessandro Galati - piano」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista - bass」、「ステファノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino - drums」。

COLD SAND

アレッサンドロ・ガラーティ・トリオ / 澤野工房



「alessandro galati trio - cold sand」

          

 そのリリカルなプレイが日本で最初に注目されたアルバムは、ヨーロッパのトップ・ベーシスト、「パレ・ダニエルソン/Palle Danielsson」、LA在住のドラマー、「ピーター・アースキン/Peter Erskine」と共演した珠玉のトリオ・アルバム、「Traction Avant」(録音1994年)。

Traction Avant

Alessandro Galati / Via Veneto



「Alessandro Galati - Wassily」

          
  
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by knakano0311 | 2017-05-01 11:40 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

終の棲家に 

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 溜池の法面に山桜が咲き、木立に囲まれたその奥に家が見える。この家、理想的なロケーションにも思える。どんな人が住んでいるんだろうか。きっと「終の棲家」に決めているんでしょう。

 私も19歳でふるさと松本を離れ、妻も結婚を機に、育った横浜を離れ、関西で生活を始めた。そして、子供を育て、小さいがこの地に家を構え、やがて子供たちも成長して、家を離れ、この街を離れていった。関西で生活して50数年。今の家に暮らして24年。今、夫婦二人だけになって、今の家が「終の棲家」となった。

 今宵の曲、「ホリー・コール/Holly Cole」の「Get Out Of Town」。直訳すると、「街から出ていってくれ」。なんかよくわからんタイトルですが、よく読んでみると、「出て行かない」でという気持ちの裏返しが込められている。これは、1938年のミュージカル、「Leave It to Me」に「コール・ポーター/Cole Porter」が書いた曲。

【 Get Out Of Town 】   作詞・作曲:Cole Porter

「♪ Get out of town       街を出て行って
  Before it’s too late, my love  手遅れになる前に、ねえあなた
  Get out of town        街を出て行って
  Be good to me, please     優しくしてね、お願いだから

  Why wish me harm      どうして私を傷つけたいのよ
  Why not retire to a farm    どうして田舎へもどらないのよ
  And be contented to charm   木々の鳥でも相手にして  
  The birds off the trees      満足してればいいのに

  Just disappear          消えてちょうだいよ
  I care for you much too much   あなたが気になって気になって仕方がないの
  And when you’re near, close to me dear あなたが近くにいればいるほど
  We touch too much        私たちふたりはどんどんくっついていってしまう

  The thrill when we meet is so bittersweet あなたに逢う時は嬉しかったり辛かったり
  That darling, it’s getting me down   ねえあなた、もうダメになってしまいそう
  So on your mark get set      だから、もう「位置について 
  Get out of town           用意、ドン!」で街から出て行ってよ  ♪」

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 「ホリー・コール/Holly Cole」。1963年、カナダ、ハリファックス生まれ。家族全員がピアノを演奏するという音楽一家だったという。「バークリー音楽院」でジャズを学ぶ兄を頼って16歳の時にボストンに行き、初めて生のジャズと出会う。1986年に、「デヴィッド・ピッチ/David Pitch(b)」に「アーロン・ディヴィス/Aaron Davis(p)」を加え、ドラムレスの「ホリー・コール・トリオ/Holly Cole Trio」を結成。しかし、1987年、トリオでの初ライヴの前日、交通事故により顎の骨を砕き、歌手としては再起不能とまで言われる。血の滲むような努力で怪我を克服し、1989年に「Christmas Blues」でデビュー、以後ジャズ・シンガーとしての歩みを着実に重ねて行った。

熟女本領発揮のアルバム、「Don't Smoke in Bed」(1993)から。

Don't Smoke in Bed

Holly Cole / Blue Note Records



「Get Out of Town(Live) - Holly Cole Trio」

          
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by knakano0311 | 2017-04-28 09:09 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)