大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:炭焼き小屋から( 355 )

雨上がりで烟る霧の中を

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 雨上がりの霧の中を山頂へと上がっていく。仄暗さの中で真っ白な花が際立つ。「エゴノキ」、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」。先週に引き続き、ナラ枯れを引き起こす「カシノナガキクイムシ」への対策作業を実施する。

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 前回に引き続き、デンマークの注目ピアニスト、「サン・ビービー(ソレン・ベベ)/Soren Bebe」。私にとって、久しぶりの北欧ジャズ・ピアニストのニュー・カマー。そのアルバムは、「サン・ビービー・トリオ・フィーチャリング・マーク・ジョンソン/Soren Bebe Trio Featuring Marc Johnson」(2013)。アルバムのタイトル通り、1979年から1980年の死に至るまで「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の音楽性を支え、また1987年からは、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」のトリオ活動したベーシスト、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson」との共演アルバム。

 前回、取り上げた「Home」もそうであるが、ビービーのピアノには、ウッドベースの方が、響きあう印象である。アルバム・ジャケットのロゴとして象形化された文字は「EVA」。「Bill Evans」からデザインされたことは容易に想像できる。

 サン・ビービー・トリオ・フィーチャリング・マーク・ジョンソン

サン・ビービー・トリオ / スパイス・オブ・ライフ



 何度となく訪れた北欧の風景や印象が目に浮かぶような2曲を ・・・。

「Luft/Air - Soren Bebe Trio featuring Marc Johnson」

          

「Flying High - Soren Bebe Trio Featuring Marc Johnson」

           
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by knakano0311 | 2017-05-28 15:32 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

実生苗を育てるためにエドヒガンの実を拾う

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 先日の日曜日はクラブ主催のイベントの日。朝から温度はぐんぐんと鰻のぼりで、もう真夏日の一歩手前まで。涼や憩いを求めてやってきた家族連れで、駐車場は午前中にはもう満車。いつもの様に、木工と手作りピザを楽しんでもらったが、私のもうひとつの目的は、「エドヒガン」の実の採集。実生苗を育て、大きくしてから山に返すプロジェクトの最初の一歩。

 ここ数日の高温続きで、果肉はもうすっかり干からびていたが、育ちそうな種をたくさん採集できた。きれいに洗って、発芽しやすいように果肉を削ぎ、播種して来年春の発芽を待つ。

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 「エゴノキ」、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」など梅雨の季節の前に咲く花が一斉に咲きだした。もう初夏 ・・・。

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 本日の歌姫は、「ナタリー・コール/Natalie Cole」。言わずと知れた「ナット・キング・コール/Nat King Cole」の愛娘。

 1950年 、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。子供の頃から歌手として活動し、1975年にデビュー。デビュー曲の「This Will Be」は、ビルボード全米総合チャート6位のヒットを記録し、グラミー賞の最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞に輝いた。

 印象に残っているアルバムといえば、1991年に偉大な父、「ナット・キング・コール」のカバー集「アンフォーゲッタブル /Unforgettable... with Love)」。ジャズ作品としては異例の大ヒットを記録し、グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した。2015年、ロサンゼルスにて心臓疾患などのために死去、65歳。

 アルバム、「Unforgettable... with Love」から、「That Sunday That Summer」。 

【 That Sunday That Summer 】
          by George David Weiss and Joe Sherman

「♪ If I had to choose just one day   生涯にわたって続く一日の中で
   To last my whole life through    たった一日を選ぶとしたら
   It would surely be that Sunday   躊躇なくあの日曜日
   The day that I met you       君と会ったあの日曜日を選ぶ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

「Natalie Cole - That Sunday That Summer」

          
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by knakano0311 | 2017-05-26 00:25 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

今年も虫との戦いが始まる

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 「ナンジャモンジャ」とも呼ばれている満開の「ヒトツバタゴ (一つ葉タゴ、一つ葉田子)」を見ながら、山頂へ向かう。今日の山作業は、全国的に広がりをみせ、近年、兵庫県でも問題となっている「ナラ枯れ」を引き起こす原因の、「カシノナガキクイムシ(以下、「カシナガ」という)」への対策。その戦いを始める時期が来たのである。鹿との戦いは依然継続中であるが、クヌギの苗にはツリーシェルターを、台場クヌギの新芽についたは、鹿除けネットを設置することで、被害を食い止め、なんとか小康状態を保っている。

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 「カシナガ」は、主に7月に大群で、健全な「ミズナラ(水楢)」、「コナラ(小楢)」、「カシ(樫、橿、櫧)」類を中心とした木に飛来し、集団で穿入する。その時に、「ナラ菌」を伝搬し、「ナラ菌」の繁殖により、樹幹の水分通道機能が悪化し、急激に枯死にいたる。それを「ナラ枯れ」と呼び、その被害が全国的に広がりをみせている。そして穿入した木の中で、卵を産み、越冬する。

 羽化して成虫となった数千匹の「カシナガ」は、翌年7月になると、また飛び立ち、付近の健全な「ナラ」類に飛来し穿入する。それを繰り返すという厄介な虫である。我々の対策は、羽化し、新しい被害木を求めて飛び立つ前に、捕獲してしまうために、前年に見つけた被害木に専用の粘着テープで被害木を巻くという方法を採っている。

 「カシナガ」が急増した原因は、里山林が放置された結果、「カシナガ」が好むという太さに「カシ」類が成長したことだという。ここでも、自然と人とのバランスを崩したのは、「人」である。

 また、その幼虫が、桜や桃、梅などのバラ科の樹木を内部から食い尽くすため、全国の桜の名所で、枯れてしまうという被害が広がっている外来種の「クビアカツヤカミキリ」。被害を見つけたら報告して欲しいという要請も来てますが、こちらはまだ発見には至っていない。あたらしい敵が発生しなければいいが ・・・。

 木漏れ日が美しい陰影をつくる林の中で、黙々と作業を進める。

 今宵の曲、「チェット・アトキンス/Chet Atkins」と「ジェリー・リード/Jerry Reed」のギターで、「夏のセレナーデ/Serenade To Summer」。なかなかロマンチックで美しい曲。

ミー・アンド・チェット&ミー・アンド・ジェリー

チェット・アトキンス&ジェリー・リード / BMG JAPAN



「Chet Atkins and Jerry Reed - Serenade To Summer」

          
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by knakano0311 | 2017-05-20 09:34 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

満開のモチツツジの中を

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 「五月晴れ」と言うんでしょうね、こんな天気を。満開の「モチツツジ(黐躑躅)」が咲く中を頂上まで上がっていく。ダム湖から上がってくる少し冷ややかな風が心地よい。ああ、一番いい季節だ! 頂上付近で、常緑広葉樹の伐採作業を終え、再び、「モチツツジ」の道を下る。いつもながら、自然の作り出す「色」には敵わないと感じながら ・・・。

 「色」にまつわる曲。大ヒットした「シンディ・ローパー/Cynci Lauper」の「True Colors」。歌姫は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1963年米国生まれで、1996年に皮膚癌で33歳の若さでなくなってしまったが、死後リリースされたアルバムの一つ、「American Tune」(2003)より。

【 True Colors 】  by Cynci Lauper

「♪ You with the sad eyes    そんなに悲しい目をしたあなた
  Don't be discouraged     落ち込まないでね
  Oh I realize          よくわかるよ
  It's hard to take courage    勇気を持つことの難しさ
  In a world full of people    こんなに人がいっぱいの世界では
  You can lose sight of it all   サインを見失うことだってある
  And the darkness inside you  そして心の中の暗闇が
  Can make you feel so small   自分を小さな人間だと感じさせてしまう

  But I see your true colors     でも、私はあなたの持つ本当の色が見える
  Shining through I see your true colors   あなたの本当の色は輝いている
  And that's why I love you        それが私があなたを愛している理由よ
  So don't be afraid to let them       自分の色を見せることを
        show Your true colors     決して恐れないで
  True colors are beautiful,          あなたの色は美しい
  Like a rainbow               虹のように

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

American Tune

Eva Cassidy / Blix Street



「Eva Cassidy - True Colors」

          
 
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by knakano0311 | 2017-05-12 10:04 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

最後の桜と見頃の躑躅を楽しむ

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 この山で、「エドヒガン(江戸彼岸)」に始まる桜の季節が一段落し、ひと呼吸おいて咲き出すのが、「ウワミズザクラ(上溝桜)」。季節最後の桜である。ブラシのような形をし、ちょっと桜には見えないのだが、れっきとした桜。同時期に同じような形の「イヌザクラ(犬桜)」も咲くのだが、こちらはちょっと貧相で比べるべくもない。

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 久しぶりに山頂まであがり、その付近で伐採作業。尾根筋では、「ヤマザクラ(山桜)」がラストの艶姿を見せてくれた。山頂から見渡す景色は、もう明るい緑一色。爽やかな風が心地良い。

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 「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」に代わって、林の中で、目を楽しませてくれるのが、「モチツツジ(黐躑躅)」。花弁や葉に触るとベタベタした粘着感があるので、こんな名前がついているが、多くの昆虫が粘着して、とらえられているのを見ることがある。淡紅紫色の花、花の奥に見える濃紅色の斑点が美しい。この山にいくつも残されている「間歩(まぶ)」(かって手掘りの坑道の跡)の入口にも鮮やかに ・・・。

 さて、今宵の曲。「ピンク・イン・グリーン」ならぬ「ブルー・イン・グリーン/Blue In Green」。この曲は、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」の1959年のアルバムで、モダン・ジャズ屈指の傑作とされ、またモード・ジャズを代表する作品の一つ、「カインド・オブ・ブルー/Kind of Blue」に収録されている曲。

 作曲は、マイルスか、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」か、という論争があったようですが、今では「ビル・エヴァンス」に落ち着いているようです。 両者の演奏を聴き比べてみますか。

Kind of Blue

Miles Davis / Sony International



「Miles Davis - Blue in Green」

          

Portrait in Jazz

Bill Evans / Riverside



「Bill Evans - Blue in Green」

          

 そしてこの曲には、マイルス自身による歌詞が付いていて、何人かのシンガーが歌っていますが、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」の同名のタイトルのアルバム、「Blue In Green」(2001)から。


【 Blue in Green 】   by Miles Davis

「♪ Hues of blues and greens surround me  ブルーとグリーンの色が私の周りに
  Knowing you have found another love   あなたが別の愛を見つけたと知ってしまった
  Has turned me world to sorrow       悲しみの世界へと私を

  Green with envy for another        ほかの人への嫉妬で顔が青ざめる
  Fearing she may be the one to soar     彼女が急速にふくらますのは恐れ
  Through life with you, can't lose these  あなたと暮らしたから、もう失うことができない

  Hues of blues in green        グリーン(嫉妬)の中にあるブルー(悲しみ) ♪」

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 透明感あふれる歌声と、ずば抜けた歌唱力で3度のグラミー賞ノミネートを誇る「ティアニー・サットン」。私のご贔屓の一人。

 1963年生まれ。大学で文学を専攻、卒業後は、「バークリー音楽院」でJAZZを学び、卒業後は、L.A.を拠点として活動する一方、大学やミュージック・アカデミーで、学生の指導を行なっているという。あの「グレッチェン・パラート/Gretchen Parlato」も「ティアニー・サットン」に師事した一人という。

Blue in Green

Tierney SuttonTelarc



 YOUTUBEの埋込みができませんので、下をクリックしてどうぞ。

「Tierney Sutton - Blue in Green」


   
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by knakano0311 | 2017-04-30 14:54 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

エドヒガン・ロスを感じる暇もなく ・・・

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 遊びの山のハイライト、「エドヒガン(江戸彼岸)」が終わった。しかし、「エドヒガン・ロス」を感じる暇もなく、つぎつぎと花が咲く。
 まずは「ハナカイドウ(花海棠)」。バラ科リンゴ属の耐寒性落葉高木。別名は「カイドウ(海棠)」、「スイシカイドウ(垂絲海棠)」、「ナンキンカイドウ(南京海棠)」といろいろな名を持つが、よく桜と間違えられ、この時期に淡紅色の花を咲かせる。

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 「ザイフリボク(采振り木)」。ちょっと珍しい名前を持つ、バラ科の植物で、別名「シデザクラ(四手桜)」。葉の展開と同時に白い花を咲かせるが、花弁は細長く、采配の様であるとの意味から、「采振り木」の名前が付いたという。「シデ(四手)」、「紙垂」ともいい、注連縄(しめなわ)や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、白い和紙を切って折ったもの。「シデコブシ(四手辛夷)」も同じ意味で使われている。

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 今が盛りの「ヤマザクラ(山桜)」。「エドヒガン(江戸彼岸)」とはまた違った風情を楽しめる。

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 秋に真っ赤な実をつける、「ガマズミ(莢蒾)」も咲いている。疲労回復の薬として、東北地方の狩人たちの間では古くから大切に扱われてきたそうだが、我々の仲間は、ジャムにするという。

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 「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」、「ヤマツツジ(山躑躅)」も見頃を迎えた。

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 こんないい天気の日です。今宵は、可憐で心癒される歌声と、洗練されたルックスで魅力溢れる、カナダ出身の実力派女性シンガー、「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-Claire Barlow」。歌は、「サンシャイン・スーパーマン/Sunshine Superman」。アルバムは、「The Beat Goes On」(2010)から。オリジナルは、スコットランド出身のミュージシャン、「ドノヴァン/Donovan」。

 「エミリー・クレア・バーロウ」。1976年、カナダのトロント生まれ。7歳の頃からテレビやラジオで歌い始め、カナダ版TVアニメ「セーラームーン」の吹き替えで声優としても人気の彼女は多才で、ピアノ、ヴァイオリン、クラリネット等も習得、アレンジャー、プロデューサーもこなす。1998年に、アルバム「Sings」でソロ・デビュー。現在までに、スタジオ・アルバム10枚とライブ・アルバム1枚をリリースしている。影響を受けたミュージシャンとして、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「トニー・ベネット/Tony Bennett」、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」をあげている。

【 Sunshine Superman 】   by Donovan

「♪ Sunshine came softly           窓ガラスを通して
       through my a-window today    優しく暖かい陽射しが差し込んでくる  
  Could've tripped out easy          トリップすることは簡単かも知れないが
       a-but I've a-changed my ways  そう簡単に生き方は変えられない
  It'll take time, I know it but in a while    時間がかかるのよ、少しの間ね
  You're gonna be mine,           あなたが私のものになりたがっていることって
       I know it, we'll do it in style    きっと一時の流行りみたいなものよ
  'Cause I made my mind up         だって、あなたが私を思っていると
       you're going to be mine       自分の気持ちをごまかしていたから
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Beat Goes on

Emilie-Claire Barlow / Ais



「Emilie-Claire Barlow - Sunshine Superman」

          

 同じアルバムから、もう一曲。「ソニー・ボノ/Sonny Bono」の「The Beat Goes On」と、「クイシージョーンズ/Quincy Jones」の「Soul Bossa Nova」を巧みにミックス、アレンジ。

「Emilie Claire Barlow - The beat goes on/soul bossa nova」

          
  

  
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by knakano0311 | 2017-04-23 09:52 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌(97) ~ アンフォゲッタブル/Unforgettable ~

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 桜の季節は、本当に短い。桜の記事をブログにアップしている間に、もうあらかたは散ってしまった。さて、桜の陰で「ここにあり! 忘れないで!」と自己主張をしている山の花たちです。

 桜と同時期に咲き、桜に隠れた感があるが、その豪華さ、華麗さで自身を主張しているかのような 「シデコブシ(幣辛夷、四手拳)」。桜の後の定番。森の中で出会う、その鮮やかな色にはいつも感動させられる「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」。「さくらんぼ」に似た赤い小さな実をつけ、果実酒にすると美味しいと先達は言うのが、「ユスラウメ(梅桃、山桜桃梅)」。

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 私たちをアンフォゲッタブル。ビロードの声、「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」が歌うのは、「アンフォゲッタブル/Unforgettable(忘れられない)」。つぎつぎとアンフォゲッタブルな人たちの顔が浮かんでくる歳になりました。ということで、「60歳過ぎたら聴きたい歌」にアップ。

 この曲、「アービング・ゴードン/Irving Gordon」が作詞・作曲をし、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」が、1951年にリリースして大ヒットしたジャズのスタンダード・ナンバー。1991年になって、コールの愛娘、「ナタリー・コール/Natalie Cole」がオーヴァーダビングによって、父娘のデュエットを実現させ大ヒット、グラミー賞の3部門を受賞したことでも知られている。

【 Unforgettable 】

「♪ Unforgettable     忘れられない
  That's what you are   あなたのことが
  Unforgettable      忘れられない
  Though near or far   近くにいても 離れていても
 
  Like a song of love that clings to me  まるで心の中で響く愛の歌みたい 
  How the thought of you does things to me あなたへの想いがどれほどのものか
  Never before has someone been more   今まで誰にも抱いたことなかったわ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Unforgettable

Johnny Hartman / Grp Records



「Johnny Hartman - Unforgettable」

          

  


  
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by knakano0311 | 2017-04-19 09:18 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

10年先も山作業ができる体力があることを信じて、桜の下でクヌギを植える

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 11月、12月は炭材となる「クヌギ(椚、櫟)」の伐採と窯木づくり。年が明けて1月、2月は炭焼き本番。3月は、「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生林の周辺整備と山作業を行ってきた。さて、春、4月はクヌギ苗の植樹を行う。

 原因は、鹿の食害である。これからの時期、伐採した「クヌギ」の株から新しい芽が出、枝が育ってくるはずが、その柔らい芽を鹿が大好物で、みんな食べてしまうのである。「クヌギ」は萌芽力が極めて旺盛であるが、新しい芽が出るたびに食べられてしまう。そうなると、さしもの「クヌギ」も萌芽力が失われ、朽ちていってしまう。数年前からそんな危機的状況が続いている。

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 このままでは、炭焼きができなくなってしまう。そんな思いから、昨年から住友ゴム㈱さんのCSR活動プロジェクトの一環として、クヌギの苗をいただき、植樹を始めた。もちろんただ植えただけでは、今までと同じように鹿に食べられてしまうので、一本一本にツリー・シェルターという保護カバーを被せている。これが、効果があったため、今年も100本のクヌギを植えた。

 これらの苗が、炭材に適当な太さに育つのに10年以上必要である。まだ山での活動や炭焼きが続けられているかどうか分からないが、体力が続く限り見届けたいと思う。そしてこの山のクヌギ林と炭焼き技術を、後輩や後世に引き継いでいかなくてはならない。

 植樹を行った再生林の斜面には、日当たりのよい道端や草原、森林、薮、里山の土手など、日本全土のさまざまな場所で、もっとも普通に見られるという「タチツボスミレ(立坪菫)」がいっぱいに咲いている。

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 これから、10年、15年と育って、輪伐のサイクルが再び戻ってほしいと願いを込めて、今宵の曲は、「サンライズ・サンセット/Sunrise Sunset」。この歌は、日本でも「森繁久彌」や「西田敏行」の舞台で知られるブロードウェイの大ヒット・ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き(原題;Fiddler on the Roof)」の中で、最も有名な美しい歌である。

【 Sunrise ,Sunset from the musical Fiddler on the Roof 】
                 作詞;Jerry Bock 作曲;Sheldon Harnick

「♪ Is this the little girl I carried?  この女の子は、昔私がよく抱っこしたあの女の子なの?
  Is this the little boy at play?   この男の子は、昔私がよく遊んであげたぼうやなの?
  I don't remember growing older, いつの間にこんなに育ったの
  When did they?          思い出せないわ

  When did she get to be a beauty?  いつこんなに美しい娘に成長したの
  When did he grow to be so tall?   いつこんなに大きな青年に成長したの
  Wasn't it yesterday when they were small? 昔あんなに幼かったなんて嘘みたい

  Sunrise sunset, sunrise, sunset,  日が昇り、日が沈み、そしてまた日が昇り、日が沈む
  Swiftly flow the days,       そうやって一日があっという間に流れ去る
  Seedlings turn overnight to sunflowers, 一粒の種が一夜にしてひまわりに成長し
  Blossoming even as they gaze...     美しい花を開く

  Sunrise sunset, sunrise, sunset!  日が昇り、日が沈み、そしてまた日が昇り、日が沈む
  Swiftly fly the years,        そうやって一年もあっという間に過ぎてゆく
  One season following another,   次々と季節は変わってゆく
  Laden with happiness and tears...  幸せと涙をはこんで ・・・・・・・・ ♪」


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 「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」の歌う「サンライズ、サンセット/Sunrise Sunset」を初めて聴いたのは、仙台の学生時代よく通っていたB軒であった。それまで聴いていた、ポピュラー色の強い、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「アンディ・ウイリアムス/Andy Williams」、「ペリー・コモ/Perry Como」たちとは一味違って、初めて聴く本格的男性Jazzボーカルであった。「ビロードの歌声」と称される彼の声、とりわけ、この「サンライズ・サンセット」の歌には魅了された。

 収録されているアルバムは、「ザ・ヴォイス・ザット・イズ/Voice That Is」(「Unforgettable」にも)。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のヒット曲「ワルツ・フォー・デビー/Waltz for Debby」などとともに収録されている絶頂期のハートマンの傑作アルバムで、いつ聴いても飽きることがない。そのアルバムの最後の曲で、ギターとマリンバの伴奏とともに感情を抑えながら歌われ、ゆっくりと感動的な余韻を残して終わる。

Voice That Is

Johnny Hartman / Grp Records



Unforgettable

Johnny Hartman / Grp Records



「Johnny Hartman - Sunrise, Sunset」

          
  



  
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by knakano0311 | 2017-04-16 16:33 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

山の桜、天空のステージで一気に競演へ

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 ここ2日間ほどの暖かさで、いつもなら1週間ほど時間差のある山の桜の開花が、一気に始まった。まず、私は「天空のソナタ」と呼んでいる「エドヒガン(江戸彼岸)」から。管理事務所の裏手、日当たりのいい斜面に群生している市天然記念物が濃いピンク色に染まりだした。あと数日すれば見頃、満開の花が天空を彩る。3月に入ってから、ずっと周辺整備をしてきたもうひとつの天然記念物、谷間の群生地の「エドヒガン」もやっと咲き出した。しかし、樹径65cm超の「さくらひとくら」も、樹高31mを超えるこの地域で最も高い「エドヒガン」もまだまだこれからである。しかし、整備の甲斐あって、散策路からの見通しがすっかりよくなった。2011年に私が植樹した「エドヒガン」もすっかり成長して開花。いや嬉しい。

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 そして、いつもは開花に時間差のある「オオシマザクラ(大島桜)」、「ヤマザクラ(山桜)」も競演のステージへと。いや来週が楽しみである。

 さて、「エドヒガン」の定番です。「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/The European Jazz Trio」のクラシック音楽で構成されたアルバム、「天空のソナタ/Sonata」から、「スカルラッティ/D. Scarlatti」の「天空のソナタ/Sonata D minor K 9」。

天空のソナタ

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / エム アンド アイ カンパニー



「European Jazz Trio - D. Scarlatti : Sonata D minor K 9」

          
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by knakano0311 | 2017-04-07 13:13 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

暖かい日差しが待ち遠しい

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 午後からは雨の予報の中、本日の山遊びは、公園で活動するほかのクラブのイベントのお手伝い。久しぶりのペットボトル・ロケットづくりとその打ち上げ。なかなか100m近く飛ぶロケットの打ち上げをできるような場所がないので、人気のイベントである。午前中は雲間から時折日差しが洩れてくるが、雲も次第に厚くなり、やはりまだ寒い。しかし子供たちは元気いっぱい。親御さんたちの手助けも借りて作ったロケット。その打ち上げの迫力と飛距離に大きな歓声が上がる。

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 園内を散策してみると、「エドヒガン(江戸彼岸)」、「ソメイヨシノ(染井吉野)」、「ヤマザクラ(山桜)」についでこの公園で咲く「オオシマザクラ(大島桜)のつぼみも大きくふらんできた。桜餅に使われる葉は、桜の葉では最も大きいと言われるこの桜の葉である。暖かい日差しと桜が待ち遠しい。

 今宵の曲は、ずばり「グッド・デイ・サンシャイン/Good Day Sunshine」。言わずと知れた「ビートルズ/The Beatles」の曲で、1966年に発表されたアルバム「リボルバー/Revolver」に収録された曲。わたしはJAZZアレンジされた「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」のビートルズ・オマージュ・アルバム、「Let It Be... Jazz」のバージョンが好きであるが、YOUTUBEにアップされていないので、ご本尊のオリジナル、「グッド・デイ・サンシャイン」を聴いてみましょうか。

【 Good day sunshine 】

「♪ Good day sunshine,    いい天気だね
   Good day sunshine    いい天気だね
   Good day sunshine    ほんと、いい天気

   I need to laugh      笑い出したくなるよね
     and when the sun is out    お天道さんが出てくると
   I've got something I can laugh about   何かいい感じで笑いたくなるのさ
   I feel good in a special way      特別に心弾むって感じでね
   I'm in love and it's a sunny day    だって恋をしているし、今日はいい天気
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Let It Be Jazz-Connie Evingson Sings the Beatles

Connie Evingson / CD Baby



リボルバー

ザ・ビートルズ / EMIミュージック・ジャパン



「The Beatles - Good Day Sunshine」

          
  


  
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by knakano0311 | 2017-03-27 10:15 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)