大屋地爵士のJAZZYな生活

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「1969」

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このブログでも取り上げたが、「由紀さおり」の「1969」というアルバムが話題になっている。(参照「快挙には違いない」
     
      
1969年は、私が大学を卒業して就職した年。アポロ11号の月面着陸、全共闘の東大安田講堂事件などがあり、翌年が大阪万博開催、’70年日米安保改定の年、日本は高度成長期の真っただ中であった。



さて、今日(1月30日)の朝日新聞・ローカル面にこんな記事が載っていた。

『かって神戸・元町に有名なライブ喫茶「ロスト・シティー」があった。1960年代半ば、ブルーグラスに傾倒した学生たちが、大学ごとなどにバンドを組んで盛んに活動した。ロスト・シティーはそんな彼らの聖地 ・・・・・。そこで定期的に演奏していたのが「ブルーグラス45」。渡辺敏雄さん(65)ら大学生と高校生ばかり6人で1967年に結成したバンド。 ・・・ 』(朝日新聞)

この渡辺氏、ブルーグラス一筋で、昨年のグラミー賞にノミネートされた快挙のことも、このブログで取り上げたが、(参照「グラミー賞にノミネートされた日本人」) 今度は、2月下旬にシアトル近郊で開かれるフェスティバル「ウインターグラス」に招かれたという。これまた「由紀さおり」に勝るとも劣らない快挙である。還暦を迎えたメンバーの円熟のブルーグラスが本場アメリカ人にどう響くか。

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(写真;「TUT Excaliburs」より無断拝借)

そして「ロスト・シティー」。1969年に入社して1年間ほどは大阪の寮に住んでいたが、遊びに行くのは大阪ではなく、大抵は神戸か京都であった。ジャズ好きの私と、C&W好きの友達とよく行った神戸の店の一つが、当時、神戸大丸の近くにあった、今はなき「ロスト・シティ」であった。店の佇まいなど、もうまったく覚えていないが、C&W好きの若者の熱気でむんむんしていたことと、その音楽性の高さに感心したことは、記憶に残っている。   

「1969」。あのころの音楽界は豊かであったように思う。フォーク、POPS、歌謡曲、ボサノバ、映画音楽・・、由紀のアルバム「1969」に収録されている曲目をみてもそのことは分かる。日本の高度成長に拍車がかかり、あらゆるジャンルの音楽が一斉に花開き、私もそんな一人であったのだが、フォークやエレキの影響で誰もがギターを手にした時期であり、レコードが飛ぶように売れた時代であった。当時の「平凡パンチ」などに付録としてついてきた歌の歌詞やギターコードなどの楽譜が、いまでも手元に残っている。そして、どこの大学にもハワイアン、ジャズと並んでC&Wバンドがあった。

私は、いまでもカントリー&ウェスタン(C&W)とブルーグラスの区別もよくつかないが、それでも「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」、「ビル・モンロー/Bill Monroe」、「ジョニー・キャッシュ/Johnny Cash」、「グレン・キャンベル/Glen Campbell」、「ジョン・デンバ―/John Denver」、いまだに現役で活躍している大御所「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」らの名くらい知っているし、「北風/North Wind」、「ジャンバラヤ/Jambalaya」、「コーライジャ/Kawliga」、「コールド・コールド・ハート/ Cold, Cold Heart」、「ユア・チーティン・ハート/Your Cheatin Heart」、「思い出のグリーングラス/The Green Green Grass of Home」、「ウイチタ・ラインマン/Wichita Lineman」などの曲は今でもよく覚えている。そしてこのころヒットしていた曲で、好きだった曲は、「グレン・キャンベル」の「恋はフェニックス/By The Time I Get To Phoenix」であった。

「僕がフェニックスに着くころ、彼女は目を覚まし、僕が出て行ったことに気がつくだろう ・・・」。ちょっぴり苦い別れの歌。後年、仕事でアリゾナ州の州都、フェニックスに降り立ったとき、空港のロビーからこの曲が流れていたのにちょっぴり感動。

By the Time I Get to Phoenix

Glen Campbell / EMI Special Products


 
「Glen Campbell - By The Time I Get To Phoenix」 
 
        
 
 
 
 
   
 
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by knakano0311 | 2012-01-30 18:08 | 我が青春のジャズ・グラフィティ | Trackback(1) | Comments(0)

困った緑の正体は ・・・

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一月ほど前、このブログで「困った緑だが ・・・」というタイトルで、遊び場としている山のふもとのダム湖に「アオコ」が大量に発生しているという記事を書いた。

しかし、「アオコ」ではないと、数日前に朝日新聞が報じている。正体は、雑草の抑制効果もあるという、水生シダ植物の「アイオオアカウキクサ(合大赤浮草)」だという。一昨年までは、このダム湖も毎年「アオコ」の発生に悩まされていたが、昨年、曝気(ばっき)装置を増設したところ、「アオコ」の発生は大幅に減少したらしい。しかし、そのかわりに、この浮草が湖面の2割を覆うほど大量にはびこりだしたのだ。「水鳥の足にくっついて、運ばれてきたのでは」と専門家はみている。このダム湖の水は、地域の飲料水として使われているため、私と同じように「アオコ」ではと思って心配した市民から、ダムの管理事務所に問い合わせが相次いだらしい。

そして今日、山遊びに行く途中に見たら、浮草の除去作業が始まっていた。マスコミの影響力、やはり恐るべし ・・・。

「グリーン」と聞けば、思い出す曲は、「Green Sleeves」、「The Green Leaves Of Summer(遥かなるアラモ)」 、「思い出のグリーン・グラス/The Green Green Grass of Home」、「On Green Dolphin Street」、「Blue In Green」などであるが、一番思い出深い曲は、「グリーン・オニオンズ/Green Onions」。学生時代のバンドのレパートリーだった曲である。

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1962年「ブッカー・T&ザ・MG's/Booker T. & the M.G.'s」(プロレスラーではありません。念のため)によって大ヒットしたインストゥルメンタルの曲である。オルガンの「ブッカー・T・ジョーンズ/Booker T.Jones」を中心に、ギターの「スティーヴ・クロッパー/Stephen Cropper」、ベースの「ルイス・スタインバーグ/Lewis steinberg」(1963年、「ドナルド・ダック・ダン/Donald Duck Dunn」に代った)、そしてドラムの「アル・ジャクソン/Al Jackson」により、テネシー州・メンフィスにて結成されたソウル・ミュージックのグループ。伝説的といってもいい、あの「メンフィス・ソウル・グルーヴ」、あるいは「メンフィス・ファンク」とよばれた「ノリ」にあこがれて、「Green Onions」をレパートリーとしたのである。同時代、同じレーベルである「スタックス/STAX」に所属していたアーティストには、「オーティス・レディング/Otis Redding」、「サム&デイヴ/Sam & Dave」などがいる。

Green Onions

Booker T & The MGs / Atlantic / Wea



「Booker T & the M G 's - Green Onions」
 
          
 
 
      
      
      
        
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by knakano0311 | 2012-01-27 10:00 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

春節の南京町を歩く

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12月の「ルミナリエ」は行くことができなかったので、久しぶりの神戸である。三宮あたりの繁華街には、中国語が行き交っている。そう、今は「春節」で、中国から大勢の観光客が、ここ神戸に訪れているのである。そんないつもよりちょっぴり異国ムードが高まっている神戸。いつものように、お気に入りのアジアン・テイストのカフェ&ダイニング、「ヴィラブリ・ガーデン/Villabli Garden」で絶品の「海鮮焼きそば」を食してから、南京街へと向かう。 

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お祭りムード一色の南京町でも、飛び交う言葉の多くは中国語。そして、多くの人が、「西遊記」のキャラクターとともに「関帝廟」に参拝をし、記念写真を撮っている。中国人観光客が、本国でなく、ここ日本の神戸でお参りをしているのだ。この「春節祭」もすっかり神戸の風物詩となった。

そして、「関帝廟」の向かいにあるのが、元祖・豚饅頭の店、「老祥記」。「ぶたまん」という呼び名の発祥の店で、大正4年創業という。平日であるが、いつものように相当の行列ができている。しかし、ここまで来たからにはと、しばらく並んで、肉汁がたっぷり、出来立てあつあつの「ぶたまん」を頬張る。今日のような小雪交じりの寒い日には何よりのご馳走、昼食とは別腹のようである。

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腹ごなしにと、いつものように、トアロード、元町、三宮界隈をウィンドウ・ショピングをしながらのウォーキングがわりの散策。そして締めのお茶は、久しぶりの「ケーニヒス・クローネ/Königs krone(ドイツ語で“王冠”の意)」で。いつも感じることだが、神戸というこの街のサイズがちょうどいいのであろう、1~2時間も歩けばアジア、中国、ヨーロッパ、アメリカ、海、山、坂、都会、リゾート、下町、スクエア、カジュアル ・・・、変化が多く、クロスオーバーな異国情緒やカルチャーが味わえて、いつ来ても飽きない街である。 

「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」。ご存知、フュージョン・アルトの第一人者である。「いそしぎ」などの作曲で有名な「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」の編曲をバックに、スタンダードやポップスのカヴァー曲で構成したストリングスとの共演盤がある。「パールズ/Pearls」。「シャーデー/Sade」のカバーをタイトルとしているアルバム。もともと好き嫌いが半ばするプレイヤーで、ポップスのカヴァー、ストリングスとの共演と聞けば、「イージー・リスニングだ」と斬って捨てる向きもあるが、サンボーンの泣き節を好きなファンにはたまらないアルバム。私は好きである。一歩間違うと「サム・テイラー/Sam Taylor」になってしまうところだが、良質のイージー・リスニングにちゃんと踏みとどまっている。イケイケ・ファンクだけでなくこんな大人の演奏もできるんだ。

Pearls

David Sanborn / Elektra / Wea



「David Sanborn - Try A Little Tenderness」
  
  

          

 
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-26 09:01 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

昔取った杵柄で

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日曜日は、第2回目の「炭焼き」と並行して、いつもの山遊びの公園を利用しているクラブ・団体が合同しての恒例「新春餅つき大会」が行われた。私は、今回はそちらの「つき手」の担当。前の日は雨降りで、当日の天気が心配されたが、朝から太陽の日差しが暖かく感じられるまずまずの天気。大勢の子供、クラブ員、一般の参加者も含めて60名を超える参加者で大盛況であった。

まずは、竈(かまど)で、餅米20kgを順次炊き、御影石の石臼とけやきの杵で12臼ほどの餅をつく。12臼といえば、結構な量である。子供たちも「♪ お餅つき ぺったんこ、ぺったんこ ~~ ♪」という歌に合わせて、初めての餅をつく。若いお母さん方の中にも初めて餅をつくという人も多く、次から次へとつき手が登場し、結構盛り上がる。餅つき、思ったより重労働で、今日はあちこちの節々が痛い。

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そうして、つきたての餅を、「あんころもち」、「きなこもち」、そしてこちらへ来て初めて知った、関西地方独特の食べ方であろうか、「納豆おろしもち」にして頬張る。やはり、つきたての餅は旨い。そして、大鍋で作った、関西風の雑煮もたいそうな美味であった。

そういえば、子どもの頃、近所ぐるみで餅つきをした記憶がある。中学生くらいだったであろうか、杵を持たせてもらって、何か大人になったような誇らしげな気分であった。故郷を離れてからは、毎年父親がついた餅を送ってくれたが、そのうち両親も老いたのか、送ってくる餅は、「電気餅つき機」がついた餅に変わっていった。私は餅が大好きで、そんなことを思いだしながら、まさに「昔、取った杵柄」の自分でついた餅を食べた。

そんな昔がたりには、ご存知「ユーミン」の名曲のカバー、「あの日にかえりたい」。 「小野リサ」である。1999年以来、ボサノバによる「音楽の旅」というテーマで世界を廻っている彼女が、前回の「アジア編」に次いで、遂に 日本に上陸を果たした。昭和の日本ポップスの名曲を全曲日本語でカヴァーしたアルバム「ジャポン」から。「黄昏のビギン」、「オリビアを聴きながら」、「遠くへ行きたい」、「いっそ セレナーデ」、「見上げてごらん夜の星を」 ・・・など12曲。その感情が抑制された歌声が、日本語なるがゆえに心にしみる。

ジャポン

小野リサ / Dreamusic


 
「あの日にかえりたい」。いくつかYOUTUBEにアップされているが、年甲斐もなく「吉瀬美智子」のフォトジェニックな画に魅かれて、これを選んでしまった。

「あの日にかえりたい-小野リサ」
 

 
     
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-24 09:41 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

初の女性R&B歌手、「エタ・ジェームス」さん逝く

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「エタ・ジェームス」さん(米R&B歌手)。ロイター通信などによると、20日、米カリフォルニア州の病院で白血病の合併症で死去、73歳。

ロサンゼルス生まれ。幼少の頃から教会でゴスペルを歌った。1960年代のバラード曲「アット・ラスト」などがヒット。アルバムとパフォーマンスの部門では、グラミー賞に3度輝いた。「ジャニス・ジョプリン」や「ティナ・ターナー」らとともに影響力のある歌手と称された。84年のロサンゼルス五輪で米国歌を歌った。 (朝日新聞1月21日夕刊)
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このブログでも取り上げたことがある、初のR&B女性アーティスト、「エタ・ジェームス/Etta James」が、遂に逝ってしまった。(「愛しのロック小僧たちへ ~僕らのWonderful Days~」、「ひどい天気だ」) 

シカゴ出身のオバマ大統領の就任式の夜、大統領夫妻が初めてダンスを披露する、恒例「ファースト・ダンス」で、「ビヨンセ(ビヨンセ・ノウルズ)/Beyoncé Knowles」が歌った歌が、シカゴにあったR&Bレーベル「チェス・レコード/Chess Records」に在籍していた「エタ・ジェームス/Etta James」のヒット曲「アット・ラスト/At Last」(1960)であった。そして「ビヨンセ」はその「チェス・レコード」をテーマにした映画「キャデラック・レコード/Cadillac Records」で、「エタ・ジェームス」役を演じ、圧倒的な歌唱を披露したのである。

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At Last!

Etta James / Mca



R&B界にパイオニアとして大きな足跡を残した「エタ・ジェームス」を偲んで「At Last」を ・・・・。  合掌。

「♪ At last my love has come along
   My lonely days are over
   And life is like a song

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   You smiled, and then the spell was cast
   And here we are in heaven
   For you are mine at last      ♪」


「Etta James - At Last」



 
 
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by knakano0311 | 2012-01-22 15:27 | 訃報を聞いて | Trackback | Comments(0)

さて、炭の出来栄えは ・・・

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(写真;窯開け直後の窯内の状態)

今日は、いよいよ「窯だし」。先日焼いた炭の出来栄えがわかる日である。そして、炭焼きの工程中、もっとも「3K」な作業の日でもある。しかし、今回の炭焼きの責任者の一人でもあるので、この「窯だし」作業を逃げる訳にはいかないのだ。防塵のための重装備をして、窯に入る。一日「くどさし」を延ばしたためであろう、かなり炭化がすすんでいる。手前に置いた直径30~40㎝の窯木などは完全に炭化して、触れるとぼろぼろに崩れてしまう。「これは焼きすぎか」と一瞬思ったが、炭を排出して行くにしたがって、うまく焼けた炭も多く出てきたので一安心。

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やはり、何回炭を焼いても、その都度、条件や仕上がり具合が違う。もっとも、それが自然相手の伝承技術であり、面白いところでもあるのだが ・・・。自分で出来栄えに点数をつけるとしたら、55点ぐらいか。もっともっと腕を上げる必要がある事を痛感。一般参加者の皆さんに焼きあがった炭と木酢液を、お土産の持って行ってもらい、第1回目の炭焼きは終了し、第2回目のチームと交代。

そんな「煙まみれ」、「炭まみれ」のなかで思い出すのは、ラヂオで聴いたあの歌、「煙が目にしみる」。色々なシンガーが歌っているが、やはり真っ先に思い出すのは、「プラターズ/The Platters」であろうか。この「煙」は「恋の炎」の煙であるが、聴いたのは、まだ英語を習いたての頃で、「Smoke Gets In Your Eyes」を訳した「煙が目にしみる」という邦題、なんてうまい訳なんだろうと感心した。それからは、歌の題名、歌詞、映画のタイトルなどが、英語への興味をかきたててくれたのである。プレスリー、キング・コール、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシス ・・・・・。しかし、「煙が目にしみただけさ」なんてセリフは、ついぞ口にすることもなく、私の青春時代は過ぎ去っていったのである。

そんな「煙が目にしみる」を始めとする懐かしの「オールディズ」満載の映画は、「ジョージ・ルーカス/George Lucas」監督の「アメリカン・グラフィティー/American Graffiti」(1973年)。そして、そのサウンド・トラック・アルバム41曲。1962年のサンフランシスコ郊外の街を舞台に、性格も生活も異なる4人の若者が、一夜のうちに経験する出来事を、当時のヒット・ナンバーと共につづる青春群像ドラマ。まだヴェトナム戦争もドラッグも、青春とは無縁だった時代のノスタルジーとともに鮮やかに描く。

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サントラ / ユニバーサルインターナショナル



この曲「煙が目にしみる」は、「ジェローム・カーン/Jerome Kern」の作曲、「オットー・ハーバック/Otto Harbach」の作詞によるもので、1933年のミュージカル「ロバータ」に使われたものだという。

Smoke gets in your eyes

「♪ They asked me how I knew           友達にお前の恋は
   My true love was true               どのくらい本物なんだと聞かれた時
   I of course replied something here inside  僕は心の中を確かめ
   Cannot be denied                  否定せずにもちろんと答えたよ

   They said someday you'll find          友達は、お前もいつかきっと気付くさ
   All who love are blind                恋は盲目だということにという
   When your heart's on fire you must realize  そしてハートに火がついているときは
   Smoke gets in your eyes               その煙が目にしみるものだと

   So I chaffed them and I gaily laughed     そんな友達を僕は笑い飛ばした
   To think they would doubt our love       何言ってんだ、この恋を疑うなんて
   And yet today my love has gone away     しかし今あの恋は終わり
   I am without my love                  僕は一人ぼっち

   Now laughing friends deride             友達は僕をあざ笑うが 
   Tears I cannot hide                    僕は涙を隠せない
   So I smile and say when a lovely flame dies  だから笑ってこう言おう
   Smoke gets in your eyes           消えた恋の炎の煙が目にしみるのさ・・・と ♪」


私もよくいく「神戸・ハーバーランド」の風景と一緒にYOUTUBEにアップされていたのは、「プラターズ/煙が目にしみる」。

「プラターズ/The Platters ― 煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」

     
 


もっとJAZZYな演奏でとお望みの方には、私が、最も都会の哀愁を感じさせるピアニストと思っている「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の演奏はいかがでしょうか。スタンダードを中心とした選曲のアルバム「星へのきざはし」は、このトリオのアルバムの中でも出色の出来栄え。 

星へのきざはし(紙ジャケット仕様)

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナス・レコード



「Smoke gets in your eyes - New York Jazz Trio」 
 
          
 
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-21 16:37 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌(78) ~スムース・オペレーター~

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経産省の高級官僚、元審議官が、「インサイダー取引」疑惑で逮捕されたというニュース。馬鹿馬鹿しくて論評などする気にはなれないのだが、そのニュースを聴いたとき、「なんとせこい奴っちゃ。でもこんな奴、どこの組織にもいるが、その世渡り上手も運の尽きか」と率直に思った。出世や金、しがらみなどとは無縁になった今、かっての自分の中にも多少なりともあったであろう、そんな「せこさ」をもう意識しなくってもすむこともありがたい。

そんなことを思いながら、心に浮かんだ曲は「シャーデー/スムース・オペレーター」。その女豹を思わすような眼、エキゾチックで魅惑的な容姿と、最初聴いたときは、どういう意味かまったく分からなかった歌のタイトル、やや無機質といっていいくらい感情を表さないような歌唱。そしてジャージーなサウンド。初めて聴いたときは相当にインパクトを受けた歌であった。ノックアウトされたその後、私は「シャーデー」の隠れファンになっている。

私もかっては勘違いしていたのですが、「シャーデー/Sade」とは、個人ではなく、ナイジェリア出身の父と、イギリス人の母を持つヴォーカルの「シャーデー・アデュ(ヘレン・フォラシャーデー・アデュ)/Helen Folasade Adu」を中心とする4人組のイギリスのグループ。そして、この曲は彼らのデビュー・アルバム 「ダイヤモンド・ライフ/Diamond Life」(1984)のオープニングに収められている曲で、翌年のグラミー賞「最優秀新人賞」を受賞した。1984年のデビューから今日まで、オリジナル・アルバムは、たった6作という寡作ぶりであるが、そのアルバムはいずれも大ヒットしている。

この歌はジェット機で派手に遊び回るリッチなライフ・スタイルを楽しんでいる男の話で、いい暮らしはしていても心は冷たいという内容の歌。どうか「お前のひがみか」などと決して言わないでください。

『Smooth Operator』 Words and Music: Sade Adu and St. John 

「♪ He's laughing with another girl   ほかの女の子と笑っている彼
   And playing with another heart   ほかの誰かの心をもてあそんでる彼
   Placing high stakes, making hearts ache 人の心を傷つけることで今の地位を得た
   He's loved in seven languages    7カ国語を操り
   Jewel box life diamond nights    宝石箱のような煌く生活、ダイヤモンドの夜
      and ruby lights, high in the sky  ルビーの光のように高い空に煌いている
   Heaven help him, when he falls   神よ 落ちる前に 彼を助けて

   Diamond life lover boy     彼は輝くようないい生活を送る色男
   He moves in space       国中をジェットで飛び回ってるわ
   With minimum waste      要領よく、労少なくして
   And maximum joy         最大の効果を得るようにね
   City lights, business nights  都会の灯りの中でも、ビジネスの夜でも
   When you require streetcar desire   あなたは欲望という名の電車に乗り込んで
    For higher heights        もっと高いところへ行くように願う人
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   No need to ask           聞くまでもないわ
   He's a smooth operator,    彼は口先がうまくて要領がいいだけの男
   Smooth operator          彼はやり手のプレイ・ボーイ、口説き上手の
   Smooth operator, smooth operator そう、スムース・オペレータ-なの 

   Coast to coast, L.A. to Chicago 西海岸から東海岸まで、ロスからシカゴまで
   Western male              まるで西部男のように
   Across the north,            北から南へ
   And south to Key Largo       果てはキー・ラーゴまで
   Love for sale               恋を売り歩いているの
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                    ♪」

Diamond Life

Sade / Sony



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SADE /SONY



「Sade - Smooth Operator - Montreux ( 1984 ) 」

     

 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-18 09:43 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)

誘われて吹奏楽

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誘われて吹奏楽のコンサートに行ってきた。「川西市吹奏楽団/冬のコンサート」。聴くのは今回が初めて。パンフレットによると、この吹奏楽団は、川西市や教育委員会の支援で、1975年に発足した学生・社会人のアマチュア吹奏楽団。もう37年近い歴史があるのである。ステージを見たところ、ざっと50人くらいだろうか、高校生から60歳代の方までの幅広い年齢層で構成されているようである。「市民に愛され、親しまれるバンド」を目標に年3回の主催コンサートを行っているという。正直言って、学業や仕事の合間に練習をして、年3回のコンサートというのはアマチュア楽団としては、なんとも立派である。今回のコンサートでも、演奏曲はアンコールも含めても9曲、決して多くはない。しかし、そこに練習量やレパートリーを増やすアマチュアなればこその苦労や努力が垣間見えるのである。演奏レベルも高く、楽しめたコンサートであった。

どこの地域もそうであろうと思うが、このような市民楽団やオーケストラの運営は、自治体からの支援も厳しく、大変だと思う。団員の皆さんの音楽への熱意、そしてなにより市民のサポートが長続きをさせる秘訣であろう。私が聴くことで、わずかながらも支援になればうれしいとも思った。それともう一つ、熱意あるリーダーというか、指導者の存在も欠かせない。以前、大阪で住んでいたマンションの隣が「大阪府立淀川工業高校(現;淀川工科高校)」であった。全日本吹奏楽コンクールの常連の吹奏楽部を有する高校である。その名物指導者の先生が同じマンションに住んでいた。つまりは吹奏楽の指導をするために、学校に隣接するそのマンションに住いを構えたのである。今日の楽団の指揮者N氏もそうであったが、やはり、長続きしている所には、必ずこういう人、「名伯楽」がいるのである。

「スーパー・トロンボーン/Super Trombone」という4トロンボーンにピアノ、ベース、ドラムという7人編成の異色コンボがある。あの「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」の「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」をプロデューサーとアレンジャーに据え、日本で企画され、95年にNYの最強トロンボーン奏者達により結成されたコンボ。

名伯楽、「デビッド・マシューズ」の絶妙でジャジーなアレンジにより、映画音楽からスタンダードまで、ジャズ・ファンだけでなく誰もが楽しめる最高のエンタテイメント・アルバムをいくつもリリースしている。どちらかというと地味な楽器であるトロンボーンが、これだけダイナミックでドラマチックなプレイを縦横無尽に展開することに、びっくりすること請け合い。

Mission impossible

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック



テイク・ファイヴ

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック



上のアルバムから、「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」の曲で、「リー・リトナー/Lee Ritenour」の演奏でも知られる、ファンキーでノリノリの「キャプテン・カリブ/Captain Caribe」を。

「Super Trombone - "Captain Caribe"」

          
 
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-16 10:12 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

遊びをせむとや生まれけむ

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  遊びをせむとや生まれけむ 戯れせむとやうまれけむ 
    遊ぶ子どもの声きけば わが身さえこそ ゆるがるれ   
                        『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』

 
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「山遊び」と称している山の手入れも、やっと始まった。初日は雪のため中止となり、一週間遅れての「遊び始め」である。この日は、「この冬一番の寒さである」と天気予報は報じていたが、確かに気温は0度近くであろうが、抜けるような青空、太陽からの輻射熱が暖かく、なんとも心地良い朝である。踝くらいまで深々と積もった落ち葉の中をゆっくりと山頂へと山道を登っていく。体は正直である。3週間ぶりの山歩きであるので、息の上がるのが早い。しかし、エネルギーが体の隅々までいきわたっていくのが感じられる。

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休み休み20~30分ほど登れば、知明山山頂。まずは今年一年の山遊びの無事を祈って、山頂の標に触れる。標高349.2m、私の故郷、信州から見れば、山というにはおこがましいかもしれないが、それでも山は山、我々が「遊び場」としている大事な山である。さっそく伐採作業開始。この太陽の光が地面に届くように、山頂付近からの見晴しがよくなるようにと、「ヒサカキ(柃、姫榊、非榊)」、「ソヨゴ(冬青)」、「アセビ(馬酔木)」などの常緑樹に「リョウブ(令法)」を加えた雑木を中心に伐採していく。始めてから、30分も作業をすれば、汗びっしょりである。午前中作業を続け、伐採したエリアの森がすっかり明るくなったことを確認して、山を下りる。

「フュージョン・サックスの雄」と呼ばれている人気アルト・サックス・プレイヤーに「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」がいる。「ベン・ウェブスター/Ben Webster」を思わせるようなファンキーで抑揚の大きいヴィブラートを特徴とするその音色は「泣きのサンボーン」とも呼ばれている。そしてジャンルの違った様々な楽曲を演奏し、様々なミュージシャンとコラボすることでも知られている。まさに、クロスオーバー、フュージョン・プレイヤーである。そんなことで、JAZZファンにはどうも好き嫌いが激しく分れているようだが、私は好きである。音楽というフィールドを垣根を設けずに、自由自在、奔放に遊び回っていると思えるのだ。いいではないか。音楽なんてその本質がエンターテイメント、遊び心である。あえて、フュージョンだ、JAZZだ、なんて枠にはめる必要はないのである。

そんな異業種交流、コラボを代表する最近のアルバムが、「ヒア・アンド・ゴーン/Here & Gone」。「エリック・クラプトン/Eric Clapton」、「デレク・トラックス/Derek Trucks」、「ジョス・ストーン/Joss Stone」、「サム・ムーア/Sam Moore」などのアーティストと繰り広げる必殺のサンボーン節。

ヒア・アンド・ゴーン

デヴィッド・サンボーン / ユニバーサル ミュージック クラシック



YOUTUBEからはサンボーンとクラプトンの共演で「クロスロード/Crossroads」。

「David Sanborn with Eric Clapton - Crossroads」

      

 
 
 
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by knakano0311 | 2012-01-14 15:33 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

芽生え

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昨年の6月頃に、山遊びのフィールドで採集した、桜の野生種の一つであり、「ソメイヨシノ」の片親としても知られている「エドヒガン桜」の実から「実生苗」を育ててみようと試みていると、同時期のブログに書いたことがある。(参照 「実生苗を育ててみる」 ) 

先日クラブの先達から、「冷蔵庫に保管した種から、2㎝ほどの細根が伸びている」という知らせを受けたので、さっそく私も冷蔵庫から取り出して、開いてみた。なるほど出ている。細根どころか、かなりの数の芽が出ているではないか。しかも、我が家の冷蔵庫がサクラにとって、よほど居心地がよかったのか、双葉が開くまでにびっくりするほど生育している。昨年、軒先で鉢で育てたようとした種は全滅してしまい、まったく発芽に至らなかったので、これはちょっとした感動の光景だ ・・・。

今後は、2月4日ごろの「立春」の頃に、苗床へ植え付けをし、3月20日、お彼岸の頃にポットに移植するというのが普通の段取りらしいが、先達のアドバイスによると、ここまで育っていれば、もう育苗に移った方がいいとのアドバイス。もう少し寒気が緩み、穏やかな日になったら、鉢に植えかえててみよう。もう一方の鉢に直播きした方は、暖かくなるのを待たねば発芽しないだろうが、こうなると、こちらの方も発芽が待ち遠しいのである。

それにしても、なんともうれしいことに、そして驚くことに、芽が出たのである。まずはこの芽がしっかりと成長してくれるよう手をかけてみよう。そして、数年後、この苗を山に返せる日が来ることを楽しみにして育ててみよう。エドヒガンの寿命は千年という。いまから千年、どんな花が咲くのだろうか? 考えただけでも、なんとも気宇壮大、痛快な話ではある。

さあ、これから日一日と苗の成長が楽しみである。そんな思いにふさわしいかどうか、元祖ほっこりおばさん「ドリス・デイ/Doris Day」の歌う「デイ・バイ・デイ/Day by Day」なんぞがいいなあ ・・・。

「♪  Day by day, I'm falling in love with you
    And day by day my love seems to grow
    There isn't any end to my devotion
    It's deeper dear, by far than any ocean
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」

Day By Day / Day By Night

Doris Day / Sony/Bmg Int'l


 
「Doris Day - Day by Day」

          
 
 
毎年、何らかの新しい「桜歌」がはやる。今年はどんな新しい「桜歌」が聴こえてくるのだろうか ・・・。
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by knakano0311 | 2012-01-13 10:06 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)