大屋地爵士のJAZZYな生活

<   2008年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

我が家の歳時記  ~「ちりとてちん」の故郷へ~

b0102572_1825247.jpg
写真は食文化館に移設された「ちりとてちん」の和田塗箸店のセット

八月後半、不安定な天気が続いていたが今日はうって変わって、秋間近を感じさせるような爽やかな青空。それではとドライブを兼ねて、おいしい昼飯を食べに、「徒然亭若狭」こと「和田喜代美」の故郷若狭・小浜へと足を向けました。そう、私はNHK朝の連ドラ「ちりとてちん」の大のファンだったのです。観光マップには町中のそこかしこに「ちりとてちん」のロケ場所が紹介されており、マップに従って、少し散策しただけでも、ドラマの一場面が思い出され、いやいや、ずいぶんとミーハーをしてしまいました。

若狭といえば、伊勢、志摩、淡路などと並んで古来、朝廷に「御贄(みにえ);天皇の御食料のことで御食(みけ)ともいう」を納めた「御食国(みけつくに)」である。平城京跡地からも「御贄」を送るときにつけた木製の荷札が発見されている。このように、若狭は、古くから塩や海産物を納める「御食国」として歴史的に重要な役割を果たしてきた。そのことにちなんで、市は「食のまちづくり」を目指しているようで、小浜湾に面した「御食国若狭おばま食文化館」には、いろいろなお米の食べ方、なれずしの作り方、名産若狭塗り箸など食に関するいろいろな展示がなされていた。

お目当ての昼食は「海鮮丼」。新鮮な魚介類がてんこ盛りの丼に舌鼓をうって、土産はドラマでも何回となく目にした、丸ごとの鯖一匹を豪快に焼いた「焼き鯖」と絶品「鯖鮨」になつかしい「おぼろ昆布」。

ところで「ちりとてちん」以外で小浜が最近話題になったのは、民主党米国大統領候補オバマ氏を町興しのため、真剣にパクった「オバマ候補を勝手に応援する会」。先週、党大会で受諾を受け、正式に民主党候補なった今、さぞかし街は盛り上がっているかと思いきや、そうではなかった。しょぼいハンバーガー「オバマ・バーガー」と「Tシャツ」を見かけた程度であった。

「ちりとてちん」だけでなく、もっともっとオバマも盛り上げんと「オチ」てしまいまっせ!
おあとがよろしいようで!!



「ちりとてちん」の挿入歌として、ドラマの重要な場面で流された曲が、「佐々木秀実」の「聴かせてよ愛の言葉を」。シャンソンとして有名な曲であるが、ドラマ挿入歌としてこの曲が放送されてから、歌い手は誰か?という視聴者からの問い合わせがNHKに殺到したという。

聴かせてよ愛の言葉を
佐々木秀実 / / ZETIMA
ISBN : B00009WKVM
スコア選択:


「聞かせてよ愛の言葉を - 佐々木秀実」

          


b0102572_23274836.jpg

「佐々木秀実」。歌声を聞いても、名前をみても、男性なのか女性なのかよく分からないが、次のシャンソン・アルバム「HIDEMI」のジャケットをみると、もっと分からなくなってしまう。多分組合系?と推測しますが、なんと同郷長野県出身、1980年生まれ、28歳のれっきとした男性のようです。どうもシャンソンを歌う男性には性別不詳系が多いが、美空ひばりとピアフに触発されてシャンソン歌手を志したという、その低めの声質と歌唱力はたいしたものです。

HIDEMI
佐々木秀実 / / 小澤音楽事務所
ISBN : B000PDZPXO
スコア選択:

圧倒的な声の存在感と表現力。その歌にほれ込んだ故・阿久悠氏が作詞とサポートをしたデビュー・アルバムが「懺悔」。当時はほとんど話題にならなかったらしいが、「聴かせてよ愛の言葉を」で火がついてから、このアルバムも大変注目されている。阿久悠はタイトル曲を含めて5曲をこのアルバムのため書き下ろしている。シャンソンという枠をはるかに超えたアルバムになっているが、リリース当時は弱冠21歳だったというから恐ろしい。


懺悔
佐々木秀実 / / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005V1GJ
スコア選択:


「懺悔 - 佐々木秀実」

          
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-31 22:21 | 我が家の歳時記 | Trackback(1) | Comments(0)

宴は終わり、夢はいつか覚める

b0102572_22504280.jpg
北京オリンピックの喧騒がやっと終わり、TVからはなれて普段の生活のリズムに戻った。北京オリンピックを私なりに総括すれば、まずスポーツの世界最高の戦いの場としては、大成功であった。43もの世界新記録が出たことがそれを示しているし、数多くの感動も得られた。世界新記録続出の水泳競技場・水立方は、「実は49mプールであった」などというたわいもない冗談が飛びかったくらいだ。「国威発揚」。米国をはるかに抜き、51もの金メダルを獲得。これも大成功であった。中国人以外は肩がこるほどの、これでもか言わんばかりの開会式の人海、物量、ハイテク演出。CG、アテレコ、スタントと映画では当たり前の演出もあったようだが、開会式も大成功、総演出の映画監督「張芸謀」も上出来と自讃。そして、国家権力を最大限使って、あらゆる規制のもとで表面上は何事もなく無事終わらせた過去最多204の国・地域から、1万人を超える選手が参加した大会の運営。すぐパラリンピックがはじまるが、中国政府はひとまずは安堵したであろう。

開かれた普通の民主国家へ中国が向かう後押しの願いを込めてIOCは北京五輪開催を決めたはずであったが、この大成功で「世界が今の中国を認めた」という自信を持ち、かえって逆戻りするかもしれないという危惧さえ感じさせるほどである。  

この数年間中国、特に北京へかなりの回数出張してきたが、そのたびに「すべてはオリンピック成功のために!」という中国政府の執念を北京の街の急速な変貌振りなどをみてずっと感じてきた。そして宴が終わった今北京市内の雰囲気はどうであろうか? これからこの大国は宴の間は一時仕舞いこんでいた多くのシビアな問題と向き合わなくてはならない。

オリンピック期間中もずっと下落を続けていた中国の株価、不動産価格。そして急激なインフレ。中国自身のブランドをもてないまま世界の工場と化すことによって、未曾有の急成長を続けてきたが、その繁栄の影ともいうべき拝金主義の横行、都市vs農村、沿岸部vs内陸部、漢民族vsその他民族、エリートvs非エリートなど、あらゆる階層間に生じてしまった格差。実態は計画経済・統制経済がおこなわれているエネルギー、オイル、石炭などに関連するインフラ経済、基幹産業の資源高騰による大幅赤字。減速しつつあるグローバル経済の不可分である中国経済に与える影響。資源飽食と益々深刻化する環境問題などの解決が先送りされたまま・・・。

もうすでに高齢者が一億をこえているといわれ、近々間違いなく訪れる日本をはるかに凌ぐといわれている一人っ子政策によるすさまじい少子高齢化社会。今年になってからでも、春の雪害、四川大地震、チベットなどの少数民族問題処理。

これらの問題は、五輪運営などと違って力で抑えて解決できる問題ではない。そんなことは中国政府もとっくに承知していると思うが、これらの問題にすぐに向き合っていかなくてはならない現実に、政府関係者にとっては、いましばし、あの「鳥の巣」で賞賛の嵐、五輪大成功の夢の名残りに浸っていたいというのが本音ではなかろうか。



開会式で歌われた北京五輪のテーマ曲は、大阪の世界陸上でも歌ったイギリスの世界的ソプラノ歌手、「サラ・ブライトマン」と中国人男性歌手「劉歓」の歌った「You And Me (我和你)」。現・胡錦濤政権が掲げるスローガン「和諧社会(調和の取れた社会)」をあらわした歌らしいが、開会式で歌われた直後の午後10時から26時間の間に「着うた」ダウンロードが573万件の新記録に達したと中国移動通信は発表した。きっとCDが発売されればミリオンセラーは間違いのないところだろう。(追記;8月29日までのダウンロード回数は延べ5700万回を超えたと「北京青年報」が伝えた。)

開会式に比べカジュアルで、楽しめた閉会式では、世界3大テノールの「プラシド・ドミンゴ」が中国人人気女性歌手「宗祖英」と歌った歌は「愛の炎」(オペラの1曲か?)。

そしてなつかしや、2階建てロンドンバスから登場した、ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のリーダーにしてギタリスト「ジミー・ペイジ」と、昨年イギリスのPOPシーンに彗星のごとく登場したシンデレラ「レオナ・ルイス」が、デュエットでうたう曲は「レッド・ツェッペリン」のヒット曲「Whole Lotta Love(胸いっぱいの愛を)」。懐かしさのあまり思わず昔のCDを引っ張り出してきてしまった。

マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト
レッド・ツェッペリン / / WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
スコア選択:


イギリスで爆発的人気を誇るオーディション番組「X-Factor」第3シーズンで優勝を勝ち取った「Leona Lewis」のデビュー・アルバム。私は聴いていませんが、マライヤ・キャリーなどになぞらえているので、レビューは賛否両論。しかしこのイベント出場でもうビッグの仲間入りは約束されたようなもの。

スピリット
レオナ・ルイス / / BMG JAPAN
ISBN : B0014W8TOC
スコア選択:

「Leona Lewis - Whole Lotta Love (Led Zeppelin Cover) 」

         
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-29 10:54 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

もしもピアノが弾けたなら(11) ~アムステルダムの陽だまり~

b0102572_1634320.jpg
写真;アムステルダム近郊のチューリップで有名なキューケンホフ公園


「アムステルダム」とくれば、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ(以下EJT)」をあげないわけには行かないだろう。「ジャック・ルーシェ」など60年代に一世を風靡したバロック・ジャズを別にすれば、私がヨーロッパ・ジャズに、特にジャズ・ピアノ・トリオに目を向けるようになったのは、まさにEJTからである。元は1984年にカレル・ボエリー(p)を中心としたメンバーで結成されたらしいが、1988年にカレル・ボエリー(p)、フランス・ホーヴァン(b)、ロイ・ダッカス(ds)というメンバーで再スタートし、1989年にアルバム「ノルウェーの森」でデビューして、日本で大評判になった。以後20年間にわたって、素晴らしい作品をリリースし、その人気は衰えることなく、定着している。
1995年には、ピアノの「カレル・ボエリー」が脱退し、「マーク・ヴァン・ローン」が加入し、その後現在に至るまでメンバーは変わっていない。カレルからマークに変わった微妙な違いはあるにせよ、わたしには、トリオの音楽性に大きな違いや違和感があるとはまったく感じられない。それというのも、各メンバーの技量、音楽性よりも、ユニットとしての「EJT」が目指す音楽スタイル、コンセプトというものが明確かつ重要になっており、プロデューサ(1988年からは木全信氏が一貫してプロデュース)、レコード会社もそれを要求し、リードし、彼らも才能を持って、十分に応えているからであろう。

b0102572_23565719.jpg

EJTの音楽スタイルとは何か? それは至極シンプルである。JAZZのスタンダードを始め、例えばビートルズなどのPOPS、ラテンのヒットナンバー、映画音楽、おなじみのクラシックの名曲など、JAZZにこだわらない幅広い曲をレパートリーとし、EJT風の哀愁とロマンティズム、リリシズムで聴かせる、このことに尽きる。このことが特に日本の幅広いJAZZだけでないファンに受け入れられ、長く人気を維持してきた理由であろう。さらに付け加えるなら、このEJTスタイルの幅をさらに広げるために哀愁極まりない曲を奏でるゲストを迎えてのコラボである。フリューゲルホーンの「アート・ファーマー」、ギターの「ジェシ・ヴァン・ルーラー」などとのアルバムがそれである。日曜日の朝、ドライブ、海辺、酒場、深夜の独り酒・・・・・など場所、季節、時間などのシチュエーションを問わず楽しめ、いつ聴いてもスッとかれらの音世界に入っていけ、安らかな満足感を得ることができる。その選曲の絶妙さと、その曲にふさわしい叙情性、ロマン性を失わない限り、いつまでもファンから支持されつづけるに違いない。

「Chopin's Mazurka 1 - the European Jazz Trio DVD "Afternoon in Amsterdam"」

          


さて、おすすめであるが、30枚近いアルバムが出ているので選ぶのに本当に困ってしまうのだが、スタンダード、POPS、クラシックなどが絶妙にちりばめられているEJTスタイルが最もよく分かるアルバムから選んでみよう。

まずは、初代カレルがピアノのデビューアルバム「ノルウェーの森」。マッカートニーの「ノルウェーの森」、「マイ・ロマンス」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」、「サマータイム」、「いそしぎ」、「枯葉」などのスタンダードがちりばめられ、爽やかでクール。EJTが目指そうとしたスタイルの原点がよく分かるアルバム。

ノルウェーの森
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
スコア選択:


つづいて、「悲しみのアンジー」。オランダの若手ギタリスト、ジェシー・ヴァン・ルーラーを再び迎えて、3曲フィーチャーしている。「ジャンゴ」、「ゴールデン・イアリング」、「スカボロウ・フェア」などのポピュラーな曲ばかりでJAZZになじみがなくともきっと聴きやすいだろう。

悲しみのアンジー
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
スコア選択:


ストリングス・セクションとの共演盤からは、「モナリザの微笑」。このアルバムを聴くたびに、こういうJAZZを産み出すヨーロッパ社会、文化はなんて豊かなんだろうと思ってしまう。クラシックのロマンティシズムとJAZZのリリシズムが見事に融合したまさにEJTスタイル。「慕情」、「モナリザ」、 「サマータイム」などスタンダードとビリー・ジョエルの「オネスティ」などが取り上げられている。

モナリザの微笑み
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B000657Q1A
スコア選択:

3曲のコンチネンタル・タンゴ(この言葉が分かる人は相当のお年か?)、「夜のタンゴ」、「真珠採り」、「ジェラシー」を、特に取り上げたアルバム「夜のタンゴ」。勿論タンゴだけでなく、ボサノヴァやビートルズ・ナンバー、ノラ・ジョーンズまで取り上げた、最高傑作とも言われるEJTスタイル・アルバム。

夜のタンゴ
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
ISBN : B000BKJE4M
スコア選択:


つぎはお得意のクラシックのジャンルから。これもたくさんアルバムが出ているが、「クラシックベスト盤Ⅰ、Ⅱ」がすべてが網羅されている点でおすすめであるが、単品アルバムをあげるとしたら、「幻想のアダージョ」。特に「アルビーノのアダージョ」「G線上のアリア」は、もともとが美しいクラシック曲であるため、JAZZにアレンジしてもこの上なく美しい。そのほかアルバム「天空のソナタ」、「マドンナの宝石」も。休日の朝にでもゆっくりと聴いてみて下さい。ゆったりとした暖かい気分になれますよ。


幻想のアダージョ
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ マーク・バン・ローン フランス・ホーバン ロイ・ダッカス / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005FPG2
スコア選択:


そして、ゲストとの哀切極まりないコラボ・アルバムから「風のささやき」。もう一つのファーマーとのコラボ・アルバム「哀しみのバラード」もいいが、私はこちらが好き。持病の特定曲症候群のひとつである「風のささやき」が流れ出すともうそれだけで・・・・・・。

風のささやき
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ・フィーチャリング・アート・ファーマー / / エム アンド アイ カンパニー
スコア選択:


オランダのジャズ・ギターの貴公子、「ジェシ・ヴァン・ルーラー」を迎えてのアルバム。「エリック・クラプトン」の「Tears In Heaven」や「アランフェス」など4曲をコラボしているが、やはり「サンタナ」の「哀愁のヨーロッパ」が極めつけの聴きものである。

哀愁のヨーロッパ
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ ジェシ・ヴァン・ルーラー / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B0000549K0
スコア選択:


「カレル・ボエリー・トリオ」もあげておきましょう。初代ヨーロピアン・ジャズ・トリオのピアニスト。新しい境地を開拓したというライナーノーツとみたのと、思わずのジャケ買いに走った「ブルー・プレリュード」。バーグマンの「追想」のテーマ曲「アナスタシア」なども美しい。

ブルー・プレリュード
カレル・ボエリー・トリオ / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B000BU6PYO
スコア選択:



EJTの音楽を聴くたびに、フェルメールが描いたあの柔らかな光に包まれたアムステルダムの街角や、チューリップで一杯のキューケンホフ公園の陽だまりが眼に浮かぶ。
やはり「EJT」、私にとってのヨーロッパJAZZ、JAZZピアノ・トリオの原点である・・・・。
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-15 08:53 | もしもピアノが弾けたなら | Trackback | Comments(0)

もしもピアノが弾けたなら(10)   ~ アムステルダムに運河は流れる ~

b0102572_18234232.jpg

皆さんは「アムステルダム」と聞いたら、どんなイメージを待たれるでしょうか?
オランダ王国の首都、風車、チューリップ、木靴、運河、レンブラント、フェルメール、アンネの日記、そして歴史好きな方なら東インド会社・・・などでしょうか。どちらかといえば、少しメルヘンチックなイメージ。しかし、この街はそれとはまったく違った危ない一面を併せ持っています。麻薬が合法的であること、同性愛・同性結婚が法的に認められていること、飾り窓の女などそちらも公に認められていることなど。ソ連崩壊後、ロシア・マフィア達が大量に流入した街、北朝鮮による日本人拉致のヨーロッパ拠点にもなった街といえば想像できると思います。しかし、そんな奔放、自由な街だからこそ、パリにつぐヨーロッパ有数の「JAZZ CITY」として有名になったといえるでしょう。あの無頼派で最後まで薬物中毒から抜け出せなかった「チェット・ベイカー」が晩年の最後の地となった街。私はといえば、出張時に宿泊する予定のホテルを目の前にしながら、運河をどうしても越えることができずに、1時間近くもウロウロしたというお馬鹿な思い出のある街。

私の好きなヨーロッパ・ジャズ・ピアノ・トリオをあげろといえば、多分すぐにその名が出てくるだろうトリオのひとつがご当地出身「ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ」。澤野レーベルで真っ先に好きになったのもこのトリオであった。「暖ったか派ピアノ」の代表格ともいえるトリオで、何回聴いても本当に暖かく、ロマンティックになれるトリオ。浪花のJAZZレーベル「澤野工房」から、最近リリースされたアルバムを含めの4枚リリースされています。「Swingin' Softly」、「Everything For You」、「Because Of You」、最新作「Exclusively For You」。

ライナー・ノーツにいわく、「感傷の詩人 ヨス・ヴァン・ビースト・トリオによって醸成された極上のワインにもたとえられる、究極のロマンティシズムJAZZピアノ。甘美にして清澄、時には深遠・・・・・ため息をつかずしてこのCDを聴きとおすことが出来ますか?」

「Because Of You」に収められた「いそしぎ」「酒とバラの日々」、「Swingin' Softly」に収められた「枯葉」「黒いオルフェ」、」、「Everything For You」に収められた「イエスタディズ」「トリステ」「ミスティ」。甘美といわずして何と言おうか。ライナー・ノーツのごとく、夏よりは、冬の暖炉の傍らで酒でも飲みながら・・・という雰囲気のほうがよく似合うかもしれませんが・・・。いずれにせよ、これらのアルバムもピアノ・ジャズを聴いてみようかと思う方には最適のおすすめアルバム。

b0102572_1029099.jpg
Because Of You





b0102572_04750.jpg
Swingin' Softly





そして、「熟年離婚あるいは婦唱夫随 (2)」の章でも紹介したように、奥さんでもあるJAZZシンガー「マリエール・コーマン」との共演アルバムを、これまた澤野工房から2枚出しています。自然のままの飾らない、チャーミングなマリエールの歌声。奇をてらうようなアレンジも超絶的な技巧もなく、甘くなりすぎることもないトリオの演奏。その中から滲み出てくる夫婦の暖かさと、さわやかな気持ちのよさの両方を味わえます。

b0102572_0153420.jpg
From The Heart





b0102572_016519.jpg
Between You & Me





「ルイス・ヴァン・ダイク」。私が入れ込んだオランダが誇る女性ボーカル「アン・バートン」のアルバムで入魂のバックのピアノを弾いていた。(「第5回 二人目の「A」・・・・」、「60歳過ぎたら聴きたい歌(6) ~Bang Bang~」参照)
先のブログでも書いたが、「アン・バートン」のバックでは異彩を放っていたが、彼女の死後しばらく活動を中断、そして最近自分のトリオで演奏活動を再開した。クラシック育ちの華麗な指捌きは認めるも、アンのバックで感じられたあの深い哀しみや詩情はどこへ行っただろうかと、すこしがっかりもしていたが、最新のアルバムではその詩情は戻ってきたように思われる。

おもいでの夏
ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ / / エム アンド アイ カンパニー
ISBN : B000SKNPEU
スコア選択:

バラード・イン・ブルー

ルイス・ヴァン・ダイク・トリオエムアンドアイカンパニー



「The Summer Knows-Louis van dijk trio」

          

ソロでよし、女性ボーカルとの組み合わせもよし、JAZZピアノの楽しみは深いのだ!
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-13 16:40 | もしもピアノが弾けたなら | Trackback | Comments(0)

映画の想像力(3)  ~今年イチオシのじじばば映画~

b0102572_234076.jpg

夏休み?に観た映画から、今年イチオシの「じじばば映画」を。

今から数年前、北アイルランドのラジオからちょっと変わったニュースが流れた。ベルファストの丘で指輪が見つかったという。それは50年以上も前にその丘に墜落死した米軍の航空兵の結婚指輪だったのだ。その指輪はどんな運命を辿ってきたのか?誰の元へ帰るのか?このニュースにそんな想像力と創作意欲をゆすぶられ、ラブストーリーを書き上げた脚本家、ピーター・ウッドワードがいた。

そして、イギリスの誇る名優でかつ名監督、リチャード・アッテンボロー監督が映画化、「あの日の指輪を待つきみへ (原題;Closing The Ring)」。リチャード・アッテンボローといえば監督ではアカデミー賞受賞の「ガンジー」、「コーラス・ライン」、俳優では、かっては「大脱走」でリーダーのイギリス人将校役、最近では、「ジェラシック・パーク」の実業家オーナー役といえばお分かりだろうか・・・・。

前回、「西の魔女が死んだ」でサチ・パーカーのことを激賞したが、蛙の子は蛙、彼女の母親である「シャーリー・マックレーン」主演の半世紀、米英を結ぶ第2次世界大戦の実話から生まれた感動のラブ・ストーリー。そして、じじ役は「クリストファ・プラマー」の2大名優。

アメリカに暮し、夫・チャックを亡くしたばかりのエセル・アン(シャーリー・マックレーン)のもとに、ある日突然、IRAのテロ厳戒体制下のイギリス・北アイルランドからの一つの報せが届く。エセルの名前が刻まれた金の指輪が、ベルファストの丘で発見されたのだ。夫を亡くしても悲嘆にくれないことを娘のマリーに責められ、「私の人生は21歳で終わったのよ。今さら何を嘆くの?」とエセルは、涙ひとつ見せない。マリーは両親と青春の日々を共にしたジャック(クリストファ・プラマー)にその言葉の意味を尋ねるが、彼は瞳に悲しみをたたえるだけで、詮索するなと何も語らない。なぜ、指輪はアイルランドに埋もれていたのか?指輪に刻まれていたもう一つの名前「テディ」とは誰で、今どこにいるのか―?指輪を見つけた青年が、はるばるアイルランドからエセルの家を訪ねてきた時、遂にエセルは決意する。50年前に封印した、運命の愛に向き合うことを。今、2つの時代、2つの国を結ぶ、壮大な愛の旅が始まった。そして運命に導かれてテロに揺れるベルファストに当時の関係者が集まったときに、真相が明らかになるとともに、あたらしい人生の真実も誕生する。

2大名優の抑制されたまさに名演技。若きエセル役のミーシャ・バートンの瑞々しさ。過去・現在と画面は激しく行き来するが、決してストーリーの流れを阻害したり、違和感を感じさせないアッテンボローの演出と脚本。そして最後には、戦争の残酷さ、愛の喪失と哀しみ、人生の封印、新しい愛の発見。運命の愛は一度きりではないという、人生の素晴らしさを描いた深い感動に包まれる。原題は「Closing The Ring」。もちろん結婚指輪にかけているのであるが、人生が、愛が、想いの環が完結するという、もう一つの深い意味も表わしている。CG全盛で時代、場所を越えて何でも映像化できる時代にあっても、このストーリーこそまさに映画の想像力・・・。今年私がイチオシの映画。

エンディングに流れる感動的な熱唱は、エイミー・ピアソン歌う「Lost Without Your Love」。まだ日本盤未発売であるが、輸入盤では出ているようだ。

b0102572_18125471.jpg
Amy Pearson/Who I Am






随所に出てくる音楽は、第2次大戦秘話ということもあって「グレン・ミラー」サウンドの数々が流れる。デヴィッド・マシューズ率いる「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」からスイング・ジャズ時代のレトロな薫りのする一枚。

イン・ザ・ムード~プレイズ・グレン・ミラー~
マンハッタン・ジャズ・オーケストラ / / インディーズ・メーカー
ISBN : B000VOSUFW
スコア選択:
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-12 18:50 | シネマな生活 | Trackback(2) | Comments(0)

職人のわざを見て  ~いもたこなんきん創作意欲復活?~

b0102572_181257.jpg
夏の帰省のおり、実家のすぐ近くの松本民芸館で「野山が育てた技 ざる・かご展」が展示されていたので、しばらくぶりに民芸館へ行ってきました。この「松本民芸館」は、現在は松本博物館の付属施設となっているが、昭和37年の創館当初は、松本市内の中町で「ちきりや」という工芸品店を営んでいた「丸山太郎」氏が柳宗悦の民芸運動に共鳴し、「無名の職人たちの手仕事で日用品」であるものに美を感じ蒐集した数々のいわゆる民芸品を展示した、個人の情熱によって建てられた民芸館です。現在は周りに住宅が建て混んできたが、創館当時は、田んぼの中にぽつんと立つ、雑木林に囲まれたなまこ壁の美しい蔵作りの建物であった。

「野山が育てた技 ざる・かご展」は、「丸山太郎」氏が蒐集した多岐にわたる編組品を展示した企画展。運搬や収納、食器など生活の必需品であるざるやかごなどの製作は、主に農家などの副業として行われることが多かったようである。作り手は、自然から材料である竹、蔓などを自分で手に入れ、つくり、売って歩いていたたものが、技術がだんだんと専門化し、職人として独立し、特産地も形成されていったようである。

ともあれ、その織りなす編み目や造形の素朴な美しさ、実用としての用途の多様さ、力強さにはおどろき、職人の技の見事さにも感心してしまった。そういえば、子供の頃の川で魚を取る仕掛けや、つりの魚籠、野菜や果物を冷やしておくざるなど生活の身近なところに職人の作った日常品が沢山あった。

いつの間にか大量生産のプラスチックによる工業製品に囲まれているのが当たり前となり、いまとなって、やれエコロジーだ、リサイクルだ、温暖化防止などといっているが、この展示を見て日常生活や日用品と自然とのかかわり、もともとものづくりとは何のためだったのかという職業観、消えていこうとする職人の技や社会、手仕事の伝承などを考えてみるいい機会となった。

さて、我が「いもたこなんきん」は?といえば、しばらくお休みをしているが、元来の趣味あった「篭編み」や自然の素材を使った「人形作り」などの創作意欲をいたく刺激されたようで、ご満悦。そのため私は、秋になったら素材集めに山野を歩き回らされそうで、戦々恐々たる想いである。


b0102572_182965.jpg
その後は猛暑の中を市内へと、丸山氏の民芸店「ちきりや」のある中町を散策。この中町は、私の親戚も深く関わっていたらしいが、この街にかって軒を並べていた「蔵」を現代の街づくりに活かし、活性化を遂げた街として有名である。その一軒の蔵作りの茶店で、暑さしのぎに一服して冷たい和風SWEETを味わう喜び。しかし、冷房をこんなにありがたく思うようでは「ロハス」な生活をと思う気持ちもたかが知れようというもの。




しかし、こんなうだるような暑い時に聴く音楽は、軽快なボサノバが一番。2年ほど前にデビューした新人で注目された「グレース・マーヤ」(「「Birth」、そして「Rebirth」」、「春二番  ~期待の新人待望の第2作~」参照)の新作、「イパネマの娘」が軽快で爽快。デビュー4作目なるが、ジャズ・ファンにもボサノバ好きの女性ファンにもこの夏一番のおすすめ。
『イパネマの娘』『コルコヴァード』『11時の夜汽車』等のサンバ&ボッサの名曲から、スティングの『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』、シャーデの『スムース・オペレーター』などクールでオシャレなポップスもマーヤ風のアレンジで収録。

イパネマの娘
グレース・マーヤ / / Village Records(SME)(M)
スコア選択:

「Grace Mahya - Recado Bossa Nova」

          
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-10 23:39 | いもたこなんきん | Trackback(3) | Comments(0)

映画の想像力(2) ~最近のばば映画はおもしろい~

b0102572_22565984.jpg
前回のシネマな生活では、ことしのじじ映画は、現実に映画の想像力がついていけなくて、面白くないと評したが、それに反して、ばば映画のいくつかは本当に面白い。

長崎俊一監督「西の魔女が死んだ」。
梨木香歩のロングセラー小説を映画化した、祖母と孫のひと夏の暮らしを描いたファンタジー。まずキャスティングがいい。西の魔女ことイギリス人のおばあちゃんを大女優「シャーリー・マクレーン」の娘の「サチ・パーカー」が演じ、ともに過ごす少女「まい」に新人の「高橋真悠」が好演。そして、初めて演技を見たが、しんの強いまいの母親を好演した「りょう」にも強い印象を受けた。

中学生になったばかりで登校拒否になり、母親の言葉にも傷ついた「まい」は、「西の魔女」とよばれる日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんの住む田舎で一夏を過ごすことになる。、まいは、おばあちゃんから魔女への修行を課せられ、何でも自分で決めるということを教わる。自然と共生しながらゆったりと暮らしてきて、まもなく生を終えていく老女が孫娘に伝えたかった「魔女になるための修行」とは、早起き、洗濯、庭仕事、料理・・・・人間として生きていくための日常的な営みをきちんと繰り返し、こなしていくという事であった。そのなかから自分を取り戻し、再生していく「まい」・・・。これは家族の再生の映画である。

生きていくための知恵を「魔女修行」という形で孫に伝授する「サチ・パーカー」が本当にいい。1956年生まれの51歳。シャーリー・マクレーンと映画製作者スティーヴ・パーカー氏との間に生まれ、12歳まで日本で暮らしたという。この美しい完璧な日本語をはなす「サチ・パーカー」を得た時点でこの映画の成功は半分が決まったのではないかと思える。最初、シャーリーの方に出演のオファーがあったが、スケジュールの都合で娘のサチがチャレンジしたという。初めての日本映画出演、しかも実年齢より20歳は上の老け役。しかし「孫娘のすべてを受け入れ、ごく自然に導いていく。親とは違う余裕のある接し方。私と祖母のことを考えながら、この映画のせりふに教えられながら役に没頭した」と語るサチ。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩 / / 新潮社
ISBN : 4101253323
スコア選択:



ラストに流れる主題歌はピュアな高音がどこまでも伸びる「手嶌 葵(てしま あおい)」の「虹」。


手嶌葵 / / ヤマハミュージックコミュニケーションズ
ISBN : B0017LF6L4
スコア選択:



b0102572_230824.jpg
二つ目は、ラホス・コルタイ監督「いつか眠りにつく前に(原題;Evening)」
主演は「クリア・デインズ」。そして、「ヴァネッサ・レッドグレイヴ」と「メリル・ストリープ」の2大アカデミー賞女優が見事な競演をみせる。

重病で人生の最期を迎える母親「アン」を枕元で見守る二人の娘。現在と過去が混在するもろろうとした意識の中でアンは、娘たちの知らない男性の名前「ハリス」、「バディ」を何度も口にする。漂うアンの記憶は、40年前、1950年代のある週末の出来事へと遡っていく…。 歌手になる夢を持った若きアンは親友ライラの結婚式の介添えをつとめるために、ロングアイランドにある海辺の別荘に向かう。そこで出会う運命の恋とそれがもたらす悲劇に遭遇する。

結ばれなかった恋、仕事を抱えて十分に注げなかった子供への愛情、かなえられなかった有名歌手になる夢、後悔の数々・・・・。「人生には過ちなんてない。過ちだったと思っていても、それはいつか人生の糧となる。」 二人の娘に自分の人生を死の床にありながら、うつつのなかに過去をたどることによって、自信と希望をもって生きていくこと教えていく母とその娘たちとの心の交流を描いた感動作。

ほとんど寝たきりの「ヴァネッサ・レッドグレイヴ」の演技。「つぐない」の最後に出てくるその存在感にも感心したが、この演技も素晴らしい。そして「メリル・ストリープ」が最後の「決め」のシーンにライラとして登場するが、彼女の存在感も決してヴァネッサに劣らない。
アンの長女のコニー役にはヴァネッサの実娘の「ナターシャ・リチャードソン」が、若い頃のライラの役はこれまたメリルの娘の「メイミー・ガマー」が演じていることも話題を呼んだ作品。 

いつか眠りにつく前に
クレア・デインズ / / ショウゲート
ISBN : B0019W79R0
スコア選択:



アンが親友ライラの結婚式で歌う歌は「Time After Time」。かって「マイルス・デヴィス」が取り上げて話題となった、「シンディ・ローパー」のものとは同名異曲の歌で、この映画の背景とほぼ同時代のころに「シナトラ」が歌ってヒットしたスタンダードである。「何度でも何度でも自分に言い聞かせる。あなたを愛することが出来て私は幸せ・・・・」という結婚式にふさわしい曲。

恋多き女「カーリー・サイモン」の「トーチ」に続く2番目のスタンダード・アルバム、「マイロマンス」中で歌われ、感動的な熱唱で終わるラストの曲が「Time After Time」。

My Romance
Carly Simon / / Arista
スコア選択:


「Carly Simon- Time After Time」

          

二つの映画。母親から娘への「人間としての生き方」のさりげない伝授がテーマ。母親あるいは祖母から娘、孫にという立場の違いはあるが、団塊の世代の父親から息子に伝えられるものは果たして何があるのだろうかと凄惨なニュースを前に立ちすくむ・・・・・。
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-05 00:26 | シネマな生活 | Trackback | Comments(0)

もう聴くことができない・・・

「越智順子」。7月27日死去。43歳。

まだ2001年(平成13年)に36歳でメジャー・デビューしたばかり。日本のゴスペル・ジャズ・シンガーで、7年間の短い活動であったが、関西を中心にしたジャズ・シーンでは有名な存在であった。同じ関西出身の遅咲きのおばはんJAZZシンガー「綾戸智恵」の陰に隠れている感じは否めないが、綾戸とはまったく歌い方で、目指す方向もまったく違うJAZZシンガー。ただし「関西おばはん歌手」という綾戸同様の気さくな雰囲気は、ジャケットの写真から窺える。これからというときに惜しいミュージシャンをなくした。活動の証として4枚のCDを出しているが、私の持っているのはメジャー・デビュー・アルバム「JESSE」。スタンダードの「バイ・バイ・ブラックバード」、スティングの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」、キャロル・キングの「ナチュラル・ウーマン」など、ジャズ、ポピュラーを織りまぜて、日本人離れした歌唱力で聴かせてくれる。「Everything Must Change」、ジャニス・イアンの「JESSE」は心に刻まれる名唱。ボーダーレスの大型実力派シンガーの誕生と期待していただけに残念。

JESSE
越智順子 / / ヴィレッジ・レコード
ISBN : B00005Q8DG
スコア選択:

「OCHIJUN Forever ! 」

          


「ジョー・スタッフォード」。1920年生まれ。7月16日、L.A.の自宅にて死去。90歳。
ポピュラー音楽出身の彼女の名を一躍不動のものにした最高傑作、幻の名盤といわれていたが、1986年に復刻された、このアルバム「ジョー・プラス・ジャズ」。スイングジャーナル選定のゴールドディスクにも選ばれている一枚。気品と透明感のある声で、白人女性ジャズシンガーの描く一つの世界である。

ジョー・プラス・ジャズ
ジョー・スタッフォード / / ソニーレコード
ISBN : B00005GB6M
スコア選択:


「Jo Stafford - You'd Be So Nice To Come Home To」

          


合掌・・・・・・・。
[PR]
by knakano0311 | 2008-08-01 17:01 | 訃報を聞いて | Trackback(1) | Comments(0)