大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:想うことなど・・・( 78 )

本当に怖いのは ・・・

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 舞い落ちた「エノキ(榎)」の実、「コナラ(小楢)」の葉が工作机の上で美しい陰翳をつくる。今日は、子供たちを集め、森の手入れで出た間伐材を使っての木工教室。女の子がおぼつかない手つきでのこぎりを挽いている。最近の学校では図工の時間に、子供たちに、鋸、カッター、ナイフ、錐など怪我の危険がある道具は使わせないという。リスクを恐れるあまりであろうが、リスクはあるが慣れることが、道具を使いこなせるようになる基本である。木工教室には基本的に親子で参加するので、親の目の行き届く範囲で道具を使って慣れてもらっている。しかし、鋸の縦引きと横引きを使い分けられないお父さんも出てきた。ちなみに我々主催のイベントでは、参加者全てがレクリエーション保険に入っているが、幸いなことに一度も怪我は起こっていない。

 その一方で、SNSに繋がるスマートフォンやタブレット端末が子供たちの間でも急速に普及している。現に7歳の孫娘もスマホもタブレット端末も驚くくらい器用に操る。昨今、SNSなどによる犯罪に巻き込まれる子供のニュースがよく報じられ社会問題化しているが、持たせる持たせないは、基本的に家庭での判断の問題であるため、万が一不祥事が起こっても対応や対策が取りにくい。

 先生、親も含めて周囲の大人が子供に、IT機器の使い方やリスクを回避する利用の仕方を、ちゃんと教えられることができるのだろうか? 私に関して言えば、もうそれは無理。ロボットや人工知能(AI)、あらゆるものがインターネットに接続する「IoT(Internet of Things)」家電の時代ネットワークの中で一番弱いのが家庭の中に入ってくる端末。ここを通じてどんな攻撃が起こるか予想すらできない。便利さの数の裏にそれに倍する危険やリスクも存在する。そのリスクは、子供だけのものではないのだ。

 「ユヴァル・ノア・ハラリ」の「サピエンス全史(上、下)」(河出書房新社刊、柴田裕之訳)で著者は、人類が、これまでたどってきた認知革命・農業革命・科学革命の先に、これまでの延長線上にはない、自然選択の法則を打ち破り、生物学的限界を突破した人工知能や遺伝子操作の進歩によって現れるかもしれないSFのような世界が現実になりうるかもしれないとしている。いま、もうすでにそんな世界の鳥羽口に来ているのだ。

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サピエンス全史(上) ~文明の構造と人類の幸福~
ユヴァル・ノア・ハラリ (著),‎ 柴田裕之 (翻訳)
河出書房新社



 
 スマホなどSNSやその先の世界に繋がる道具の便利さとリスク、NWやAI、遺伝子工学、サイボーグ工学、非有機的生命工学などがもたらす世界の豊かさと危うさ、負の部分。テクノロジーの進歩に導かれて、いや煽られて、評価基準や尺度、対策のないまま突き進んでいるような気がしてならない。いまごく普通に使っている、デジタル・ツール。いままで我々が使ってきた道具に比べ、本当に怖くて危ないのはどっちだろうか。きちんと向き合っていかなくてはならないのだが、その向き合い方すらわからないのも現実である。

 表と裏、善と悪、便利さとリスク、喜びと悲しみ、光と闇、未来と過去、勝者と敗者・・・。今宵の曲は、「青春の光と影/Both Sides Now」。オリジナルは、哲学的な歌詞にあふれた「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」の歌。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(56) ~青春の光と影/Both Sides Now ~ 」

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 今宵は、「スティーヴ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」と「ジャネット・リンドストレム(リンドストローム)/Jeanette Lindstrom」のデュオで、アルバム、「Feathers」から。

 「スティーヴ・ドブロゴス」。1956年アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ、6歳からクラシック・ピアノを始めたが、バークリー音楽院卒業後の1978年、22歳の時、結婚を機に1978年に夫人の故郷スウェーデンに移り住み、ストックホルムの王立アカデミーに入学して、自身のジャズ・カルテットやピアノ・ソロの活動を積極的に展開。その後はずっとスウェーデンでポップス、ジャズ、クラシカルと幅広いジャンルにわたり活動している。

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 その彼が、デュエットを組んだのが、北欧美女シンガーシリーズで取り上げた、「ジャネット・リンドストレム」。1971年、ストックホルムから車で数時間北にある街、エステルスンドで生まれ育った。。「ルンド大学」で学んだ後、「ストックホルム王立音楽アカデミー」で学位を得たのは1995年、23歳の時であった。この年、隣国デンマークのコペンハーゲンでデビュー・アルバムも録音している。このアルバム、「Another Country」は、「Jazz In Sweden」賞を受賞したという。
 
 そして、このデュエット・アルバム、「Feathers」はこの上なく儚く美しい。

【 Both Sides Now 】  作詞作曲;Joni Mitchell

「♪ Bows and flows of angel hair        幾重にも列をなして流れる天使の髪
  And ice cream castles in the air       アイスクリームのお城が空に浮かんでる
  And feather canyons everywhere      羽の峡谷があそこにもここにもある
  I've looked at clouds that way        私はずっと雲をそんな風に見ていました

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  I've looked at life from both sides now    私が人生を見たのは二つの面からだけ
  From win and lose and still somehow     勝ちと負け、今でもそれが精一杯
  It's life's illusions I recall          でも、それは私の人生のイメージであって
  I really don't know life at all        本当は何もわかっていません、人生のことは

  It's life's illusions I recall            人生のイメージが浮かんだだけ
  I really don't know life             何もわかっていません、人生のことは 
  I really don't know life at all  本当に何一つわかっていません、人生のことは何一つ ♪」 
   
   

Feathers

Jeanette Lindstrom & Steve Dobrogosz / Proprius



「Both Sides Now - Jeanette Lindstrom and Steve Dobrogosz」

          
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by knakano0311 | 2017-11-27 10:19 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

「毎日が日曜日」を12年間

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 11月からいよいよ年明けの炭焼きの窯木、クヌギの伐採を始める。急斜面での伐採、玉切り作業、グループの平均年齢も上がってきた今年は、一層安全に気を配らなければならない。

 そんな折、かって勤めていた会社のOB会報誌から、「来年は年男、何か新年の抱負を一言」という原稿依頼が舞い込んできた。気にもしていなかったが、そうか、定年してからもうすぐ12年を経つんだ。定年直後は、「これから毎日が日曜日の生活、どうなることやら」といささかの心配もあったが、皆んなたどってきた道、過ぎてみると、そんな心配も無用で、それなりに充実した生活が送れているのではと感じている。次の12年もあっという間に経つでしょう。無事でいれば84歳。今の森林ボランティアを続けることができていればいいのだが、果たして ・・・。

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 私が聴き惚れる男性ボーカリストの一人が「アンリ・サルバドール/Henri Salvador」。このブログでもよく取り上げている。(参照拙ブログ 「男唄に男が惚れて(5) ~バルー、サルバドール、セグンド 人生の達人たち~」「サルバドールからの手紙」、 「60歳過ぎたら聴きたい歌(84) ~アンリ・サルヴァドール/こもれびの庭に~ 」 などなど)そこからの再録。

 彼の歌に、「毎日が日曜日/Il Fait Dimanche」と言う歌がある。「日曜日みたいだね」という意味らしいが、そんな歌を思い出した。この歌が収録されているアルバム「サルバドールからの手紙/原題;Chambre Avec Vue(Room With A View/眺めのいい部屋)」が日本で発売されたのは2001年で、彼は当時84歳であった。

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 「アンリ・サルバドール」は、1917年南米ギニア、カイエンヌで生まれ、7歳でパリにやってきて以来、ずっと「パリっ子」として過ごし、パリで音楽活動を続け、やがて「ジャンゴ・ラインハルト」の伴奏などをつとめた。フランスへのサンバの紹介者したのも彼だったという。レジオン・ド・ヌール勲章受賞、日本で言えば、「三波春夫」か「北島三郎」のような存在だったという。そんな彼が84歳でリリースしたのが「サルバドールからの手紙」。インタビューにも「これが私がやりたかった音楽」と自信を持って答えるムッシュ・アンリ。13曲で構成されているが、「ボクは昨日生まれ、今日生き、明日死ぬ」というポリネシアのことわざを大事に守って84年間生きてきた一つの到達点である。そして、このアルバムを最後に、2008年2月、動脈瘤破裂のためパリの自宅で旅立ってしまった。享年90歳。この「手紙」がまさに彼の遺書となってしまった

 「こもれびの庭に」、「眺めのいい部屋」、「人生という名の旅」、「毎日が日曜日」、「生きてるだけじゃ駄目なんだ」・・・・などの収録された曲のタイトルをみても、彼の到達した境地を強く感じることが出来る。私はフランス語は分からないので、訳詩に頼るしかその意味は理解できないのだが、一度聴いたら忘れがたい、深くて、渋い「男」の声によって語られる「人生の物語」である。

 妻に先立たれた老年の男の心象風景を囁くように語る ・・・・。 「アンリ・サルヴァドール」は、パリ郊外、「ペール・ラシェーズ墓地」に、30年以上昔に亡くなった最初の妻のジャクリーヌといっしょに眠っている。「エディット・ピアフ/Edith Piaf」の墓の隣だという。 

サルヴァドールからの手紙

アンリ・サルヴァドール / EMIミュージック・ジャパン



Chambre Avec Vue

Henri Salvador / EMI France



【 Il Fait Dimanche 毎日が日曜日 】

「♪ Il fait dimanche quand tu souris    君が微笑めば日曜日になる
  Et par les persiennes baissées     降りた鎧戸の隙間から
  Un rayon de soleil rougit        一筋の陽光が僕らの愛の巣の壁を
  Les murs de notre nid douillet     紅く染める

  Il fait dimanche au bord de l'eau    水辺も日曜日だ
  Vin blanc glacé sous les glycines    藤の花の下にはよく冷えた白ワイン 
  Quand sur ta bouche reviennent les mots  君が何かを話そうとする時
  Ces premiers mots que l'on devine   その最初の言葉は想像できる

  Il fait dimanche et tous les jours...   毎日が日曜日
  A chaque fois que tu souris       君が微笑むたびに
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」  
                                  (訳;梅原英正 ライナーノーツより)

「Il Fait Dimanche - Henri Salvador」

          

 「こもれびの庭に/Jardin d'Hiver」も ・・・・。こちらはライブから。まさに伊達男。このとき、なんと88歳!!!

【 Jardin d'hiver こもれびの庭に 】           
                    Henri Salvador/ Keren Ann    

「♪ Je voudrais du soleil vert     緑色の太陽に
   Des dentelles et des théières  レースに、ティーポットに
   Des photos de bord de mer   海辺の写真が欲しい
   Dans mon jardin d'hiver     僕の冬の庭に

   Je voudrais de la lumière      光が欲しい
   Comme en Nouvelle Angleterre ニュー・イングランドのような
   Je veux changer d'atmosphère  気分を変えたい
   Dans mon jardin d'hiver       僕の冬の庭の

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」  
                                  (訳;梅原英正 ライナーノーツより)


「Henri Salvador - Jardin d'hiver - Fête de la Chanson Française 2005」

          
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by knakano0311 | 2017-11-02 16:29 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

きな臭くなってきた

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 夏休みも半分を超えたが、山の遊び場、水の流れには相変わらず多くの子供たち。そんな平和な風景をよそに、妙にきな臭くなってきた。異様なほどエキセントリックなふたりの指導者の脅しあい、舌戦が、チキン・レースへとエスカレートしている。独裁、圧政、権力世襲がつづく隣国、北朝鮮からあのような指導者が出てくるのは、至極当たり前と思うのだが、わからないのはその対極にある米国。自由、人権擁護、民主主義のお手本のような国から、あのような大統領が選出されたこと。選挙中も、就任当初からもその行動や手腕が危ぶまれていたものの、ここに来て露骨に危惧されたとうりの正体を現してきたように思える。結局、国の体制などとは関係なしに、どこの国でも、出るときはとんでもない指導者は出てくるということか。「アメリカ・ファースト」を実践すれば、この危機が戦争になり、結果大きな被害を受けるのは韓国と日本である。我々はただ黙って、愚かなふたりの繰り広げる、この馬鹿げたチキン・レースを見守るしかないのか。
   
 かって、高校の名画鑑賞会で見た映画に、「渚にて(原題:On the Beach)」(1959)がある。第三次世界大戦が勃発し、世界全土は核攻撃によって放射能汚染が広がるという核戦争後の恐怖を淡々と描いた、「スタンリー・クレイマー/Stanley Kramer」監督、「グレゴリー・ペック/Gregory Peck」主演の映画である。有名になったその主題歌が、オーストラリアが発祥の歌で、同国を代表とする歌、「ワルチング・マチルダ/Waltzing Matilda」。「Waltzing」は「当てもなくさまよい歩く」という意味らしく、身寄りのない貧しい放浪者が、「マチルダ」と名付けた毛布とともに、オーストラリア大陸を彷徨うという歌だという。

渚にて [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



「On The Beach - opening scene - Waltzing Matilda」

          

 その「ワルチング・マチルダ」を自分の歌の中で効果的に活かしきったのが、「トム・ウェイツ/Tom waits」。1976年に発表したアルバム、「スモール・チェンジ/Small Change(小銭)」の1曲目、「トム・トラバーツ・ブルース/Tom Traubert's Blues」で、「放浪の旅」の隠喩として「Waltzing Matilda」の一節が使われている。また、このブルースが、フジテレビのドラマ、「山崎豊子」の「不毛地帯」でもエンディング・テーマとして使われたことが記憶に残っている。

【 Tom Traubert's Blues 】   by Tom waits

「♪ Wasted and wounded,          疲れ果てて傷ついてしまったんだ
    it ain't what the moon did       でも、それは月のせいではないんだ 
  I got what I paid for now         今になって昔の報いを受けてるだけさ
  See ya tomorrow             また明日会おうよ
    hey Frank can I borrow         ヘイ、フランク、金を貸してくれないか
  a couple of bucks from you        2、3ドルでいいんからさ
  To go waltzing Matilda, waltzing Matilda, ワルチング・マチルダさ、放浪の旅に出るんだ
  You'll go waltzing Matilda with me     お前もいっしょに俺と行こうぜ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Small Change

Tom Waits / Elektra / Wea



「Tom Waits - Tom Traubert's Blues "Waltzing Matilda" 」

          
  


  
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by knakano0311 | 2017-08-17 13:37 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(2)

神戸開港150年、終戦記念日を前に思う

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 今年は、神戸港が開港して150年。神戸では、色々な行事が行われている。ということは、来年2018年(平成30年)は、明治維新から150年を迎える年だということでもある。ここ2、3年、なんとなく明治維新を肯定的に評価するキャンペーンめいたものを感じている。例えば、NHK大河ドラマ。一昨年、2015(平成27)年は、「花燃ゆ」。「吉田松陰」を中心とした長州の話。来年は「西郷隆盛」だという。明治維新に主導的な役割を果たした「薩長土肥」(鹿児島、山口、土佐、佐賀)の4県に加え政府でも、大々的にイベントやキャンペーンを計画しているという。さもありなん、首相は長州出身。そして、明治維新150年=平成30年で平成を区切りよく終え、2019年元日から新しい元号になるという。

 森友学園問題で明らかになったように、「教育勅語」を礼賛する私学や政治家があり、また明治憲法への回帰をゴールとして憲法改正を目指す団体がクローズアップされている。明治という時代、それを産み出した明治維新を、私なりに再評価せねばと感じている。150年のうち、ほぼ半分を占める戦後、そしてそれは私の人生の長さにほかならない。大日本帝国憲法下での時代、日本国憲法下での時代がほぼ半ばに達したのである。その比較評価を多面的に冷静にすることが憲法改正論議にもつながると思う。
   
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 昔から、日本の近代史に関して、ずっと疑問に思っていたことがある。
1)子供心に、「鞍馬天狗」や「月形半平太」は正義で、「新撰組」は悪であると思っていたが、それは刷り込みではなかったのか?
2)「勤皇の志士」というが、彼らがやった歴史的事実を今見ればどう考えても、テロであり、彼らはテロリストで、「大政奉還」、「江戸城無血開城」と強調されているが、実態はある種の暴力革命ではなかったのか?
3)「尊皇攘夷」だったはずなのだが、明治になるやいなや、「文明開化・富国強兵」と欧米文化・制度への急激な傾倒へ傾いたのはなぜか?
4)20歳そこそこの若者に本当に倒幕の資金の準備、武器調達、倒幕後の具体計画立案、新政府の運営ができたとはとても思えない。
5)国民愛読小説ともいえる「司馬遼太郎」著、「竜馬がゆく」は、なぜ「龍馬」ではなく「竜馬」なのか?  などなど。

 歴史に「if」はないのであるが、そんな疑問を解消してくれる本を最近いくつか読んだ。そして、海軍の通信兵だったが、同期が殆ど戦死する中、奇しくも生き延び、10数年前に他界した親父。戦争については殆ど語ることのなかった親父に、戦前・戦後の評価を一度聞いてみたかったと今思う。

明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫)

原田 伊織 / 講談社



明治維新の正体――徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ

鈴木 荘一 / 毎日ワンズ



石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫)

加治 将一 / 新潮社



 さて、夕日が美しい神戸港。懐かしい「プラターズ/The Platters」の歌で、「夕陽に赤い帆/Red Sails in the Sunset」。

オンリー・ユー~プラターズ・ベスト・セレクション

ザ・プラターズ / ユニバーサル インターナショナル



「The Platters – Red Sails in the Sunset」

          


  
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by knakano0311 | 2017-08-14 09:30 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

この夏

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 「稲田朋美」防衛相が辞任した。「PKO部隊日報隠蔽」、「森友学園偽証」、「都議選不適切応援演説」などの挙句、やっとという感じがする。「森友学園問題」、「加計学園問題」の国会審議を見ていても、「知らぬ存ぜぬ」、「捨ててしまった」、「記憶にありません」の一点張りの関係閣僚、財務官僚。その忠誠ぶりが認められたのか、7月の人事で財務官僚は見事に栄転した。レイプ容疑でジャーナリストに出た逮捕状を握りつぶした警察官僚も同じく栄転したという。それに加えて次々と出てくる低レベルのスキャンダルで世を賑わす2回生議員たち。2%の物価上昇目標の達成時期の先送りを繰り返し、「景気がいいのになぜ賃金に反映されないか、消費が進まないか不思議だ」という黒田日銀総裁。その理由は、庶民は誰でもわかっているのに。一方、この絶好機に民進党の「蓮舫」代表も求心力がないと辞任。受け皿ですらなりえなくなっている野党第1党のだらし無さ。

 与野党問わず、ずれているのである。国民目線や生活の実態から ・・・。今日にでもまたミサイルを発射するかもしれない北朝鮮。国益むき出しのエゴを突きつけてくる米国、中国、ロシア、EU諸国。この時期に、一体何をやってんだ!!。覆い隠せないほどの政治の劣化が露呈したこの夏。政府・政治への信頼が大きく崩れてたこの夏。いつもの夏より、不快指数はこの上もなく高いが、「サルスベリ(百日紅)」の赤にホッとする。。

 かって出張でよく訪れたスウェーデン。この国では、所得の50%近くが税金でもっていかれる。でも彼らはこう言っていた。「確かに税金は、高い。しかし、教育や医療、老後のために一切貯蓄をしなくてもいい。私たちは政府を信頼している。」と。

 腹立ちを抑え、頭を冷やすため、今宵の曲は、夏の定番、「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」です。パーソネルは、「ビルチャー・ラップ/Bill Charlap (Piano)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (Bass)」、「ビル・スチュワート/Bill Stewart (Drums)」。

過ぎし夏の想い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード



「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

          

  


  
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by knakano0311 | 2017-07-29 09:47 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

思いつく四文字熟語は「厚顔無恥」

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 遠目に見てもひときわ目立つ花。ひとつだけポツンと咲いている。「タイサンボク(泰山木、大山木)」。その名の通り、大きな花を咲かせるモクレン科の常緑高木。公園樹として植栽されているのはよく見るが、ご近所では庭木は珍しい。

 「藤井聡太」四段の快進撃が素晴らしい。「威風堂々」、「泰然自若」。そんな雰囲気すら感じさせる。そして、卓球や陸上短距離でも10代のアスリートの活躍が目覚しい。夢を叶えて、この「タイサンボク」のようにひときわ目立つ存在を目指してほしい。それに引き換え、この総理、この大臣、この国会議員、この官僚 ・・・。思いつく四文字熟語は、「厚顔無恥」。そんな昨今。

 今宵の歌は、「The Boulevard Of Broken Dreams」。「破れし夢通り」とでも訳しましょうか。「60歳過ぎたら聴きたい歌 (89)~The Boulevard of Broken Dreams~」でも取り上げたことがあります。 きっとこれから遭遇する挫折や敗北にも負けずに輝いてほしいというエールを込めて。

 1934年の映画「ムーラン・ルージュ/Moulin Rouge」のために書かれた「ハリー・ウォーレン/Harry Warren」と「アル・ダービン/Al Dubin」の手になる歌。

 「アメリカン・ドリーム」を夢見た人たちが、大都会の現実の厳しさに直面し、夢半ばで挫折する。その夢が華やかな世界であればあるほど落胆は大きいかもしれない。夢を持ち、夢破れてしまった人々の哀愁を都会的なメロディが鮮やかに映し出す。

【 The Boulevard of Broken Dreams 】  ハリー・ウォーレン作曲、アル・ダービン作詞

「♪ I walk along the street of sorrow,   哀しみの大通りを彷徨う
  The Boulevard of Broken Dreams;   「破れし夢通り」と名付けられた通りを
  Where gigolo and gigolette        そこはジゴロやジゴレットが
  Can take a kiss without regret,     悔やむことなくキスできる場所
  So they forget their broken dreams.  彼らの夢が破れ去ったことを忘れるために

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」


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 ふたりの歌姫が歌う「The Boulevard Of Broken Dreams」。最初の歌姫は、「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」。1984年、アラスカで生まれ、幼年期にジャズ・シンガーの「エッタ・ジョーンズ/Etta Jones」、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」などを好んで聴き、12歳の頃に「ダイアナ・クラール/Diana Krall」に影響を受けたという。2006年、21歳の時でオリジナル・ソングを纏めたデビュー・アルバム、「Full Circle」を発表。2008年に発表した「They Oughta Write a Song/邦題:青い影」が世界中で大ヒットし、一気にファンが増えた。2015年の最近作、「Butterfly Blue」から。

Butterfly Blue

Halie Loren / Justin Time Records



「Boulevard Of Broken Dreams - Halie Loren」

          

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 二人目は、ウィスパリング・ヴォイス、韓国ナンバー・ワン・ジャズ・ヴォーカリストと人気の高い「ウン・サン/woong san」。彼女を知ったのは、2ndアルバム「Close Your Eyes」。久しぶりのハスキー系、ウィスパー系の歌い口にすっかり魅了されてしまった。17歳から仏教寺院で尼僧の修行をし、山を下りてからJAZZに目覚めたが、修行中に授かった法名、それが「Woong San(雄山)」であったという特異な経歴を持つ。4作目のアルバム、「Tomorrow」から。

Tomorrow

Woong San / ポニーキャニオン



「The Boulevard Of Broken Dreams - Woong San」

          
  



  
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by knakano0311 | 2017-06-30 09:57 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

ピカピカの一年生に

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 小学校の入学式の日、式を終え、孫娘がやってきた。マルーン色の新しいランドセルを見せて、「いっぱい教科書を入れて、いっぱい勉強するの」とちょっと誇らしげに、目をキラキラさせていう。ピカピカの一年生。きっと、未来も可能性も喜びも、いっぱいいっぱい待っているよ。

 今宵の曲、小学生にはまだちょっと早いが、「The Book of Love」。「愛の教科書」とでも訳したらいいのかな。「リチャード・ギア/Richard Gere」主演の映画「Shall We Dance?」(2004年)の挿入歌。「周防正行」監督の「Shall we ダンス?」(1996年)のハリウッド・リメイク版である。

Shall We Dance ?(初回限定版) [DVD]

東宝



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 歌い手は、「ピーター・ガブリエル/Peter Gabriel」。この曲のオリジナルは「The Magnetic Fields」というロック・グループの曲らしいが、「ピーター・ガブリエル」が、アルバム、「Scratch My Back」(背中を掻いて。なんて色気のないタイトル ・・・)で歌い、「Shall We Dance ?」の主題歌として取り上げられたため、オリジナルをしのぐヒット曲となった。

 「ピーター・ガブリエル」は、1950年、イギリス生まれのミュージシャン。私はロックは門外漢だが、1970年代にはロックバンド、「ジェネシス/Genesis」のボーカリストとして、奇抜なファッション(衣装)でのパフォーマンスで一躍有名となったとある。(Wikipedia参照)

 写真で見る限り、いい歳の取り方をして、すっかり好々爺になったようである。

スクラッチ・マイ・バック

ピーター・ガブリエル / EMIミュージックジャパン

 

 たった一本の薔薇のシーンに感動した曲が、「The Book of Love」であった。

Shall We Dance ? (Soundtrack)

Casablanca



【 The Book of Love 】

「♪ The book of love is long and boring    「愛の教科書」は長いし、つまらない
   No one can lift the damn thing       誰もそんな本をとりあげようとしない
   It's full of charts and facts         でも踊るためのたくさんのチャートや原理
   and figures and instructions for dancing  図案やガイドがいっぱい書いてあるだけ

   But I                    でも私は、あなたが
   I love it when you read to me        その本を私に読んでくれるのが好き
   And you                   だからあなた、私のために
   You can read me anything          どこでもいいから読んでみて

   The book of love has music in it       愛の教科書には音楽が詰まっている
   In fact that's where music comes from   本当にそこから音楽は生まれるんだ
   Some of it is just transcendental       本当に素晴らしいものもあるが
   Some of it is just really dumb        全くダメなものもある

   But I                    けれど私は
   I love it when you sing to me        私はあなたが歌うのが好き
   And you                   だからあなた、私のために
   You can sing me anything          何でもいいから歌って

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 映画のシーンと一緒に聴いてみましょうか。「The Book of Love」。

「Peter Gabriel - The Book of Love (the original soundtrack of the movie "Shall We Dance?")」
 
          




  
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by knakano0311 | 2017-04-12 21:37 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

Guide Me Home ~結婚記念日に~

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 重ねること42回目の結婚記念日である。現役時代は忙しいことを言い訳にして、忘れがちであったが、リタイアしてからは、メモリアル・ディには、なにかと理由をつけて、外食をすることが多くなった。この日も、結構、蕎麦がいけるご近所の和食のファミレスへ。お目当ては、鯛めしと蕎麦。いつものように、国道から外れ、どこかの別荘地ではと錯覚するような風景を横目で見ながら、春の日差しあふれ、桜、梅、「アンズ(杏)」でしょうか、「スモモ(李、酢桃)」でしょうか、春の花が咲くのどかな切通しを、賑やかで開けた街へと下っていく。

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 42回目の結婚記念日といっても、特別な感慨はないが、振り返ってみれば、二人とも知り合いのいない関西で暮らし始め、被害はほとんどなかったが、阪神淡路大震災も目の当たりに経験し、3人の子供を育てあげ、両親を見送り、なぜか転勤もなしに定年を迎え、ボランティアなど好きな暮らし方をしながら平穏な日々を送るという、平凡を絵に書いたような人生であった。そして我が家が一番落ち着くと、二人とも思っていることに42年間が集約される。多少の紆余曲折はあったが、たいした病や災難にも見舞われなかったこと、好き嫌いがはっきりし、わがままな私に付き合ってくれた妻にも感謝したい。

 さて、今宵の曲は、そのピアノの音の美しさは格別であるスイスのベテラン・人気ピアニスト、「ティエリー・ラング/Thierry lang」率いるトリオで、「Guide Me Home」。ベテランなのにキャリアについてほとんど情報はなく、1956年生まれのスイス出身の作曲家、ジャズ・ピアニストで、フランスの芸術文化勲章を受章したということぐらいしか分からない。

 アルバムはどれも入手が困難なものが多いが、そんなソロ・アルバム、「Guide Me Home」から。  

Guide Me Home

Thierry Lang / EMI Import



「Thierry Lang - Guide Me Home」

          

  

  
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by knakano0311 | 2017-04-06 17:21 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

よくぞ育ってくれたと

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 孫娘が通っている保育園での「生活発表会」。この一年間で、集団行動、コミュニケーションなどの能力、リズム感や表現力などが、どれだけ身に付いたかを保護者にみてもらう発表会のようである。くわえて、孫娘は3月で卒園、4月からは小学校、3年間の成長ぶりの発表会でもあった。贔屓目もあるが、「よくできました」の「はなまる」印をあげていいくらい大変上手にでき、成長ぶりに保育園にも感謝。

 振り返ってみれば、0歳児の時に母親が手術を受け、長期入院。息子は「イクメン」、お嫁さんの実家も、我々も「イクじじ」、「イクばば」と大変な時期もあったのだが、ここまで無事で素直にすくすくと育ってくれたもんだと、自分の子供とはまた違った感慨。産まれたばかりのことを思い出して、ちょっとウルウル ・・・。

 さて、今宵は子守歌を選んでみました。「ハッシャバイ・マウンテン/Hushabye Mountain(お山の子守歌)」。「hushabye」という英語は、日本語で言えば、「ねんねんころりよ、ねんねしな」という意味らしいが、この「Hushabye Mountain(お山の子守歌)」の美しくやさしいメロディーは、ミュージカル映画「チキ・チキ・バンバン/Chitty Chitty Bang Bang」(1968年公開)の挿入歌として有名な子守歌である。今宵の「Hushabye Mountain」は、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」のアルバム「Dreamsville」からの歌唱である。

【 Hushabye Mountain (お山の子守歌) 】 
               作詞・作曲: R.B.Sherman/R.M.Sherman

「♪ A gentle breeze from Hushabye Mountain ねんねん山から柔らかな風が
   Softly blows o'er lullaby bay       ララバイ湾をこえて優しく吹いてくるよ
   It fills the sails of boats that are waiting その風はね、帆を一杯に膨らますの
   Waiting to sail your worries away     嫌なことを吹き飛ばす航海へ旅立つ船のね
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   So close your eyes on Hushabye Mountain  さあ目を閉じておやすみ
   Wave good-bye to cares of the day      今日一日にさよならをして
   And watch your boat from Hushabye Mountain  夢の中で船をごらんよ
   Sail far away from lullaby bay      ララバイ湾から遠くへ旅立って行くんだよ ♪」


Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records



「Stacey Kent - Hushabye Mountain」

          
  


  
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by knakano0311 | 2017-02-15 10:26 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(2)

同じことを繰り返しながらも、少しづつ変ってゆく

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庭の「クロモジ(黒文字)」である。つい先日まで紅葉を楽しませてくれた。しかし、もう春への準備、おおかたの古き葉は散り、新しい若芽が顔を出している。こうやって入れ替わりを毎年同じように繰り返しながらも、季節は変わっていく。同じように見える自然の営みも人の生活もよく見ると、少しづつ変化していることに気が付く。私の生活もそうである。定年後、毎日同じような生活を繰り返しているようであるが、中身も意識も、そして環境も少しずつではあるが確実に変わっていっているのである。孫も来春は小学校1年生。

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「Everything must change」という曲がある。「万物は流転する」、「すべてのものは移ろいゆく」というような意味である。この曲は、作曲家としても知られている、米国ヒューストン出身のソウル・シンガー、「ベナード・アイナー/Benarad Ighner」が1974年に作詞作曲した曲で、同年、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」のアルバム、「ボディー・ヒート/Body Heat)」に、「ベナード・アイナー」自身による歌唱が収録されている。「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱が有名であるが、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。

【 Everything must change 】 作詞・作曲 Benarad Ighner

「♪ Everything must change  全てのものは移ろいゆく 
   Nothing stays the same  何一つとして同じところにとどまることはない
   Everyone must change   全ての人も変わりゆく
   No one stays the same   変わらない人など誰一人いない

   The young become the old   若き人もやがては老い
   And mysteries do unfold      不思議はやがて不思議ではなくなる
   Cause that's the way of time    時というものはそういうもの
   Nothing and no one goes unchanged  移ろわないものなど何一つないのだ
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
   And music makes me cry      そして、音楽は私を泣かせる    ♪」


謡曲、「敦盛」の死生観にも通ずるようだ。「・・・ 一度生を受け 滅せぬ者のあるべきか ・・・」。

Body Heat

Quincy Jones / A&M




「Quincy Jones Feat. Benard Ighner - Everything Must Change」


          

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続いては、「レディ・キム/Lady Kim」の歌唱。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。ややスモーキーながら、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビューアルバムから魅了されてしまった一人である。

エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)

レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平Village Records




「Lady Kim - Everything Must Change」


          

  


  
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by knakano0311 | 2016-12-15 17:34 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)