大屋地爵士のJAZZYな生活

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わがこころのミューズたち (3) ダイアナ・クラール

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三人目の「わが心のミューズ」、「ダイアナ・クラール」を知ったのは、いつごろだろうか?
多分、大ヒットした、「ザ・ルック・オブ・ラヴ」のCDを店頭で見かけたころからであろう。ジャケットのルックスと違って、以外と、低くて、野太い、ハスキーな声でビックリしたことを覚えている。このCDを発売してから、あっという間に、スターダムに駆け上がってしまった感がある。このアルバムの、ゴージャスなオーケストレーションをバックに、タイトル曲のほか、「ス・ワンダフル」、「ラヴ・レター」、「アイ・リメンバー・ユー」、「クライ・ミー・ア・リヴァー」、「ベサメ・ムーチョ 」など、お馴染みのラブ・ソング、スタンダードを魅力的に歌う彼女は、わたしの心を虜にした。
バック・ミュージシャンも素晴らしく、ギターのラッセル・マローンは聞き物である。

ザ・ルック・オブ・ラヴ

ダイアナ・クラール / ユニバーサル ミュージック クラシック



「ザ・ルック・オブ・ラヴ」を、リリースしたあとの、2001年のパリコンサートのDVD。そのミューズぶりがDVDで確かめられる。彼女のミューズぶりだけでなく、ボーカルも、バックの演奏のレベルも素晴らしく、すべて楽しめるDVD。

ライヴ・イン・パリ
/ ビデオアーツ・ミュージック
ISBN : B000065BIF
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「Diana Krall - Look Of Love (Live In Paris) 」

         


さらに、私の持病の「特定の歌症候群」のひとつである「I’ve Got You Under My Skin」を歌う、このアルバムから、もうすっかりはまってしまったと言う感じ。スローなボサノバが脳髄のある部分を強烈に刺激する。彼女をサポートしているのは、おなじみの仲間たち。ギターのラッセル・マローン、ベースのジョン・クレイトン、ドラムのルイス・ナッシュとジェフ・ハミルトン、ヴァイブラフォンのラリー・バンカー。そして、ジョニー・マンデルの洗練されたストリングスのアレンジが支える。アーヴィング・バーリンの年代もののスタンダード、「Let's Face the Music and Dance」や、シナトラの代表曲「I've Got You Under My Skin」をボサ・ノヴァに乗せ、私の脳髄を刺激してやまない。

ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ
ダイアナ・クラール ジョン・クレイトン ラッセル・マローン ジェフ・ハミルトン アービング・バーリン ジョニー・マンデル ベン・ウォルフ ボブ・ドラフ ラリー・バンカー ハロルド・アーレン / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00000J615
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止めを刺したのは、「The Girl In The Other Room」。「エルビス・コステロ」との結婚後、最初のアルバムである。ファンは落胆のあまりか、このアルバムを評価する人は意外と少ないのですが、私は好きです。特に「テンプテーション」。少し過剰なくらいのねちっこさがなんとも言えず、まるで演歌みたいなブルースを聞いている感じ。このネチネチ感、コッテリ感は、コステロとの結婚の影響かも?。
これまでスタンダードを中心に歌ってきたダイアナが、このアルバムでは約半分の曲を自作、その多くをコステロと共作している。それに加えて、コステロの代表曲、確か「チェット・ベーカー」のために作った、「オールモスト・ブルー」まで歌っていて、はっきりコステロ色を表に出して恥じない。「夫婦の絆」の章で取り上げたら良かったと、思うくらいのねたましさ。

The Girl In The Other Room
アンソニー・ウィルソン クリスチャン・マクブライド ピーター・アースキン ジョン・クレイトン ジェフ・ハミルトン ニール・ラーセン テリ・リン・キャリントン ダイアナ・クラール / ユニバーサルクラシック
ISBN : B0001E3B6A
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「ダイアナ・クラール」の新作、「From This Moment On」が発売になりましたね。初回特典は、DVDの映像つき。ジャケット、DVDをみると少しやせてスリムな感じ。
本アルバムは前作、「The Girl In The Other Room」から、スタンダード・ジャズ・アルバムに戻った。彼女の魅力である野太いハスキー低音ににまろやかさと小気味よさが加わり、一段と大人の「いい女」になったよう。バックは、パリコンサート以来のビッグバンド演奏。あいかわらず脳髄を刺激してくれる、ボサノバ曲「How Insensitive」や タイトルにもなっていてスピード感溢れる「From This Moment On」、哀調をおびて歌う「Little Girl Blue」など どれも 心優しくさせてくれるナンバーばかり。


フロム・ディス・モーメント・オン(初回限定盤)(DVD付)
ダイアナ・クラール / ユニバーサルクラシック
ISBN : B000GG4C3E
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やはり、魅力たっぷり、「わが心のミューズ」と呼ぶにふさわしい。
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by knakano0311 | 2006-09-28 23:34 | ミューズたちの歌声 | Trackback(2) | Comments(0)

S君に捧ぐ  ~我が愛しの「異邦人たち」~  

S君の訃報を聞いたのは確か去年の今頃、今日と同じように、北京の酒場にいた私の携帯への妻からの電話だった。「えっ、早過ぎる」と思うと同時に、「そんな年代になったのか」としんみりし、学生時代の思い出が一気に、こみあげて来た事を覚えている。

日本語に訳すと「異邦人たち」という名の学生バンドを結成、スタートしたのは1966年、大学2年生のときであった。その頃、クラシックを中心とするギター部に所属していた、S君(リードギター、バンドマスター)、M君(ドラムス)と私(ベース)を核に、O君(サイドG)、A君(SAX)が加わり、貧乏学生だったので、当時の河合楽器からTESCOのGアンプやボーカルアンプをローンで買って、スタートした貧乏バンドであった。とにかく困ったのは練習場所と楽譜。練習場所は、何とか迷惑にならない場所にあった、学生食堂を営業時間後の夜と休日に借りて練習したように思う。楽譜は、今のように出版なんかされていないので、45RPMのレコードからコードを採譜し、繰り返し、繰り返し聞きながら、コピーをした。その楽譜とローンで買ったアンプなどが後輩への遺産となって引き継がれていったように思う。しばらくたって、サイドGのO君がサイドG/キーボードのH君に代わり、さらに生意気にも、マネージャーとしてS君も参加してくれた。メンバー編成だけを見ると、ブルー・コメッツと同じ編成であったし、事実、ブルコメが、「ブルーシャトー」でレコード大賞をとった後(当時は大晦日でなかった?)の地方コンサートで前座をつとめたなんて想いでもある。

バンドのカラー? 私はR&Bが、DsのM君はバラード系が、リードGのS君はベンチャーズや寺内タケシが好きなどと、てんでばらばらであったが、学生バンドとしてダンス・パーティなどから出演依頼が来て、だんだん人気が出てくるとともに、ちょっとJAZZYなロックバンドといったカラーにまとまっていったかなあ。活動のピークは就職活動が始まる4年生前半までの約2年ちょっと。女子学生の後援会なんてものも出来、生意気なことに、リサイタルなんてものも開かせてもらい、ブイブイいわせていた。まさに全速力で駆け抜けた青春だった。

当時の我がバンドの十八番を偲ぶと、私は「レイ・チャールス/What’d I Say」「The Rolling Stones/Satisfaction/Paint It Black」などシャウト系、DrumsのM君は、「The Rolling Stones/As Tears Go By」「レイ・チャールス/Unchain My Heart」などバラード系のVocalを担当。SAXのA君は、「ヘンリー・マンシーニ/Peter Gunn」、KeyboardのH君は「Jimmy Smith/ The Cats」などのソロであった。そんな十八番を偲べるJazzyなアルバムをあげてみようか。

まず、Fusionギターの雄、「ジョン・スコフィールド /ザッツ・ホワット・アイ・セイ」。彼の「レイ・チャールス」へのトリビュート・アルバム。アーロン・ネヴィルやジョン・メイヤーら大御所がゲスト・ヴォーカルで参加しているし、Steve Jordanのドラムがすごい。私としては「He~~~y!、Ho~~~oh!」とおもわず口ずさみたくなるゴキゲンのアルバム。

ザッツ・ホワット・アイ・セイ
ジョン・スコフィールド / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00092QRBA
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2002~2003年に行われた、ローリング・ストーンズの「The Licks World Tour」にサックス/キーボード/オルガン奏者として参加したティム・リースが、ツアー中の空き時間を利用しジャム・セッション的に他のツアー・メンバーと録音した作品。ザ・ローリング・ストーンズのメンバー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ロン・ウッドほか、ノラ・ジョーンズ、ジョン・スコフィールドらも参加している。ロックファンよりJAZZファンが楽しめる、魅力あふれるJAZZアルバムに仕上がっている。「サティスファクション 、黒くぬれ! 、アズ・ティアーズ・ゴー・バイ(涙あふれて)、 ルビー・チューズデイ」など私とM君の当時の十八番が一杯。我々のレパートリーではなかったが、ノラ・ジョーンズの「ワイルド・ホース」は出色。


ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト
ティム・リース / Village Records
ISBN : B00092QUNU
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TV映画のテーマ曲。このテーマ曲は、今もなお世界中のアーチストから注目を浴び、カバー演奏され続けている。SAXのA君の独壇場だったなあ。SAXのソロにはかなわんと言うくらいカッコよかったなあ。


The Music from Peter Gunn (1958-1961 TV Series)
Henry Mancini / RCA
ISBN : B00000JC79
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我々がJAZZらしきものにチャレンジした記念すべきナンバー、「危険がいっぱい」というアラン・ドロンの映画の主題曲、「The Cat」。ラロ・シフリンのアレンジによるゴージャスなオーケストラをバックにジミーのオルガンが冴え渡る。こんな曲を「演奏しようよ」と言いだしたH君は、当時何を考えていたんでしょうね。これをレパートリーとする学生バンドは、我がバンドのほかには皆無であったが、我がバンドの新しいキャラクターを付け加えるレパートリーだった。

The Cat
Jimmy Smith / Verve
ISBN : B0000069NA
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とにかく彼の早弾き、「津軽じょんがら節」の完全なるコピーは凄かったの一言につきる。それにしても早すぎる逝去。

寺内タケシとブルージーンズ ツイン・ベスト
寺内タケシとブルージーンズ / 日本クラウン
ISBN : B00008Z6PE
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今と違って、誰一人、プロになろうかなんてことは、考えもせず、4年生になると当然のごとく、就職活動に移っていった。その後、メンバーは、商店主、サラリーマン、大学の先生とそれぞれの道を歩みだし、37年を経過した。卒業後20年ぐらいのとき、メンバー全員で同窓会を1度だけしただけで、後は会っていないが、たぶんメンバー全員が、精一杯一緒に駆け抜けたあの時代から得た何かを、心のコアな部分でずっと抱えたまま、或いは支えにして、今の時代をむかえていると思う。彼の訃報を聞いてから、約1年後のいま、このブログを北京のホテルで、S君を偲びながら書いているのも何かの縁を感じます。

「わが愛しの異邦人たち」に乾杯!S君に献杯!

おりしも、ホテルでみたTVのニュースでで、吉田拓郎が31年ぶりに「つまごい」でコンサートを行い、共感する多数のシニア世代が会場にあつまっていたと報じていた。
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by knakano0311 | 2006-09-25 20:35 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

Red Hot Jazz  ~久しぶりの北京CD爵士倶楽部で~

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ニーハオ! 今日は北京からです。
半年ぶりの中国、北京出張です。風のうわさで、「北京CD爵士倶楽部」が再開したとの情報。
いつもの餃子レストランもそこそこに早速出かけて見ました。
まず、餃子屋さんですが、北京へ行くと必ずと言っていいほど寄る餃子レストラン。蟹味噌の餃子が絶品。腹いっぱい食って、紹興酒飲んで一人50~60元(750円~900円)程度。
お店の名前は「天津百餃園」 北京市西城区新文化街甲12号  地下鉄「西単」駅、長安街のニ筋南側の通りです。その名のとおり百種類の水餃子が楽しめます。ぜひ一度ご賞味あれ。

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観光ガイドはこのくらいにして、「北京CD爵士倶楽部」は、6月にリニューアル・オープンしていました。店も広く、きれいに改装され、何よりも今まで週2回のライブが、日曜日、月曜日を除く毎日になったとのこと。しかし、今日は日曜日、明日は月曜日、あさっては日本にかえらねば。何と言うことでしょう!!しかし、マスター私のことは覚えていてくれて、大歓迎してくれ、JAZZ談義に花が咲き(何語で?)、楽しいときを過ごすことが出来ました。かの地でJAZZのライブ倶楽部。北京ではここだけだと思います。機会があれば、ぜひよってみて下さい。ライブは夜だけですが、JAZZ喫茶としては朝10時からやっています。「北京市朝陽区東三環路北路16号」 東三環路 農業展覧館の南側です。

DVD、CDも販売してますよ。ジェーン・モンハイトなんぞのDVDを格安で求めてきました。


Taking a Chance on Love: Jane Monheit in Concert
/
ISBN : B0007OP270
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Live at Ronnie Scott's
/ Wea/Rhino
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by knakano0311 | 2006-09-24 18:22 | JAZZY紀行 | Trackback | Comments(0)

異邦人 ~ハルビンにて~  

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いま中国ハルビンのホテルで、このブログを書いています。

関西空港を22日、朝10時に飛び立ち、北京首都空港発16:05 CZ6204便で。快晴、まだ陽の高い北京を飛び立ち、疲れからか、I-PODを聞きながら、いつの間にか眠りに落ちてしまった。ふと気がつき、眼下に眼をやると、アムール川の支流、松花江が、三日月湖や中洲、無数の池を大地に残しながら、太古のままに、まるで大蛇がくねるように、荒々しく原野を削って流れ、そのはるかかなたの地平線に真っ赤な夕日が沈んでいくところであった。ノイズキャンセレーション・ヘッドホンのため、飛行機のエンジン音は聴こえず、聴こえてくるのは、「チェット・ベーカー」の「I'm A Fool To Want You」のみ。まるで私一人で、真っ赤な海に沈みこんでいくような錯覚にとらわれた。やがて、夕日が消え、徐々に下界の明かりも見えない漆黒の闇が機を包み込む。
18:00 飛行機を降り立つと、そこはロシア国境に近い、黒龍江省の省都ハルビン空港。気温10度、初冬の気配。ホテルにチェックインをし、夕食をとるためにホテルを出ると、廻りは景観照明によって、夜空に鮮やかに浮き出たロシア風建築物が、延々とつづく街並み。まさしく、異世界に足を踏み入れてしまった「異邦人」という錯覚に、またしてもとらわれてしまった。

イン・トーキョー~愛蔵版~
チェット・ベイカー ハロルド・ダンコ ハイン・バン・ダー・ガイン ジョン・エンゲルス / キングレコード
ISBN : B00005HR92
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DREAM PRICE 1000 久保田早紀 異邦人
久保田早紀 萩田光雄 山川啓介 若草恵 / Sony Music Direct
ISBN : B00005NYNT
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人で賑わうロシア街のメイン・ストリートのはずれ、1914年建てられたビルの一角にある、その名も「露西亜」というロシアン・カフェ・レストランは、アンティック、レトロなインテリア、静かな雰囲気とボサノバにつつまれた落ち着いた店で、中国であることをすっかり忘れてしまうようなひとときであった。(9/23追記)
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by knakano0311 | 2006-09-23 00:14 | JAZZY紀行 | Trackback | Comments(0)

日曜の朝のために  

茶の間で1日の大半を過ごす妻用に、ミニコンポを買いました。いままでは、家事、育児にあけくれ、音楽をじっくり聴いているゆとりなんてなかったのでしょうが、最近、音楽に興味を持ち出したみたいで、古いCDラジカセを持ち出してきて、家事をしながらでも、聴ける音楽はないかなどと言うので、それならばと、安いミニコンポを買ったというわけです。妻は(多分??)私のような、JAZZファンではありませんので、いきなり、JAZZというのもどうかと思い、ドライブなどの時に流していたボサノバや「ジャネット・サイデル」などのCDをすすめてみたところ、この辺のレンジは、どうもあたりがありますので、もう少しジャンルをひろげて、探ってみようと思っています。

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と思いつつ、例のごとくCDショップをウロウロしていたところ、「伝説のアコーディオン奏者、72歳のデビュー・アルバム」というコピーが眼にとまりました。ジャンルはパリの大衆音楽「ミュゼット」。御年72歳(2001年リリース時点で)になるフランスのアコーディオン弾き、「ジャン・コルティ/クーカ」。以前、「桑山哲也/アカプルコの月」で紹介したように、ミュゼットについては、多少聴いていて知っていたが本格的に聴いたのは初めて。哀愁があって、小粋で、レトロで、艶があって、洒脱。まさしくパリジェンヌがコーヒーを楽しむ、パリの街角のカフェが眼に浮かぶよう。
72歳にしてこの色気、このテクニック、恐るべし「コルティ爺さん」。7曲目は宮崎駿監督の「紅の豚」の挿入歌、加藤登紀子の歌った「さくらんぼの実る頃」。

去年のパリ旅行からほぼ1年。パリの薫りを思い出すため、今度の日曜日の朝のBGMにすすめてみようかと思う。このブログをお読みのマドモアゼル、あなたの秋の日曜日の朝にもぴったりですよ。多分1日さわやかに過ごせます。一杯のコーヒーとパリジェンヌのように。


クーカ
ジャン・コルティ / インディペンデントレーベル
ISBN : B00005NE8E
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「Jean Corti ‐ Amazone」

          
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by knakano0311 | 2006-09-21 17:03 | いもたこなんきん | Trackback | Comments(0)

三人の素敵な新人  

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犬も歩けば棒にあたる。いや失礼!私は戌年なので、犬も歩けば新人にあたる。
たまたま、CDショップめぐりをしていて見つけた、気に入った新人(もちろん私にとっての)3人をまとめて紹介しよう。
「Emilie Claire Barlow/Like A Lover」(「エミール・クレア・バーロー」と読むのか?)。カナダ出身というから多分フランス系か?。「ソフィー・ミルマン」のデビューの時もそうだったが、カナダからは、すばらしい新人が出るのだが、どうもそのプロフィールがよく分からない。今回もそうである。Amazonなどにもデータが一切ないと思っていたら、「Tower Records」のフリー情報誌にチョロッと乗っているのを発見。そのまんま引用しよう。
「キュートな歌声で高速のスキャットなどしっかり歌ってみせる確かなテクニックに魅了させられる美人JAZZシンガー」。おー、いいぞいいぞ。「日本デビュー作となる今作は、自身の4枚目のアルバムでセルフプロデュース作品。」 おっ、結構キャリアも実力もあるみたい。「アップテンポなスタンダード・ソングや夏の終わりに聴きたいバラード、洒落たボサノバなど聴き応え十分なアルバムに仕上がっています。」 いいみたい。「On The Sunny Side Of The Street」、「Someone To Watch Over Me」、「ソ・ダンソ・サンバ」、「黒と白の肖像」などなど・・・・.
2曲目の「On The Sunny Side Of The Street」はベースのバックだけで始まり、カルテット、彼女の軽快なスキャットへと流れていくスウイング感あふれる佳唱。

いまだに、Amazonにデーターが、ありません。多分そのうちでるでしょう。
【EMPRESS 82998208241】
詳しくは www.emilieclairebarlow.com  でどうぞ。試聴も出来ます。

【追記 9/20】
CDショップに、日本版が並んでいましたので、調べたら、早速データーが出ていましたので、追記します。「エミリー・クレア・バーロウ」だそうです。

ライク・ア・ラヴァー
エミリー・クレア・バーロウ / ビクターエンタテインメント
ISBN : B000HA48J2
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「平賀マリカ/フェイス」。ちょっと驚いた。POP-JAZZとでも言ったらいいのか。確かにスタンダード集なんであるが、POPSみたいな感じに聴こえる。彼女の個性なのか、アレンジの妙なのか、こんな感じは初めてで、フレッシュである。ひょっとしたら、我が心のミューズ?とさえ思わせるような予感を感じた。

Faith
平賀マリカ / ピーエスシー
ISBN : B000GALCWY
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「Madeleine Peyroux/マデリン・ペルー」。2作目の、「ケアレス・ラヴ」が大ヒットしたときに、「ビリーホリディの再来」といって宣伝していたので、引けてしまい手が出せなかった。第3作目「Half The Perfect World」が、店頭に並び、試聴してみたらこれが実にいい。ついでにデビュー作「Dreamland」も買ってしまった。さて、「ビリーホリディの再来」であるが、第1作のライナーノートには、彼女自身の言葉で「ビリー・ホリディ、ベッシー・スミスには影響を受けた」と書かれているだけだし、第3作には、プロデューサーやファミリーに対する献辞があるだけ。どこから、「ビリーホリディの再来」なんて言葉が出てくるんでしょうね。また「ノラ・ジョーンズのさきがけ」みたいなコピーもあったが、これもお門違いもはなはだしい。「ビリー」か「ノラ」を持ち出さないと新人は売り出せないんですかねえ。

フランス語教師の母親の影響でフランス文化に対しても共感があるらしく、エディット・ピアフの「ばら色の人生」を取り上げている。全体を通じ、ノスタルジックなアルバム作りで、ジャズ、ブルース、フォーク、そしてカントリーなどアメリカン・ルーツ・ミュージックの魅力たっぷりで、古き佳き時代のスローナンバーを堪能できる、傑作デビュー・アルバム。
ほら、ジャケットもモノクロのフランス映画のワンカットみたいでしょう。

Dreamland
Madeleine Peyroux / Atlantic
ISBN : B000002JAX
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第3作「Half the Perfect World」。パッケージには日本語で、「幸せになる12の方法」なんて意味不明の副題のシールが貼ってあるが、「レオナード・コーエン」、「トム・ウエイツ」、「フレッド・ニール」によって書かれた曲にフォーカスを当てている。また、K.D.ラングとは「ジョニ・ミッチェル」のカバー曲「River」でデュエットをしているし、彼女自身も「I’m All Right」を含む4曲の曲作りに参加している。デビュー作と同じようにノスタルジックであるが、コンテンポラリーな味付けがされており、暖かいほのぼのとした雰囲気に浸れる。最初の「I’m All Right」、最後の「Smile」が出色。

Half the Perfect World
Madeleine Peyroux / Universal
ISBN : B000GFLE86
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「Madeleine Peyroux - I'm All Right」

          


茶の間で1日の大半を過ごす妻用に、小ぶりで、安値で、使い勝手のよさそうな、ミニコンポを買いました。夜は私も聴いてますが、邪魔にならない程度の音量でも結構聴けますし、私の座っている場所との、距離感がちょうどいい。「Half the Perfect World」なんかちょうどいい感じ。さすが日本のエレクトロニクス技術。(もちろん生産地は中国) このブログを妻も時々覗いている気配なので、リクエスト殺到したらどうしましょう。10箇の衣装函からお好みCDを探し出すのが・・・・・・・・・。
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by knakano0311 | 2006-09-20 00:45 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(3)

秋の夜長の大人の時間 (4)  ~シンデレラな夜~  

♪ ・・・ ほんの夢の途中   
        このまま 何時間でも 抱いていたいけど ・・・・・ ♪
                             (来生たかお/夢の途中)

明日からまた日常生活。日常生活へ連れ戻す、かぼちゃの馬車が迎えに来る前のひとときに。

【シンデレラな夜 コース】

「A.C.ジョピン」。ボサノバのビッグネーム。土の香り、ブラジルの香りの強いボサノバではなくて、アメリカナイズされたその都会的な雰囲気の、ソフトな感触のインストゥルメンタル作品から今夜は始めようか。
「Wave」。発売された1967年当時、A&Mレコードからだされる、「クリード・テイラー」プロデュースのLPのジャケットはどれもすばらしく、インテリアとしてファンはこぞって部屋に飾ったものだ。この「Wave」も砂漠をかける一頭のキリン。タイトル曲のWaveはこのあと本当にいろいろなアーティストが取り上げてすっかりスタンダードになってしまった名曲。またCTIシリーズは「Fusion」あるいは「スムース・ジャズ」の先駆けといっていいアルバムを次々とリリースして、若者のジャズファンを一気に拡大したと言われている。
ジム・ホールの「アランフェス協奏曲」、タンバ4の「二人と海」、ヒューバートローズ「春の祭典」、ウエス・モンゴメリー「ロードソング」など、いまでも本当にすばらしいジャケットだと思うよ。但し、LPレコードでないと、インテリアとしては楽しめないかも。
「Wave」、日本版のジャケは赤が基調、輸入版は緑が基調。「お好きなほうをどうぞ」といいたいが、ここでは輸入版の緑。


Wave
Antonio Carlos Jobim / Polygram Brazil
ISBN : B000002G6J
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つぎは、秋の夜長におすすめの女性ボーカル。「一人で聴くよりもカップルで」なんてのが似合うようなアルバムがいいね。心にしみいる、ハートウォーミングなやつ。
「リンダ・ロンシュタット」が、シナトラのアレンジャーとして有名な、ネルソン・リドルと80年代半ばから、コラボした、ジャズ・アルバム3枚があるんだ。「What's new」、「Lush life」。そして3枚目の「For sentimental reasons」。3枚目を収録中に、残念なことに、ネルソンリドルは亡くなってしまったがね。
「リンダ・ロンシュタット」はJAZZ歌手ではないんだが、キュートな声で、素直なくせのない歌い方で、JAZZのスタンダードということを意識せず、スムーズかつ朗々と歌っている。
ちょうど、こんな風にお酒を飲みながら聴くと、とろけそうなくらいリラックスさせてくれるよね。「Someone to Watch over Me」も、甘い恋心をくすぐるような、乙女チックなラブバラードに聴こえるね。


What's New
Linda Ronstadt & the Nelson Riddle Orchestra / Asylum
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「'Round Midnight」は、ネルソン・リドルとのコラボの3枚をを2枚組CDにまとめたお買い得盤なんで、僕は、こっちを持っているんだが。
「I’m Fool To Want You」なんて「チェット・ベイカー」のうたう、口説き風のささやき唄と違って、女心のせつなさを感じる、楚々たる唄い方だね。

'Round Midnight
Linda Ronstadt w Nelson Riddle & His Orchestra / Asylum
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最後は、「エディ・ヒギンス」で締めようか。年輪を重ねて再び輝きだしたアーティスト。「ケニー・バロン」も好きだが、「エディ・ヒギンス」も好きなんだ。甘すぎてかったるいとか、ファンにこびているとか、そんなことをいう人も多いけど、「甘くて何が悪い」と言いたい。元来「ピアノ」なんて楽器は、優美で甘い楽器そのもの。「エリーゼのために」、「あまだれ」、「別れの曲」なんてクラシックのピアノ曲に一度は、しびれているはず。彼は、年をとって渋みも加わり、その甘さ加減がたまらないものになってきた。どうせなら、思い切り甘く、泣かせのSAXの達人「スコット・ハミルトン」と組んだアルバムを選んだよ。
スタンダード・ソングを、ずらりとならべ、スマートさにあふれ、甘くて、美しいなごみのアルバムに仕立てあげられていると思う。「スコット・ハミルトン」。昨夜、「ローズマリー・クルーニー」のバックで吹いていたが、これまた、がんばっている爺様だね。彼を選んだことが、成功の原因だと思うんだ。「エディ」と「スコット」、二人の爺様がんばってるよね。エールを送りたいよ。


煙が目にしみる
エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン エディ・ヒギンズ スコット・ハミルトン スティーブ・ギルモア ビル・グッドウィン / ヴィーナスレコード
ISBN : B00005YWX0
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ここにも、私の症候群のひとつ、「アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー」がはいっているね。


マイ・ファニー・バレンタイン
エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナスレコード
ISBN : B0009I8TUG
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「I'm A Fool To Want You - Scott Hamilton & Eddie Higgins」

         


また明日から、JAZZYに定年後の生活を楽しみましょうかね。


注)登場人物のキャラクター等一切架空の人物につきお間違えのなきよう。まっ、間違えてもいいか。
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by knakano0311 | 2006-09-18 19:36 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

秋の夜長の大人の時間 (3) ~異国にいざなう夜~  

♪ 魔法にかかった異国の夜の街  心に呪文を投げるの ・・・・♪ 
                                    (中森明菜/ミ・アモーレ)

【異国にいざなう夜 コース】

今夜はすこし想像力を働かして、気分だけでも、異国へワープしてみようか。
最初の場所は、強い日差し、陽光と海がきらめく西海岸サンフランシスコ。ゴールデンゲート・ブリッジを左に見て、あの長い急な坂道をストリート・カー(路面電車)で下ると、そこは、サンフランシスコ・ベイに面したフィッシャーマンズ・ワーフ。ゴールデンゲート・ブリッジからアルカトラス島への観光船の観光客や市場、レストラン、みやげもの屋で活気にあふれ、陽気にざわめいている。西海岸特有の陽気なヒスパニックな空気、「ハリーアレン」の明るいボサノバが似合う街。
  

アイ・キャン・シー・フォーエヴァー

ハリー・アレン ギルヘルム・モンテリオ ジェイ・バーリナー ロン・カーター グレディ・テート ジョー・アシオンBMG JAPAN



一転して、アリゾナ州の北部、モニュメントバレーへ飛ぼう。ジョン・フォードの西部劇によくでてくる、奇妙な形をした「メサ(インディアンの言葉でテーブルの意味)」、「テーブルマウンテン」と砂漠をみながら、ナバホ・インディアン居留地の唯一のロッジ、「グールディングス・ロッジ(Goulding's Lodge)」のテラスで、午睡を楽しもうか。暑いんだけどカラッとした乾いた風・空気、静寂さ、メサと砂漠以外は眼に入らない奇妙な異空間。こんなまどろみの時間の音楽として、「チャーリーヘイデン/ランド・オブ・ザ・サン」がよく似合うと思う。

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前作「ノクターン/Nocturne」の続編ともいえる、ゴンサロ・ルバルカバとのコラボレーションが生み出した美しいアルバム。メキシコの作曲家ホセ・セブレ・マロキンの楽曲を中心に演奏しているんだが、明るい陽光と土の香がむせかえるような大地、そこに、有史以前から暮らしてきた原住民、インディアンたちの歴史や血を感じさせる、ノスタルジックで温かみのあるアルバム。鋭角的なところや引っかかるところがひとつもなく、聴いているといてるとゆったりと優しい気持ちになれる、本当に傑作と言えるアルバムと思う。ぜひ聴いて欲しいんだ。


ランド・オブ・ザ・サン
チャーリー・ヘイデン イグナシオ・ベロア ゴンサロ・ルバルカバ マイケル・ロドリゲス ミゲル・ゼノン / ユニバーサルクラシック
ISBN : B0002T200W
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マイアミから車を飛ばして400km。カリブ海とメキシコ湾に挟まれた狭い砂洲をひたすら一直線に伸びる道路。ヘミングウエイも愛し、ハンフリー・ボガード主演「キー・ラーゴ」でも描かれた
キー・ウエスト。カリブ海とメキシコ湾に挟まれて400kmも伸びている地形というものがどんなところか知りたくて、車を走らせたことがあるんだ。海とダイバーのためのリゾートのほかは何もないが、目の前のメキシコ湾に沈む夕日と背後のカリブ海から昇る朝日、感動ものだったなあ。さあ、メキシコ湾に沈む夕日を眺めながら、ゆっくりと夜の帳が訪れるのを待とうか。
モニュメントバレーで聴いた「チャーリー・ヘイデン/ランド・オブ・ザ・サン」とワン・セットともいうべきアルバム「ノクターン」を聴きながらね。
実は、この「ノクターン」は、あるブログの読者からメールで知ったんだが、一躍僕の愛聴盤となってしまった。このアルバムも、ピアノのゴンサロ・ルバルカバとコラボしており、キューバなどのボレロを取り上げて、詩情豊かな夜のイメージが漂よってくる。どの曲ひとつとして、とんがったというか、鋭角的な曲はない。が、スムース・ジャズ、やイージーリスニングJAZZっぽく流れるのではなく、ゆったりとした極上のJAZZにとどまっているんだ。スロー・ミュージック・スタイル、或いはスロー・ジャズ・スタイルとでも呼ぶにふさわしいライフスタイルが好きな人には、ぜひおすすめの大傑作だと思うよ。


ノクターン
チャーリー・ヘイデン ゴンサロ・ルバルカバ ダヴィッド・サンチェス ジョー・ロヴァーノ イグナシオ・ベロア フェデリコ・ブリト / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00005B3KN
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最後は、NYはブルックリンのレストラン、ダイニング・バーにもどって、今夜は締めようか。対岸のマンハッタンの夜景が息を呑むように美しいだろ。近代都市の夜景でこの美しさに匹敵するのは香港、トロントぐらいかなあ。5年前ならWTCが見えたんだが。パーラメントブルーの夜空と林立する超高層ビルの明かり、本当にきれいだ。「ローズマリー・クルーニー/Sings Ballads」を聴きながら、あのドライマティーニを注文していいかな?

シングス・バラッズ(XRCD)
ローズマリー・クルーニー ウォーレン・バシェ スコット・ハミルトン エド・ピッカート ジョン・オッド チャック・イスラエル ジェイク・ハナ / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0001ZX2D6
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「ローズマリー・クルーニー」。このひとは本当に上品に歌うね。また、発音がクリアだから、日本人の我々にも歌詞が、聞き取り易いね。だから、情感がリスナーに素直に伝わってくるね。
マティーニをもう一杯おかわりしていいかな。

「The Days of Wine and Roses - Rosemary Clooney」

          



注)登場人物のキャラクター等一切架空の人物につきお間違えのなきよう。
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by knakano0311 | 2006-09-18 01:12 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

USA・JAZZY紀行(3)  ~ シネマなニューヨークで ~

晩秋の朝、エセックス・ホテルを出て、朝露に濡れる落ち葉を踏みしめながら、セントラルパークを散策し、五番街へさしかかると、有名なブランドのブティックでは、もう間近にせまったクリスマスのデコレーションの飾り付けに大忙し。ラジオ・シティの前の広場では、名物の巨大なクリスマス・ツリーとスケートリンクの準備が終わっていた。

ラジオシティ前の巨大なクリスマス・ツリーとスケートリンク、何かの映画で見覚えありませんか?そう、「ある愛の詩」です。アーサー・ヒラー監督、アリ・マックグロー、ライアン・オニール主演の映画。大富豪の御曹司オリバーと菓子屋の娘のジェニーは身分の違いを越えて恋におちる。周囲の反対を押しきって二人は結ばれるが…。世界中を感動の渦に巻き込んだ永遠のラブ・ストーリー。二人が知り合うきっかけになったあのスケートリンクなんです。

このように、ニューヨークには、映画の背景、ストーリーの展開のうえで、重要な舞台になった場所、建物がたくさんあります。
ちょっと、思いつくままあげてみましょうか。
「ハリウッド版ゴジラ/NY自然科学博物館、マディソン・スクエア・ガーデン」、「スパイダーマン~クイーズボロー橋」、「マネートレイン~地下鉄」、「ダイハード3~ウォール・ストリート、連邦準備銀行、ハーレム」、「ホームアローン2~プラザホテル」、「キングコング~エンパイア・ステイト・ビル」、「誰かに見られている~グランド・セントラル・ステーション、グッゲンハイム美術館」、「恋におちて~グランド・セントラル・ステーション、サウス・ストリート・シーポート」、「ティファニーで朝食を~ティファニー宝石店」、「ゴッドファーザー~自由の女神、エリス島」、「ゴースト・ニューヨークの幻~ダウンタウンのアパート」、「ローズマリーの赤ちゃん~ダコダハウス」・・・・・・・などなど数限りない。

ピアノの大御所、「レイ・ブライアント」のアルバム、「Godfather」。本人も最高傑作と言っているだけあって、円熟と熱くスリリングな演奏を十二分に堪能できるアルバム。

ゴッドファーザー
レイ・ブライアント・トリオ / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B0000UN2SM
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「デイヴ・グルーシン」は、いくつもの優れた映画音楽を、提供しているが、デ・ニーロとメリル・ストリープ主演の、おちてはいけない恋を描いた「恋におちて」のテーマ曲「マウンテン・ダンス」がやはり出色の出来ばえである。


マウンテン・ダンス
デイヴ・グルーシン マーカス・ミラー ジェフ・ミロノフ イアン・アンダーウッド エドワード・ウォルシュ ハービー・メイソン ルーベンス・バッシーニ / ビクターエンタテインメント
ISBN : B00005GWOV
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本当に、ニューヨークは、アメリカ映画好きにとってはたまらない街。私も朝、セントラルパークを散歩していたら、アラスカ犬の犬ゾリチームが困難を乗り越えて、飛行機が飛べなくなった吹雪の村に、血清を届けて人々の命を救うと言う実話に基づくディズニー映画(残念ながらタイトルが思い出せない)が、当時公開されていて、そのリーダー犬の銅像に、途中でバタリと出くわしたことがあります。

フランス人のJAZZアーティスト、「バルネ・ウィラン」がNYに対する想いを歌い上げたアルバム「ニューヨーク・ロマンス」。たしか、このあと1枚を残して、旅立ってしまったと思う・・・・・。

ニューヨーク・ロマンス
バルネ・ウィラン / ヴィーナスレコード
ISBN : B000053SQJ
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ニューヨークと映画との親密な関係について丹念に調べて、紹介した本がある。映画は少し古いが、ニューヨークという街が、いかに画になりうるか、人間の物語が描くのに、いかに格好の街か、ということの証かもしれない。
私が、何回でも行きたい街のひとつ、「NewYork! NewYork!」。

NY×映画110―スクリーンの中のニューヨークガイド
きさらぎ 尚 / 文藝春秋
ISBN : 4163551107
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最後にマンハッタンとくれば、これははずせないでしょう。「MJQ」こと「マンハッタン・ジャズ・クインテット」。50年代、60年代のハード・バップを80年代に蘇らせ、日本で熱狂的な支持を受けた。アルバムは数あれど、第2作目のアルバム「枯葉」が衝撃的だった。なんといっても「リカード・ボサノバ 」が最高。リーダのデヴィッド・マシューズは例のJAZZクラブでお見かけしたことがあります。


枯葉
マンハッタン・ジャズ・クインテット / キングレコード
ISBN : B0002RNB2U
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by knakano0311 | 2006-09-17 00:30 | JAZZY紀行 | Trackback(1) | Comments(1)

秋の夜長の大人の時間 (2) ~穏やかな夜に~  

♪ 昔より愛が足りない 君はぼんやり呟いた ・・・・・
       One More Day また一日 おだやかなれば それでいい・・・・・ ♪
                                     (来生たかお/Goodbye Day)

【穏やかな夜 コース】

穏やかなる夜の幕開けに、穏やかならざる映画(DVD)でもみようか。

恋にゆれる中年女性を見事に演じた「メリル・ストリープ」、「クリント・イーストウッド」監督・主演の「マディソン郡の橋」。夫と家事と子供の世話に明け暮れるが、なに不自由なく、平凡に、幸せに暮らしている田舎町の主婦。ふと訪れた橋を撮りにきた写真家。都会に匂い、異世界の男。魅かれあった二人は、夫と子供が出かけている4日間だけの恋に落ちる。自分の世界に飛び込んでくることを誘う男。切羽詰った決断。できない。・・・・・。さあ、どうする。どうなる。
こんなストーリーで世の女性のハートをつかんで、大ヒットしたラブストーリーを映画化した作品なんだ。僕でも、この映画に魅かれる女性の心は、よくわかるんだ。しかし、「日本のビジネス・マンでは、どうしようもない」と多少の反省と自嘲をこめて、強がりを言うしかないのだが、あっさり「すみませんね。ほったらかしで。」と、あやまりますか・・・・。

クリント・イーストウッドは、JAZZ大好き人間で、自身の映画でもJAZZをテーマにした作品をつくったり、作品の中で、JAZZを効果的に使うのがうまい監督として知られているんだ。この映画でも、実に効果的に、「ジョニー・ハートマン」や「ダイナ・ワシントン」などのレトロなJAZZバラードを重要なシーンの背景として使っているね。サントラ盤のCDも、これ一枚で十分に「ラブ・バラ-ド・コンピレーション・アルバム」として評価できるくらいだよ。

マディソン郡の橋
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000HCPVH8
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マディソン郡の橋
サントラ ダイナ・ワシントン ジョニー・ハートマン / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B00005HGTG
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もう少し映画にちなんだ話を続けようか。僕が最初にJAZZを意識したのは、フランス映画、ルイ・マル監督、ジャンヌ・モロー主演の「死刑台のエレベーター」ってこと、いつか話したと思う。さっきの「マディソン郡の橋」とはちょっと違うが、不倫の男女が殺人にかかわり、男がエレベーターに閉じ込められたことによって、完全犯罪の破綻を食い止めるために、女は決断を迫られるサスペンスなんだが、全編「マイルス・ディビス」が即興で、音楽を担当したと言う映画。映画のストーリーもすばらしいが音楽も、当時大変話題になったんだ。そこにクインテットで参加していた、SAXの「バルネ・ウィラン」が、年を経て見事にカムバックし、フランス映画音楽をジャズで優美に演奏して、大ヒットとなった、元は「フレンチストーリー」と言うタイトルだった作品の新装盤がいい。当時は映画といえば、ヨーロッパ映画、フランス映画か、イタリア映画と相場が決まっていた。ハリウッド映画?「鉄砲撃つだけしか能がない、粗野な映画さ」なんて、いっぱしの文化人を気取るの映画ファンは嘯いていたもんさ。そんな、シニア世代の映画&映画音楽ファン当て込みの、ミエミエのアルバムであるが、これにはのせられても一向に構わないよ。


記憶の中のフランス映画
バルネ・ウィラン=マル・ウォルドロン・カルテット バルネ・ウィラン マル・ウォルドロン スタッフォード・ジェイムス エディ・ムーア / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005IX3T
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「バルネ・ウィラン」と同じように、年輪を重ねてから、再び輝くアーティストたちがいるが、その一人が、「エディ・ヒギンス」と並ぶピアノニスト、「ケニー・バロン」だ。「ジェーン・モンハイト」や「シェリル・ベンティーン」のアルバムでバックを担当して、いぶし銀の味を出していたが、自身がメインを張るアルバムがなかなかなかったんだが、今はもうない老舗のNYのJAZZクラブ「ブラッドレイズ」でのライブが数少ない彼のピアノ・トリオ・アルバムの「ピカ一」だろうと思う。何回聴いても飽きない、鋭角的なひっかかりのない、穏やかな演奏の中に、端正さ、さりげない技巧、音のキレ、ドライブ感などがすべて盛り込まれ、本当に年輪に磨かれて光る「いぶし銀」という表現があてはまるピアニスト。好きなんだな。こういう渋めのピアノトリオが。今晩の「締め」の一枚として選んでみたが・・・・・。どうだろうか?

ライヴ・アット・ブラッドレイズ
ケニー・バロン・トリオ / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00005HSYS
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「blue moon - kenny barron trio live at bradley's」

         

今日は、いつになく饒舌で、すこし疲れたかな・・・・・・。



注)登場人物のキャラクター等一切架空の人物につきお間違えのなきよう。
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by knakano0311 | 2006-09-15 23:27 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)