大屋地爵士のJAZZYな生活

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見果てぬ夢

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     柿の實を摘むこと遅し故郷の高嶺に雪の見ゆる頃まで (赤彦)

注目の大阪市長、大阪府知事のW選挙は、大阪維新の会の「橋下徹」氏、「松井一郎」氏が圧勝した。これが大阪府民、大阪市民の選択であった。しかも市長選は40数年ぶりの60%を超える投票率。かっては大阪府民、大阪市民であった私も含め、関西人は皆、その勝敗に大きな関心があったのではないだろうか。しかし、どちらを選択するか、非常に迷う選挙であったろうとも思う。法律を変えなくてはならないなど、実現には相当な困難な課題のある「大阪都構想」を掲げ、「変えたいのか変えたくないのか」を迫った橋下氏。現状の枠組の中で着実に改革を積み重ねていくとする「平松」氏。地方分権への大改革を目指し、そのもっとも大きな障害が国であると感じている改革派の首長、元首長らは橋本氏を支持し、地方分権への急速な改革の波や、ローカルの政界再編の動きが、まるで下剋上のように中央の既成政党へ及ぶのを恐れて、民主、自公、共産までもが、平松氏を支持したような図式に見える。日本を変えるといって、改革の夢を託した政権交代後の民主党政治はあっという間に幻想と化し、失われた20年を無策に過ごし、莫大な借金を積み上げ、挙句の果ては原発事故を防げなかった自公政権への回帰などもちろん論外。「不幸せ(府市あわせ)」と何十年も揶揄されながらも、協調や改革に背を向け、不祥事続出で府民・市民のための政治を行ってきたとはとても言い難い府・市の役人・職員たち。この選挙結果は、多分予見できたのである。「ドン・キホーテ」かもしれないが、国がだめなら地方からと今一度、地盤沈下が止まらない大阪の最後の改革の夢を橋下氏に託してみようという選択ではなかったのだろうか。賛否両論、毀誉褒貶、いろいろ問題もあるが、橋下氏の挑戦、果たして国政、既成政党は受け止めることができるのだろうか?

この6月、こんな映画が大阪ではヒットした。「プリンセス・トヨトミ」。大阪全停止。その鍵を握るのは、トヨトミの末裔だった。

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

ポニーキャニオン



「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」、すなわちミュージカル、「ラマンチャの男/Man of La Mancha」の主題歌、「見果てぬ夢/The Impossible Dream」をエールとして橋下氏に贈ろう。大御所「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のアルバム「ザッツ・ライフ/That's Life」より。

That's Life

Frank Sinatra / Universal UK



「Frank Sinatra - The Impossible dream」

     

ふと気が付けば、2006年6月から始めて5年半、この投稿が1,000本目の記事。これも見果てぬ夢なのか ・・・。
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by knakano0311 | 2011-11-29 08:32 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)

クリスマス・リースで遊ぶ

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もうすぐ12月。クリスマスも近づいてきた。今日の遊びは、子供たちと一緒に、クリスマス用のリース作り。アケビ、山ブドウなど蔓、蔦を土台に、カラーリングしたドングリ、松ぼっくり、ヒサカキの赤い実や葉、フウのトゲトゲの実などを飾って作るリース。いずれも先日とその日に山で採ってきた材料である。親も子も真剣になって編み込んでいる。そして30分もすれば、リースの土台が出来上がり、それに各自家から持ってきた飾りも付け加え、それぞれに立派なリースが出来上がった。どうですか、この子の可愛らしい満足げな「ドヤ顔」。その後、みんなで作る昼食は、子供にいつも大人気の竹パン、スープはミネストローネのトマト味、そしてデザートは焼き林檎。天気にも恵まれ、日差しは暖かく、野外での火を囲んでの食事は、人の心をほっこりさせる。

例年12月になれば、ショー・ウィンドウのディスプレイやライト・アップ、イルミネーションなど、街はクリスマス・モード一色となる。我が団地でもクリスマス・イルミネーションを飾る家も多い。この「灯り」も人の心をほっこりさせる「灯り」。しかし今年は節電の年、若干控えめになるのであろうか。毎年、クリスマスのためではなく、「阪神淡路大震災」の鎮魂のイベントとして定着し、神戸の街を彩る冬の風物「ルミナリエ」。今年は絶対にはずせない年なのだが、関西電力の節電要請もあり、どうなるのかなと思っていたら、月~木曜の点灯時間を午後9時までと、点灯時間を30分短縮し、さらに電球の5分の1を発光ダイオード(LED)に切り替えて実施するそうである。開催は、12月1 日~12月12日の12日間である。

さあ、JAZZボーカルの「ほっこりおばさん」は、オーストラリアを活動の拠点とする「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。JAZZ喫茶オーナーにして評論家の「寺嶋靖國」氏から教えてもらって以来、我が女性ジャズ・ボーカル現人女神(ミューズ)のNo1.の座を占めている女性。アメリカの音楽業界の常らしく、大抵のJAZZボーカリストは男女を問わず、「クリスマス・アルバム」をリリースしているが、どうも私はこの「クリスマス・アルバム」っていうのが苦手で、買ったことはない。唯一の例外が、「ジャネット・サイデル」である。安らぎの「ほっこりボイス」、彼女の心温まるクリスマス・アルバムは、「ジャネットとクリスマス」。

ジャネットとクリスマス

ジャネット・サイデル / ミューザック



ジャネットは自らピアノを弾き、ベースとギターからなるドラムレス・トリオを率いているが、いまでもアメリカでは人気No1歌手の国民的スターで、往年のほっこりおばさん、「ドリス・ディ/Doris Day」へのトリビュート・アルバムは「ドリス&ミー ~センチメンタル・ジャーニー」。

ドリス&ミー ~ドリス&ミー ~センチメンタル・ジャーニー

ジャネット・サイデル / ミューザック



その中から、タイトル曲「センチメンタル・ジャーニー/Sentimental Journey」を。ほっこりの原点のような歌唱にはいつも心が和む。ジャネットの笑顔に比べ、ベースとギターのおじさんの謹厳実直、くそまじめな表情がなんとも対照的。

「Janet Seidel - Sentimental Journey」

          
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-28 13:06 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

JAZZが聴きたいシンガー

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刑事ドラマ「相棒」。毎回見ているという訳ではないが、ストーリーとゲストに興味をひかれたときは、時々観る。最近では、三田佳子、渡哲也、岸恵子 ・・・などがゲストであった。今回観たのは、「ラスト・ソング」。ゲストは「研ナオコ」。彼女が、伝説のジャズ・シンガー、「ミス・アンルーリー(掟破り、常識知らずというような意味)」こと「安城瑠里子」に扮すると新聞のTV欄にあったので、多分彼女の歌うJAZZを聴くことができるに違いないと思って、期待した。私は、その特異?なキャラの、「研ナオコ」のファンであり、かねがね一度JAZZを歌ってほしいと思っていた歌手の一人である。

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ストーリーは、瑠里子の復活ライブの最中に起こった殺人事件。果たして彼女が殺人犯であるか否か?ストーリーの出来についてはまあまあであったが、彼女の歌う「サマータイム/Summertime」、そして、多分このドラマのために書かれた曲であろう、「When Love Kills You」を聴くことができた。期待に違わず、なかなかジャージーで雰囲気のある歌唱であったことを記しておこう。

歌手として活動するだけではなく、数多くのCMやバラエティやコント番組にも出演するからか、「ET」なんて呼ばれたりもしたが、年を重ねるごとに、味のある素敵な女性に。私はこの人の歌唱力を高く評価している。

1953年生まれというから、もうアラ還世代の一歩手前。70年代後半、「中島みゆき」から提供された多くの楽曲を歌っていたのが印象に残っている。「LA-LA-LA」、「雨が空を捨てる日は」、「あばよ」、「かもめはかもめ」、「ふられた気分で」、「窓ガラス」、「ひとりぽっちで踊らせて」 ・・・。だから、「中島みゆき」を歌わせたらこの人以外にはいないとすら私は思っている。「時代」、「しあわせ芝居」、「わかれうた」などカバー曲は、「研ナオコ」のオリジナルの歌かと思わせるくらい見事に自分の歌に消化してしまっている。そんなアルバムは「研ナオコ/中島みゆきを唄う」。

中島みゆきを唄う

研ナオコ/ポニーキャニオン



やはりこの歌でしょうか。「かもめはかもめ-研ナオコ」

       
 

カバー集「研ナオコ/恋愛論」も、タイトルもジャケットも秀逸で出色のアルバム。セルフ・カバーの「ボサノバ」もいいが、やはりピカイチは、「山崎ハコ」のカバー「白い花」。

恋愛論
研ナオコ / ポニーキャニオン
ISBN : B00005FQ0R
スコア選択:

「研ナオコ―白い花」

    


 
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by knakano0311 | 2011-11-27 01:00 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

今年の紅葉狩りは ・・・

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例年この時期になると楽しみにしている紅葉狩り。今年は、見ごろになったという記事を見て、三田「方広寺」へと、里山の中を小一時間のドライブ。「方広寺」は宇治・黄檗山万福寺所縁の禅寺で、1679(延宝7)年建立されたという。三田市の北、里山に囲まれた境内に約150本のカエデが植えられている知られざる紅葉の名所である。2400坪、約8ヘクタールの敷地内の色々の木々の葉がすっかり赤や黄色に色づき、そのグラデーションが織りなす華やかさに息を呑む。残念ながら、境内は写真撮影禁止のため、記憶に鮮明に焼き付けてきた。銀杏であろうか、帰路に見かけた遠目に一本だけすくっと立つ鮮やかな黄色。凛としてすがすがしかった。

北摂、丹波、丹後、播磨、但馬、京、大和 ・・・ と、周辺は片道1~2時間の日帰りドライブ可能な、紅葉の名所には事欠かない地域に住んでいる。まだ行けてない所がほとんど。さて、お次はどこへと参りましょうかな ・・・。
 
さて、紅葉に似合う曲? う~~ん、まっ月並みですが、定番「Autumn Leaves」でしょうか。前回に続いて、アジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」の同じタイトルのアルバムから。このアルバムはアメリカを代表する作詞家、「ジョニー・マーサー/Jonny Merser」に捧げられたもので、「I Remember You」、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」とのコンビでオスカーに輝いた「Days Of Wine & Roses」、「Moon River」など、お馴染みのマーサーのスタンダードが並んでいる。そんなアルバムに「Autumn Leaves/枯葉」が入っているのは、「ジョセフ・コスマ/Joseph Kosma」のフランス語の詩に、英詩をつけたのが「ジョニー・マーサー」であったからである。「ジョージ・ガーシュイン/George Gershwin」、「コール・ポーター/Cole Porter」、「アーヴィング・バーリン/Irving Berlin」などとともに20世紀アメリカを代表するソング・ライターである。

このアルバムも、「Here's To Ben」と同じくSACD/CDハイブリッド仕様の高音質で、彼女の歌唱が吐息が感じられるほどの臨場感で迫ってくる。

Autumn Leaves

Jacintha / Fim [1st Impression]



「Autumn Leaves - Jacintha」

       
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-24 22:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

手帳、ダイアリー

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2012年(平成24年)用の手帳を買った。イタリア、モレスキン社の高価な手帳が人気があるらしいが、私は「能率手帳/WIC/#1711」。いつごろから使い始めたのか記憶にないくらい前から、ずっと同じ手帳を使っている。15~20年ぐらいになるであろうか。それまでに色々な手帳を使ったが、持ちやすいサイズ、見やすいレイアウト、使いやすいスペースなどが、私にとってはちょうどフィットしているので、これが気に入り、もうすっかり馴染んでしまっている。毎年、ほかのメーカーの手帳を手に取ってみたり、また実際に買って試してもみたが、1か月も経たずして、やっぱり元のこの手帳に戻ってしまったこともあった。もちろんパソコンなどの電子機器と併用して、スケジュール管理をしているのだが、この「手帳」による管理の便利さと「味」を捨て去ることはついにできなかった。出勤、出張には、この超アナログなツールのこの手帳と最先端のデジタル音楽携帯端末のiPODがいつもカバンに同居していた。

そして、完全リタイヤ後は、手帳などもう必要なくなるかとも思ったが、予想に反して、これが結構忙しく、また「毎日が日曜日」、曜日の感覚が希薄になり、生活にメリハリをつけるためにも、いまだにこの手帳、必要かくべからざる私の「ツール」となっている。そして結構何でも記入するためか、いわゆる「日記」というものをつける習慣はないのだが、このブログと並んでもう一つの「日記もどき」ともなっているのだ。まだまだ当分はこの手帳を離せそうもない。多分、皆さんもお気に入りの手帳、日記帳などおありでしょう。

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もうだいぶ前の現役時代の古い手帳を眺めていたら、その片隅に、「矢沢永吉/東京」の書き込み。哀愁溢れるこのバラードが気に入り、酒席にはつきものの「karaoke」のために、この歌を覚ようと思ったメモであった。「矢沢永吉」。説明は不要であろう。62歳の今でもあのカッコよさ。日本のロッカーのなかで、私が好きな一人である。そういえば「Big Beat」なんぞも「karaoke」のレパートリーでしたなあ ・・・。もう全く歌うことなどなくなってしまった「karaoke」。ちょっと往時を偲んでみますか ・・・。 

YOUR SONGS2

矢沢永吉 / GARURU RECORDS



「矢沢永吉 - 東京」

       

 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-23 10:01 | 爵士定規 | Trackback(2) | Comments(0)

小春日和には

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昨日の冷たい土砂降りの雨は一転して、今日は雲は垂れ込めているが、陽が顔を出す小春日和。車の6か月点検とメンテをお願いしている間に、猪名川岸をウォーキング。今年はいつまでも暑かったためか、五月山は色づき始めているが、例年のような燃えるような赤は見られない。休日、小春日和、ウォーキングやランニングを楽しむ人、少年野球やサッカーの練習の声、鉄橋を渡る阪急電車、水辺に遊ぶカモたち。何の変哲もない日常的な普通の光景。すべてが穏やかで好ましい。

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妙見さん、丹波へと通ずる古くからの街道、今は国道173号線となっている「能勢街道」を歩いていくと、いつごろ建てられたのかは分からないが、古い洋館づくりの家、うだつの上がった古民家、創業は江戸時代という饂飩屋、かっては盛んであった林業のための道具屋、洋品雑貨屋、かって銀行だったレトロな建物などが和洋折衷というか、新旧混在というか、ちょっと変わった雰囲気を味わえるので、少々車の音が喧しいが、お気に入りのウォーキング路となっている。

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そんな、街道の雑貨屋さんの店の脇にあった大きなブーツのオブジェ。石膏か粘土で造ったものみたいだが、相当にでかい靴である。さりげなく鉢がわりに使っているところが面白い。約1時間ちょっとの猪名川ウォーキング。日が翳って少し寒くなってきたので、暖かい昼食をと、前に見つけた「うどん研究所」へと駆け込んだ。

こんな穏やかな日に聴きたいのは、前回に続く「アジアの癒し姫」の二人目、「ジャシンサ/Jacintha」。中国人の母とインド人の父を持ち、シンガポールで活躍しているJAZZボーカリスト。何枚ものアルバムがリリースされているが、彼女の天性の美声とSACD仕様の録音の質の良さで、オーディオ・ファンはシステムのチェック用にしているという。私は普通のCDデッキを使っているが、それでも、その録音の良さは特筆といえる。振幅の大きなヴィブラートを特徴とし、「レスター・ヤング/Lester Young」や「コールマン・ホーキンス/Coleman Hawkins」と並んで、モダン・ジャズ・テナー・サックスの祖と称された「ベン・ウェブスター/Ben Webster」をトリビュートしたアルバムが「Here's to Ben」。「The Look Of Love」、「Stardust」、「Tenderly」などのスタンダード曲が続くが、圧巻は「Danny Boy」。「ア・カペラ」で歌いはじめ、その吐息が感じられるほどの臨場感と、鳥肌が立つほどの歌唱力に圧倒される。

Here's to Ben

Jacintha / Fim [1st Impression]


注)上記のアルバムはSACD/CDのハイブリッド仕様なので普通のCD再生機で再生可能である。

「Jacintha / Danny Boy」
 
          


 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-21 10:46 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

君たちは美しい

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来年のロンドン五輪出場権をかけたバレーボールのワールドカップは18日、東京・代々木第一体育館などで行われ、全日本女子は、米国を3-0で破った。日本は8勝3敗で、五輪出場権を獲得できる3位以内は逃したものの、1989年東京大会以来となる4位で大会を終えた。日本の五輪出場権獲得は世界最終予選(2012年5月19~27日・東京)へ持ち越される。(記事、写真とも「スポーツナビ」より)

女子サッカーに次いで、女子バレーボール、ワールドカップも女子が輝いている。序盤、イタリア、中国に負け、アルゼンチン、アルジェリア、ドミニカには勝ったものの、、セルビアにも負けたあたりでもうだめかと思ったが、韓国戦からの快進撃。ここからTVに釘付けになった。ドイツとはフルセットに持ち込まれたものの、韓国、ブラジル、ケニア、アメリカなど格上のチームをストレート撃破、怒涛の5連勝であった。TVから一瞬たりとも目が離せない、見ている方も思わず力が入り、肩のこる観戦となった。過去の栄光からどん底に落ち、長い間低迷していた日本女子バレー。どん底から這い上がって、昨年の世界選手権で32年ぶりのメダルを獲得した全日本女子バレーボールチーム「火の鳥NIPPON」。協会、スタッフ、選手一丸となった取り組みが実を結んだのだ。代々木体育館を埋め尽くした「ニッポン頑張れ!」の声援。五輪出場権を賭けた来年の世界最終予選がこれで楽しみである。

活躍する選手の名前を沢山覚えた。エース・木村沙織、キャップテン・荒木絵里香、アタッカー・山口舞、江畑幸子、この試合で成長著しい岩坂名奈。とくに身長159cm、際立って小柄でありながら、今大会のベストセッターに選出された竹下佳江、そして日本を何度も窮地から救ったリベロ・佐野優子。「なでしこJAPAN」といい、「火の鳥NIPPON」といい、君たちは本当に美しい。

その一方で、何も改革をしているように見えない野球。日本シリーズの最中だというのに、ますます野球がファンから見放なされるような意地とメンツと保身がぶつかり合うオジサンたちの醜悪な内部抗争劇。

エールがわりに、アジアの歌姫、フィリッピン出身の「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」の歌を贈りましょうか。伸びやかでピュア―、張りがあるが決して硬くはないしなやかな高音には本当に癒される。1950~60年代の懐かしいPOPSのヒット曲集、アルバム「All My Loving」から、タイトル曲はビートルズのカバー、「All My Loving(わが愛のすべてを込めて)」と、イタリア民謡「オー・ソレ・ミオ」のプレスリー版、「It's Now Or Never(さあ今なのよ、明日はないわ)」のカバーの2曲を。

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All My Loving

Jheena LodwickJvc / Xrcd



 
 

「All My Loving - Jheena Lodwick」

          

「It's Now or Never - Jheena Lodwick」

          
 
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by knakano0311 | 2011-11-20 09:49 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

秋の色彩

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いつもの山遊び。いつものように雑木の伐採、処理に汗を流す。そして、今日は子供たちにクリスマスのリース作りを楽しんでもらうための材料にするの蔦や蔓集めも。いつもの山道を外れ、けもの道を奥へと分け入っていく。紅葉が始まったクヌギやコナラの林からきらきらと漏れてくる日差しが心地よい。昔の里人が使った「炭窯」の跡や、山師たちが一攫千金を夢見たかもしれない鉱石掘りのための「間歩(坑道のこと)」が、まだところどころに残っている。アケビ、山ブドウ、藤などの蔓がたくさん採れた。「アオツヅラフジ(青葛藤)」の実の青が鮮やかで、美しい。これも秋の色。そして、駐車場脇の「イロハモミジ(いろは紅葉)」はもうすっかり紅に染まっていた。陽に透かして見ると、その紅の一層の鮮やかさに心を奪われる。さあ、綾錦の季節が始まったのだ。

色々の国を旅したが、日本の秋の美しさ、その情緒は格別である。このブログでよく取り上げるヨーロッパのジャズ・アーティストたち。ピアノといいい、ボーカルといい、日本人の好みに合うというか、はっきり言えば、極めて情緒的で日本人好みのジャズと言っていいかもしれない。アメリカのジャズとは一味も二味も違うジャズである。そんなヨーロッパのJAZZアーティストの一人が、「バルネ・ウィラン/Barney Wilen」(1937-1996)である。少し泣きの入った哀愁のテナー・サックスであるが、ジャズのグルーヴ感をフランスのエスプリで包みこんで、パリの薫りに仕立て上げたジャズである。 

「バルネ・ウィラン」は、映画「死刑台のエレベーター」でマイルスに抜擢されて一躍有名になった。当時、映画音楽として、ジャズを取り入れられたヌーベル・バーグ映画の「殺られる」、「彼奴らを殺せ」や「危険な関係のブルース」などの音楽にも参加している。フランスを代表するモダン・ジャズ・テナーでありながら、残念にも若くして逝去してしまった。

私のお気に入りは、ジャケットが変わったりしているが、まず「ふらんす物語/French Story」。「記憶の中のフランス映画」というアルバム・タイトルでもリリースされていたと思うが、ジャズ&映画ファンにはたまらない一枚。ジャケットからして何かしら粋な雰囲気が漂いますね。「マル・ウォルドロン・クァルテット/Mal Waldron Quartet」とのコラボ。それと、スタンダード集「ニューヨーク・ロマンス/New York Romance」、哀愁の美学「SANCTUARY」あたりでしょうか。

ふらんす物語

バルネ・ウィラン&マル・ウォルドロン・クァルテット / ポニーキャニオン


 

ニューヨーク・ロマンス

バルネ・ウィラン・カルテット / ヴィーナス・レコード



SANCTUARY

BARNEY WILEN / IDA



「ふらんす物語」から、お馴染み「シェルブールの雨傘/I'll Wait For You」。

「Barney Wilen - Les Paraplues de Cherbourg」
 
      
 


 
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by knakano0311 | 2011-11-19 09:28 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥 (19) ~群れない花~

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ウォーキングを楽しむ道の傍らに、いつものように「桜」に似た花が咲きはじめた。木枯らしが吹きそうなこの時期になると、きまっていつも咲き出す。「寒桜」とも思ったが、少し時期が早すぎるようにも思える。普通の桜の狂い咲きかとも思うが、それにしても毎年のように、この時期から冬にかけて咲くのは解せない。そこで思い出したのは奈良「白毫寺(びゃくごうじ)」。たしか11月のこの時期に訪れたとき、「子福櫻」と称されている「寒櫻」が咲いていたのを思い出した。確かなことは判らないが、うん、この花、「寒櫻」としておきましょう。季節を違えて咲き、そして群れない花もまた美しい ・・・。

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前回、秋、JAZZ、シャンソン ・・についてちょっと触れたが、「フランス的だなあ」と思う日本人女優がいる。むかし「絹の靴下」とかいうお色気路線の曲でデビューした「夏木マリ」。女優になってからの一段と磨きがかかったその演技力に注目してきた。最近では映画「パーマネント野ばら」の演技が印象に残っている。映画、舞台、ミュージカル、TVドラマ、歌、コンサート ・・・何でもこなして、それが個性的で際立っている。この辺が、バルドー、モロー、ラフォレ、ダルク、バーキンなどを想起させて、極めてフランス的な日本の女優と思う由縁である。

私は観てないが、最近は、「小西康陽」のプロデュースを受け、ひとり芝居とコンサートを合体させたようなステージを開いている「夏木マリ」。そこで聴かれるアンニュイにして、独自な大人の女の世界を作り上げた絶妙の「語り+歌」を活かしたいくつかのアルバムがある。そんな散発的なアルバムを集大成したのが、「13シャンソンズ」。コンピ・アルバムながら、アルバム全体を通して流れる「夏木マリの世界」を強く感じることができる。
きっとこのアルバムは、「3分間の芝居」といわれるシャンソンに一番近いのだろう。歌と言うよりも、「夏木マリ」の一人芝居なのだ。

13シャンソンズ

夏木マリ 小西康陽 ジェームス・テイラー 菊地成孔 河野伸徳間ジャパンコミュニケーションズ



このアルバムからお気に入りを一つ。オリジナルのアルバムは「9月のマリー」に収録されていたボッサ・テイストの「My Favorite Things/いちばん好きなもの」。

「夏木マリ - My Favorite Things ~いちばん好きなもの~」

          
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-18 09:56 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

ご近所の古刹 高代寺

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(写真;色づき始めた公園から見る高代寺山)

我が山遊びのフィールドから谷越しにいつも見ている山がある。高代寺山(488.7m)である。山頂にNTTのアンテナがそびえる優美な姿を持つ。山頂近くには古刹「高代寺」があり、そこまでは車で行けると聞いていたので、いつかは登ってみようと思っていたが、その機会はなかなか来なかった。たまたま時間があり、不意に思い立って行ってみた。車で行けるとは聞いていたが、やっと一台通ることができる大変な山道。二度と車では来るまいと思いながら、こすらないようにと慎重に登っていった。少し開けたところに、「高代寺(七宝山 高代寺 薬師院)」は木立に囲まれ、ひっそりとあった。

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この寺は名前の通り「高野山」にお参りが出来ない信者に、代わりにお参りすれば同等の御利益があるという寺で、810年「空海」が「高野山」を開く9年前に、この山に立ち寄り、閼伽井(あかい)神泉を発見し、「薬師如来像」を祀り、草庵を建てた事が始まりと伝承されている。その後、960年、「源満仲」が、父「経基公(清和源氏の祖、六孫王)」の霊廟として、薬師如来像を本尊に創建したと伝えられる真言宗御室派の寺院。最盛期には37の大伽藍、12の支院、1200石の寺領を有する有数の寺院であったという。多田源氏の勢力が弱まり、寺運も衰退、秀吉の頃には廃寺となった。その後、江戸時代初期(1650年頃)に再建され、今に至るという。(豊能町史料などによる)

訪れる人もさほどないらしく、境内は静まり返っている。そんなにも広くもない境内には本堂、元禄時代に建てられたという鐘楼、伝承の閼伽井神泉、推定樹齢1050年の高野槙(コウヤマキ)や菩提樹(ボダイジュ)の神木、そして参道には町石、六地蔵、万霊塔などが今に残る。かって、あの良寛和尚も訪れたらしく、その時詠んだ歌と伝えられる歌の歌碑も境内にある。まったく人気のない境内を散策しながら、しばし憩う。あの山道、日が翳る前にと早々に下山。

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(写真は「パリナビ」より拝借)

深まりつつある秋。「枯葉/Autumn Leaves」という曲が一世を風靡したせいか、日本人は「秋」というと、「枯葉」、「シャンソン」という連想になってしまうようだ。10月の下旬にパリを訪れたことがあるが、シャンゼリゼに美しく色づくマロニエの並木に息を呑んだことがある。確かにパリの街は秋が似合う。そしてJAZZの名曲としても知られる「枯葉」は、「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」の出世作。1949年、パリに滞在していた「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」は彼女とつかの間の恋に落ちた。帰国したマイルスの演奏によって有名になり、JAZZスタンダードとなったのが「枯葉」であった。

過去から今に至るまで、多くのJAZZアーティストが移り住んだくらい、JAZZとパリ、シャンソンは縁が深いのであるが、ゴスペル、ソウルといった音楽的背景を色濃く持つアメリカのジャズ歌手「ニーナ・シモン/Nina Simone」もその一人であろう。2003年4月、南フランスにある自宅で70歳亡くなったことに、彼女のフランスへの想いが窺える。JAZZ、POPS、ソウルなど、あまりジャンルにこだわらなかったが、彼女の歌うジャズ的シャンソン?が好きで、昔よく聞いた。その曲は、「Ne Me Quitte Pas(Don't Leave Me)」、英訳詩では「If You Go Away(行かないで)」。アズナブール、ピアフ、フリオ・イグレシアス、Sting、バーブラ・ストレイサンドなど幅広い多くの歌手からカバーされているシャンソンの名曲。アルバムは、「I Put a Spell on You」(1965)。

I Put a Spell on You

Nina Simone / Verve


 
「Nina Simone - Ne Me Quitte Pas」

          
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-17 00:05 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)