大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:音楽的生活( 477 )

今年も神戸の夜は ・・・

b0102572_10222912.jpg
b0102572_10224475.jpg

 12月に入ると各地でLEDやプロジェクション・マッピングなどを使ったライトアップ・イベントが開催される。今年も神戸では、阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、記憶をつなぐための催しで、今年で23回目を迎える「神戸ルミナリエ」(開催:8~17日)が開幕するのを前に4日夜、試験点灯があった。(写真は神戸新聞より)

 また、神戸港開港150年を記念し、川西市で造園業「そら植物園」を営む、プラントハンター、「西畠清順」氏がプロデュースする高さ約30mの「あすなろ」の木による「世界一のクリスマス・ツリー」(開催:2~26日)が、メリケンパークに設置され、試験点灯が行われた。(写真は毎日新聞より) 有名な「ニューヨーク・ロックフェラー・センター」のクリスマス・ツリーを凌ぐものだという。いや見てみたいですね。さて今年はどうしようか。

 そして、4日の夜は「スーパー・ムーン」だったそうである。「スーパームーン」とは、楕円形の軌道を描く月が地球に接近したときの満月で、通常の満月より大きくて明るい満月だそうだ。しかし、しかし、この天体ショー、残念ながら、あいにくの天気で全く見ることができなかったが、5日の夜は快晴。たっぷりと ・・・。

b0102572_11433498.jpg

 月見の代わりにということで、今宵引っ張り出したのは、イタリア生まれのジャズ・ピアニスト、「ダニーロ·レア/Danilo Rea」。イタリア・ジャズ界では大物、重鎮らしく、いろいろな名義のグループやコラボで多くのアルバムを出している。アルバムは、ソロピアノの「リリコ/Lirico」。「プッチーニ」、「ヴェルディ」、「マスカーニ」らのオペラのメロディーによる即興演奏集である。静かに沁みゆくピアノの音色、これからの冬の夜、寝る前のひとときに聴くにはオススメの一枚。

Lirico

Danilo Rea / Egea


 
オペラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲のほか、何曲かを ・・・。

「Danilo Rea - Intermezzo da Cavalleria Rusticana di Pietro Mascagni」
 
          

「Danilo Rea - Recondita Armonia」

          

「Lucean le stelle - Danilo Rea」

          

  
[PR]
by knakano0311 | 2017-12-06 21:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

師走の梅田、雑踏を抜けて

b0102572_1895941.jpg

 師走の梅田界隈。せわしく人々が行き交っている。私も妻ももうあんな流れに乗って歩けなくなっている。そして、ここ数年、梅田の再開発で、風景がすっかり変わってしまった。それでも、昔の土地勘を頼りに、デパ地下、本屋などで用事を済ませたが、あの人ごみに圧倒されたせいか、いくつかの買い物を忘れてしまった。

 大都会の雑踏、その中で埋没していく人間の孤独や悲哀。そんな背景やテーマの映画は数多いが、衝撃的で忘れられない映画の一つが、「リチャード・ブルックス/Richard Brooks」監督、私が好きな女優、「ダイアン・キートン/Diane Keaton」主演の映画、「ミスター・グッドバーを探して/Looking for Mr. Goodbar」(1977年)。美しい女教師が麻薬とセックスに溺れ、やがて身を滅ぼしていくというちょっと凄惨でやりきれない映画。その女教師を「ダイアン・キートン」が体当たりの演技で演じているのが見ものだが、未だにDVD化されず、VHSのみ。扱いの難しい問題作ということで、配給元も尻込みしているのだろうか。

b0102572_16472947.jpg

ミスター・グッドバーを探して [VHS]
ダイアン・キートン (出演),‎ リチャード・ブルックス (監督)
CICビクター・ビデオ




b0102572_10324711.jpg

 しかし、この映画の主題歌、「Don't Ask To Stay Until Tomorrow」。「何も言わずに朝までいて」、そんな意味でしょうか。この歌を歌っていたのは、個性派、「マリーナ・ショウ/Marlena Shaw」。1942年生まれというからもう相当なお年。デビュー当時の、あの超イケイケのアフロ・ヘアの、「Who Is This Bitch, Anyway」(1975)から、もう40年以上も経ってしまったんですねえ。この歌は、もうベテラン・ジャズ・シンガーとして来日した時のアルバム「ライブ・イン・TOKYO」(2002)に収録されている。

 円熟したJAZZシンガーとしての魅力と、30年の年輪とともに落ち着きと、深みを増したこのシンガーの歌唱力が、なんとも言えない味を醸し出す。円熟のシニア・JAZZファンにおすすめする。今も彼女は精力的にレコーディングや公演を続けているらしく、2001年と2007年には オランダにて開催された「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」にも出演しているという。

b0102572_16275953.jpg
   

Live in Tokyo
マリーナ・ショウ/Marlena Shaw
441 Records




【 Don't Ask To Stay Until Tomorrow 】   by Carol Conners , Artie Kane

「♪ Don't promise moments forever     「いつ」なんて絶対に約束しないわ
  This night will fade to haunted memories  この夜の記憶だってやがては褪せてしまう 
  And don't relive each kiss          だからキスや吐息を
  And whispered sigh             思い出さないで
  Love me then leave before the dawn    私を愛して そして夜明けまでには消えてね
  Don't believe it's not goodbye       それでさよならなのよ
  Don't pretend I love you          愛している振りなんてしないわ        
  Don't ask if you can stay until tomorrow   朝まで一緒に居ていいかなんて聞かないで
  Don't stay long enough for me to miss you  寂しくなるくらい長く一緒にいるなんて嫌
  Ooooo love me now then go          愛して そして去っていって

  Words I do not hear             孤独
  Loneliness                  そんな言葉は私とは無縁
  Removes the need for bitter lies       苦い嘘をつく必要もないわ      
  Laughter through each tear         互いの涙の後の
  Silently                    無言の笑い          
  Sneaks in behind love shadow dreams    愛の陰に潜む蛇たちは夢を影で覆う
  Don't believe this moment will not mean goodbye  これきりじゃないなんて信じない
  Don't pretend that I'm in love with you    あなたに恋している振りなんてしないわ

  No no no no                 もういいから何も言わないで
  Don't ask to stay until tomorrow       何も言わずに朝までいて
  Don't ask to stay until tomorrow       お願いだから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」
  
「Marlena Shaw -- Don't Ask To Stay Until Tomorrow - Live In Tokyo」

          


  

  
[PR]
by knakano0311 | 2017-12-05 13:17 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

おんがくかいがすごい

b0102572_226973.jpg
b0102572_2263430.jpg

 孫娘の通う小学校の音楽会。学校の体育館でやるとばかり思ってたが、学校のすぐ近くの市の文化会館だという。客席は1000席近くあるだろう。休みの日に、ちゃんとしたステージで演奏し、親たちにも観てもらいたいという学校側の思いとか。なんと満員、立ち見も出るほどの盛況であった。
  
 いや、私たちの頃のそれと全然ちがう。ただ曲を歌ったり、合奏するのではなく、各学年がひとつとなり、学校生活のなかで体験したり感じたことを、テーマやストーリーにし、そのことを3,4曲程度の合唱、合奏で表現するという形で、音楽劇に近いものもあった。教育の中で相当重きを置いているという印象も受けた。

 生徒が演奏する楽器も大違い。わたしのころの頃といえば、戦後まもない頃で、ハ-モニカ、木琴、カスタネット、太鼓、オルガン程度。それも買う予算がないので、全校生徒総出で、稲刈後の田んぼに繰り出し、イナゴを獲っては、佃煮屋へ持って行って売り、予算の足しにするといった始末。今は、ピアノ、キーボード、アコーディオン、ピアニカ、リコーダ、マリンバ、ヴィブラフォン、各種パーカッションと多彩だし、ちゃんと演奏出来ているからたいしたもの。

 なかでも感心したのが、5年生。自然学校で体験した星空の印象、キャンプ・ファイヤーでの大盛り上がりの思い出を、なんとスタンダードの、「星に願いを/When You Wish Upon a Star」、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」、そして、ラテンの「テキーラ/Tequila」で表現した。「テキーラ」は、掛け声と楽器の振りもつき、ラテン・バンド顔負けで、アンコールの声がかかるノリ。子供たちの活き活きした演奏。まさに「音」「楽」。いや、日本の音楽界の未来は間違いなく明るい。

 ということで、今宵の曲は、「When You Wish Upon a Star」、「Fly Me To The Moon」、そして、「Tequila」。

b0102572_23585070.jpg

 まず、「星に願いを」は、「リンダ・ロンシュタット/Linda Ronstadt」。大変若い頃の写真ですが、私と同じ、1946年生まれのアリゾナ州ツーソン出身の歌手である。「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」や「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」などの女性ジャズ・シンガーなどに影響を受けながら、音楽活動を始める。甲状腺の病気やパーキンソン病を患っており、そのため歌手活動をやめたことを2011年に故郷アリゾナの地元紙のインタビューで引退したことを明らかにした。

 「リンダ・ロンシュタット」が、シナトラのアレンジャーとして有名な、ネルソン・リドルと80年代半ばから、コラボした3枚のアルバム、「What's new」、「Lush life」、「For sentimental reasons」を2枚組で再発した「'Round Midnight with Nelson Riddle and His Orchestra」から。「リンダ・ロンシュタット」はJAZZ歌手ではなく、POPS歌手だが、キュートな声で、素直なくせのない歌い方で、JAZZのスタンダードということをあまり意識せず、スムーズかつ朗々と歌っている。

b0102572_23223643.jpg

'Round Midnight Import
ネルソン・リドル リンダ・ロンシュタット
Elektra / Wea




「When You Wish Upon a Star ー Linda Ronstadt (with Lyrics) 」

          

b0102572_23592666.jpg

 「ダイアナ・パントン/Diana Panton」。「ホリー・コール/Holly Cole」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」に続くカナダ出身の人気シンガー。カナダ・ジャズ界の重鎮「ドン・トンプソン/Don Thompson」のサポートを得て2005年に「Yesterday Perhaps」でアルバム・デビュー。その後、日本でも安定した人気を保っている。

 曲名や歌詞に「月」や「星」がでてくるラヴ・ソングばかり全16曲を集めた2枚目のアルバム、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた/If The Moon Turns Green...」(2007)から、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」。サポートは、ピアノ、「ドン・トンプソン/Don Thompson」、ギター、「レグ・シュワガー/Reg Schwager」、ベース、「ニール・スウェイソン/Neil Swainson」。

ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた

ダイアナ・パントン / MUZAK/fab.



「Fly Me to The Moon - Diana Panton」

          

 そして「テキーラ」は、「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」。1945年生まれ。我々とご同輩。昔のようなソウルフルな音は影を潜めた代わりに、年輪を重ねて、「円熟」の境地に達した大人が、情感豊かにSAXを奏でる、そんな感じ。このアルバムは彼の円熟さが醸し出す、極上のウィスキー、いやテキーラ。そんなアルバム、「タイムアゲイン/Timeagain」から。

b0102572_23121938.jpg

タイムアゲイン
デビッド・サンボーン
ユニバーサル ミュージック クラシック




「DAVID SANBORN ー Tequila」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-11-26 17:31 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

夕暮れの都市美に見入る

b0102572_13464487.jpg
b0102572_13474933.jpg
b0102572_13481694.jpg

 久しぶりの梅田。一年ぶりのヨット部のOB会である。梅田の居酒屋に、10人ほどの仲間が集まった。寄り道をしようと少し早めに家を出て、阪急梅田駅からグランフロント大阪、そしてJR大阪駅を通り抜ける。この界隈、景観が最近大きく様変わりしたが、まだ私の土地勘は残っているとみえて、迷うこともなく飲み会の場所へとたどり着く。ちょうど夕暮れどき、グランフロント大阪のビル群が夕日に映える。こんな都会の美しい夕暮れを久しぶりに見た。そして駅へと足を急ぐビジネスマンたち。もうそのスピードや流れにもう、ついていけなくなっている。10年ほど前までは、あの群れのひとりだったのだ。1年ぶりに仲間と歓談、痛飲。

 今宵のピアノ。まだ馴染んではいないのだが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のリリシズムを継ぎ、「ブラッド・メルドー/Brad Mehldau」などからもリスペクトされ、現代最高峰のピアノの詩人とも囁かれる「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」を聴いてみる。

b0102572_17112955.jpg

 その名を聞いてはいたが、なぜか聴く機会のなかった「フレッド・ハーシュ」。『至高のソロ再び・・・現代最高峰のピアノの詩人フレッド・ハーシュ唯一無二の世界。ここでしか感じられない感動。ラストのビリー・ジョエルの楽曲は心を揺さぶってやまない名演!』そんなコピーに誘われて聴いてみました。

 1955年、オハイオ州シンシナティ生まれ。4歳の時にピアノを始め、両親から熱心な教育を受け、9歳ころからは作曲も始めたという。音楽的にはかなり早熟で、9歳から13歳まで理論、作曲、アナライズのレッスンを受ける。音楽学校に入学した15歳の時には、四声や対位法、様々なスタイルで作曲できるようになっていたという。1980年代にデビューし、ジャズの伝統とクラシックの語法を消化したピアノスタイル、ジャズ・スタンダードの再解釈などで人気を集め、若手のピアニストに大きな影響を与えたという。

b0102572_21505968.jpg

 2008年、HIVウィルスが脳に転移し、発作と2ヶ月間の昏睡状態に陥るが、死の淵を乗り越え、2010年のアルバム「Whirl」で完全復活を果たしたという。そのことによる彼の死生観が、その陰影あるタッチに深みを与え、感性を一層研ぎ澄ましたのではなかろうか。そんな心境が、アルバムに添えられている彼の言葉から読み取れる。

 『私は、もう40年以上、ジャズを演奏してきました。そして今、ピアノの前に座ったときの最良の心理状態は、「さあ、何が起こるのか、見てみよう!」という気分だと思うようになりました。・・・ 経験を積んできた今の私にとって、フレーズからフレーズへ身を任せ、ひたすら演奏するという自由が、非常に心地良く思えるようになったのです。』(フレッド・ハーシュ、寺井珠重訳)

 そんな彼の心根が感じ取れるでしょうか。聴いてみましょうか、「フレッド・ハーシュ」。夕暮れの都市美のように聴き入ってしまうかもしれません。

b0102572_13224290.jpg


Open Book/オープン・ブック [日本語帯・解説付]
Fred Hersch
Palmetto Records / King International




「Plainsong ー Fred Hersch」

          

「Eronel - Fred Hersch」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-11-15 10:17 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

木枯らし1号襲来 慌てて冬服を出す

b0102572_1429577.jpg

 台風の後は、木枯らし1号。今朝は本当に寒かった。ボランティア活動に出かけるために、慌てて冬用の作業着を引っ張り出す始末。だんだんと朝布団から離れるのが辛くなってくる季節。

 寒くなるにしたがって、その紫色が深みを増してくるのが、「ムラサキシキブ(紫式部)」。花も楽しいが、実もしばらくは目を楽しませてくれる。

b0102572_14425491.jpg

 今宵は、ブラック・コンテンポラリーの異才、そのとろけるような深みのあるファルセット・ヴォイスで、人気がある「アーロン・ネヴィル/Aaron Neville」。

 1941年生まれ、ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のR&Bシンガー。「ドリフターズ/The Drifters」、「プラターズ/The Platters」などに影響を受けたアーロンは、いくつかのヴォーカル・グループで活動した後、1960年、ニューオーリンズのレコード・レーベル、「ミニット・レコード/Minit Records」よりソロ・デビュー。1989年には、「リンダ・ロンシュタット/Linda Ronstadt」のアルバム、「Cry Like a Rainstorm」、「Howl Like the Wind」に参加。このアルバムに収録された「Don't Know Much」、「All My Life」の2曲がそれぞれ1990年、1991年のグラミー賞ベスト・デュオ賞を受賞したという。

 ヨーデルを彷彿させる甘い独特な美声は、その後も根強い人気を保っている。ジャズ・スタンダードに取り組んだアルバム、「ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム/Nature Boy: The Standards Album」(2003)からいくつかを。

ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム

Aaron Neville / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Nature boy ー Aaron Neville」

          

「Aaron Neville - Blame It On My Youth」

          

「In The Still of the Night - Aaron Neville」

          

  
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-31 09:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

ほの暗い中で咲く

b0102572_1115735.jpg

 黄昏時、ほのかな闇の中で妙に艶かしく見えるのは、「ホトトギス(杜鵑草)」。季節の花である。若葉や花にある斑点模様が、鳥の「ホトトギス(杜鵑)」の胸にある模様と似ていることから、この名がついたという。

 今宵のピアノは、イタリア人ピアニスト、「フランチェスコ・マッチアンティ/Francesco Maccianti」。トリオに加え、サックスを加えたカルテットのアルバム、「Passo a due」から。イタリア語はわかりませんが、「二歩進む」というような意味でしょうか。

b0102572_11541419.jpg

 「フランチェスコ・マッチアンティ/Francesco Maccianti」。1956年イタリア生まれということくらいしか、バイオグラフィもキャリアもわかっていません。このピアニスト、イタリア人ということもあって、かなり抒情性に富んでいるのだが、同じヨーロッパでも、ウェットでぬくもりがあって、北欧のそれとはちょっと違う感じがする。そこにサックスを加えると、さらに官能的な音世界の深みが増す。光と影、やはりイタリアの生み出す風土のためか。

 パーソネルは、「Francesco Maccianti(p)」、「アレス・タヴォラッジ/Ares Tavolazzi(b)」、「エリオット・ジグムンド/Eliot Zigmund(ds)」、「ピエトロ・トノーロ/Pietro Tonolo (ts,ss)」。

b0102572_14135643.jpg

Passo A Due
Maccianti Francesco
Almar Records



   
「Francesco Maccianti Quartet ー Passo a due」

          

「Francesco Maccianti ー Moon Waltz」

          


「The Unknowing Face · Francesco Maccianti Quartet」


          

 2004年録音盤のトリオ演奏、「Crystals」からも。

Crystals

Francesco Maccianti / Imports



「Francesco Maccianti - Distant Call」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-30 11:43 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

10月が過ぎると ・・・

b0102572_1016112.jpg

 台風22号の接近で、今日予定されていた、地域の活性化イベント、「黒川里山まつり」が中止となってしまった。わがグループも参加を予定していたのであるが ・・。私の住む町の北部にあり、かっては、「菊炭」が特産品。その原木である台場クヌギ林の輪伐の景観が残り、「日本一の里山」とも呼ばれているが、やはり住民減少、高齢化、過疎に喘いでいる。この地域の活性化のために始めたこのイベント、地域住民はもとより、市やその地域をフィールドとして活動しているボランティア・グループなどの協力によって、なんとか今年12回目を迎えるはずだったが、残念である。

 2週続けての台風の襲来とともに去っていく10月。ハロウィンの盛り上がりもいまひとつのように感じる今宵の曲は、「When October Goes」。「10月が過ぎると ・・・」とでも訳しましょうか。「バリー・マニロウ/Barry Manilow」の自身の作曲になるヒット曲。「ミスター・アメリカ」と呼ばれ、「Moon River」、「The Days Of Wine And Roses」などでオスカーをとった有名な作詞家、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」(1976年没)の作詞である。彼の妻が彼の死後、遺品を整理していた時に偶然見つけたそうである。彼女は、そのとき直ちに「マニロウに曲をつけて歌ってもらおう」というインスピレーションが閃いたそうで、また詩を渡されたマニロウも、この詩の奥に流れている「スピリチュアルなもの」に動かされ、曲を完成させるのに15分もかからなかったそうである。

b0102572_10333735.jpg

 「バリー・マニロウ」。1943年生まれ。私と同世代で、「コパカバーナ/Copacabana」という大ヒット曲をもつアメリカのポピュラー音楽の歌手、ピアニスト・作曲家・アレンジャー・プロデューサー。この歌は、ポピュラー畑の彼にしてはJAZZ・ブルース色の濃厚な、全曲オリジナルで構成されたアルバム、「2:00 AM Paradise Cafe」(1984年)に収録されている。これからの秋の夜長、グラスを傾けながらゆったり聴くにはぴったりの一枚であろう。まるでNYあたりの小さなジャズ・クラブの片隅に居るような気分に浸れる極上のジャズ・バラード・アルバム。

【 When October Goes 】  by Johnny Mercer,Barry Manilow

「♪ And when October goes    そして、十月が過ぎ去ると
   The snow begins to fly     雪が降り始める
   Above the smokey roofs    煙たなびく煙突の上に
   I watch the planes go by    飛行機が飛んでゆく
   The children running home  子どもたちは家路を急ぐ 
   Beneath a twilight sky      暮れなずむ空の下
   Oh, for the fun of them     なんと楽しかったか
   When I was one of them    私もそんな子供達の一人だった

   And when October goes      そして、十月が過ぎ去ると
   The same old dream appears   かってのあの夢がよみがえってくる
   And you are in my arms      今あなたは私の腕の中で
   To share the happy years     幸せな時を共に味わっているが
   I turn my head away         私は頭を逸らせ         
   To hide the helpless tears      流れる涙を隠す
   Oh how I hate to see October go  ああ、十月よ、行かないで
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

2:00 Am Paradise Cafe

Barry Manilow / Sbme Special Mkts.



「Barry Manilow ー When October Goes」

          

 「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」でも聴いてみましょう。アルバムは、「Sings Johnny Mercer」(1987)。

Sings Johnny Mercer

Rosemary Clooney / Concord Records



「Rosemary Clooney - When October Goes」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-29 10:44 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

君のおかげで僕はとても幸せさ

b0102572_9202624.jpg

 台風が近づく雨の中であったが、孫娘の七五三参り。お宮参り、三歳の七五三参り、今回も次男家族と双方の親、三家族が集まっての清和源氏の祖を祀る「多田神社」への御礼参りである。「よくぞ育ってくれた」というのが双方の爺婆の本音である。

 さて、今宵の曲、「You've Made Me So Very Happy」。「君のおかげで僕はとても幸せさ」という意味。かって、ロック・サウンドに、Jazzyなホーン・セクションを配し、新風を吹き込んだブラス・ロックの雄、「ブラッド、スウェット&ティアーズ/Blood, Sweat & Tears (BS&T)」。1969年に発表されたセカンド・アルバム、「Blood, Sweat & Tears」から。

 創立者「アル・クーパー/Al Kooper」が抜けたものの、本アルバム収録の「スピニング・ホイール/Spinning wheel」の大ヒットで、BS&Tはロック・グループとしての知名度を得た。

 この曲、オリジナルは、「モータウン/Motown」レーベルの「ブレンダ・ホロウェイ/Brenda Holloway」が1967年に発表した曲だという。

【 You've Made Me So Very Happy 】
          by Berry Gordy Jr / Brenda Holloway / Frank Wilson / Patrice Holloway

「♪ I lost at love before,       恋を失ったこともある
  Got mad and closed the door   怒り狂って心を閉ざしたことも
  But you said try just once more  しかし君は言ってくれた もう一度トライしたらと
  I chose you for the one,      だから、君をたった一人の人と決めたんだ
  Now I'm having so much fun    いまとても楽しい
  You treated me so kind,      君は僕に優しい
  I'm about to lose my mind      心がとろけそうだ
  You made me so very happy,    君のおかげで僕はとても幸せさ
  I'm so glad you came into my life  君と出会うことができてとてもうれしい

  The others were untrue,       他の女性たちはみんな不誠実だった
  But when it came to lovin' you,    しかし君を愛してから
  I'd spend my whole life with you    残りの人生を君と過ごしたいと思うようになった
  'Cause you came and you took control, 君と出会って、君に影響されたんだ
  You touched my very soul        君は僕の魂に触れ
  You always showed me that       君は分からせてくれた
  Loving you was where it's at       君を愛することが全てだと
  You made me so very happy,      君のおかげで僕はとても幸せさ
  I'm so glad you came into my life    君と出会うことができてとてもうれしい

  Thank you baby, yeah yeah        ありがとう ベイビー
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Blood, Sweat & Tears

Blood,Sweat & Tears / Sony


  
「Blood, Sweat & Tears - You Made Me So Very Happy」

          

 オリジナルの「ブレンダ・ホロウェイ」、それとカバーの「グロリア・エステファン/Gloria Estefan」の歌唱も聴いてみましょうか。

「Brenda Holloway - You've Made Me So Very Happy」

          

「Gloria Estefan - You've Made Me So Very Happy」

          
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-24 10:31 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

ディープな秋色へ

b0102572_14483085.jpg
b0102572_1448505.jpg

 ディープな秋色へと色を濃くしてゆく「カキ(柿)」、「ムラサキシキブ(紫式部)」。

今宵は、「ディープ・パープル/Deep Purple」というよく知られたスタンダード曲を ・・・。「ピーター・ドロウズ/Peter De Rose」が1934年に作曲し、1939年に「ミッチェル・パリッシュ/Mitchell Parish」が歌詞をつけてヒットしたという。メロディが美しく、何か懐かしさを感じさせる曲である。

【 Deep Purple 】   
           
「♪ When the deep purple falls   眠たげな庭の垣根の向こうに
  Over sleepy garden walls     深い紫色の夜の帳が落ちて
  And the stars begin to twinkle in the night 星がまたたき始める頃
  In the mist of a memory      思い出の霧の中をさまよいながら
  You wander all back to me      やっと君が僕のもとに帰ってきた
  Breathing my name with a sigh    僕の名前を囁きながら

  In the still of the night        この夜のしじまの中で
  Once again I hold you tight      再び君をしっかり抱きしめる
  Tho' you're gone             君が去ったとしても
    your love lives on when light beams  君の愛は月の光の中で生き続けるんだ
  And as long as my heart will beat    僕のハートが鼓動を続ける限り
  Sweet lover, we'll always meet     いとしい人よ 僕たちはずっと会い続けるんだ
  Here in my deep purple dreams     この深い紫色の僕の夢の中で

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

b0102572_1534082.jpg

 歌手にとっては致命的ともいえる声帯の手術をし、再生復活した女性ボーカルがいる。ご贔屓のひとり、「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」である。1969年1月、テネシー州メンフィス生まれ。父は「ハリー・ジェイムス/Harry James」、「スタン・ケントン/Stan Kenton」などの一流バンドに作・編曲を提供する音楽家だった。彼の影響で幼少の頃からクラシック・ピアノ、高校時代にはクラシック、ジャズ両分野のヴォーカル・トレーニングを積んでいる。アメリカ音楽院在学中からシカゴでジャズを歌っていたが、卒業後は女優、モデルとして全米、ヨーロッパで活躍。自主制作したアルバムが認められプロ歌手デビュー。私は、「Waves: Bossa Nova Session」(2002)、「This Is Always: Ballad Session」(2004)の2枚ですっかりファンになってしまったのである。(参照拙ブログ「Jazzyな「艶女~アデージョ」 その2」)

 そんな彼女のアルバム、「This Is Always: Ballad Session」から。

This Is Always: Ballad Session

Eden Atwood Groove Note



「Deep Purple - Eden Atwood」

          

 二人目は、「ほっこりおばさん」こと、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。ウクレレをフューチャーしたアルバム、「マナクーラの月/The Moon Of Manakoora」(2012)から。「マナクーラ」とは1937年製作の「ジョン・フォード/John Ford」監督のアメリカの海洋スペクタクル映画、「ハリケーン/The Hurricane」の舞台となった南太平洋の架空の島の名前で、「マナクーラの月」は、その主題歌だという。

マナクーラの月

ジャネット・サイデル / MUZAK



「Deep Purple - Janet Seidel」
   
          
   


  
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-16 09:17 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

Happy Birthday

b0102572_7152212.jpg

 妻の誕生日ということで、次男一家がプレゼントを持ってやってきた。孫の小学校初めての運動会のビデオと既に写真館で撮り終えた「七五三」の写真も持って。妻の6?回目の誕生日。ごく普通の人生の一コマ。今更のように感じるのが、あっという間の月日の流れ、孫娘の成長の速さ。

 今日は脇役だった「爺」が贈るのは、「グランドファーザーズ・ワルツ/Grandfather's Waltz」。ノルウェイのジャズ・ピアニスト、「ヘルゲ・リエン/Helge Lien」のアルバム、「To The Little Radio」から。

トゥー・ザ・リトル・ラジオ

ヘルゲ・リエン・トリオ / ディスク・ユニオン



「Helge Lien Trio - Grandfathers Waltz」

          

 この曲は、アルバム、「スタン・ゲッツ&ビル・エヴァンス/Stan Getz & Bill Evans」(1964)、「スタン・ゲッツ&/ジョアン・ジルベルト Vol. 2/Getz/Gilberto Vol. 2」(1964)などに収録されていることで知られている。その肩のこらない2つの演奏を ・・・。

b0102572_10274986.jpg

Stan Getz & Bill Evans
ビル・エヴァンス スタン・ゲッツ
Polygram Records




「Stan Getz & Bill Evans - Grandfather 's Waltz」

  
          

b0102572_10313344.jpg
 
Getz/Gilberto 2 CD, Import, Live
スタン・ゲッツ & ジョアン・ジルベルト
Polygram Records



「Stan Getz - Grandfather's Waltz」

          
  


  
[PR]
by knakano0311 | 2017-10-09 11:22 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)