大屋地爵士のJAZZYな生活

<   2014年 05月 ( 16 )   > この月の画像一覧

こんどこそ ・・・

b0102572_230384.jpg


今年も「エドヒガン(江戸彼岸)櫻」の種を採集してきた。かって冷蔵庫での発芽、その後の育苗には成功しているので(参照拙ブログ「エドヒガン芽吹く」「エドヒガンの嫁入り先決まる」 など)、今回も直播きで発芽させ、苗を育て、山に返そうと思って採集してきた。2,3年前にも直播きでの発芽に試みたが、その時は水やりに失敗して、全く発芽しなかった。 
  
b0102572_10523313.jpg

  
そして去年採集してきた種は、今年の春にたくさんの芽が出て、発芽には成功したものの(参照拙ブログ「やっぱりエドヒガン(2) ~我が手植えのエドヒガンも~」)、不注意で4月の遅霜にやられ、全滅してしまった。趣味の範疇なので失敗もお気楽に繰り返せるが、これがプロならば大変なことである。そして、今回が直播き三度目の挑戦である。

写真は採集した「さくらんぼ」状態の「エドヒガン」の実である。これを水で洗って丁寧に果肉を除去し、種を採るのである。さて、来年の春は、こんどこそ ・・・。

b0102572_10454368.jpg

さて、YOUTUBEで知ったピアノ・トリオを ・・・。アメリカ、ニュージャージー州出身のドラマー、「グレッグ・ベンディアン/Gregg Bendian」がリーダーのピアノ・トリオ、「トリオ・ピアニシモ/Trio Pianissimo」。このトリオでピアノを弾く、「スティーヴ・ハント/Steve Hunt」に耳が止まってしまった。アメリカ人というが、まるでヨーロッパのピアノ・トリオのような印象である。かっての「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」のトリオを思わせるような印象すらある。

b0102572_10461354.jpg

リーダーでドラムの「グレッグ・ベンディアン」は、1963年生まれの今年50歳。プログレシブ・ロック界やジャズロック、フュージョン界を歩いてきたキャリアを持つという。ピアノの「スティーヴ・ハント」は、1958年生まれの56歳。もうベテラン、円熟のピアニスト。その透明で抒情性溢れるピアノを聴いた時は、「ほんとうにアメリカ人?」と耳を疑ってしまった。

そして、ベースは、「ジョン・ロックウッド/John Lockwood」。 「小曽根真/Makoto Ozone」や、「ジョー・パス/Joe Pass」など、数多くのプレイヤーとも共演し、また「バークレー音楽院」で、ベースの教鞭もとるベテラン・ベーシストである。
 
b0102572_11153753.jpg

「グレッグ・ベンディアン」と「ジョン・ロックウッド」とが繰り出す正確で丁寧なリズムワークに、「スティーヴ・ハント」の美しく抒情性溢れるピアノが重なる。「グレッグ・ベンディアン」がこのトリオを「トリオ・ピアニシモ/Trio Pianissimo」と名付けたコンセプトや心意気がわかるような気がする。

ECM的といってもいいような色彩と透明感に彩られた、このトリオでのセカンドアルバムは、「Change」(2005)。そのシュールなジャケットも魅力的である。

Change

Gregg Bendian Trio Pianissimo / Aggregate



その中から、「She Knows」。

「She Knows - Gregg Bendian’s Trio Pianissimo」  
  

 
          
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-30 11:06 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(38 ) ~ ゴマダラチョウを見かける ~

b0102572_2331996.jpg


先日、ウォーキングをしていたら、歩道に蝶がとまって、飛べ立てないでいる。羽化したばかりなのか、なにか不具合があるのか ・・・。飛び立つことを願って、そっと公園の生垣に戻してあげた。運悪くその時はデジカメを持っていなかった。あわてて、携帯を取り出し撮った写真であるので、残念ながらピントが合っていないのはご勘弁を。

どうも、「ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)」のようである。遊びの山ではよく見かける蝶であるが、この住宅地で見かけるのは珍しい。名前の通り黒地に白のまだら模様が特徴である。日本では北海道から九州まで、日本以外では朝鮮半島からヒマラヤ、ベトナムにかけて分布する広域分布種だという。低地から丘陵地の雑木林に生息するが、花を訪れることは少なく、クヌギなどの幹から染み出た樹液や、カキなどの腐果、獣糞などにやって来て汁を吸うという。この住宅地の雑木林には、クヌギも多いのでそんな関係で彷徨いでてきたのかも ・・・。さて、次は遊びの山で、まだ見たことのない「オオムラサキ」を見たいものだが ・・・。

b0102572_22291026.jpg

さて、前々回の「ティアニー・ラング/Thierry lang」に続いて、遅まきながら、去年訃報で初めて知ったジャズ・ピアニストです。しかも女流。「マリアン・マクパートランド/Margaret Marian McPartland」。1918年、ロンドン生まれ、2013年8月に95歳で亡くなった。遺作となったアルバムが、2008年、90歳の時にリリースされた「Twilight World」というから、いや恐れ入ります。

「マリアン・マクパートランド」は、3才でピアノを始め、その後ジャズに惹かれ、第2次大戦中は、ピアニストとして「米国前線兵士慰問機関(USO)」に参加、本場アメリカのジャズ・ミュージシャンとともに、英国からヨーロッパまで、ピアノのない戦地ではアコーディオンを持ち、テント暮らしをしながら兵士達をジャズで慰問しましたという。その時、同じバンドで出会ったコルネット奏者、13才年上の「ジミー・マクパートランド/Jimmy McPartland」と恋に落ち結婚、戦後はシカゴで夫とともに音楽活動を始めたという。

b0102572_2242251.jpg

彼女の名を最も知らしめたのは、1978年から2011年の95歳までなんと33年間の長きにわたって、ラジオ局「NPR(National Public Radio)」の人気番組「ピアノ・ジャズ/PIANO JAZZ」の司会をつとめたことであろう。聡明で気品あるパーソナリティで、毎回、ありとあらゆるジャンルのミュージシャンをゲストに迎え、トークやデュエット、音楽を楽しむ番組だったという。亡くなる2年前まで勤め、まさに「生涯現役のピアニスト」という見事な人生だった。

そんな彼女をリアルタイムで聴いたことはないが、レジェンド、「マリアン・マクパートランド」にリスペクトを込めて、YOUTUBEで見つけた演奏を、1曲だけあげておきます。「In The Days Of Our Love」。

「In The Days Of Our Love - Marian McPartland」
 
          
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-27 10:08 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

みすぼらしくなってしまうが欠かせない ・・・・

b0102572_22164772.jpg  

庭の椿の剪定をした。剪定といっても、そこは素人が高枝切狭を使ってやる素人仕事。毎年のことながら、剪定のあとは、みすぼらしいことこの上なくなるが、この作業は欠かせない。この椿は、20年ほど前に引っ越してきた時に、記念にと玄関脇に植えたもの。毎年大きな花を付け楽しませてくれる。しかし、植えたその翌年だったか、「チャドクガ(茶毒蛾)」の幼虫、すなわち毛虫の大群が発生し、かぶれるなどして、大変な目にあった。そんなことも知らずに気軽に植えてしまったのだ。 
  

それからは、花が散ったあと、産卵して孵化する前のこの時期に剪定するようになった。最初は切りすぎかなとも思ったが、毎年ちゃんと葉が出て蕾を持ち、花が咲く。
 
b0102572_2220195.jpg 

そして、作業の途中、たしかこれで2度目であるが、放棄されたものであるが、小鳥の巣に気がついた。 こんな小さな庭の椿にもまた巣を作ってくれたんだと妙に感激。

さて、話は変わりますが、ジャズ・ボーカルのジャンルに「ジャズ・コーラス」というジャンルがある。かっては、「デューク・エイセス」、「スリー・グレイセス」など日本でも人気のグループはいくつかあったのだが、ジャズ・ファンが高年齢化するとともにあまり活動を見かけなくなってきた。現在、団体さんアイドル全盛の日本で、ジャズではないが私が評価するグループといえば、「スターダスト・レビュー」、「ゴスペラーズ」、「サーカス」くらいか。ジャズで人気のあるコーラス・グループといえば、「マントラ」こと「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」、「Take 6」。そして、今日ご紹介する「ザ・リアル・グループ/The Real Group」などであろうか。

b0102572_10463221.jpg「ザ・リアル・グループ」は、2014年で結成30周年を迎えるスウェーデンのジャズ・アカペラ・グループである。
世界におけるアカペラ・グープのなかで、そのハーモニーの美しさは傑出しており、このジャンルの大御所的存在といいてもよく、日本にもたびたび来日している。

スウェーデン王立音楽アカデミーで出会った5名のメンバーで1984年に結成。1987年にアルバム『Debut』でCDデビューし、1995年には米国現代アカペラ協会(CASA)から、アカペラ界の最大の栄誉の1つである「The World's Best Vocal Group」賞を授与されているという。2002年には、「日韓ワールドカップ」のソウルでのオープニング・セレモニーにおいてパフォーマンスを披露している。

私が彼らを聴いたのは、そう昔のことでなく、このブログでも取り上げた、現在はソロ活動をしている「マルガリータ・ベンクトソン/Margareta Bengtson」が初代のソプラノであったと知ってからであった。(参照「スエーデン美女シンガー図鑑(その8) ~マルガリータ・ベンクトソン~」) その想像を絶するといっても大げさではない、アコースティックで美しいハーモニーにすっかり魅了されてしまった。最新アルバムは、「The Real Group Live in Japan」。前回の来日時に、「ビルボードライブ」東京と大阪でアカペラ・ファンを熱狂させたステージを収録したライブ盤。今年も、5月下旬から6月にかけて来日公演の予定だという。

収録曲「ジー!マイン・オア・モーツァルト/Gee! Mine Or Mozart's」はモーツァルトの「交響曲第40番ト短調」の有名なメロディーを斬新なヴォーカル・アレンジで綴ったもので、京都公演の1万人の観客が総立ちで喝采を送ったという。

来日記念盤 ザ・リアル・グループ・ライブ・イン・ジャパン2013

ザ・リアル・グループ / スパイス・オブ・ライフ



そのモーツァルトを聴いてみましょうか。2009年リリースの「ザ・リアル・アルバム」にも収録されています。

ザ・リアル・アルバム

ザ・リアル・グループ / スパイス・オブ・ライフ



「Gee! Mine Or Mozart's (a cappella, The Real Group) 」

        

そして、ライブ盤にも収録されていますが、「Nature Boy」。こちらは、スウェーデンでのセッションからのライブ映像。そのハーモニーは鳥肌もの。

「The Real Group - Nature Boy - Södermalm Sessions (live)」

          

最初に出会ったアルバム、「Live in Stockholm」からいつ聴いてもうっとりする「When I fall in Love」を。

Live in Stockholm

Real Group / Town Crier



「The real group - When I fall in Love」

          
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-24 14:21 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

クヌギの森に陽が差し込む

b0102572_15163321.jpg


明るい陽が差し込んだ「台場クヌギ」の森に「モチツツジ(黐躑躅)」が咲いている。遊びの山のクヌギの再生林である。1mぐらいの高さのところでクヌギを伐っても、翌年その切り株からまた新しい芽が出てくる。こうして育ったクヌギを、「台場クヌギ」という。炭材として適当な太さに育つのに、どんぐりから育てるのであれば、10~15年かかるところを、「台場クヌギ」であれば、8~10年で育つ。一つの株から効率よく何回でも繰り返し、炭材が得られるという、昔の人の知恵である。こんなクヌギ林の下刈りや外来種の除去などの手入れもしているが、陽ざしが差し込み、明るくなった森に咲くツツジを見ていると、我々の活動も少しは役に立っているかなと実感する。

そして今日は、兵庫県が大震災後、この時期各地域で実施している中学生の仕事体験、「トライヤル・ウィーク」で公園に来ている中学生4人連れての山作業。ちょっとくらいは山の手入れの大切さがわかってもらえただろうか。
 
b0102572_23265063.jpg

さて、今宵のピアノ・トリオは、スイスのベテラン・ピアニスト、「ティエリー・ラング/Thierry lang」率いるトリオ。「ティエリー・ラング」、スイスの人気ピアニスト、そのピアノの音の美しさは格別であるが、お馴染みのブロガーさんに紹介されるまでは、全く知らなかったピアニスト。 
  
さっそくYOUTUBEで探してみたら、アルバム、「Between A Smile And Tears」からの曲、「Peace」がアップされていました。まさしく私の好みのピアノ・トリオ。しかし、このアルバム廃盤で流通がないらしく大変高額な値がついているようです。

ビトゥイーン・ア・スマイル・アンド・ティアーズ(紙ジャケット仕様)

ティエリー・ラング / P-JAZZ



「Peace - Thierry Lang Trio」 パーソネルは、Thierry Lang (pf) Ivor Malherbe (b) Marcel Papaux (ds) 。
  
          



b0102572_23571128.jpg

今までも紹介してきた「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」に始まる、ヨーロッパのジャズ・ピアニストに共通する上品で優美な音色、透明感あふれるリリシズム。まさしく私が大好きなヨーロッパ・ジャズ・ピアノの最も良質な本質の部分を持っている。私にとってはこういうエアポケットだった未知のアーティストを知るということは本当に嬉しい。

ベテランなのにキャリアについてほとんど情報はなく、1956年生まれのスイス出身の作曲家、ジャズ・ピアニストで、フランスの芸術文化勲章を受章したということぐらいしか分からない。 しかし、今年の初めに、日本・スイス国交樹立150 周年記念のメイン・アーティストとして初来日し、コンサートを行ったという。

「ティエリー・ラング」が、ブレークするきっかけとなった1993年のスイス録音のアルバム、「Private Garden」。

Private Garden

Thierry Lang Trio / Elephant



「Private Garden - Thierry Lang Trio」

          

こうなるとソロも聞きたくなってくるが、これも高値がついていて、入手は無理。当分はYOUTUBEで我慢しておきましょうか。
  

Guide Me Home

Thierry Lang / EMI Import



「Bohemian Rhapsody - Thierry Lang piano solo」 オリジナルは、「クイーン」の「フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury」だとか ・・・。
 
          
 
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-22 15:05 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(2)

蛙の歌が聞こえてきた ・・・

b0102572_13383973.jpg


「モリアオガエル(森青蛙)」の産卵が始まった。遊びの山のビオトープにせり出した「ヤマボウシ」の枝に、今年も白い卵塊を見つけた。若葉の明るい緑の中で、きらきらと輝いている。もうそんな時期が来たんだ。

「モリアオガエル」はおもに森林に生息するが、5月上旬から6月下旬にかけてが産卵期で、生息地付近の湖沼に集まり、深夜、池の上に張り出した木の枝に、体の大きな一匹の雌を数匹の雄が抱きかかえ、共同で直径10~15cmほどのの真白い泡に包まれた卵塊を産みつける。その中に300~800個ほどの卵が産みつけられるが、約1週間ほど経つと卵が孵化する。孵化した「オタマジャクシ」は、泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下する。「オタマジャクシ」は1ヶ月ほどかけて成長するが、「イモリ」や「ゲンゴロウ」などの補食を免れたごく少数の幼蛙だけが、やがて森林へ帰ってゆく。この「モリアオガエル」、兵庫県では「絶滅危惧II類(VU)」に指定されている。(Wikipedia参照)

残念ながら私はまだ、産卵の瞬間や、孵化した「オタマジャクシ」が、池に落ちていく瞬間を見たことがないので、いつも見たいと思っている。そんなことを思って、ビオトープで卵を見ていたら、あの独特な「モリアオガエル」の鳴き声が聞こえた。

b0102572_23211375.jpg

さて、今宵のピアノは新メンバーのトリオでは、セカンド・アルバムとなる「Stories」をリリースした「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」。まだ新譜を聴く機会を得ていませんが お馴染みのブロガーさんによると、「まだまだ前進の姿が感じられるアルバム」との上々の評価。

もうずいぶん前からピエラヌンツィは聴いていて、このブログでも何回も取り上げている。静謐さの中に展開される気品あるメロディ。ただ耽美なだけでなく、躍動感溢れる鮮烈なフレージングが繰り出されてくるインプロヴィゼーション。そんなところが気に入って永年のファンとなっている。(参照拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(16) ~ヨーロッパ・ジャズ・ピアノ・トリオ番外編(2)~」「もしもピアノが弾けたなら(20) ~彼岸のBGMは・・・~」 などなど)

「エンリコ・ピエラヌンツィ」。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の継承者、欧州最高峰とも評される1949年ローマ生まれのジャズ・ピアニスト。5歳でピアノを始め、10代後半には、「フロジオーネ音楽院」で作曲とピアノ学位を取得した後、ジャズに関心を抱き19歳でプロ入り。1980年、「アート・ファーマー/Art Farmer」との共演で世界的知名度を上げると、以後はヨーロッパやアメリカの多数著名アーティストと共演し、国内外で自身のトリオを持つなどベテラン・ピアニストとしての地位を不動のものにしていく。多作でも知られ、ほとんどが彼のオリジナル作品となるアルバムをこれまでに30枚以上もリリースしている。

b0102572_13582991.jpg

そんな彼がトリオを率いて、イタリア映画音楽の巨匠、「エンニオ・モリコーネ/Ennio Morricone」の曲に挑戦したアルバムがある。「エンニオ・モリコーネ」の映画音楽といえば、「荒野の用心棒」(1964)、「夕陽のガンマン」(1965)などのマカロニ・ウェスタン、「シシリアン」(1969)、「狼の挽歌」(1970)、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984)などのフィルム・ノワール(犯罪映画)、「ニュー・シネマ・パラダイス」 (1988)、「海の上のピアニスト」(1998)などのドラマなど数多くの映画音楽を手がけているのでご存知であろう。

以前は別々のアルバムであったが、今は追加収録も加え、カップリングされてリリースされている「Play Morricone 1 & 2」。20年以上の長きにわたってトリオを組んできた、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson (bass)」(写真;右)「ジョーイ・バロン/Joey Baron (drums)」(写真:左)とのトリオが解消された時は驚いたが、その鉄壁トリオによる演奏である。追加収録されている日本でのライヴ演奏による映画「ニュー・シネマ・パラダイス」。情感溢れるピアノを弾いているのも、「エンリコ・ピエラヌンツィ」本人であるということも、先だっての来日公演時で明らかになった。 
  

  

Play Morricone 1 & 2-The Complete Recordings [輸入盤]

Enrico Pieranunzi / CAM JAZZ



このアルバムより、クラシカルで気品漂う演奏を2曲ほど ・・・。

「Enrico Pieranunzi, Marc Johnson, Joey Baron - Addio Fratello Crudele」

          

「Enrico Pieranunzi, Marc Johnson, Joey Baron - Incontro」

          


  


  
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-21 09:53 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ヤマボウシを探せ

b0102572_22143041.jpg


遊びの山に、「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」が咲き出した。中心に淡黄色で小さく、球状に集合しているのが花で、その外側に白い4枚の花弁のように見えるのが、実はつぼみを包んでいた葉、「総包片(そうほうへん)」である。名の由来は、花の形状を坊主の頭、総包片を衣に、あるいは全体を頭巾と見立てたことから付いた名前である。

b0102572_223335100.jpg

そして、元気な子供たちがやってきた。兵庫県が小学校3、4年生を対象に、春と秋に実施している「自然体験学習」である。この日を皮切りに毎年何校かがやって来るが、その初日である。この日は、市内の某小学校の4年生が130人ほどやってきた。「自然体験学習」なんて堅い言い方をしているが、自然や里山について、遊びながらちょっとだけでも関心を持ってもらおうというカリキュラム、まあ、遠足みたいなものである。

我々は子供たちのするウォーク・ラリーの運営とそのお手伝い。ウォーク・ラリーを通じて、いろいろな木やこの公園にいくつも残る炭窯跡を探したり、炭の材料となった「クヌギ」のことや希少種である「エドヒガン桜」についてちょっとだけ学んでもらう。「写真の花(ヤマボウシ)を探して、その場所と名前を書きなさい!」なんて問題もありました。この日は天気は上々、子供たちも楽しんで学べたようだ。森に子供たちの歓声が響いていた。

さて、「ヤマボウシ」の探索、発見は子供たちにまかせ、私は1年ぶりの梅田、食事会の前に「Tower Records」で「新人を探せ!」とばかりのCD漁り。ほとんどのCDショップではJAZZのコーナーは狭く、それに比べ、ここではあまりの数の多さに目移りしてしまう。こういった場合、たいてい「ジャケ買い」、「衝動買い」というパターンになるのであるが、ご多分に漏れず今回もそうであった。

b0102572_10352970.jpg

「バーボラ・ミンドリーヌ/Barbora Mindrinu」。この人のジャケが一際目を惹きましたね。東欧チェコの新人だという。本名は、「Barbora SWINX Řeháčková」。これではなんと読むのかチンプンカンプンですが、その妖艶さは、モデルと見間違えるほどの美貌、クールビューティー。

キャリアなどは、よくわからないのですが、「HP」(英語版があります)をちょと見てみた。それによると、6歳の時にバイオリンを習い始め、やがて音楽学校に入学、歌の勉強もするようになり、チェコ民族音楽楽団で歌と踊りを担当、ヨーロッパ各国を回る。ローカルのオーケストラでバイオリストとして経歴を積んだあと、2000年「チェコ国立シンフォニック・オーケストラ」に加わる。一方でこの頃からJAZZを歌い始め、次第にJAZZシンガーとしての適性を自覚していったという。チェコや国外のジャズメンたちとのセッションを重ね、2008~2011年はギリシャに住み、「Barbora Mindrinu」の名前で音楽活動をした。この時の名前が、今回の世界デビュー・アルバム、「CLOSE TO YOU」の歌手名となっている。

2012年には、「チェコの最も美しいジャズ・ディーバ」にも選出されているという「バーボラ・ミンドリーヌ」。そのウィスパー・ヴォイスでバカラック、ジョビン、ガーシュイン、マーサーなどの音楽史に残る名曲を歌う。今回の「ジャケ買い」は一応満足でしょうか。こんなこともあるから、「たまの街歩きもやめられないのだ」と言い訳をする。


b0102572_2323268.jpg

Close To You

Barbora Mindrinu /




残念ながら、YOUTUBEには、あまりいい動画がアップされていませんが、参考までにあげておきます。

「Barbora ´SWINX´ Řeháčková - Petr Kroutil Orchestra - Can't Buy Me Love」
 
          

なお、彼女のHPでも、「September Bossa」始め、何曲か聴けますので、興味があれば、クリックしてみてください。
 


 
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-20 10:07 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(2)

男飯には男唄を

b0102572_13584231.jpg


前回のブログで、女性ボーカル全盛のジャズ・ボーカル界にあって、久々の注目すべき男性ボーカルとして、「カーティス・スタイガース/Curtis Stigers」を取り上げたが、今回も注目したい男性ボーカルを紹介したいと思う。

b0102572_1661914.jpg

「マット・ダスク/Matt Dusk」。「21世紀のフランク・シナトラ」と評され、世界的にも活躍する­「イケメン・ジャズシンガー」である。たしかに、艶と華のある歌声、若い時のシナトラを彷彿とさせる歌唱だ。

「マシュー・アーロン・ダスク/Matthew-Aaron Dusk」。1978年、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。小さい頃から歌手を目指し、7歳の時にトロントの音楽学校に入学。以後11年間通い続けたという。当初は、オペラやクラシック音楽を専攻するも、17歳の時に、「トニー・ベネット/Tony Bennett」や「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」の曲を聴いて以来、ヴォーカリストとしてのスタイルを転向したという。20歳のときには、カナダの新人コンテストでトップに輝いたこともあるが、一度は家業を継ぐ決心をするも音楽への夢を捨てきれず、再度、音楽学校へ入学。そこで「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」に指導を受け、ジャズやポピュラー音楽の歌唱法を学び、同時に在学中に4枚のCDをリリースするなど音楽家としての才能を現し始めた。  

 
b0102572_1628204.jpg

2004年、アルバム、「Two Shots」でデビュー。2006年にリリースした「バック・イン・タウン/Back In Town」が世界的ヒットとなり、翌2007年に日本デビューを果たした。同名のシングルが日本のラジオ・チャート1位を記録したが、男性ジャズアーティストのポップチャート1位到達は、日本史上初のことであるという。(参照Wikipedia)

2013年、「マット・ダスク」は約4年ぶりとなる新作アルバムを発表した。「My Funny Valentine: The Chet Baker Songbook」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」の没後25周年の2013年、マットの彼の永遠の憧れである彼に敬意を表し、80人編成ものオーケストラを従えて、「チェット・ベイカー」の代表­曲を大人の魅力でで歌い上げたアルバムである。

私も「チェット・ベイカー」の大のファン。(参照「男唄に男が惚れて(1)~チェット・ベイカー 無頼派への憧れ~」「60歳過ぎたら聴きたい歌(55) 終わりなき闇 ~チェット・ベイカー/My Funny Valentine ~」など) そんなことから知ったアーティストとアルバム。

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

マット・ダスク / Rambling Records



タイトル曲の「My Funny Valentine」。「アルトゥーロ・サンドヴァル/Arturo Sandoval」のフリューゲル・ホルンが冴える。

「Matt Dusk - My Funny Valentine with Arturo Sandoval」

          
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-18 17:22 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

久しぶりに夜の北新地で男飯を喰う

b0102572_1012424.jpg


1年ぶりの大阪。しかも北新地は何年ぶりであろうか。前回来たのがいつか覚えていないくらいのご無沙汰。この日はかっての業界仲間、同僚、ライバル会社、顧客が4人集まっての恒例の食事会。いずれも同世代であるが、かってはしのぎを削った相手でもあるが、妙に気が合い、それがお互いに定年後のいまでも一種の同志感というような親しさの付き合いが続いている。

さて、阪急梅田駅から地下街を、昔のうろ覚えの土地勘と案内板を頼りに抜け、新地の入口にたどり着く。そこからは水を得た魚のよう(??)、すんなりと約束の店までたどり着く。北新地、あのころの空気はほとんど同じであるが、なんせ浮き沈みの激しい業界、店は随分と変わっているようだ。 連れのうち2名は、店の場所がわからず、迎えに行く始末。現場を離れたしまえばこんなもんでしょう。

さて、お店は、フレンチレストラン「Cuisine Francaise きよた」ワイン、食事ともいずれもリーゾナブルの価格で美味かった。「某ガイド」に掲載されている1つ星マークのお店だという。それにもまして、話は弾み、あっという間に楽しい時間は過ぎていった。


b0102572_14234952.jpg

久しぶりの「男飯」。そして、今宵の曲は、こちらも久しぶりの「男唄」。ジャズ・シンガー、ソングライターにして、サックス奏者でもある「カーティス・スタイガース/Curtis Stigers」とまいりましょうか。

1965年、アメリカ、アイダホ州、ボイセ生まれ。もともとテナー・サックスやクラリネットでジャズを演奏することを夢見た熱烈なジャズ少年だったという。10代で歌手を目指した頃、ボイセに移り住んでいた元「スリー・サウンズ/The Three Sounds」の名ピアニスト、「ジーン・ハリス/Gene Harris」に認められて、しばしば共演、頭角を現した。その後、プロを目指して1987年にニューヨークに出たスタイガースは、マンハッタンでブルースを歌う歌手が集まるブルース・クラブの常連となり、そこで認められ、ブルース歌手としてデビューを果たす。

b0102572_1428436.jpg

ジャズ・シンガーとしてのチャンスが訪れたのは2000年のことで、「コンコード・レコード」から誘いを受けたスタイガースは専属第1作目となる「ベイビー・プレイズ・アラウンド/Baby Plays Around」で、ジャズ・ヴォーカルに挑戦、このアルバムによって、ジャズ界期待の本格派ヴォーカリストとして認められることになる。最近のスタイガースは西海岸に住み、意欲的な音楽活動を続けている。男性ジャズ・ヴォーカル不振の中にあって、話題のニュー・スターの登場と話題になった。

Baby Plays Around

Curtis Stigers / Concord Records



私が知ったのは、「Real Emotional」(2007)あたりからでしょうか、ソングライターとしての才能が発揮されたアルバムで、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」、「トム・ウェイツ/Tom Waits」など、同時代のソングライターの影響も受けたという。

Real Emotional

Curtis Stigers / Concord Records



そのアルバムから、「ポール・サイモン/Paul Simon」の手になる「American Tune」を ・・・。

「American Tune ー Curtis Stigers」

          

そして、もう1曲。「Everything must change」。これは、YOUTUBEで見つけた歌唱。心に沁みる名唱と思うが、2008年に、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」の75歳のバースデイを記念として企画されたスペシャル・コンサートに、「カーティス・スタイガース」が出演して歌った時の歌唱。「クインシー・ジョーンズ」と「Everything must change」との関連については、拙ブログ「あれから3年 ~ 再びの「Everything must change」 ~ 」を参照されたい。

セレブレーション・アット・モントルー 2008 [DVD]

クインシー・ジョーンズ / ヤマハミュージックアンドビジュアルズ



「Everything must change - Curtis Stigers」
 
          

  

  
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-17 15:04 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

枯れ松を伐る

b0102572_15234784.jpg

b0102572_14145767.jpg

ここ何週間かは、遊びの山の枯れ松の伐採を続けている。いずれも松枯れ病などで枯れ、そのまま放置しておくと、倒れて来園者の安全にも影響するし、他の木々を痛めたりするので伐採をしている。この日は大物、直径40~50cmはあろうかという松を伐った。まず安全に倒す方向を決め、倒すのに邪魔になる雑木を伐るといった周辺整備を事前に行い、決めた方向に倒すために、「チルホール/Tirfor」と呼ばれる重量物を引っ張るため手動式ウィンチで引っ張りながら、慎重にチェーン・ソーを入れてゆく。「懸り」を上手く外しながら、小一時間ほどで、伐採と玉木、枝処理を終えた。命を終えた松のその見事な年輪に合掌。

b0102572_1551148.jpg

大のファンであるがゆえに、歌手として素敵な年輪を重ねていって欲しいと願っているが、ちょっと大丈夫かなと思うのが、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。少し前に、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」の「素顔のままで/Just the Way You Are」のカバーを紹介しましたね。

ご存知のように、カナダ出身ですが、2003年にイギリス生まれのミュージシャン、「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」と結婚、地団駄踏んだファンも多かったでしょうが、2006年には、双子の男の子を出産している。
 
b0102572_1517362.jpg

「エルヴィス・コステロ」と結婚した後、2004年に発表したアルバム、「ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム/The Girl in the Other Room」は、この結婚が「ダイアナ・クラール」にとって、音楽的にも大きな意味があったことを窺わせるような内容である。デビュー以来、それまでスタンダードを中心に歌ってきたダイアナが、このアルバムでは約半分の曲がなんと自作、しかも、その多くをコステロと共作しているのである。それに加えて、コステロの代表曲「オールモスト・ブルー/Almost Blue」まで歌っているのである。

ブルース調のナンバーが多いこともあり、「トム・ウェイツ/Tom Waits」や「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」の曲もカバーされていて、全体が沈んだというか、ブルーなムードで統一されている。コステロ的カラーといえよう。クラールらしい持ち味を維持しながら、これまでとはひと味違った新しさを打ち出したといえる。このアルバムを最後に、「the Other Room」へ行ってしまったというか、なにか別な方向へ舵を切ってしまった「ダイアナ・クラール」。わがクラール、私にとってのラスト・アルバム、「ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム/The Girl in the Other Room」。 
  

 

The Girl in the Other Room

Diana Krall / Verve



「Diana Krall - Almost Blue」

          

「トム・ウェイツ」のアルバム「フランクス・ワイルド・イヤーズ/Franks Wild Years」(1987)からのカバー、「テンプテーション/Temptation」。世界ジャズチャートで1位となったという。

「Diana Krall - Temptatio」
 
          
  



  
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-15 23:15 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

つばめの季節

b0102572_17145297.jpg

b0102572_16441819.jpg

ウォーキングの途中、我が家の近くでガレージ・セールを開いている家を見つけた。オーナーは若い夫婦。入口に見覚えのあるロゴのある看板が掲げられている。つばめの舞うこの時期、この地域で催される「つばめリンク」である。この土日の2日間の開催。4,5年前からスタートしただろうか、「おうちで!フリマ」をコンセプトに開催される、「同時開催分散型フリー・マーケット」あるいは、「ガレージセール」とでも言ったらいいのだろうか。何年か前は、面白半分、冷やかし半分でいくつかの会場(=お宅)を回ったことがある。主催は、これまたご近所のスエーデン雑貨屋さん、「ロピスラボ」で、HP、や店主のブログを見たら、結構参加も増えていて、今年は合計34カ所の会場で開催することとなったらしい。(参照拙ブログ「ご近所のスエーデン/スエーデン美女シンガー図鑑(その2) ~Myrra~」)涼しげで可愛らしい音がする、トナカイを形どった音色のいい鈴があったので、それを求めた。

さて、暖かくなり、山もご近所も、我が家の狭き庭も色とりどりの花が咲いている。久しぶりに抒情的な中にも色彩が豊かで、ジャズらしいアグレッシヴらしさが感じられるピアノトリオを聴きたくなった。選んだのは、「イグナシ・テラザ・トリオ/Ignasi Terraza Trio」。スペインはバルセロナのジャズ・ピアノ・トリオである。

b0102572_1714549.jpg  
  

 
「イグナシ・テラザ」。1962年、バルセロナ生まれ。10歳で失明したが、そのすぐ後に音楽、とりわけJAZZに興味を持つようになったという。学校では、コンピュータ・エンジニアリングを学び、卒業してから3年間はジャズとコンピュータの掛け持ちをしていたが、やがてジャズに専念するようになった。現在は、音楽活動の傍ら、カタロニア音楽学校で、ジャズピアノを教えているという。

バルセロナを訪れたとき、ジャズ・クラブに行ったことがあるが、その時はこのトリオの演奏を聴くことができなかった「イグナシ・テラザ」。哀愁と詩情豊かな美しいメロディーから、躍動感溢れる演奏まで楽しませてくれるが、目が不自由なるがゆえ、その演奏には、かえって豊かな色彩を感じる。

Let Me Tell You Something

Ignasi Terraza Trio / Swit Records



その中から、「ミスティ/Misty」を ・・・。何回となく聴いたお馴染みのスタンダードですが、ちょっとひと味違います。

「Misty - Ignasi Terraza Trio」

         

寺島靖国著「JAZZピアノ・トリオ名盤500」にも選ばれた一枚は、「It's Coming」。

IT'S COMING

IGNASI TERRAZA TRIO / TCB



「Yesterdays - Ignasi Terraza Trio」
 
         
[PR]
by knakano0311 | 2014-05-13 09:48 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)