大屋地爵士のJAZZYな生活

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第4回 二人の「A」

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梅雨の季節。こんなうっとおしい季節にはやはり定番のBOSSA NOVA。この時期の通勤電車には欠かせない音楽です。私の最初の女・・、いやJazzにおけるミューズ、DIVA(女神様)は、「アストラッド・ジルベルト/Astrud Gilberto」であった。狭くて汚い学生アパートで安物のプレーヤーで飽きるほどに聴いた38年前であった。抑揚のあまりない、淡々としたささやくような歌声は新鮮であり、私の耳をJazz Vocalにむけるのに十分なほど魅力的であった。それから20年ほどたって、私は聴いたんですよ、生で、彼女のステージを、New Yorkで。たまたまNYに出張した折、確か「Fat Tuesday」というJazzクラブに出演していました。小躍りしてクラブへ出かけ、期待にたがわぬステージを堪能したことを覚えています。さすがに容姿は昔のジャケットどおりとは行かなかったが、十分に我が初恋のミューズとよぶにふさわしい彼女であった。
もともと「Joao Gilberto」の奥さんで、彼女がキッチンか何かで、鼻歌を口ずさんでいるのを、夫のJoaoがきいて、「これはいける」というんで歌手になったということが、当時のライナーノーツにかいてあったような気がします。まあ鼻歌といってしまえばそれまでなんだが・・・
お奨めは「The Shadow Of Your Smile」「おいしい水」。いまでもこの季節になると必ず聴いている愛聴盤です。そういえば、最近の彼女のCD聴いてないなあ。チェックしてみようっと。


いそしぎ
アストラッド・ジルベルト / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00008KKUZ
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おいしい水
アストラッド・ジルベルト アントニオ・カルロス・ジョビン ジョアン・ドナート / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00008KKT0
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「ASTRUD GILBERTOーThe Shadow of Your Smile」

          
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by knakano0311 | 2006-06-30 13:08 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

第3回 二人目の「あ」・・・

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一人目の「あ」の阿川泰子から20数年。今度はおじちゃん、おばちゃんをJAZZのファンに引きずり込んだ女性ボーカルがいる。いわずと知れた「歌う吉本」あるいは「歌うじゃりんこチエ」こと「綾戸智絵」である。ニューヨークへ留学~結婚~出産~離婚~がん宣告~手術~40歳過ぎてのJazz歌手デビュー。まるで波乱万丈、ワイドショーな人生はまさしく中年のアイドルにふさわしい。かくいう私も何回か彼女のコンサートに行ったことがありますが、老若男女があふれるロビーを知らない人が見たら、「いったい誰のコンサート?」と思うに違いありません。「まいど!」という大阪弁ではじまるコンサートは、まさに「歌う吉本」。しゃべりと歌とどちらが長いと思わせるような観客サービスにあふれるコンサートでした。
お奨めの1枚は、「Life」。バックバンドとのごたごたから抜け、初めて彼女自身のピアノの弾き語りでのアルバム、デビュー初期の意気込みやら想いが熱く伝わって来ます。なによりも、アンコールが一番多く、あのNHKの番組でおばちゃんを歌唱指導をしていた十八番の「Tennessee Waltz テネシーワルツ」がはいっているこの1枚でしょう。サミー・ディビス・Jrが好んで歌っていた「Mr.Bojangles」にも聞き惚れる。
彼女の言う「納豆におくらとモロヘイヤを混ぜ、さらに旬菜を加えたような」綾戸節にどっぷり浸れることうけあいです。



Life
綾戸智絵 ビリー・ジョエル ジョン・ニュートン モート・ディクソン レッド・スチュワート キャロル・キング ハリー・ヘイマン / イーストワークスエンタテインメント
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「Tennessee Waltz" by Chie Ayado (Live in YOKOHAMA 1999 vol.2) 」

          
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by knakano0311 | 2006-06-28 16:58 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

第2回 二人の「あ」

さっ、始めましょうか。今日はなにからとっかかるかという話。

Jazzにもいくつかのジャンルとういうかカテゴリーがありますが、まずとっつきのお奨めは、女性Jazzボーカルです。理由はいたって簡単です。
1)Jazz Vocal って定義が極めて、あいまいです。スタンダードといわれる曲でも、かってのミュージカルで使われた曲が大半であり、映画音楽、POPS、ボサノバ、ラテン などまでなんでもありの融通無碍の世界です。
2)女性ボーカルは美人に限るということで、その歌声に癒されるとともに、ヴィジュアル的にも楽しめます。評論家のどなたか、「いい女性Jazzボーカルの条件は、美人で歌がうまくて、更に艶というかぞくっとする何かを持っていること」みたいなことをおっしゃっていましたが、まさに同感です。

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最初にぞくっきたのはいつだったか?1970年代の後半30歳前後のころではなかっただろうか?それまではコンボばかりしか聴かなかった私が、ある人に、当時大阪の中之島にあった「プレイボーイ クラブ」に連れて行ってもらい、そこのステージで歌っていた歌手がブレイク前の「阿川泰子」であった。
よかったねー。濃いブルーのベルベットのステージドレスでプレイボーイクラブで歌う彼女の写真が、先日引き出しを整理していたら出てきました。
JAZZ歌謡とかいろいろの評価はあるけど、美人を売りにして、一気にホワイトカラー族をJAZZファン?、女性ボーカルファン?に引き込んだことはまさしく女性ボーカリストの王道か。’80年発表の「JOURNEY」は当時30万枚を発売したと言うからすごい。「センチメンタル・ジャーニー」にはじまり、「ムーンライトセレナーデ」など多分シニアの皆さんが知っている曲ばかりで、癖がなく、誰でもすんなりと聞き込める点では、まさにとっかかりのお勧め。「ウィ・ガット・メール~恋をするなら」も同じように、「星に願いを」「スターダスト」などスタンダード満載で、なごみのアルバムでおすすめ。

JOURNEY
阿川泰子 / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0000561AS
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ウィ・ガット・メール~恋をするなら
阿川泰子 / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0000W3PB4
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by knakano0311 | 2006-06-25 23:22 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

初めまして

「眞鍋かをりもすなるブログなるものを・・・・・・」ということで本日から「Oyaji-Jazz」なるブログを開きました。このブログの亭主は、ことしの3月に定年退職を迎えた、まさに「おやじ」(いや「じじい」か?)です。

始めた動機はいくつかあるのですが、ここ何年か同じ世代(いわゆる団塊の世代)の人から「あんたJazzが好きらしいが、何を聴いたらいいんや?」という質問をよく投げかけられました。確かに私はJazzを中心によく音楽を聴きます、かなり生活の一部になっているといっていいかもしれません。けれども、「Jazzとは何か?」とかなどいうことは一度も考えたこともなく、ただ「心地いいか?悪いか?」という判断基準だけで40数年間聴いてきました。だから先ほどの質問にもどう答えたらいいかわからず、「好きな曲聴いたらええんや」「その好きなもんがわからんから聞いとるんや」みたいな話で終わっていました。「好きな曲を聴く」と同時に「好きな曲、(もちろん演奏、アーティストを含めてですが)を探す、出会う」という楽しみもあるわけで、生活や時間にゆとりができたシニアの皆さんが、より潤いある生活を楽しむために、音楽を生活に取り入れようと思ったときに、「じゃあ、なにから聞き始めたらいいのか」という迷いを私にぶつけたんだと気がつきました。

そうならば、その時々の生活のシーンで「何を聴いて心地よかったか?」というわたしの聴き歴を私の勝手な判断基準で公開しても、先ほどの質問に答えることができるのではないかと思ったわけです。ですからこのブログは「Jazz芸術論」でも「Jazz評論」でもありません。わたしの極めて個人的なコンテンポラリーな「音楽感想文」です。ブログのタイトルに「Jazzyな生活」とつけたのはJazzを中心にしていますが、音楽のジャンルにはこだわっていません。もちろんJazzばかりを取り上げているわけでもありません。生活をより楽しんでいただくために、私がJazzyでいいなと思うアルバム、アーティストを紹介しようと思っています。

では次回からぼちぼちと。
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by knakano0311 | 2006-06-24 13:20 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)