大屋地爵士のJAZZYな生活

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断捨離のお裾分け

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山の仲間がご近所の盆栽を趣味とする友人から、「歳を考えると、この先もうたくさんの盆栽は育てられないからよかったらもらって欲しい」と頼まれ、持ってきた。せっかくだからと、皆でいただくことにした。「断捨離」のお裾分け。私がもらったのは、「ウメモドキ(梅擬)」、「ボケ(木瓜)」、「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」、「ウツギ(空木)」、「カマツカ(鎌柄)」、「ウグイスカグラ(鶯神楽)」、「テリハノイバラ(照葉野茨)」など。盆栽として育てる気はないが、さてちゃんと花が咲くようになることやら ・・・。

それらに水遣りをしていて、両親のこと思い出した。二人共、趣味が多かったため、その残された山のような趣味の材料や作品を片付けるのに大変苦労した。私とても例外ではないのである。私の膨大な蔵書、そしてジャズを中心とした大量のCD。これらは私亡き後、その趣味のない妻や子供にとっては、多分迷惑この上ないゴミと化すであろう。私の人生の一部が、いわば凝縮されているこれらをゴミと片付けられるには、大きな抵抗感がある。しかし、現実には十分に想定できるし、事実そうなのである。と思って一念発起、まず本から片付けだした。山の仲間の友人の心境、十分に理解、共感できる。しかし、CDはもうすこし時間をくださいな ・・・。

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ひさびさの美メロ・ピアノは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を敬愛し、独特の詩情と哀愁を持つ抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。「ビル・エヴァンス」や「キース・ジャレット/」などに強く影響を受け、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる。とてもこの強面からは想像できない。

ソロ・アルバムの「All Alone」(2005)、トリオでの「Cubiq」(2007)、ベースとのデュオ「Imaginerie」(2010)、クインテット仕立ての「UNSTANDARDS」 (2010)などを聴き進めてきたが、最新のアルバムは、2013年録音の「Seals」。再びの鉄壁のピアノ・トリオ、パーソネルは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati (p)」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista (b)」、「ステファノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino (ds)」。

Seals

Galati Alessandro Trio / Via Vento Jazz



こんな演奏を聴いてしまうと、CDを思い切る心が鈍り、まだまだ「断捨離」はできないかなと思う。「Casi Abstemia」。

「Alessandro Galati Trio - Casi Abstemia」

          

タイトル曲、「Seals」。


「Alessandro Galati Trio - SEALS」


          
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by knakano0311 | 2015-05-31 09:53 | 爵士定規 | Trackback(1) | Comments(0)

こちらは空中戦 ~ 続・野生といたちごっこ ~

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幹の髄が中空になっていることからその和名がついた、「ウツギ(空木)」。初夏の山で、雅びで粋な和風の響き。

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ちょっと前に、せっかくの森の手入れの効果を台無しにする最大の天敵は鹿や猪で、この地域の里山景観の象徴である台場クヌギの林を守り、炭焼きを続けていくには、共存していく以上、彼らとの知恵比べ、根比べ、いたちごっこであると書いた。もうひとつの天敵は、「カシノナガキクイムシ」。鹿、猪が地上戦なら、こちらは空中戦である。

「カシノナガキクイムシ」は、体長5㎜ほどの昆虫であるが、「ナラ菌」というカビの仲間の病原菌を媒介し、ナラ類、シイ、カシ類の樹木を枯らす「ナラ枯れ」をもたらすため、全国に被害が拡大していて、深刻な問題になっている。「カシノナガキクイムシ」は、病原菌を体内に入れて運び、夏から秋に樹木に無数の穴をあけ、卵を産み付け、翌年の6月ころにその幼虫が羽化し、また新しい樹木に卵を産み付け ・・・といったことを繰り返すのである。ナラ菌は孔道を伝わって蔓延するため、木に十分な水分が上がらなくなり、真夏から晩夏にかけ急速に葉が萎れ、茶色や赤茶色に枯れてしまう、「ナラ枯れ」を起こす。1本の木から数万頭が羽化するともいわれ、一度罹ると、その森には爆発的に被害が拡がるという。

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我が遊びの山では、ほとんどが「コナラ/小楢」であったが、一昨年初めて被害木が見つけた。対策といっても、山に無数にあるナラ類、シイ、カシ類のすべてに予防策を施すのは現実的でないし、近隣の私有林などは、その認識もないし対策もできない。そこで、他の樹木への蔓延を防ぐため、枯死した木は伐採し、生きている木は幼虫が羽化し、飛び出す前のこの時期に被害木を粘着シートで覆い、絡め取ろうという対策を施している。少し長い時間を必要とする対策ではあるが、毎年続ける事によって、わが遊びの山発による蔓延を確実に減少させることができる。今日は、昨年新たに発見された被害木、約20本にこのシートを巻くという対策を施した。(参照拙ブログ「熱中症も怖いですが ・・・」「続・秋が少し見えた ~ カシナガの活動も始まる ~」「虫、虫、虫 ・・・」など)

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さて、暑さを吹き飛ばすハイ・ノートなトランペットを一発いかがでしょうか。「ブルー・ミッチェル/Blue Mitchell」。「ブルー・ミッチェル」は、1930年生まれ、フロリダ州マイアミの出身のジャズ・トランペット奏者。伸びのあるクリアーな音色でハード・バップ期には人気を集めた。ハイスクールでトランペットを始める。「ブルー」というあだ名も当時に遡るという。ハイスクールを卒業すると、いくつかのリズム・アンド・ブルースのバンドで演奏した。やがて、「キャノンボール・アダレイ/"Cannonball" Adderley」に見出され、1958年にアダレーと共演。

その後は、「ホレス・シルヴァー/Horace Silver」のクィンテットに入団する。1964年には、ピアニストに新人「チック・コリア/Chick Corea」を、ドラマーに若手の「アル・フォスター/Al Foster」を迎え、自らのクィンテットを結成、ブルーノート・レコードにハード・バップ・スタイルの多数の録音を行なったが、1969年に解散した。1979年5月に癌のためにロサンジェルスにて歿、49歳の若さであった。

そんな、「ジュニア・クック/(ts)」、「チック・コリア(p)」、「ジーン・テイラー/(b)」、「アル・フォスター(ds)」を引き連れてのアルバムが、「Down with It! 」(1965)。学生の頃、よくジャズ喫茶でリクエストしたアルバムでもある。

Down With It

Blue Mitchell / Blue Note Records



お気に入りは冒頭の「ハイヒール・スニーカーズ/Hi-Heel Sneakers」。「ハイヒールでそっと忍び寄ってくる貴女」。

「The Blue Mitchell Quintet / Hi-Heel Sneakers」

          

そして代表作のひとつ、哀愁に満ちた美しいバラード満載の「ブルーズ・ムーズ/Blue's Moods」(1960)。

Blue's Moods

Blue Mitchell / Ojc



「Blue Mitchell Quartet - I'll Close My Eyes」

          

「When I fall in love - Blue Mitchell」

          
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by knakano0311 | 2015-05-30 09:11 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

今年の梅雨入りは遅いという

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暑い。車の温度計は30度を表示している。ボランティア団体の会議で山へと向かう。山の公園は、下界に比べ、少しはひやっとして気持ちがいい。迎えてくれるのは、いまが真っ盛りの「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」。私はこの花が好きである。9月頃になると、果実は赤く熟し、そのオレンジ色のやわらかい果肉は、マンゴーのような甘さがある。

それと羽化したばかりの「テングチョウ(天狗蝶)」の群れ。夥しい数の蝶が乱舞している。こんな蝶の羽化が始まれば、もう季節はすっかり初夏。しかし、予報によると、梅雨入りが遅れそうだという。ちょっと見てみたが、早ければもう見ることができる、ビオトープほとりの「モリアオガエル」の卵塊。今日はその気配もまったくなかった。

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CD整理をして目にとまったちょっと変わったコンピ・アルバム。普段はあまりコンピ・アルバムやベスト・アルバムは手にしないのだが、このアルバムは、コンピ・アルバムの新しい可能性を示唆しているのではと思って、手に入れたアルバムである。アルバムタイトルは、1989年11月6日に40歳の若さで亡くなってしまった、「松田優作の愛したジャズ」。手に入れたいきさつは、以下のブログ記事に書いたのでそちらを参照してください。(参照拙ブログ「コンピ・アルバムの新しい可能性 ~松田優作が愛したJAZZ~」

映像、本からではなく、その人が聴いていた音楽から、人となりを浮き彫りにする、コンピ・アルバムのひとつの可能性を提示されたと感じた。さて、このアルバムに収録された曲から、どんな優作像が浮かび上がってくるでしょうか ・・・。

松田優作が愛したJAZZ

オムニバス チャールス・ミンガス オーネット・コールマン 古澤良治郎とリー・オスカー ニーナ・シモン ローランド・カーク 浅川マキワーナーミュージック・ジャパン



「トム・ウェイツ/Tom Waits」。「酔いどれ詩人」という異名で知られるが、そのデビュー・アルバムが、「クロージング・タイム/ Closing Time」(1973年)。そのアルバムから、「松田優作」が愛したという「オール'55/Ol '55」。意味は「55年型の車」。「トム・ウェイツ」は、自身が乗っていた「55年型ビュイック・ロードマスター」だと言っているという。

「Tom Waits ー Ol '55」

          
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by knakano0311 | 2015-05-28 21:55 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(75) ~ 初夏に咲く ~

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もうすっかり初夏の気候。ウォーキングをしていてもすぐに汗ばんでくる。咲いている路傍の花も、春の花というより初夏らしい感じがする。正直言って、遊びの山にある木、花以外はあまり知らない。日課のウォーキングが花の名前を覚えるきっかけのひとつとなっている。

ジリジリしてきた日差しの中で清涼感が際立っているのは、「シャラノキ(娑羅の木)、ナツツバキ(夏椿)」でしょうか。そして対照的に真っ赤な特異な花の形を持つのは、その形から名前が付いた「ブラシノキ」、別名、「ハナマキ(花槙)」、「キンポウジュ(金宝樹)」でしょうか。今日初めてこの花に気がついた。

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すっきり(?)と整理されたCD棚から取り出してきたのは、「シモーネ(シモーネ・コップマイヤー)/Simone (Simone Kopmajer)」。1981年生まれ、オーストリア出身のジャズシンガー。 両親がともに音楽教師で、特に父親は音楽学校の校長の一方、ビッグバンドのリーダーとして活躍しているという。8歳でピアノを始め、12歳からは父親のバンドで歌っていたという。大学で音楽を学んだあと、2000年、アメリカに渡り、クラブで歌う仕事をスタート。それが、「ヴィーナス・レコード」の目にとまり、2003年「ムーンライト・セレナーデ/Moonlight Serenade」でデビュー。現在はオーストリア、アメリカ、両方で活動しているという。

最近は、器用貧乏というか、ヴィーナスの戦略に振り回されているというか、新機軸を狙ったのか、ハワイアンやクラシックなどの「Jazzy,Not Jazz」路線に流れてすぎているので、正直遠ざかってしまったが、初期の2作、「ムーンライト・セレナーデ」、「ロマンス/Romance」がナチュラルで初々しく、彼女らしさがもっとも出ているようで好きである。

ムーンライト・セレナーデ

シモーネ / ヴィーナスレコード



「simone kopmajer - moonlight serenade」

          

ロマンス

シモーネ&ロマンティック・ジャズ・トリオ /ヴィーナスレコード



「Simone Kopmajer - How Do You Keep the Music Playing」

          

YOUTUBEにアップされていた「ビリー・ジョエル/Billy Joel」のカバー「素顔のままで/Just The Way You Are」。初心に帰ったようで好ましい。POPSカバー・アルバム、「Nothing's Gonna Change」からのようです。

Nothing's Gonna Change

Simone Kopmajer / Imports



「Just The Way You Are - Simone Kopmajer」

          
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by knakano0311 | 2015-05-27 17:18 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

棄巣、帰巣 ・・・

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4月に目を楽しませてくれた「ツバキ(椿)」の剪定を行った。一度、伸びるがままにしておいたら、「チャドクガ(茶毒蛾)」が大量に発生をして、大変な目にあったことがある。それからというもの、「チャドクガ」が卵を産み付ける前のこの時期に、刈り込むことにしている。そんな作業の最中に見つけた野鳥の巣。以前にもこの椿の木で見つけたことがある。直径5cmくらいでしょうか、小さな巣であることを考えると、「シジュウカラ(四十雀)」などの小さな鳥であろう。しかし、卵の殻や雛の糞など、子育ての痕跡が全く見当たらない綺麗な巣である。天敵がいたのか、お気に召さなかったのか、なにかの理由で棄巣してしまったのであろう ・・・。ちょっと残念な気もする。

さて、鳥にちなんだ歌は、「バイ・バイ・ブラックバード/Bye Bye Blackbird」。この歌のオリジナルは、歌手で作曲家の、「ジーン・オースティン/Gene Austin」の1926年の大ヒット曲だそうだ。だから、この曲には、ジャンルを超えて、多くのカヴァー演奏が残されてる。しかし、ジャズのジャンルにおいて、この曲をスタンダードに押し上げたのは、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト/'Round About Midnight」に収録されているヴァージョンではないかという見方もある。

しかし、私には2009年の「ジョニー・ディップ/Johnny Depp」の主演、実在のギャング、「ジョン・デリンジャー/John Dillinger」を描いた映画、「パブリック・エネミーズ/Public Enemies」のラスト近くのシーン、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」の歌唱が印象に残っている。

【 Bye Bye Blackbird 】
作詞;Mort Dixon 作曲;Ray Henderson

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  Pack up all my care and woe,   苦しみや悲しみを全部バッグに詰め込んで、
  Here I go, singing low,        さあ行くわ、静かに歌いながら
  Bye bye blackbird.            バイバイ・ブラックバード
  Where somebody waits for me,  わたしを待っている誰かのところへ
  Sugar's sweet, so is she,       砂糖のようにやさしい誰かのところへ
  Bye bye blackbird.            バイバイ・ブラックバード

                        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」

パブリック・エネミーズ リミテッド・バージョン [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル



映画「パブリック・エネミーズ」オリジナル・サウンドトラック

エリオット・ゴールデンサル / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Bye Bye Blackbird - Diana Krall (Public Enemies Soundtrack)」

          
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by knakano0311 | 2015-05-26 16:42 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

やっと片付けた

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「ヤマアジサイ(山紫陽花)」の仲間のひとつ、「 シチダンカ(七段花)」が咲き始めた。幕末の頃に「シーボルト」が紹介して以来、誰も実物を見た事がなく、「幻の紫陽花」といわれ、絶滅したと考えられていた。昭和34年、六甲山小学校職員の方が偶然にも、六甲山中で自生しているのを発見し、神戸森林植物園が株を増やし、全国へ広まった。何年か前に森林植物園で求めたもの。

さて、何度も試みている「断捨離」。なかなか捨てきれなくて、いつも「小断捨離?」でお茶を濁してきたが、70歳を迎えようかという今回はかなり思い切ろうと決心し、ちょこちょこと2週間程度かかったが、整理をひとまず終えた。まずスーツ類。これは、まずほとんど着ないといっていい。だから決断も早い。冠婚葬祭用の礼服、ダーク・スーツ、何枚かのジャケットを残し、あとは処分。重くてがさばる革のコートも処分してすっきり。そして、オーディオの類。だいぶ前から、BOSEの旧型(カセット口が付いています)の一体型を使っているので、とってあったアンプ、スピーカーは処分。挫折したパーツ組立ロボットも、そしてギターも ・・・。  

最大のボリュームを誇っているのが本とCD。特に本。なんと学生時代の本までとってある。多分私と同じ世代のシニアの方はなかなか処分するのに抵抗感があると思う。しかし、2度と読むことはないであろうエンタメ系の本を中心にバッサリと思い切る。

そしてCD。JAZZは別として、特に思い切れないCDのカテゴリーが、「Jazzy,not Jazz」、或いは「スムース・ジャズ」のカテゴリー。迷うものは聴いてみる。やっぱり、未練が残り、相当数残ってしまった。まだまだ「断捨離」への道遠しと自戒。

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そんなわけで迷いながら聴いて、結局残してしまった二人の日本人女性アーティスト。二人とも、マルチな才能を発揮している女性であるが、その一人が、「川原亜矢子」。1971年生まれの大阪府東大阪市出身。1990年代にフランスに渡り、日本人モデルとしてシャネルなどの有名デザイナー・コレクションに出演し活躍したという。女優としても1989年にデビューし、以後、ファッション・モデル、女優、ナレーター、エッセイスト、ニュース・キャスターをこなすそのマルチな才能には関心する。

そんな彼女のCDは、あの「 ピエール・バルー/Pierre Barouh」をデュエット・ヴォーカル・ゲストとして迎えた、フレンチ・ボサ・テイストのアルバム、「ソー・ナイス/So Nice」。単なるボッサ・スタンダード・アルバムではなく、クラシックやフレンチ・ポップスの曲も素材とし、新鮮なアレンジを施している。木管や弦などアコースティックな楽器の音を生かしたエレガントでクラシカルな味わいが心地よい。単なるモデルさんの余技とは言えないレベル。

So Nice

川原亜矢子 ピエール・バルー/ビクターエンタテインメント



タイトル曲から、ボッサ・スタンダード、「ソー・ナイス」。

「So Nice - 川原亜矢子」

          

アレンジが印象的なフルートと、彼女のスキャットが合う「ダッタン人の踊り」。原曲は「Stranger in Paradise」、そのまた原曲はオペラとか ・・・。

「ダッタン人の踊り - 川原亜矢子」

          

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そして、いま一人は、「原田知世」。1967年生まれの長崎市出身の女優、歌手。1982年、オーディションで特別賞を受賞し芸能界入りする。1983年、「大林宣彦」監督、「時をかける少女」で主演、スクリーン・デビュー。アイドル時代の彼女には興味は全くなかったが、女優として注目しだしたのは、「黒木和雄」監督の遺作となった「紙屋悦子の青春」(2006年)あたりからか。その後も、NHK連続テレビ小説「おひさま」(2011年)、映画「しあわせのパン」(2012年)、「ペコロスの母に会いに行く」(2013年)、TVドラマ「紙の月」(2014年)などを見続けた来た。

歌手としても、デビュー以来、継続的にアルバムをリリースしているが、持っているのは2枚のみ。その一枚が1970年代に人気を集めた洋楽のカバー集、「Summer breeze」(2001年)。サウンド・プロデュースにゴンチチを迎えた、ギター・サウンドも心地よいアルバム。これも女優さんの余技のレベルをはるかに超えている。

Summer breeze

原田知世 Patti Austin Bobby Hebb RANDY VANWARMER Barry Robin Maurice Gibb David Gates Paul Simon Arthur フォーライフミュージックエンタテインメント



アメリカのR&B、ジャズ歌手、「パティ・オースティン/Patti Austin」のカバーで「Say You Love Me」。

「原田知世 - Say You Love Me」

          

そして、円熟味を増した最新アルバムは、「noon moon」。YOUTUBEにアップがないのでプロモーション・ビデオで ・・・。 

noon moon

原田知世 / commmons



「原田知世 - noon moon/music video」

          
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by knakano0311 | 2015-05-25 10:41 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

荒牧バラ園で薔薇を楽しむ

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隣町、伊丹市にある「荒牧バラ園」を今年も訪れた。広さ1.7ヘクタールの園内には、世界のバラ約250種1万本が咲き乱れ、今がちょうど見ごろの季節。園内一杯に広がる鮮やかな色の花と薫る薔薇の香りを楽しむ多くの人で賑わっている。天気がよいので、老人施設からも多くのお年寄り達が訪れ、車椅子を並べて楽しんでいる姿も目立っていた。しばし、薔薇を堪能する。

「薔薇」と聞いて思い出す曲のひとつは、「ペリー・コモ/Perry Como」の「バラの刺青/The Rose Tattoo」であろうか。初めて聞いたのは、中学生だったか高校生の頃だったか。その甘美なメロディと妖しい響きを持つ歌のタイトルに心惹かれたことを覚えている。

1955年制作の同名のアメリカ映画の主題歌で、私は映画は見ていないが、歌ははっきりと覚えている。しかし、「ペリー・コモ」のこの歌がヒットしたのは1951年。さすれば、歌のヒットに乗じて映画が作られ、主題歌として用いられたのではなかろうか。いまでもよくある話である。

【 The Rose Tattoo/バラの刺青 】
           作曲;Harry Warren/ハリー・ウォーレン 作詞;Jack Brooks/ジャック・ブルックス

「♪ He wore the rose tattoo,            薔薇の刺青を肌に纏う男がいた
   To prove his love was true . . .         彼の愛の証のためにと
   But hearts can lie, so why deny,         しかし心は移ろい、愛は嘘に変わる    
   That roses fade and love can die . . .     薔薇は色褪せ、愛も死んだ

   She'll wait her whole life through,        生涯をかけ彼を待つ女がいた
   Like fools an' dreamer's do . . .          現実を見失った夢追い人のように
   She'll go on carrying for one who's wearing,  彼女はずっと心に描き続ける
   The rose . . . the rose tattoo . . .           薔薇の刺青を纏う男を ・・・  ♪」

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「ペリー・コモ」は、1912年、アメリカ、ペンシルベニア州でイタリア系アメリカ人の家庭に生まれた。理髪店の見習いをしていた頃に、町の歌声コンクールで優勝したことがきっかけで、1936年に歌手としてデビューしたという。1945年の「時の終わりまで/Till the End of Time」が初めてのミリオン・セラー。このほか、「テンプテーション/Temptation」、「ビビディ・バビディ・ブー/Bibbidi-Bobbidi Boo」、「パパはマンボがお好き/Papa Loves Mambo」、「酒とバラの日々/The Days of Wine and Roses」、「イッツ・インポッシブル/It's Impossible」、「アンド・アイ・ラブ・ユー・ソー/And I Love You So」などのスタンダード・ヒット曲を持つ。1953年には16年の長寿番組となる「ペリー・コモ・ショー」がスタートした。洋楽好きの私は、よくこの番組を見ていた。またマフィアとの関係を嫌い、カジノでの公演を拒否し続けた人物としても知られ、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」と異なり、スキャンダルの少ないクリーンな歌手として、芸能生活を送った。2001年5月12日、フロリダの自宅で88歳で亡くなった。(Wikipedia参照)

ベスト・オブ・ペリー・コモ

ペリー・コモ / BMG JAPAN



「Perry Como - The Rose Tattoo」

          
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by knakano0311 | 2015-05-23 20:55 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

木漏れ日の林の中を歩く

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カラっとした晴天。山はもうすっかり新緑の若葉に覆われている。そよぐ若葉の間からキラキラと陽が注ぎ、その木漏れ日の作るコントラストが美しい。斜面を吹き上げてくるそよ風が、森の手入れへと向かう我々に心地よい。それも今月いっぱいまでだろう。来月からは梅雨のジメジメが続き、そのあとは炎天の猛暑が待っている。今日もまた声を上げても全く逃げようとしない一頭の、多分「はぐれ鹿」がまた台場クヌギの新芽を荒らしに来ている。

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人生の達人、「アンリ・サルヴァドール/Henri Salvador」の「こもれびの庭に/Jardin d'Hiver」。1917年南米フランス領ギアナ、カイエンヌ生まれ。2008年2月13日、動脈瘤破裂のためパリの自宅で死去。90歳。収録されているアルバムは、一度聴いたら忘れがたい、深くて渋い男の声によって語られる人生の物語、遺書ともなってしまった「サルヴァドールからの手紙」。(詳しくは拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(84) ~アンリ・サルヴァドール/こもれびの庭に~」などを参照して下さい)

サルヴァドールからの手紙

アンリ・サルヴァドール / EMIミュージック・ジャパン



「こもれびの庭に」。冬の歌ですが ・・・。

「Henri Salvador - Jardin d'Hiver」

          



 
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by knakano0311 | 2015-05-22 15:25 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ミニトマトに小さな実がついた

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庭のミニトマトに小さな実がついた ・・・。妻もなんとはなしにうれしいと言う。

関西では「能勢の妙見さん」で知られている能勢妙見山住職の「植田観樹」師の話を聴く。「天界の北極星 地上の妙見大菩薩」。北極星、北辰を信仰する妙見信仰の歴史、その仏教的視野、自然観、ダイバーシティとインテグリティ(多様性と統合性)など興味深い話であった。

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日本人アーティストの曲をフランス人歌手が歌う。そんなフレンチPOPSの感覚が味わえる異色アルバムに整理の手が止まる。フランス人歌手「キャロル・セラ/Carole Serrat」が、ユーミンこと「松任谷由実」のナンバーをフランス語で全編カバーしたアルバム、「ルージュの伝言/Message en Rouge」(廃盤)。このアルバムは、最初1991年10曲入りで「ルージュの伝言/Message en Rouge」として発売されたが、のちに、別のアルバム、「ANNIVERSARY」と組合わせ、2004年に「ルージュの伝言+ANNIVERSARY」として再発された。

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MESSAGE EN ROUG

キャロル・セラ / エピックレコードジャパン



GOLDEN☆BEST/キャロル・セラ ルージュの伝言+ANNIVERSARY

キャロル・セラSony Music Direct



「CAROLE SERRAT - CES BEAUX JOURS (あの日にかえりたい)」

          

「宮崎駿」監督の「魔女の宅急便」(1989)のオープニング・テーマソングにもなった「ルージュの伝言」のフランス語ヴァージョン。

「CAROLE SERRAT - MESSAGE EN ROUGE (ルージュの伝言)」

          




 
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by knakano0311 | 2015-05-21 16:46 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

通信会社を変える

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通信会社を「eo ・・」に変えた。本日、2時間ほどで工事が完了。変えた決め手はやはり料金が安くなること。まず固定電話については我が家は市外通話が多いので、市内市外が同一料金という光通信のメリットが生かされるという。さらに、いままでは、分配器までは光だが、そこから先、PCまではケーブルという構成だったのでインターネット通信環境も改善できそうだという期待もあった。さらに、ブースターやチューナーなしで、地上波デジタル、BSが標準で見ることが出来るという。今まで月額13,000円ほどの利用料金であったが、見積もりでは1年間のキャンペーン期間中は4,000円/月弱、1年後でも6,400円/月ほどで、全体的に料金が5割ほど安くなるという。年金生活者にとってはありがたい話、乗らない手はない。家計において通信関連の費用がかなりの部分を占める現在、企業は消費者の争奪に、消費者はより安いサービスを求めて懸命である。もっとも、山の仲間には、電話は黒電話のみ、携帯もPCも持っていないという強者もいるが ・・・。

思えば、20年ほど前に引っ越してきた時は、山の影にあたり、ゴーストのためTVの画像品質が悪く、当時サービスが始まったばかりのケーブルTVに加入したのがきっかけであった。やがて息子3人がいずれもパソコンを操るようになり、私を含め4台のPCが稼働するようになった。宅内NETと高速インターネット通信が必要となり、ブロード・バンドから光へと、有線から無線、wifiへと宅内の通信環境も変えてきた。定年退職した今は、デジタル配信もスマートフォンもタブレット端末も、ましてウェアラブル端末など必要はなく、ガラ携とデスクトップPCとCD、i-Podで乗り切っていこうと思っている。このブログを書いていて、通信スピードもアップしていることを実感。

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さて、CD整理の手を止めたお久しぶり女性シンガーは、「金子晴美」。20数年ほど前、大ファンであったが、「最近は名前もアルバムも見ないがどうしたんだろう?」と書いたこともある。その後、わが町の小さなジャズフェスに出演し、その熟年になってからの魅力も再確認できた歌手でもある。(参照拙ブログ「いとしのエリー ~再会の金子晴美~」

「金子晴美」は、1950年東京都生まれのジャズ・シンガーである。獨協大学ドイツ語科在学中に歌手活動を始め、1980年、「ボブ・ドロー/Bob Dorough(vo)」、「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones(p)」と共演した「アイ・ラヴ・ニューヨーク/I Love New York」でデビュー。それまでの日本の女性JAZZシンガーといえば、巻き舌風で、わざとらしいしゃがれ声で歌うお姉さんたちが多かったが、きちっとボイス・トレーニングと英語の発音訓練をうけている彼女の初々しいデビューには当時ビックリもした。 

当時注目したアルバムは、サザン「桑田佳祐」の曲の優れてJAZZ的な要素を見つけて、英語でジャズ・カバーした「スペシャル・メニュー/SPECIAL MENU」(1983年)。全編「サザン・オールスターズ」のカバー・アルバムであるが、あの「いとしのエリー」をJAZZアレンジでカバーした、おそらく最初のシンガー。

そして、ボサ・ノヴァ、サンバの名曲を集めたCDで、ギター&共同プロデュースに「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」らとともに、ボサノバの創始者でもある「ロベルト・メネスカル/Roberto Menescal」が参加しているので話題になったアルバム、「TRISTEZA」も注目した一枚だった。

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いずれもタイトルが変わっているが、再発されている。

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いとしのエリー

金子晴美ユニバーサルクラシック



「ミュージックマン(我らパープー仲間)」、「メモリーズ・オブ・ラブ(YaYaあの時代を忘れない) 」、「ストーリーズ・エンド(別れ話は最後に)」、「ホエン・ユーア・オーヴァー32(恋する女のストーリー)」、「Just A Little Bit」など、桑田の曲がこれほどJAZZに馴染むとはと驚いた。その編曲は、故「八木正生」。「いとしのエリー」を含む4曲の英語詩は、無類のJAZZファンでイラストレータの「和田誠」氏によるもの。

「Kaneko harumi- my love so sweet」

          

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金子晴美/TRISTEZA

金子晴美ユニバーサルミュージック



桑田の名曲で、「中村雅俊」が歌い、映画「蒲田行進曲」で、松坂慶子が一人身重な体で雪降るなかを産院に向かう印象的なシーンに流れていた、「恋人も濡れる街角」のボサノバ・バージョンが聴ける。

「Memories of You - TRISTEZA Harumi Kaneko 1986」

          
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by knakano0311 | 2015-05-20 17:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)